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コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1481.  ハッピーエンド(2017) 《ネタバレ》 
色々と矢鱈に混み入った人間関係を背景としてかなり繊細な内容を扱っているが、第一に相当分かりにくいつくり(説明描写も少なく、後から前のシーンの意味が分かる構成も多い)なのと、第二にイマイチ何が言いたいのか分からないやや難解なテーマ設定で、映画全体の可読性はかなり低い。希薄な内容を複雑な設定で「上げ底」しているだけにも感じられる。
[DVD(字幕)] 4点(2019-12-14 11:33:30)
1482.  エル ELLE 《ネタバレ》 
タイトルの仏語の意味「彼女」のとおり、ある一個人(女性)をクローズアップして描くことを主題とした作品で、話の内容自体には左程の意味は無いとも言える。特筆すべきは、その女主人公の非常に多面的な人物像(冒頭からのレイプ被害者に始まり、母、娘、経営者、等々)と、それらの中でも際立っている病的なまでの異常人格ぶりである。その異常性・変態性にせよ、もう一つの重要側面だと思われる性的魅力とその部分の奔放さにせよ、それらに重厚なリアリティを吹き込むイザベル・ユペールの演技は細部に至るまで実に見事で、かつ独創的だと言える(美醜を併せ持つ様な容貌のつくり込みにせよ、それでいて還暦越えにも関わらずの熟した色気を迸らせるのも自由自在だということについても、正に圧巻と言う他無い)。監督はユペールには演出を付けなかったらしいが、それだけ彼女の役作りが卓越していたということだろう。この演技の質だけでも、観る価値は十二分だと言える。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-14 11:30:18)
1483.  ワイルド・スピード/スーパーコンボ 《ネタバレ》 
ちょいちょい入るハゲ二人のコミカル小芝居は至極どうでもよい出来だが、アクションは相当に高水準。打撃&体術も迫力あるし、乗り物アクションも凝ってて良いし(久しぶりだっけ?と登場したニトロ爆走にもテンションはアゲアゲ)、ラストのヘリVSトラックは独創性も衝撃度も超抜群でそれだけで元は倍ぐらい取れてると思う。加えて、ヴァネッサ・カービーちゃんは演技もルックスもアクションも三拍子揃って素晴らしくて正に会心の出来映え(『アトミック・ブロンド』のセロン姐さんに匹敵する)。イドリス・エルバも見事な存在感で魅力タップリのグッドな悪役。少し尺が長い気もするが、絶対に楽しめる。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-14 02:56:50)
1484.  T-34 レジェンド・オブ・ウォー 《ネタバレ》 
娯楽系の戦争映画で、特に戦車同士の戦闘描写にはややリアリティに欠ける嫌いがある(ついでに言うと敵兵を募っての実戦訓練とかもややイミフ)。ただ、まずどこから用意したのか知らんが戦車は完全に本物にしか見えないし(実は本当に本物らしい)、戦闘のアイデアも色々と単純にカッコいいし面白いしで、割り切って観れば楽しめることは間違い無い。この手の少し不真面目な戦争映画って最近はあんまり多くないようにも思う(流石ロシア)。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-14 02:43:37)
1485.  恐怖の岬 《ネタバレ》 
中盤までは、敵の悪辣な追い詰め方に対しこちらは対抗策が無く全く無力なので、実に不快で不穏で大変結構なスリラー加減。ところが終盤は、なんのこっちゃ分らん罠とやらに、悪賢かったはずの敵が猪突猛進してくる謎展開からの非常に平凡なラストと、かなり尻すぼみな印象。静かに怒りを湛えるグレゴリー・ペックも良いが、ロバート・ミッチャムa.k.aスリーピング・アイの件の目付きが非常に陰湿な感じで素晴らしい(良キャスティング)。
[インターネット(字幕)] 5点(2019-12-14 02:35:04)
1486.  サスペリア(2018) 《ネタバレ》 
