1481. バトル・ロワイアル
原作は読んだことがないので比較は出来ないんですが。面白かったです。皆さん結構原作と違うって非難してるみたいですね。その件については、前に誰かが言ってたように、映画と原作は別物なんですよ。映画化するにしたがって、その人個人のイメージの塊である小説をそのまま映像化できるわけないんです。赤の他人なんですから。イメージが崩れると思っている人は始めから見なきゃ良いんです。さて、映画のほうですが、テーマは“生”(と、俺は思います)。極限状態での、必死に自分たちが生きているという証拠を探している若者たちの様子が良く描けていると思います(人間は死の淵に立って初めて生きてると実感するものです)。ある者は生に執着し、またある者は人間の尊厳を守り抜いて自ら命を絶つ。BR法というのも、一見非日常的なものですが、その中に含まれた、腐敗する政治、多発する少年犯罪などといったものが、今の社会を風刺していると思います。これだけで見ると、結構壮大な意味を持った映画に思えますが、実際に見て見ると、違う意味で面白い所が沢山ありました。キタノが投げたナイフが見事女子生徒の脳天にヒット!ブリット(荒野の七人)も真っ青だね、というようなシーンを筆頭に、「メガネ君、狙いが定まってないぜ!」「おいおい、ちゃんと狙えよ」「殺す度胸もないくせにボウガン向けてんじゃねぇよ!何が大丈夫?だ!ボケが!!」と思わず突っ込みたくなるようなシーン満載でした。でも一番のシーンは撃たれてんのに平然と起き上がるキタノ。ゾンビか?殺し合いのシーンも、殆どの連中がプッツンしてて、正に“21世紀の精神異常者”といったところですか。そらいきなり「ちょっと殺し合いをしてもらいます」なんて言われたら誰だっておかしくなるさ。スパス片手に七原達をリードしていく川田、装弾数無視してウージー撃ちまくってる桐山共々カッコよかったな(しかし俺的に最高なのは千草だな!)。ラストも、皆さんあんまりだとか言ってますが俺は良かったと思います。この先どんなことが起ころうと、精一杯生きていこうという希望が感じられました…と、あまりにぐだぐだと長話してしまったのでこの辺で… 8点(2003-05-21 23:48:30)(良:1票) |
1482. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 ※2021年更新 公開当初は結構「へん!」とか思っていましたが、時が経って観返してみると確かにこれは面白い作品だと思いました。 冒頭の沈没船を探す海底探査のくだり、夢と希望を乗せたタイタニックの出港シーン、上流階級の退屈な社交パーティと対比させた、アイリッシュ・トラッドをバックに老若男女が楽しそうに過ごすパーティシーン。 そして夕日をバックにした2人の「飛行」シーンはスコアも相まってとても幻想的。 そうした定番のラブ・ストーリーがひと段落した後は、氷山にぶちあたり、沈みゆくタイタニック号を舞台にした脱出パニック。 3時間超の作品ですが前半と後半の毛色の違いがいいアクセントになっていて、時間が経つのを忘れさせてくれました。 初見の時はピンと来なかったラブストーリー部分も、自由に生きるジャック、見栄とプライドの世界に嫌気がさしたローズ、貴族社会(というかローズの家柄)をまんま投影したようなタイタニックの「構造」そして「盛衰」、「末路」、そして恩人であり恋人であるジャックの名を継ぐラスト等々の大人の機微も、改めて観返すことで楽しむことができました。 アカデミー賞最多受賞も納得の、永遠のラブロマンスの1本です。 最後に、ネックレスを海に落とす時のローズばあちゃんの「あ、落としちゃった♡」みたいな声が最高にツボでした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2003-05-18 16:33:04) |
1483. ミンボーの女
どんなに脅されても冷静に対処して行けば何も怖くない。作り物だが、決して完全なる作り物ではない。この映画を通して、ヤクザに対する知識や対処の方法を学んだ(出来れば実践したくはないが…)ラストのシーンはなんだか胸がスカっとした。 7点(2003-05-18 16:12:42) |
1484. 菊次郎の夏
ある夏の(ちょっと悲しい)楽しい思い出という、凄くほのぼのとした気分で見れました。所々に“北野風”な感じが良く出てました。そして、ラスト、「菊次郎だよ、ばかやろう」のセリフ、そして“Summer”が、見終わった時にとても和やかな気分にしてくれました。やはり日本映画はこういうヒューマンドラマ系の映画が最高ですね。 8点(2003-05-18 16:05:51) |
1485. RETURNER リターナー
