1461. フラットライナーズ(1990)
危ない医学生たちのお話。アイデア自体はいいよね。 鑑賞した時は、実際に臨死体験をした人の話をそのまま映像化しているように感じた。 この後どういう展開に持っていくのか期待したのに、結局今一つ盛り上がらないまま映画は終了。 人間ドラマのように、何か言いたい事や伝えたい事を含んでいたような気もするんだけど、 全体の雰囲気がスリラー調なので、どっちつかずという印象を持ってしまったのかもしれない。 とにかく不思議な作りの映画だった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-04 09:20:35) |
1462. 月光の夏
まずタイトルが素晴らしいよね。序盤の流れもいい。 でもそのあとのドラマ性が非常に薄く、まったくこちらの心に響いてこなかった。 なぜ彼らはピアノを弾きたかったのか? そこが一番のキーポイントのお話なんだけど、 その時の背景や心情、人物描写がしっかりと描かれておらず感情移入ができない。 物語の流れも何か変だなと思っていたら、原作が実話を基に創作されたドキュメント小説で、 それをそのまま映画化していたらしい。当時の生存者の取材から成り立っているお話なので、 主人公たちの描写が不足しているのは当たり前のこと。それならドラマ仕立てなどにせず、 完全なドキュメント映画にしてしまったほうがまだ良かった。 役者に関しては、記者役の女性は軽薄だし、主役二人の演技もまるで魅力を感じない。 仲代達也はさすがの演技だったが、上記の理由では戦争の悲劇を訴えようにも限界がある。 何とも中途半端な作品だった。 [地上波(邦画)] 3点(2011-08-04 03:10:50) |
1463. 青い珊瑚礁(1980)
まるでおとぎ話のような映画。一応要所要所でポイントは押さえているんだけど、 細かい部分での設定がチープで突っ込み所が満載。それでもこの状況を羨ましいと思ったりして、 当時は好きだった女の子と同じシチュエーションを妄想したりしたものだ。 まあ、実際には原始人のような生活しかできないんだろうけどね。 主演の二人の俳優には、個人的にまったく魅力を感じなかった。 [地上波(吹替)] 2点(2011-08-03 16:47:51) |
1464. おしゃれ泥棒
タイトル通り、とてもおしゃれな映画。 オードリー37歳の時の作品でかなり痩せているが、遠目から観ると女豹のようで、 泥棒さんのシーンではぴたりハマっている。彼女が着こなす様々なファッションも見所。 まるでドリフのコントを見ているようなシーンがあり、ロマンチックコメディーと言うより、 ライトコメディーといったほうが合ってるかも。 ストーリー自体は取り立てて大きなヒネリやオチはなく、オードリーのための映画、 センスのいいアイドル映画といった感じ。ピーターは相変わらず個性的な顔をしていて、 いかにも好みが分かれそうだが、トンマな探偵役をスマートに演じていて好感が持てた。 とにかく観ていて肩が凝らないのがいい。何も考えないで気分転換したい時などにお薦めの作品。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-03 16:18:05) |
1465. 新・極道の妻たち 惚れたら地獄
もうストーリーが、ハンパなく辛いっス。 ドンパチだけやっているわけにはいかないし、アイデアを捻りだすのも大変なんだろうけど、ストーリー展開はあらかた読めてしまうし、ただ同じ事を繰り返しているだけのような気が……。 岩下志麻は相変わらずの演技力だが、逆に浮いて見えるし、このシリーズはもういいかなという感じ。 [地上波(邦画)] 1点(2011-08-03 16:06:34) |
1466. 天使にラブ・ソングを2
相変わらず設定の面白いコメディーだけど、 シナリオの出来は、「1」と比べると、さすがに落ちたかなという印象。 お話とキャラを楽しむ前回から、青春ドラマ風の感動作に仕上げていて、何とも優等生的な作り。 「ハイスクールミュージカル」のちょっと悪ガキバージョンみたいな感じかな? 音楽がいいので、楽しめる映画であることは間違いないけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 10:17:12) |
1467. スクリーム(1996)
気楽に楽しめる、ホラー映画の定番といった作品。 高校生の男女グループ、変な怪人が出てきて、女の子がキャーッ! あんまり怖くないし、ちょっとエッチなシーンや笑えるシーンがあるのもいい。 一応伏線やヒネリはしっかり用意されているようで、そこがまたクスッと笑えてしまう。 ポップコーンやポテチを片手に鑑賞するには、ちょうどお手頃な映画である。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 09:58:49) |
