1461. ラブストーリー
決して不満というわけじゃないけれど、ラストの蛍が飛び交う川べりのシーン、現代パートの二人に、過去のジュナがジュヒに蛍を手渡しした映像を淡くオーバーラップさせればこのピュアなラブストーリーが更に美しく完結するんじゃないかなって思ってしまった。勝手に自分で創作したありもしないシーンを思い浮かべ、また滂沱と涙を流してしまった俺、アホやな・・・。 (追記)本当は印象に残る名台詞の項に書くべきなんだけど、長いんでこっちに追加します。この歌詞の内容を読んで映画を観るとまた更に泣けてきて困るW 『夕暮れの丘の向こうから 君は僕を見つめていたね 言葉にできない僕の気持ちを 君 は知っていたのだろうか 僕たちの出会いは偶然のように思えるけど 虹の門をくぐって 天国に行っても 君を愛する気持ちは変わらない 愛すれば愛するほど 君への想いで胸が痛む でも信じて欲しい これが別れではない事を・・・ ようやく気づいたんだ 愛は隠せないものだということを 偶然のように突然現れた君 今、君は僕の運命になったんだ 愛すれば愛するほど 君が遠ざかる気がして怖かった でも信じてほしい これが別れではない事を これが別れではない事を・・・』 ~流れているシーン ジュヒとジュナがお化け屋敷に行って夕立に遭う川沿いの道/二人が雨の中別れをめぐって悩む映画館の裏/ラストシーンジヘとサンミンがくちづけをする蛍の橋~「愛すれば愛するほど」日本語訳詞 根本理恵氏 [映画館(字幕)] 9点(2004-01-14 22:08:21) |
1462. 翔んだカップル
薬師丸ひろ子が大学受験休業中に公開され、自分が映画館まで観に行ったのは「オリジナル版」(同時上映「だいじょうぶ、マイフレンド」)。それ以前に何度か、土曜日のゴールデン洋画劇場で放映されてたのは「通常版」だと思われます。とハッキリ断言できないのは、この両作、どこがどう違っていたのか、いまだに差異がよく判らないから。未公開シーンを幾つか追加したらしいけど、鶴見辰吾に関わる部分がほとんどで、ひろ子ファンは殆どカンケーなかったらしい。そういえば「セーラー服と機関銃・完璧版」なんていうのも休業中に公開されてたなあ・・・。商売上手な角川商法にまんまと乗せられるだけ乗せられて、中学高校生活を過ごした雑誌「バラエティ」世代ど真ん中だった自分・・・。でも、そういう誇大宣伝に敢えて騙されてみる愉しさみたいなものも確実にあったんですよね、あの頃。ラスト近くの、学園祭モグラ叩きの長回しのシ-ン、やっぱり今でも鮮明に覚えています。みんな、ホントに若かった。 [地上波(邦画)] 7点(2004-01-14 21:43:57) |
1463. サイダーハウス・ルール
ラスト・シーン「おやすみ、イングランドの王子・・・」とホーマーは子供たちに語りかける。かつて院長のマイケル・ケインが していたように。 里親たちに気に入られるように、孤児院の子供たちは愛らしい表情で自分をアピールする・・・。不覚にも涙がこぼれた。 自分にとっては、この二つのシーンと忘れがたいメロディと共に この映画は傑作になった。 アービング自身の脚本も良くできていて、これは優しさと厳しさを兼ね備えた名作だと思う。 [映画館(字幕)] 9点(2004-01-14 21:32:50) |
1464. ファンダンゴ
高校卒業の春休み、友達4人と見に行った。「BTTF」が公開されたばかりのマイケル・J・フォックス主演「ティーン・ウルフ」と同時上映で、どっちかっていったらみんなそっちが目当て。でも見終わった後は、全員この映画についてばかり熱く語ってた。「ジャイアンツ」(56)のロケ現場の寂れた広大なテキサスの風景、「NO GO」(止めろ)→「GO ON」(行け)のギャグ。コスナーが片手を挙げる「乾杯」のラストシーン。すべてがカッコ良くて、おかしくて最高だった。名作でも傑作でもないけど、個人的に思い入れがある映画って誰にもあると思うが自分にとってはこれが正にそれ。「ドムに会いに行こうぜ」って台詞奴らまだ覚えて るんかなあ・・・。 10点(2004-01-14 21:20:21)(良:3票) |
1465. 白い恐怖(1945)
これ例のダリの夢のシーンも印象深いけど、やっぱテルミン使ったあの音楽で語り継がれる作品でしょう。 俺は電車内とかで挙動不審な人がうろついていると、このテーマが頭ん中でエンドレスに流れてきます。 バーグマンはこの時期、モノクロ画面を通しても美貌が光輝いて ましたね。 8点(2004-01-14 20:46:36)(良:1票) |
1466. ふたりのトスカーナ
血は争えず!イザベラ・ロッセリーニって年取るにつれ、バーグマンに演技も堂々とした体格もどんどん似てきましたよね。 ナチスものには少々食傷気味だったけど、これは北イタリア、トスカーナ地方を舞台にした佳作です。 ラストは辛かったな~。あの二人の少女はどうやって成長したんだろう・・・。 8点(2004-01-14 20:39:31) |
1467. ニューオーリンズ・トライアル
邦題はイマイチだけど、これは傑作です! 陪審員制度、銃社会アメリカが抱える問題点とエンターテイメント性をうまく両立させていて見ごたえ十分。 こういう厄介な問題も、肩ひじ張らずにきちんと娯楽作にしてしまうアメリカ映画の底力を感じさせられるはず。 ホフマンとハックマンの1シーンだけの対決シーン、両名優(盟友?)が楽しんで演技してんなーって感じが画面から伝わってきて、嬉しくなってしまいます。 若手二人も健闘してるし。ジョン・キューザックは最近すごいっすね。 9点(2004-01-14 20:23:27) |
1468. ピクニック(1955)
作品数が少ないジョシュア・ローガン監督の名作! 「ムーン・グロウ」のメロウなリズムに乗ってハル(ホールデン)とマッジ(キム・ノバク)のダンスシーンには、何度観ても 溜め息が・・・。(個人的には「めまい」「愛情物語」よりもこの作品の彼女が好き) 姉の美貌に嫉妬する妹(ストラスバーグ)、結婚に執着するオールドミス(ラッセル)など狭量なアメリカの田舎(カンザス)に 住む人々が生き生きと描かれている。 割りと中途半端な「9月」いう季節がこれほど細かに出ている映画は、この作品以外にないと断言出来る。躊躇することなく満点! [映画館(字幕)] 9点(2004-01-14 19:52:24)(良:1票) |