かなりアート系方面に寄せたホラーリメイク。芸術的ショットの数々やメインの暗黒舞踏の出来栄えは、本作にアート系を称してもよいレベルの芸術性を付与していると言える。しかし、映画としてはちょっとテンポが悪過ぎる嫌いがあり、特に最初の1時間半は内容が希薄な上に超スローでメチャクチャに辛い。狂気のクライマックスはグロ描写の切れ味も含めてかなり秀逸。  アルジェントが「これのどこがリメイクやねん!」とマジギレらしいが、引き継いだミステリアスな舞台設定&アーティスティック・ホラーの部分は間違い無くリメイクであると言える。そもそもあんな(実は)しょーも無いホラーをマトモにリメイクする訳無いやんけ。タルいのを除けば(除いて良いのかという問題は有るが)、元ネタをあらゆる面で凌駕しているのは確実。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-14 02:31:07)
1487.  北斗の拳(1995) 《ネタバレ》 
質感はC級映画と言う程ではなく、時代相応のB級映画程度のクオリティは整っており、セットや全般的な演出もそこまでチープではない。ほぼ白人なキャスト陣も(何故か無意味にユリアだけ日本人なのもよく分からないが)特にケンシロウの俳優は筋肉も素晴らしく、全体的にそこそこ頑張っている様にも思う。そもそも原作のコンセプトが「マッドマックス+カンフー」ということで、要はカンフーがこの映画のキモだと思うのだが、序盤はかなりショボく見えたが(北斗百裂拳!(ペチペチペチペチ)には思いっ切り吹いてしまった)、終盤の大盤振る舞いな見せ場では、合格点とまでは行かないがこれもそれなりに頑張っており(主演男優はプロのキックボクサーらしく、蹴りはそこそこ)、率直な評価として「『北斗の拳』の映画化」という意味では全くの無価値な映画という程に酷い作品ではないと思う。  問題は普通に映画として観た場合で、北斗の拳を熟読している私でさえ(話の大筋はともかく)細かい部分は何がどうなってるのかサッパリ分からない非常に適当な展開運び&設定で(かつ状況説明も殆ど無いし)、これをアメリカ人にいきなり観せたら、それはそれは残念な事になるのは必然的に明らかである(映画単体としては救いようの無い程にポンコツ)。  後は、この「『北斗の拳』の映画化」という非常に「無茶な」試みに対し(そもそも映画化できる題材ではないと思う)、各々がどれだけハードルを下げられるかに全てが掛かっているのだと思う。まあ、本作で一番「印象に残った」シーンは「リュウケンを『射殺』するシン」だったと言う時点で(失笑)、高が知れているのは否めないが。
[インターネット(吹替)] 3点(2019-12-14 00:47:39)
1488.  ハウス・ジャック・ビルト 《ネタバレ》 
今まで観た中でも最悪な映画の1本だが、ここまで来ると誉め言葉である。極めて邪悪・残虐・醜悪な展開・演出のオンパレードで(私の観た回でも途中退出者がいたぞ)、母子皆殺しのシーンは流石の私も目を背けたくなった(私も相当グロ耐性が付いてる方だと思っているのだけど、これはアウトだった)。  ただ、ややアヴァンギャルド、かつまたもや相当に独創的な各種演出それ自体の質・オリジナリティは流石だし、バッハのパルティータをリフレインする音楽感覚も優れていると思う。殺人犯の心理分析もそこそこ良い線を突いていると思うし、マット・ディロンの凶悪極まりない演技はこれも質が高い。異常犯罪系の映画としては多様な側面が各々に優れた良作であり(特に良いと思うのは、前述の異常殺人者の心理描写の巧みさ)、かつ一種芸術的な雰囲気すら醸し出しているハイ・クオリティな本作は、その方面に関心のある人にとっては必見な作品と言ってもよいかもしれない。一言、一般の方には「観てはいけない」映画だとお伝えしておく。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-14 00:33:18)
1489.  ゴーストマスター 《ネタバレ》 
