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コメント数 1693
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1541.  暁に祈れ 《ネタバレ》 
刑務所内の壮絶な描写とそのリアリティは凄まじい(モブの受刑者はモノホンにしか見えないし、ややドキュメンタリぽい演出もその方面で高い効果を上げている)。ただ、主展開自体はほぼほぼ想像どおりな一本調子でラストもボンヤリ。あと、特にボクシングの格闘シーンは接写と手ブレで胡麻化してるが結構に雑(主演男優は筋肉は中々だが、格闘技経験は無いのだろう)。個人的には暇なら観るかな位の出来。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-08 00:24:30)
1542.  椿姫(1937) 《ネタバレ》 
オペラでいう所の父親(ジョルジュ・ジェルモン)の役割がかなり簡略化されており(その代わりバロンというキープレイヤーが追加され、2幕中盤から決闘の流れが自然になっているが)、主役2人の関係性はより純粋かつシンプルに描かれている様に思う。流石にオペラよりも演技の次元は高いものになっており、特にマルグリットの繊細な心理表現が見もの。しかし、マルグリットの男扱いの上手さというか、常に男を立てつつ粋にあしらうその立居振舞いのエレガントさは実に素晴らしい女っぷりで、これはもう演技と言うよりは女優グレタ・ガルボ自身の女性としての品格なのではないかと思う。恋愛映画としての見せ場はラスト(オペラの3幕)に集約される感じだが(2幕の描写の色々は大分駆け足な感があり)、そのラストはもう涙しか無かった。恋愛映画の古典にして、オールタイムベストのひとつとまで言える傑作。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-12-07 23:59:16)
1543.  君の名は 第三部 《ネタバレ》 
悪役の浜口一家が突如善人側にブレたりするもんだからドロドロが更に激化してもはやカオス。観ていてかなり疲れるが、どーなることかとハラハラしながら観れる。ラストはハッピーエンドでホッとした。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-07 18:13:46)
1544.  君の名は 第二部 《ネタバレ》 
サブストーリーを織り交ぜながらドロドロと進行するが、発生する事象が現代の観点からすると軒並み平凡で工夫が無く、中々にダルい。完全に中弛みな第二部だが、最終章への期待は膨らむ。
[DVD(邦画)] 4点(2019-12-07 18:12:04)
1545.  君の名は(1953) 《ネタバレ》 
日本のドロドロ愛憎メロドラマの原点と言える三部作。今で言えばまるで韓流ドラマなその内容は、映画の題材としては幾分安っぽいような気もするが、奥様方の琴線にビンビン来るような要素が大量に、かつ巧みに織り交ぜられ(第一に戦争・嫁イビリ・望まぬ縁談といったよーな時代背景に特有な事柄と、第二に三角関係・望まぬ妊娠・病気だとかいった普遍的なドロドロ恋愛コンテンツ)大変に結構なドロドロ具合で確かに大ヒットしたのも頷ける内容。一点、昭和美人な岸恵子はともかく佐田啓二の後宮君がイマイチ格好良くない(見るからに優柔不断そうで頼りなさげ)と思うのは私だけでしょうか?  第一部については、やや取って付けな展開(後宮を想いながら何故浜口と結婚したのかとか、優しく親切だった浜口は何故マザコン・ジェラシー・クソ旦那に豹変したのか、等)も目立つが、終盤の佐渡でのシーンに向けグングン盛り上がるサマは中々に見事であり、普通に観入ってしまった。ただし、演技はだいぶん古臭く(淡島千景の明るい芝居は貴重な清涼剤だが)この点はさほど良いとは思われない。
[DVD(邦画)] 7点(2019-12-07 18:11:21)
1546.  キャリー(2013) 《ネタバレ》 
