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 > Yuki2Invy さん
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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1541.  ウィッカーマン(2006) 《ネタバレ》 
オリジナルの方も当然観ているのですが、このリメイクはなんちゅーか、必要なモノを削っちゃった一方で不必要なモノをゴテゴテと足している、とでも言いましょーかね……主役の刑事さんとて(ダジャレではねーですよ)私にはとても肝心だと思われる「篤いキリスト教信仰」をオミットして「精神疾患」とかゆーのを足してみたり、また盛大な「エロ」も全部抜いて何やら「フェミニズム的テーマ」を盛り込んでみたり、コレも奇妙な雰囲気の醸成に大いに効いていたと思われる「ミュージカル的要素」を無くして「陳腐なホラー描写」のゴリ押しに変えちゃってたり、だから結果的に作品全体としても「ユニーク極まるカルト映画」から「見るべき新規アイデアの無い平凡なホラー」に成り果ててもーてますのよね(とにかく、カルト感とゆーのが微塵も感じられないのですよ)。そもそも根本的には全く同じ話・筋書きなのに、コッチはやっぱしどーにもゴテゴテとしちゃってて分かり易さ・納得感すらも失われてませんでしたかね?(ド初っ端とか特に、アレ結局どーいうコト&意味だったのでしょーか?)結論、個人的には今作、ワタシ史上1・2を争うポンコツリメイク…だとも感じられました。オリジナルの方を是非どーぞ。
[DVD(字幕)] 3点(2022-12-26 00:34:37)
1542.  “それ”がいる森 《ネタバレ》 
うーん……うーん……例えば仮に、今作が意図するメインのターゲットが元からローティーンの子どもであって、んでチャンとその層に観に来て貰うコトを主眼に宣伝を打っていた、とかってなら、百歩譲ってこの中身でもギリ成立しなくはねーかな…とも思うのですよね。主役は確かに相葉くんではあるのですが、同じ位の比重で彼の小学生の息子(とその友人達)のお話が展開されてゆくというコトでもありますし、何よりこの中身ってのは私自身がその年代の頃にはよ~くテレビの心霊・怪談系の番組のドラマパートでやってた様な…てヤツではあるのでして。その意味では、確かに今サラ感の極まりないもはや「プリミティブな」という様な題材・内容だとは思うのですケド、あくまでこーいう類のヤツを「初めて観る」子ども達にとっては、コレを自分たちの生きる時代の質感の映像で観れるというコトには、一応の価値はあるのではねーか…ともね(とは言え、一部ショック描写のグロ度合+矢鱈と人死にが多い辺りは、少なくとも私が親なら子どもに見せたいとは絶対に思わないってレベルでもあるのですケドね)。  しかし、映画館で観て、で帰ってきて予告編を(念の為)観直してみましたケド、やっぱり別に本作はソコでジュブナイル・ホラーです!て説明・示唆があったワケでは全然なかったのですよね。んでもっと根本的な問題としたって、幾ら子ども向けとは言っても(=私が勝手に忖度してそー見做したとしても)その上でシンプルに思いっ切り稚拙な作品だったなとゆーか、どーにもま~たまるで「気が入ってない」という様に見えてしまったのは私としても全く否めないのです。前半はとにかく展開運びが激・まだるっこしいとゆーか、一体何回山ン中に出たり入ったりをしてんのだろう…と(起承転結の「起承」ダケでよく見りゃ1時間以上使ってますからね=アホかと)。で、中盤以降は更に輪を掛けてひたすら雑…とゆーか、特に終わり方はま~た「ナニ考えてんだ?=ナニか考えてたのか?」という様なまるで整理の付かないコッ酷い有様で……要するに、対象年代が年代だからとにかく何もかも(=コレはもはやダサい…てレベルで)ただただ分かり易くして、かつ描写・展開の諸々のショック度合もごくマイルドにバランシングして…という意味での「子ども向け」とは今作は根本的に違うと思うのですよね=コレはズバリ「子ども騙し」て方のヤツですよ。