元々このタイプの日本映画にはあまり期待してなかったんですよ。いくらCGだけじゃいい映画は出来ないといっても、この手の映画はやはりある程度のCG技術などは必要なわけで、しかしハリウッドのように1本の映画に億の単位のお金はかけられるはずもないので、CM見た時も、主題歌をうたってるレニー・クラヴィッツ以外はあまり気にはしてませんでした。しかしこの前やっと見たんですが、結構頑張ってるじゃないですか。鈴木杏の、やけに男勝りなセリフには違和感を感じましたが、それ以外は結構イイ線いってるじゃないですか。皆さんのおっしゃる通り、マトリックスなどの映画のパクりという感じは否めないけれど、それはただ技術としてはそれらの映画を下敷きにしているけれど、本家のマトリックスは日本のアニメ(AKIRAなど)を土台にしているわけで、むしろ話の中に登場する“擬態宇宙船”や、“ソニックムーバー”(サイボーグ009にも同様のものが出てましたね。それに時間操作系といって忘れちゃいけないのがジョジョの奇妙な冒険)などといった小道具は、わが国特有のアニメ文化を象徴するものとして、オリジナリティにあふれているものだと思います。本場にはまだ劣るものの、日本映画でここまでやったことに対して6点、後は“マグネバン”のシーンでの金城さんの演技&表情に+1点という事で。 7点(2003-05-18 15:57:27)(良:1票) |
1486. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
アヌビス三部作の第2章にして、いわずと知れたゾンビ映画の最高傑作。この他にもディレクターズ・カット版やダリオ・アルジェント版などと色々なヴァージョンがある非常に珍しい映画。人によって、好きなヴァージョンが異なり、それぞれのヴァージョンも、語られる内容は大体同じだけれど、微妙な所が違うので、機会があれば見比べることをお勧めします。話を映画に戻しますが、この映画は本来、ゾンビ達による恐怖を描いたものではなく、極限状態の人間の心理を描いた話なので、他の映画とはまた一味違うものになっています。ホラーとしても映画としてもとてもいい作品なので、是非色々な人に見てもらいたいと思います。点数は、本当は10点の映画なんですけど、僕は完全版のほうが好きなので今回は少し落として9点にしたいと思います。 9点(2003-05-17 19:12:27) |
1487. 学校の怪談2
あ、和尚さんがゲームギアやってる…。なんか前作がヒットしたから(したのか!?)作った様な気が…。内容は前作と大体同じ。前作の方がまだマシだけど、やはり子供向けなホラー(なのか!?)。なんか妙なツッコミ入れてくる女の子と、なぜか最後以外喋らない男の子が印象に残ってる。なんだかんだで3まで見ちゃったけど、3のキャッチフレーズ“3番目が一番怖い…”、はい、全然怖くなかった!!! 3点(2003-05-17 18:31:29) |
1488. 学校の怪談
私、恥ずかしながらこの映画を映画館の大スクリーンで見ました。みんな怖い怖いとかいってる(と言うか宣伝がそうだった)のでどの程度なのかなぁと思ってたら映画が終わって、あれ?怖くないぞ??俺おかしいのかな?それから数年後…ここのレヴューを見て一言。あぁ、やっぱり俺はおかしくなかったんだナァ… 3点(2003-05-17 18:18:21) |
1489. 陽のあたる教室
ここまで慕われる先生ってそうそういないでしょう。実に素晴らしい。特にラスト。自分があんな事してもらった日にはもう号泣なんてモンじゃないですよ。 8点(2003-05-17 17:24:20) |
1490. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
音楽を少しでも知っている人ならサブタイトルを見てすぐにピンとくる筈。何せ、ボブ・ディランの名曲(ギターの神様、エリック・クラプトンもカヴァーしている)Knockin’on heaven’s doorだから。そもそもこのビバップという作品は、TVオンエアー時から、ホンキートンク・ウィメン、悪魔を憐れむ歌、闇夜のへヴィ・ロック、ボヘミアン・ラプソディなどといった、洋楽好きなら誰でも知っているようなタイトルを付けてきた。一見すると、ストーリーとは何の関係もないような気もするが、各エピソードを見終えると、それらのタイトルが、その作品全体の趣旨や雰囲気とうまくリンクしていることに気づく。それは映画になっても変わることはない。そして、この一連の作品の素晴らしいところは、練りこまれたストーリーもそうだが、何と言ってもその音楽のセンスのよさ、そして質の高さである。たかがアニメと思っている人もいると思うが、一度この作品を見て見れば、その映像やストーリー性、そして、音楽の質の高さの虜になると思う。設定などの関係上、TV版を見ていないと理解しづらい場面もあるかもしれないが、話自体は1話完結なので、予備知識がなくても十分楽しめる。俺の中では、TV版を含め、この一連の作品を超えるアニメは存在しない。 [DVD(邦画)] 8点(2003-05-14 18:59:14) |