(状況設定やロケ地の感じ、あと若干のチープさが)なんか少しだけ『カメ止め』に似てる雰囲気のスプラッタ・アクション・コメディ・ホラーwith「映画を愛する者達」という作品(ナニソレ)。正直訳の分からないプロットを、変な勢いだけで無理繰り押し進めてゆこうという展開運びだが、中盤、やや訳の分からな過ぎる部分があり、正直ちょっと置いていかれてしまった感があった。  ただ、かなりの分量挿入されているコメディ要素とスプラッタ要素は、(スプラッタは所々かなりチープだが)それなりに面白くてまずまず笑える出来なので(壁ドンで女の子の頭ブッ潰すのは中々良かった)、シュールコメディとして気楽に観るならそこそこ成立していると言える(タランティーノとホウシャオシェンのくだりは映画館でも結構ウケてたし)。  一点、かのマスター・オブ・ホラー、トビー・フーパーの名作?『スペースバンパイア』を観ていない程度のホラー初心者の分際では、本作を語る資格など無いのかも知れない(私も観ていないが、本作を観たからといって『スペースバンパイア』を観よう!という気には、正直あんまりならないのだけれども)。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-14 00:21:29)(良:1票)
1490.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 
「シャイニング」は、それを持つ者を決して幸福にはしない。むしろその人生を困難にし、悲劇をもたらすこともある。しかしそれでも、人知れず他者を救い、世界を変えていくことが出来る。能力を持つ者が正しい心を持ち、正義が継承されていくことこそ、「シャイニング」が存在する意味であり、希望でもあるのだ。  静かで重厚、かつ非常に陰鬱でハードな展開運びにより、異能の能力者の「悲哀」を的確かつ強力に表現しつつ(前半が相当に緩慢なテンポで、少し疲れるくらいに歯応え十分)、最後の最後で儚くもはっきりと前向きなテーマを描き切っている本作のシナリオは、ダーク・ファンタジーとして内容的にかなり高水準な上に見応えも抜群で、優れた仕事だと言ってよいと思う。  本作は完全なファンタジーであり、ホラーでは無いが、ホラーを期待されている(と思われる)作品なのにチープな恐怖描写に走らず、シリアスな物語を貫徹している点も好印象である。チープさを排すると言う意味では、極めて正統派で真っ当な美人であるレベッカ・ファーガソンを悪役に起用することで、ワンランク上のスタイリッシュな(ただし底冷えのする程に冷徹な)邪悪さを演出した点も効果的であったと感じる。前作との関係性の面でも、シナリオ的にも終盤の仕掛けに例のホテルを不自然さ無く繋げている点で巧みだし、(主展開を邪魔することなく節度を保って)前作の名場面をフラッシュバックさせるシーンも種々有り、続編としての楽しみも十分に備えていると言える。一点、野球少年の虐殺シーンはかなり惨たらしい上にさほど効果的とも思えず、もう少しマイルドにしても良かったかと思う(見応えは更に増しているとはいえ)。
[映画館(字幕)] 8点(2019-12-14 00:08:50)(良:1票)
1491.  ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録 《ネタバレ》 
この手の実録異常犯罪ものはどうしたって映画としてはキワモノ扱いで、ぶっちゃけるとB級ホラーと同じノリで作られている様に思う。その意味では、本作では主人公ヘンリーの犯行の凄惨さやヴァイオレンス描写といった部分のスリラーな見応えは(取り分け壮絶なラストを含めて)非常に素晴らしく、ホラーもどき映画として求められる要素の出来は、このジャンルの映画としては間違い無く高水準だと言えると思う。ただし、やはり実話ベースの犯罪映画として、私は、実在のヘンリーの人物像や殺人の動機・解釈に関してが作品中に必ず描かれるべきだと思うし、その面について言えば本作はかなり浅薄な作品であると言えるとも感じている(そもそも、詳細は省くが相当部分がフィクションだし)。  「セックスするなら、相手を殺さなくてはならない」と言ってのけたヘンリー・ルーカスは間違い無く極めて深刻な性的倒錯を伴う異常性欲殺人者であったはずで、その精神異常は母親による幼児期の虐待によって形成されたことが明白である。にも関わらず、本作におけるヘンリーの犯行動機はどれも非常に衝動的で、「特に動機が無い」のに殺してしまうと言う意味の異常さのみが際立っている。