メチャカワなクロエちゃんへの「ぽくない」批判は重々承知だが、敢えて言わせてもらえば(あくまで個人的には)雰囲気も演技もそんなに悪くはないと思う。寧ろジュリアン・ムーアの方がちと狂気が足りない(常識人ぽさが消せていない)。  で、リメイク元はバケツ以降の展開が実は非常に薄味なのが残念だったのだが、今作はそこはかなり改善しており(それでも相当マイルドにも感じるが)、一般映画ファンが観る分には十分に面白い作品になっていると思う。  ただ、このリメイクの真のコンセプトは何なのかとなると話は別(ホラーと言うには怖くなさ過ぎなのはなにも変わっておらず)。主筋もまんまリメイク元どおりで、その展開運びは(デパルマのお手本が優秀なのはあれど)そこそこではあるのだが、コンセプト的には単なる可哀そうな女の子の話(観たくもない)な訳だし。  (こうすれば良かった)改善案として、  ①大暴れをグロ全開にしてスーパースプラッタにする  ②虐めっ子その他をもっと悪質にして(ネガティブな)皆殺しカタルシスを極大化する とかなら私でも思い付く。まあ、中高生向けジュブナイル・ホラーとしては今作でも十分に思うけど。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-12-07 17:59:38)(良:1票)
1547.  ウルトラ I LOVE YOU! 《ネタバレ》 
サンドラ・ブロック演じるメアリーのキャラは(少なくともコメディキャラ的には)そこまで悪くはなく、前半の暴走ぶりは(特にコメディ部分で)後半への期待を抱かせるに十二分な出来なのだが(逆レイプシーンの唐突な感じは個人的にはかなり面白かったし)、後半の展開がコメディ・ロマンス・ハプニングの総てにおいて究極に凡庸で、何をどうしたいのか全く分からないレベルで完膚無きまでに酷い。前半のノリを後半に展開することさえ出来ていれば(少なくともコメディとしては)評価は全く異なるものになってただろうと思う。熱演(怪演)なサンドラは凛と美しい中にも手に負えない感じや色々と拗らせた狂気を巧みに表現しており、そこはやっぱりそこそこ良いのだけど。
[DVD(字幕)] 3点(2019-12-07 17:45:03)
1548.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 
ブリティッシュ・ロイヤル・ドロドロ愛憎劇(女だらけの三角関係)。狡知全開で下劣極まりないエマ・ストーンも新鮮・鮮烈で良いのだが(若い頃から妙に目が「据わって」るから猶更凄みが有る)、女王らしい尊大さ・浮世離れ感を十二分に漂わせつつも、絶望と孤独に塗れた「魂が冷め切った様な」悲哀を醸し出すオリヴィア・コールマンが極めて秀逸で絶品。また、豪奢で薄暗いセット面も良い雰囲気(蝋燭の暗い照明が印象的)。ただ、若干暢気なタイトルに比して結構なドロドロ具合で、一部相当にドギツイ描写もあるのは一般向けには注意(流石の変態ランティモス)。
[映画館(字幕)] 8点(2019-12-07 17:38:11)
1549.  恐るべき子供たち 《ネタバレ》 
元ネタはジャン・コクトーの小説っていう文芸映画。なんかテキパキとしていて雰囲気もイマイチな上、無邪気さ幼稚さ以外の感情の表現はさほど上手いとは言えず、少ーし上滑りな感じ。内容自体はまずまず面白いと思うのだが(シンプルながら深かった『海の沈黙』と比べると、やや複雑な物語だが)、映画化としては正直微妙な感じ。演技も少し古臭い上にやや大袈裟(特に女優)。
[DVD(字幕)] 5点(2019-12-07 17:32:43)
1550.  ピッチ・パーフェクト2 《ネタバレ》 
大した工夫・新機軸も無く、言っちゃあストーリーも殆ど無い。アカペラの質も据え置き(これは別に悪いことでも無いのかも)。新加入のエミリーちゃんが可愛い以外は単なる続編で、暇潰し以上にはならない程度の出来。
[インターネット(字幕)] 4点(2019-12-07 17:30:01)
1551.  ピッチ・パーフェクト 《ネタバレ》 
アカペラ・ミュージカル&青春スポコン系?映画。アカペラ・パフォーマンスの質は非常に高く、これを聴いてるだけでもそこそこ満足する所に、話の方もベタベタで序盤は正直退屈だが、終盤は(ベタなのは変わらないが)展開運びがそこそこ巧く、また最後のアカペラが更に群を抜いて良い出来なのでラストが非常に盛り上がってかなり満足。  女子大生サークルにも関わらずブスばかり(主演女優だけはまあまあ可愛いが、常に完璧にメイクバリバリでハッキリ言って不自然だし、残りはコミカルデブ・コミュ障アジアン・面白レズ黒人・その他のブスで、年齢的にも女子大生にゃ見えん)だが、このダイバーシティをラストのアカペラで生かし切る点が、シナリオの工夫&パフォーマンスの勘所として非常に秀逸。一点、ゲロだけは本当に不要(またも白人の謎コメディセンス)。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-07 17:28:18)