1491. ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち
デュ・・・デュ○ルだ・・・!!冗談はいいとして、何故完全体じゃないんだ?しかもあの量・・・いっぱいいればいいってモンじゃないような・・・ 6点(2003-05-14 18:26:28) |
1492. ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強
今でも友達と熱くトークするくらいドラゴンボール大好きです(笑)上映時間が短いのがちょっと残念ですが、どのキャラもなかなか個性があって良いですね。そしてやっぱりクウラ様。先ず思う事は「兄貴強ぇ~」。そして「兄貴格好良い~」。悟空が超サイヤ人に変身した後はともかくとしてもやたらと強い。そして極悪非道。んでもって「俺様最強」な態度がやたら格好良い。DBの中で一番好きなキャラはフリーザなんですが、兄ちゃんも大好きです。そして勿論中尾隆聖さんも大好きです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2003-05-14 18:18:06) |
1493. ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ
映画版なので戦闘に時間がかけられないのは仕方ないこと。それでもよくやったと思う。復活した敵はみな懐かしい御方ばかり。フリーザは結構あっけなくやられてたな。しかし、忘れちゃいけないこの映画の見所は、復活したヒトラー・・・って、そんなわけないか。 6点(2003-05-14 18:05:36) |
1494. ドラえもん のび太のドラビアンナイト
実在の人物と架空の人物をリンクさせるあたりがすばらしいと思います。初めのうちはただの頑固じじいだったシンドバッドが、最後には若き頃を思い出し、皆の知っている、冒険好きで、どんな困難にも果敢に立ち向かっていく彼の本当の姿に戻っていくところがよく描けていると思います。それに最後の城壁での決闘シーンは、実にいいシーンだと思います。 8点(2003-05-14 16:46:53) |
1495. ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
これって確か豚のぬいぐるみが市長かなんかやってるやつですよね?内容はあんまりはっきりとは覚えてないけど、あまり面白くなかった気がしますね。 4点(2003-05-14 16:37:44) |
1496. ドラえもん のび太と夢幻三剣士
何気に三銃士パロってるし内容はRPG風味。夢の中だから何でもありと思いきや、以外にそうでもなかったりと結構面白かった。 7点(2003-05-14 16:34:34) |
1497. ドラえもん のび太とブリキの迷宮
感じとして、ターミネ-ターのその後を語っているような・・・これは極端な例かもしれないけど、コンピュータに頼ってばかりいると、我々の世界もいづれ機械に乗っ取られるぞ、という密かなメッセージが込められているような気がします 6点(2003-05-14 16:22:02) |
1498. ドラえもん のび太の日本誕生
初めて見たドラ映画。色々盛り上がるシーンとかがあって面白かったし、最後のペガ達と別れるシーンも、こうやって人間は強くなっていくんだということを知りました。しかし1つだけ突っ込ませてもらえば、悪役の名前。ギガゾンビって何さ!! 8点(2003-05-14 16:13:54) |
1499. ドラえもん のび太の創世日記
作品自体はまあまあな出来。それより、自分たちが今生きているこの世界が、映画と同じように誰かの手によって創られたものだとしたら・・・と考えると、なんだか微妙な気持ちになる。 5点(2003-05-14 15:53:06) |
1500. ドラえもん のび太の宇宙小戦争
これを見た当初、猛烈にスターウォーズにハマっていたので、このまんまスターウォーズパロった題名にはいささか抵抗、というか、好きにはなれなかったけど、見ているうちに、だんだんと面白く思うようになってきた。あと、スモールライトに時間制限あるのは知らなかったな。 8点(2003-05-14 15:49:03) |