私見を述べれば「メチャクチャにタチの悪い不良」程度の異常性でしかなく、より深刻な(しかも実在の)快楽殺人者としての異常性を描けてはおらず、異常犯罪の真の意味での恐ろしさは全く感じないと言うのが正直な感想である(ヘンリー・ルーカスについての実際の心理分析を読む方が余程怖い)。  まあ、前述通り完全にB級映画として製作されている本作にそこまでの脚本上の精密さを求めるのも詮無いことなのかも知れないが、仮にも実話ベースで名前も本物使っといて、それは流石に失礼じゃないのとも思うのだが(いくら相手が異常殺人者とはいえ)。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-11 01:10:31)
1492.  ザ・バニシング-消失- 《ネタバレ》 
全体的に描写自体は地味なのだが、結末部分がとにかくその辺のホラーなど問題にならないくらいにおぞましく、かつ(怖いを通り越して)恐ろしい映画である。サイコ・サスペンスでは文句無しに最強レベル。かなり緩慢で(前半は正直言って若干退屈)、かつ非常に淡々としつつも、徐々に徐々に着実に不穏さを増してゆく展開運びは全体的に極めて秀逸で、ラストの一気に盛り上がる緊迫感→絶望感は他に類を見ない素晴らしさ。犯人のサイコな演技も◎。掘り出し物ながら、非常にオススメ。
[映画館(字幕)] 9点(2019-12-10 23:27:57)
1493.  真実(2019) 《ネタバレ》 
ベルイマンの『秋のソナタ』にかなり似たような話だが、尖鋭的な対立が主題だったあちらに比べ、色々と「曖昧」にすることで逆に深みや複雑さを出そうという作品かと思う(監督の作風が強く出ているとも言える)。ともすれば、やや見所が繊細過ぎるようにも思うが、これは好みの問題だと思う。確かに薄味な映画だとは思うが、個人的には悪くない雰囲気をそこそこ楽しむことが出来た。その大きな要因は、こういったかなり精妙なコンセプトをまずまず成立させている主役の母子の演技が比較的上質だったこと(特に芸術至上主義者で若干サイコパスなドヌーブの演技は、好きか嫌いかは置いといて「ハマって」いたのは間違い無い)。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-10 21:43:55)(良:1票)
1494.  ルパン三世 THE FIRST 《ネタバレ》 
話の内容的には、メインである「なんとかダイアリーの謎」の真相にせよ終盤のナチ絡みにせよ、はっきり言ってどうでもいいレベルの取って付けで、かつ全体的に少し盛り上がりに欠ける上に特に終盤はテンポも悪く、シナリオ面はハッキリ言って相当に不出来であると感じている。ただ、ルパン三世に限らずキャラもののアクション系ってどれも毎回こんなもんじゃねーかとも思うので、キャラ映画としての出来が良ければ別段気にはならないと言っても過言ではないとも思う。  じゃあそっち方面の出来はどーなのかというと、ルパンチームの見せ場のボリュームが全体的にやや不足しているような気もするが、ルパン自体の出来(CGとか声の演技とか)は鉄板だし、次元と五ェ門はなんかかなりシブくて格好良いし(特に次元)、これも全体としてまずまずと言ってよいレベルではあると思う。個人的に少しだけ残念なのは不二子で、改めて聴くとやっぱり声に色気が絶妙に足りないと感じる(オッパイ大きくすれば良いってもんじゃない)。CGの質で言えば、これもアクションは十分に迫力ある出来だが、キャラの演技(表情・全体の動き・リップシンク等)のシーンは少しだけ世界最高水準には劣るかもといった印象(個人的には十分違和感無く観れるレベルだと思うが)。ルパンが大好きだとゆーなら、劇場で観てもよいかなとは思う。
[映画館(邦画)] 5点(2019-12-08 18:10:30)
1495.  映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 《ネタバレ》 