1552.  ハンナ 《ネタバレ》 
シアーシャちゃんは演技も雰囲気も悪くないのだが、アクション俳優じゃないのでアクションにはパワーやキレが感じられず、この面は正直出来が良くない(これで改造人間ですとか言われてもピンと来ない)。その他の面々のアクションもごく普通なレベル。中盤の展開運びが結構にダルいが、話の内容は悪くはない、がごく普通(確かに本作時点では導入編的な内容なので、この先の話をドラマ化したのは正解かも)。結局一番存在感があるのはいつものケイト・ブランシェット(知的ながらの凶悪ぶりは流石のハイレベルな仕事)。全体としてはかなり微妙な出来だが、シアーシャちゃんが好きなら観てもイイかも…
[インターネット(字幕)] 4点(2019-12-07 17:23:49)
1553.  教誨師 《ネタバレ》 
分り易い感動ネタや気の利いた台詞回しを極力排した一見不出来にも思える脚本が、展開と演出の両面での冷徹なリアリティとより味わい深い鑑賞後感を生んでいる優れた構成力。演技面では大杉漣も標準以上だが、完全にイッちゃってる古舘寛治、ジジイ、あと若造役の玉置玲央(演技のオリジナリティはそこまでではないが)も中々良かったと思う。普通にオススメできる作品。
[インターネット(邦画)] 7点(2019-12-07 17:19:32)
1554.  突然炎のごとく(1961) 《ネタバレ》 
自由奔放なファムファタールと、彼女に翻弄される2人の男の愛の彷徨。男2人が親友というのもあって非常に濃密な人間関係が描かれているため、恋愛系の映画として内容はかなり高レベルで見応えは十分。一方で、魔性の女のキャラ付けは(公開当時は恐らくもっと目新しかったのだろうが)、開放的に見えた女が実は執着心が強かった、という結末も含めて現代となっては少し平凡とも言える。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-07 16:55:19)
1555.  ガンジー 《ネタバレ》 
「偉大なる魂」ガンジーの奇跡の生涯の映画化にして、人類史上最も崇高な勝利の物語。全人類が観るべき映画。
[DVD(字幕)] 9点(2019-11-30 01:25:56)
1556.  クライモリ デッド・パーティ 《ネタバレ》 
ショック描写はともかく、せっかく追加した殺人鬼が終始捕まってるだけなのはどうなのか(演技はなんかそこそこ良いので、調べたら有名なホラー俳優(ピンヘッド)だった)。女保安官の演技もまずまず良い。
[DVD(字幕)] 5点(2019-11-30 01:19:08)
1557.  クライモリ デッド・ビギニング 《ネタバレ》 
掴みのショックシーンから45分間もの間、ほぼ何も無いのが大きく減点ではあるが、それ以降はショック描写も展開もそこそこ。すっかりグロ耐性の付いた私も「活け人肉フォンデュ」は久しぶりにキた。
[DVD(字幕)] 6点(2019-11-30 01:18:21)
1558.  クライモリ デッド・リターン 《ネタバレ》 
まあまあの前2作に比べ、一気にポンコツホラーと化した。いい加減なシナリオ、安っぽいショックシーン、延々続く登場人物たちのどうでもいいゴタゴタと、見飽きた凡作感に満ちている。
[DVD(字幕)] 3点(2019-11-30 01:17:17)
1559.  クライモリ デッド・エンド 《ネタバレ》 
かなりアクション寄りなホラーになった。怪物一家の怪物感はだいぶ薄れているが、グロ描写がやたらパワーアップしており、そっち方面で相当に有用(終盤はかなり凄い)。
[DVD(字幕)] 6点(2019-11-30 01:16:43)
1560.  クライモリ(2003) 《ネタバレ》 
コンセプト的には「超」よくあるホラーだが(『サランドラ』or『悪魔のいけにえ』in 森てとこ)、シナリオも演出も随所に地味に独創的な工夫があり、見どころも多くて意外に結構楽しめる。ある程度予算も投入しているようで、基本的な部分のクオリティが通常のホラー映画のレベルより少し高い。よくあるホラーでも志高くマジメに(金を掛けて)作れば、まずまず面白くなるという典型的な良作。
[DVD(字幕)] 7点(2019-11-30 01:16:07)
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