1468. 電車男
《ネタバレ》 内容が内容だけにベタになってしまうのは仕方がないのだが、 もう少しどうにかならないものか? ヒロインを捜して秋葉原を駆け回り、派手に転倒。 目の前に突然ヒロインが現れ、そのまま往来のど真ん中で・・・って。 素人でも書けそうなセンスのない脚本には唖然呆然としてしまう。 この映画の一番のポイントは、インターネットの住人達からアドバイスを受けながらも、 彼らもまた主人公から大きな勇気をもらうという部分なのだろうが、 時間の関係上、ネットの住人はたった4組しかおらず、 観てるこっちは勇気をもらうどころか寂しくなったよ。 小説、映画、ドラマと、相乗効果を狙った完全な商業ベースの作品で、 最後のシーンなどはその典型的な例。ドラマの方も観てね、という宣伝なのだろうが、 まったく意味のない演出。こういう場面を見せられると、評価はまた一つ下がってしまう。 許容範囲の広い若者向けの映画だね。 [地上波(邦画)] 2点(2011-08-03 09:39:34) |
1469. 夜がまた来る
オーソドックスなサスペンスアクション。 原作がシュールなバイオレンス劇画なので、映像化するのはちょっと難しいのかもしれない。 根津甚八はさすがにサマになっているけど、ヒロイン役の女の子はまるでダメ。 汚れ役を懸命に熱演している努力は伝わってくるんだけど、いかんせん演技力がないし、 お嬢様風の顔立ちじゃ、キャラ自体にも無理がある。 取り立ててドラマチックな展開もなく、オチも途中でわかってしまったので非常に退屈だった。 よほどヒロインのファンでもなければ、お薦めはできない。 [DVD(邦画)] 2点(2011-08-03 09:25:41) |
1470. ふたり(1991)
新尾道三部作の一作目。尾道の風景は相変わらず美しく、 主人公が成長していく過程を描いているという点では、旧三作とほぼ同じ。 いかにも大林節が炸裂といったところだが、この作品は今一つの印象しか受けなかった。 旧三作では必ず物語の核となる設定が用意され、それらが主人公の成長とともに、 オチにも繋がっていたのだが、本作では核となる設定は後半から物の見事に失速。 オチの役目も果たしていない。この作品のヒロインが成長する最大のきっかけとなったシーンは、 まったく関係のないエピソードで、そのおどろおどろしさには不快な気持になったよ。 前半の雰囲気と、劇中とエンディングに流れる音楽は良かったけどね。 [ビデオ(邦画)] 4点(2011-08-03 09:16:43) |
1471. コラテラル・ダメージ
ストーリーや演出は決して悪くない。一応ヒネリもあるし、 シュワちゃんはちょっと動きが鈍くなったが、相変わらずのアクションを見せてくれる。 だがなぜだか盛り上がりに欠け、ワクワク感もない。 昔はシュワちゃん主演の映画を心待ちにして鑑賞したものだが、もう飽きてしまったんだろうか? この作品自体の印象は、ホームランバッターというよりアベレージヒッターで、 すべての面において無難にまとまっている感じ。それなりに楽しめる映画だとは思うけど・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-03 08:45:45) |
1472. ミクロキッズ
とにかくアイデアの面白い、もう完全なSF冒険活劇のジャンルだよね。 子供の時にこの映画を観ていたら、ワクワクして画面から目を離せなかったと思う。 もちろんストーリーはしっかりしているので、大人でも十分楽しめるはず。 ソフトなコメディータッチでお話が進むし、家族で鑑賞するにはお薦めの作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-03 08:19:12) |
1473. コクーン
《ネタバレ》 ほのぼのとしたSFファンタジーながら、「生と老い」というテーマを織りこんでいたのがよかった。 ただ後半からは、ファンタジー色に寄りすぎてしまった感があり。 ラストは70年代に大ヒットした映画とそっくりな展開で、印象がかなり悪くなりました。 登場人物の中で一人だけ、一番正しいことを言っていたおじいちゃんがいたんだけど、個人的にはそちらの方向でシメてほしかった。 テーマはいいんだけど……。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-03 08:06:58) |