評判が良いのでわざわざ観に行ったものの、完全に子供(と言うか幼児)向け映画で、これを心から楽しめると言う程純真で素敵な大人に育っている訳では、残念ながら全くないのである。大人でこれを楽しめると言うのは、ちっこくてカワイイすみっこ達がてんやわんやしているのを眺めてるだけで満足と言う、はっきり言えば女性(で、かつ心に余裕の有る人)ではないかと思う。ただ、子供向けながら手を抜かずにしっかり丁寧に(かつ子供の理解に困難が生じない様にバランスを保ちながら)つくられているのは一目瞭然で、子供向けとしては文句無しに非常に良質な作品だと思う。
[映画館(邦画)] 6点(2019-12-08 17:46:08)
1496.  暁に祈れ 《ネタバレ》 
刑務所内の壮絶な描写とそのリアリティは凄まじい(モブの受刑者はモノホンにしか見えないし、ややドキュメンタリぽい演出もその方面で高い効果を上げている)。ただ、主展開自体はほぼほぼ想像どおりな一本調子でラストもボンヤリ。あと、特にボクシングの格闘シーンは接写と手ブレで胡麻化してるが結構に雑(主演男優は筋肉は中々だが、格闘技経験は無いのだろう)。個人的には暇なら観るかな位の出来。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-08 00:24:30)
1497.  椿姫(1937) 《ネタバレ》 
オペラでいう所の父親(ジョルジュ・ジェルモン)の役割がかなり簡略化されており(その代わりバロンというキープレイヤーが追加され、2幕中盤から決闘の流れが自然になっているが)、主役2人の関係性はより純粋かつシンプルに描かれている様に思う。流石にオペラよりも演技の次元は高いものになっており、特にマルグリットの繊細な心理表現が見もの。しかし、マルグリットの男扱いの上手さというか、常に男を立てつつ粋にあしらうその立居振舞いのエレガントさは実に素晴らしい女っぷりで、これはもう演技と言うよりは女優グレタ・ガルボ自身の女性としての品格なのではないかと思う。恋愛映画としての見せ場はラスト(オペラの3幕)に集約される感じだが(2幕の描写の色々は大分駆け足な感があり)、そのラストはもう涙しか無かった。恋愛映画の古典にして、オールタイムベストのひとつとまで言える傑作。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-12-07 23:59:16)
1498.  君の名は 第三部 《ネタバレ》 
悪役の浜口一家が突如善人側にブレたりするもんだからドロドロが更に激化してもはやカオス。観ていてかなり疲れるが、どーなることかとハラハラしながら観れる。ラストはハッピーエンドでホッとした。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-07 18:13:46)
1499.  君の名は 第二部 《ネタバレ》 
サブストーリーを織り交ぜながらドロドロと進行するが、発生する事象が現代の観点からすると軒並み平凡で工夫が無く、中々にダルい。完全に中弛みな第二部だが、最終章への期待は膨らむ。
[DVD(邦画)] 4点(2019-12-07 18:12:04)
1500.  君の名は(1953) 《ネタバレ》 
日本のドロドロ愛憎メロドラマの原点と言える三部作。今で言えばまるで韓流ドラマなその内容は、映画の題材としては幾分安っぽいような気もするが、奥様方の琴線にビンビン来るような要素が大量に、かつ巧みに織り交ぜられ(第一に戦争・嫁イビリ・望まぬ縁談といったよーな時代背景に特有な事柄と、第二に三角関係・望まぬ妊娠・病気だとかいった普遍的なドロドロ恋愛コンテンツ)大変に結構なドロドロ具合で確かに大ヒットしたのも頷ける内容。一点、昭和美人な岸恵子はともかく佐田啓二の後宮君がイマイチ格好良くない(見るからに優柔不断そうで頼りなさげ)と思うのは私だけでしょうか?  第一部については、やや取って付けな展開(後宮を想いながら何故浜口と結婚したのかとか、優しく親切だった浜口は何故マザコン・ジェラシー・クソ旦那に豹変したのか、等)も目立つが、終盤の佐渡でのシーンに向けグングン盛り上がるサマは中々に見事であり、普通に観入ってしまった。ただし、演技はだいぶん古臭く(淡島千景の明るい芝居は貴重な清涼剤だが)この点はさほど良いとは思われない。
[DVD(邦画)] 7点(2019-12-07 18:11:21)
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