だからそもそも、キョウビの令和の大・少子化時代にこ~んな子どもしか騙せない様なモン(=で結局子どもも多分騙せない様なモン)をワザワザつくって、でソレで(あろうことか)大人の方を騙しにかかる…て、流石に観客をナメるのも大概にせーよ、と思ってしまいますよね……  重ね重ねの結論、やり方によってはもう少し(ダケは)ナンとかなった様な作品だとは思いますし、そもそも投入すべき予算や掛けるべき手間を全く欠いている…という作品でもなかったとは思います(チョイ役の助演陣にだってモ~「不必要」に芸達者を揃えまくってたりするワケで)。しかし如何せん、そもそも製作陣の諸々の「姿勢・気概・心意気」とゆーのに唯々非常なる疑問しかない…という作品でもあります。マジで、そろそろ(いい加減)ちょっとナンとかして欲しい…としか思われないのですよね。。
[映画館(邦画)] 3点(2022-10-10 21:32:18)
1543.  悪魔の受胎 《ネタバレ》 
年代的にも数年遡るコトの『エイリアン』のパクリ劣化版、てなモンなのは明白です。んで、ま~SFとして全くテイを成していない…とマデは言わんのですがかなり低予算なのもまた明白で、正直好い雰囲気・質感が出せてるってコトは全然ねーのですね(宇宙感とか未来感とか)。いちおう特色としては、安手だからかお手軽にエログロに走った…てな具合に(タイトル通りに)異星人に卵を植え付けられて操られる女性ってのがまたテーマではありますし、描写にもその手のエログロが多少は含まれても来るのです(そのものズバリの産卵シーン・出産シーンとかもアリで)。ただ、中盤以降はその主役?の女性がひたすら仲間をヌッ殺してゆくという只のアクションホラーチックなお話になってしまうのですが、正直この彼女の大暴れを許しているのが他のクルーの行動のチグハグさ・バカさ加減に依るモノとしか思えなくて、結果的に緊迫感がうまく盛り上がってゆかないのですよね。結論的にはかなり退屈な時間の長い映画でした。  一点、もし本作に何らかホラーの要素を見出せるとすれば、ソレは主役のジュディ・ギーソンの鬼気迫る(とマデは言わんのですが十分に常軌を逸した)演技+顔芸というコトにはなるかと思います。トップレスを披露してくれているコトも含めて、その頑張りには一定の評価を送りたいトコロではありますかね。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-08-30 00:36:17)
1544.  哭悲/THE SADNESS 《ネタバレ》 
そもそも、私はホラー映画についてはゆーて(根本的な動機としては)実はワリとごくポジティブなモノを置いて常日頃は鑑賞しているのですね。即ち、ホラー映画とは人生そのものである、と。何故なら、人生とは「恐怖に打ち克つ」ことだからだ、と。  とは言え、その中でホラー映画はまた字義通りに「ホラー」たる日常では凡そ抱き得ないスパイシーな感情を生活空間に取り込むコトの刺激・爽やかさをその目的として備えるのも且は確かだと考えていて、なのでホラーの中でも「グロ映画」とゆーのには(厳密には)その用途に限った謂わばコンセプト・ホラーとしての価値ってのを見い出しているトコロになるのですね。そして、更にその意味ではある種、その「グロ」とゆーのには実はそーいったコンセプト以上のモノは不要(否、混ぜるな危険)というコトだったのではないかと今回感じた、ソレを以下に記そうかと思います。   先に述べたコトとも絡みますが、最初に結論を申し上げると今作、私には今まで観たどの「グロ映画」よりも不快な・耐え難いモノにも感じられたのですよ(⇒この点こそ、ソレは「今」観たからなのではないか…という部分の判断がどーにも付けられなかった為に再見リストに回そうか暫く迷ったというコトでして)。