1474. 荒野の七人
黒澤明監督「七人の侍」を西部劇化した作品。 ストーリーはほぼ同じで、さすがに時間がオリジナルより短いだけに、 個々のキャラに多少の描写不足はあるが、思っていたより違和感は感じなかった。 キャスティングは言うことなし。ブリンナーを始め、マックイーン、コバーン、ブロンソンと、 そうそうたるメンバーが顔を揃え、彼らを観ているだけで何となく得をした気分になる。 音楽だけはオリジナルより上。鑑賞中、何度もあのテーマ曲が頭の中に鳴っていた。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-03 07:53:14) |
1475. ターミナル・ベロシティ
スカイダイビングをフィーチャーしたスパイ・アクション。ということで、 空中でのアクションシーンに見応えがあるわけだけど、主演のチャーリーが今イチなのか、 ストーリーがつまらなかったのか、ワクワク感やハラハラ感もなかった。 CG技術の発達した現在では、特別目を見張るシーンもないかと。 ヒロインのナスターシャ・キンスキーだけは、懐かしくて良かった。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-03 07:49:45) |
1476. スターゲイト
しょっぱなからワクワクさせてくれるような設定のSF冒険活劇。 でも謎を解明してからのストーリーは単なる冒険活劇になってしまい、面白さは感じなかった。 演出面での工夫は多少見受けられるが、映像もチープだし、シナリオ自体の出来も今一つ。 SF好きな人、スターウォーズのような作品が好きな人なら、そこそこ楽しめると思う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 07:13:30) |
1477. パッチ・アダムス
パッチ役のロビンがいい。 温かい人柄と優しそうな笑顔が、本作の医者のキャラにハマっている。 実在している人物だということだが、お役所的な現代医療に対する疑問点を さらりと投げかけている点も大いに評価できる作品だと思う。ただ後半の展開はちょっと・・・。 どうせなら、最後までほのぼのとさせてくれるようなストーリー展開のほうが良かったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 07:08:07) |
1478. トップガン
青春ドラマにラブストーリーに戦闘アクションと、 80年代に大ヒットを記録した、もう至れり尽くせりのコンビニ映画。 戦闘機のシーンで男性を、ラブストーリーで女性をターゲットにしたといったところだろうが、 主役のトムを前面に押し出した作りで、どこを切り取って見ても、金太郎飴のように格好いい。 中身はスカスカだけどね。ハリウッドが「キムタク主演で一本作るか」となったら、 たぶん同じような映画ができるのではないか。イメージとしては、そのような感じの作品。 音楽と映像は良かったけど、話のネタに一回見れば十分。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-03 06:52:12) |
1479. リップスティック
公開当時は、日本でも結構話題になった。 ヒロインのマーゴ・ヘミングウェイは有名ファッション雑誌の表紙を何度も飾っている 今でいうスーパーモデルさん。この作品では実の妹と姉妹の役で共演している。 レイプを題材にした本作は、とてもストレートな展開で、しかも判り易い。 相手役の俳優さんが憎たらしく、観ているこちら側に大きなフラストレーションを与えるが、 それだけにラストの展開は気分爽快だった。難を挙げれば、映像と演出が低レベルなことかな。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-03 06:36:08) |
1480. ボーン・コレクター
主人公の設定がちょっと変わっているサイコサスペンス。 この設定はいいんだけど、事件のプロットを含むシナリオの練り込みが甘い。 犯人の動機も不十分ならプロファイリングも底が浅く、 鑑賞後はどうにもしっくりこない印象が残ってしまう。 D・ワシントンの演技をメインに、相棒の女性刑事の成長も見せたかったためだろうか、 どうにも中途半端になってしまったという感は否めない。 深く考えなければ、普通に楽しめるサスペンス映画ではあるんだけど。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 06:21:37) |