1401. フェノミナン
SFっぽい導入部からの、お話の展開が面白い映画。 ただアイデア自体は良かったものの、結局何を伝えたいのか、よくわからない部分があって、 折角のアイデアをうまく回収できているとは思えなかった。 でも全体的に雰囲気のいい作りなので、何となくいい映画だったという印象は与えてくれた。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-06 07:39:26) |
1402. 学校
ストレート一本勝負のドラマ。学校の設定がいいよね。 7人の生徒のエピソードを織りまぜながら、山田監督らしいストレートな演出で、 非常にわかり易い感動作に仕上がっていた。雰囲気は「金八先生」が一番近いかな。 お話の内容自体に目新しさはなく、かなりベタベタなシーンもあるけど、 こういう映画もたまにはいい。 [DVD(邦画)] 3点(2011-08-06 07:34:30) |
1403. JUNO/ジュノ
軽々しく扱ってほしくない内容でもあり、重苦しい展開で観たくもない話であり、 そこらあたりで評価が別れる作品かもしれないね。後半の展開は、 日本では確立されているという制度ではないので、ちょっとピンとこない部分もあるのかも。 映画の出来自体は、そんなに悪くはないと思うけど・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-06 07:27:16) |
1404. グーニーズ
子供の頃なら、誰もが一度は夢見た宝探し。鑑賞中は童心に戻してくれる。 謎解きや次々と襲いかかるピンチなど、子供が楽しいと思う要素をすべてぶちこんだような 凄いサービス精神ぶり。少年少女たちが主役なのでさすがに緊張感はないけど、 お話自体がしっかりしているので、大人でも十分楽しめるはず。 ぜひ親子で鑑賞して欲しいお薦めの作品。 [映画館(字幕)] 7点(2011-08-06 07:15:58) |
1405. フィツカラルド
前半は主人公の熱い情熱が伝わってきて、思わず期待を抱かせる内容。 中盤からは冒険もののような展開になり、これもこれで面白かった。 ただ本作の一番の見所シーン。現実レベルでは可能でも、この設定、 この展開ではあまりにも無茶すぎて、かなり引いてしまった。 主人公の狂気に近い情熱を表現、という狙いはわかるんだけどね。その反面、 ラストの爽やかで美しい映像は印象的だった。このシーンだけでも一見の価値はあるかも。 壮大なスペクタクル映画という雰囲気に仕上がっている作品だが、 あくまで主人公の生き様を見るドラマ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-06 07:08:20) |
1406. 毒薬と老嬢
舞台劇の映画化ということで、確かにそんな感じの作品だった。 場面は古いお屋敷内中心、そこにいろいろな人間たちが入れ替わり立ち替わり登場。 お話はつまらなくはないけど、スクリューボール・コメディを引きずっているような内容で、 特に主演のケーリー・グラントは、マシンガントークがかなりうるさい。 タイトルからもおわかりのように、完全なブラックコメディーなので、 そっち系統が好きな人には楽しめる作品ではないかと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-06 06:42:14) |
1407. ノッティングヒルの恋人
ひと言といえば、「ローマの休日」の現代版かな。 気楽に鑑賞できるのが、この手の映画のいいところ。近年には珍しい男性視点のお話だけど、 主人公はあくまで我が儘なヒロイン側に都合のいいキャラ設定なので、 男性視点の意味はあまり感じなかった。お話の展開もちょっと粗っぽい。 ヒロインがこの設定じゃ、こうなっても仕方がないか。 肉食系女子と草食系男子の恋物語ということで、今風の作品だということはわかるんだが、 オッサンから見ると、「男なら一度ぐらいビシッと言ったら?」と思ってしまう。 二人のファン、または若い人なら楽しめるんだろうけど・・・。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-06 06:38:44) |
1408. 最高のともだち
邦題に注意。友情をテーマにした作品だと勝手に思っていたら、 不安定な少年の心の内を焦点に描いた、人間ドラマに近い作品だった。 おかげで物語に入り込むまでに少し時間がかかったけど、もちろん友情の部分も描かれており、 結果的にあまりベタついていないドラマに仕上がっていて印象は良かった。 多少都合のいい部分も見受けられるが、全般的に映画としての出来はいいほうではないかと。 それにしても、先入観とは怖いものだ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-06 06:20:21) |
1409. エイリアン/ディレクターズ・カット
フィルム修復、サウンドリミックスに、約6分のカットを追加した版。 「こんなシーンがあったの?」とびっくりしてしまった場面があるのだが、 2以降を鑑賞している人にとっては衝撃的なカットだと思う。 これが初見の人には何の説明もないので、このシーンに一体どういう意味があるのか、 ちょっと困惑するかも。監督もその点を考慮して、ばっさりカットしたんだろうね。 本作だけの完成度という観点から見れば、オリジナルよりはやや減点という印象もあるが、 それでも面白い作品には違いない。 [DVD(字幕)] 9点(2011-08-06 06:05:39) |
1410. あなたに逢えるその日まで…
主役二人の接点がほとんどないという、珍しい試みをしているロマンスもの。 狙いが面白く、男女の出会いってこんなものなのかも、とは思えるんだけど、 シナリオが今イチなのか構成が悪いのか、どうにも消化不良という印象の作品だった。 二人が絡むシーンがないので、当然のことながらそれぞれの描写にいろんな人間が絡んできて、 非常にわかりづらいことが一つ。二人を繋げるキーポイントの設定も、 話がなんか別方向に向いちゃって、ちょっと首を捻ってしまった。 そのくせ変に笑えるラブコメ要素があったりと、う~ん、どう鑑賞したらいいのか、 何か焦点がずれている、とにかく不思議な映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-06 05:56:13) |
1411. ひなぎく