何故でしょう、例えばソレは、話の端緒がウイルス・パンデミックというごくタイムリーでかつ現在の実生活に直接的にリンクして来ざるを得ない様な要素を孕んでいたコト、或いは、だから必然的に今作も大枠としてはよくあるゾンビ映画の構造を有しつつも同時に随所で(ならば本来)「約束される筈の」希望・逃げ道が存在せず、また常套の戦術なども通用しないという種々の「裏切り」をも包含するコト、更に或いはシンプルに本来のこのジャンルの映画よりもワザワザそのテンポを落として凄惨なシーンをよりネットリと陰湿に見せ付けてくるコト、なんかにもその理由は見い出せるものかとは思うのですよね。  しかし、やはり今作はもっとその本質の部分、つまり作中で描かれる「グロ」とゆーのが総じて、ソレこそもうヒトの欲望が産み落とす人間のあらゆる悪意そのものの具現化である、というコトに尽きるかと思うのですね。重ねて、世界全体がそんな悪鬼どもに満ち満ちて、そしてまた其処から逃げる術もなく実際に主人公達も絶望的なラストを迎えてゆく、ソレは正に映画が描き得る最悪の地獄の一つだ、と感じざるを得なかったというコトなのだと思います。更に恐らく、グロ描写自体の物理的なクオリティの高さ、加えて多少珍しくも高度なスプラッタと性的倒錯を大いに綯交ぜにして大盤振舞いに描くコト、また何よりその悪鬼どものヴィジュアル・喋る台詞の(コレも高度な)悍ましさ、といったモノが為せる総合的な悪夢だったのだろう…と。  重ね重ねの結論、私個人にとっての今作とは前述の私が普段観ている「グロ映画」の範疇ではなくて、例えるなら『炎628』の抽象的進化版・強化版、とでも言うべきモノだったのだと思います。そしてコレも重ね重ね、今作とてもコレをもっと(いつも通り)気楽に観る方法とゆーのは無かったのか…は心残りとしてありますが、いま現在の直の感情をとりあえず記しておくコトの意味も込めて、いったんこの評価とさせていただこうかと思います。鑑賞予定の方は多少ご注意いただけると好いかと…
[映画館(字幕)] 3点(2022-07-10 01:40:54)
1545.  V/H/S ファイナル・インパクト 《ネタバレ》 
前作より少し短尺で話数も削られ、そしてそもそも(前作までは用意してた)全体的な構成の工夫とかもある種もはや「諦めて」いて、んでナニよりもモ~「ファウンド・フッテージ」は疎か「POV」としても「どーしてそーなっているか(=なんで主観視点のカメラがわんさか在るのか、等)」てな部分の整合性を取るコトだって完全に放棄してはいるのですわ。だから結局、何故か撮れた(主観視点の)映像を思いっ切り編集(切り貼り)しまくって実に雑にコッチに観せつけてくる…という(諸々と)極めて不親切なヤツになってもーてるのですわよね。まあ、ごくテキトーな続篇だなあ…とも。  原題のサブタイトル『Viral』は「ウイルス性の」という意味ですが、ウイルス的なモノがナニやら作中に出て来たという覚えは毛頭ないのでもありますね。むしろこの日本語のサブタイトルだってラストに何か衝撃が走った…てなコトも無かったワケで(コレは、ホントはそーいう意図だった…のかも知れんケド)。だからこのタイトルから感じられる率直なトコロってのは「今作がシリーズの”ラスト”となった(なってもーた)」という「製作者」側にとっての衝撃!(怨念!)てコトなのではなかろーか、と。もしやコレ、本作を買い付けた担当者が上司に怒られてイラっとして…てコトじゃねーかな、なんて。   1.『Vicious Circles』:実質23分 最初と最後、あと2・3話と3・4話の間にも入るので都合4分割にされてるのだケドも、重ねてシリーズの前2作みたいに各話を束ねる包括的な話に為ってるというワケではないのです。だからそもそも、まずこんな細切れにしてる意味が正直分からんのではありますし、んで内容とてコレも「結局ナニがしたい(撮りたい)のか」がサッパリ分からないのですよね。街中で発生するチョイグロ映像を種々の手持ちカメラ的なヤツで(=変わった視点で)撮ってゆく…てなコト位しか率直に頭に入ってこないんすよ(どーも主人公は何らか映像を撮って売るのが生業なよーで)。