どういうジャンルの映画と言えばいいのか、 吉川ひなのと木村カエラに似た二人の女の子が繰り広げるばか騒ぎを追った内容で、 ストーリーはないっす。映像だけは最高に面白く、それがアナーキーというかパンクというか、 一種独特の雰囲気を醸し出していて、美しい色合いはまるで芸術写真を見ているよう。 終盤はやることがなくなったのか、ちょっと辛い絵が多かったけどね。 二人の女の子は悪くないんだけど、別にこの子たちじゃなくてもいいかな。 食べ物絡みのシーンは汚かった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-06 05:40:26) |
1412. ジャイアンツ
長い映画だったね。お話はどちらかといえば、映画というよりはドラマ向きの内容。 もろ大河ドラマだよね。ジェームズ・ディーン、エリザベス・テイラー、ロック・ハドソンと、 三大俳優の共演で、確かに見応えはあるんだけど、この三人の役柄のキャラがみんな我が強くて、 あまり感情移入はできなかった。映像はきれいで古さは感じさせないし、演出や音楽もいい。 ジェームズ・ディーン最後の出演作か。主演というかたちでなかったのがちょっと残念。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-06 05:14:33) |
1413. ジュニア
シュワちゃんとダニー・デヴィートは好きなんだけどなぁ。 一応ストーリーはちゃんと筋は通っているんだけど、どうにも内容自体が面白くない。 兄弟愛を描いた「ツインズ」はほろっとさせられて良かったのに、 父性愛というものが、やっぱりピンとこなかったのが原因かも。 シュワちゃんはよくこんな役引き受けたな、という印象しか持てない作品だった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-06 05:06:30) |
1414. グラディエーター
主役の俳優さんが、えらくカッコいいスペクタクル活劇。 「ベン・ハー」と同じような内容や流れで、大河ドラマ的なストーリーなんだけど、 製作された時代が新しい分、こちらのほうが洗練された印象は受ける。 お話は今イチだが、映像や演出がいい。それ以上に、やっぱり主人公のキャラが一番の見所。 男性向けの映画。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-06 04:35:50) |
1415. ラスベガスをぶっつぶせ
実際にあった話らしいけど、脚色はかなりされてるだろうなといった印象。 カードの必勝法は本作の一番のポイントなので、もう少し判り易く説明してほしいよね。 ちょっと不親切さを感じた。ストーリーのほうは終盤からラストが作り過ぎの感。 純粋な娯楽映画というわけではなく、青春映画の色合いもあり、邦題も少々疑問符。 でもまあ普通には楽しめたかな。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-06 04:17:49) |
1416. 感染列島
未知の新型ウィルスを題材にした、邦画発のパニック映画。 主役二人に重厚さがまったく足りないのが、作品の質を落としているのは間違いないんだけど、 それ以上にシナリオ、演出の完成度が低い。優秀な日本人は主役二人しかいないみたいで、 まさに獅子奮迅の活躍ぶりなのだが、それがリアルさを感じさせない要因の一つになり、 そのくせ多くの登場人物たちを配したせいで、各人間描写が薄っぺらになってしまった。 さらに民放の安っぽい恋愛ドラマのようなシーンや演出があり、 緊張感がまったく伝わってこないという三重苦。どうしてこんな風になっちゃうのか。 根本的なセンスの問題なのかな。 [DVD(邦画)] 2点(2011-08-06 04:05:25) |
1417. 1999年の夏休み
原作が漫画だったとは、鑑賞中もまったくわからなかった。 ストーリーに重きを置くというより、静かに淡々と四人の少年たちの複雑に絡み合う 心情を中心に描いた内容。ロケーションと演出は良かった。 少年役に全員少女を配したキャスティングは、少女漫画らしいと言ってしまえばそれまでだけど、 逆に妙味というか、独特な雰囲気は醸し出していた。演技自体はそれほど上手くなかったけどね。 漫画原作の映画化作品としては、レベルの高い出来映えだとは思うけど、 もう少しストーリーはどうにかならんかね。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-05 22:52:55) |
1418. トイ・ストーリー2
シリーズの二作目。お馴染みのキャラ達が活躍し、新しいキャラも登場するけど、 行動範囲が広がったくらいで、基本的にやってることは一作目と変わらない。 絵はかなり進歩したよね。人間の顔や犬のディテールもしっかりしてきて、 こちらは素直に楽しめた。ぜひお子さんとご一緒にどうぞ。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-05 20:34:24) |
1419. マジック
アンソニー・ホプキンス主演のサイコスリラー。 飛び上がって驚くような派手なシーンはなかったけど、腹話術の人形を使い、人間の心の奥底に潜む狂気をじわりじわりと描いたシナリオが印象的な作品だった。 見所はやはりホプキンス。神経過敏な主人公役を見事に演じきっており、まさに"役者さん"という言葉がぴったりの演者ぶり。 地味ながらもお薦めの佳作。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 19:42:23) |
1420. 波の数だけ抱きしめて
91年製作の作品だけど、物語の舞台はほぼ1982年。 お話の内容はいわゆる恋の鞘当て。昔のトレンディードラマを観ているようで、 これはやはりテレビ向きのストーリー。80年代前半というと、男も女もみな同じ髪型、 同じ格好をしてクラゲのようにフワフワしてたっけ。軽かったなぁ。 そういった意味では、懐かしいというよりは観てて恥ずかしかった。 終盤の織田君の見せ所も、あまりにもクサくてクサくて、こりゃダメだわ。 小道具代わりのミニFM局も、スキーほどにはドラマチックな展開を作れず、消化不良ぎみ。 劇中にかかる音楽だけは良かったけど、テーマ曲はユーミンではなく、やはり達郎でしょう。 [ビデオ(邦画)] 2点(2011-08-05 19:28:13) |