で終わり方だってかなりの意味不明だし、とにかくナニもかも分かり難すぎる…と(まあこのオムニバスって全体としても総じて「異常に分かり難く」も在るのですケドね)。  2.『Dante The Great』:16分 コレは話は比較的分かり易い…でも、え?『ドクター・ストレンジ』ですか?的なヤツとゆーか、絶大な魔力をもたらす邪悪なマント!を手に入れた手品師の顛末を(ワリとシンプルに)描いてはゆくのです。ただ、ファウンド・フッテージとゆーよりはもはやモキュメンタリの方だと思いますし(⇒隠し撮りは多用してるケドも)物理的にやりたいシーンてのもホラーとゆーよりは単なるアクション(⇒ダーク系寄りではあるケドも)だったりするのですよね。ゆーてまあ(所詮B級としては)別に悪いとまでは言わないですケド、全体的にちょっとチャチ過ぎる感じもするし…結果的にはイマイチかな、と。  3.『Parallel Monsters』:19分 一見「鏡像」みたいなパラレルワールド(と自分自身)が研究の末「発見」されるのだケド、実は…てな話。ホラーとしてもやっぱりごくシンプルな方の話だと思うし、実際のホラー的展開&描写もまたシンプルで可も無く不可も無く…て感じ(⇒どちらかと言えば可の方が一際「無さげな」方…て感じ)だし、ナニよりも~完全にPOVである必要も必然性も(加えてその手のヤツとしての整合性も)ほぼ皆無なのですよね。個人的にはフツーのホラーとして撮ってくれた方がま~だ「許せた」かな、と。  4.『Bonestorm』:18分 最初はガキ共がダラダラとスケボーやってる風景なのですが、途中からは何故か(実質)ゾンビ映画的なスプラッタ・バトルシーンが最後まで続いてゆく…という。支離滅裂な話の内容とかはモ~どーでも好いと(=諦めたと)しても、やはりまずココまで主観視点のカメラが大量で、かつソレがこんなに目まぐるしく切り替わりまくる…てーと、コレも正直(視覚的に)も~ちょっと「付いてゆけない」のですよね。だから結論(例え短編であっても)映画(映像作品)としては成立して居ないかな、と。逆に、バトルシーン中盤でラップとかBGMブチ込んじゃって多少MV風になってたトコロの方が、単なる「映像」としてはむしろ成立してたカモ、と(=観れたカモ、と)。
[DVD(字幕)] 3点(2022-06-23 00:55:53)(良:1票)
1546.  エミリー 悪夢のベビーシッター 《ネタバレ》 
まず、根本的にお話として流れが破綻してますよね(=端的に「成立してない」)。結果的に犯人の目的は単なる誘拐…てコトに見えるのですが、じゃあ何故にあーいう行動を取るという羽目になるのでしょーか。両親が程無く帰って来るってのにチンタラ何をやってんの?という前半もそーですが、そもそもやはり単なる誘拐が目的なら何故にこんな足の付き易そーな七面倒臭いやり方をしてんの?と言いますか(「品定め」でもしたかったとゆーコトなのでしょーかね?)。そして、行動が不可解という意味では(残念ながら)子供たちの方もまた同じ様に見えて(とは言え、コレは多分まだ10歳にも満たないほんの子供でしょーから情状酌量の余地はあるモノの)中でも特にジェイコブは少なくともラストでアンだけ盛大に抵抗できてた…というコトを鑑みるに、やはりもっと早い段階で「こっそり両親に電話する」or「隣に駆け込む」のが出来なかったとゆーのは少なからずご都合主義にも見えますよね。  あとは……重ねて、ホントにほんのガキんちょvsパープリン女、という次元の低い争いとは言え、ホラーとしてはショック描写のレベルがあまりにも低すぎますね(=コレも正直「成立してない」)。個人的にはぶっちゃけ、ホラーを観た!という感覚にすら成らずに終わってしまいましたよ。特に前半はただ「居た堪れなかった」ダケですわ(まあ、その「居た堪れなさ」は意外にも比較的高度だった…とは思いますケド)。終盤は、展開運び自体もかなり雑+画的にも暗くてよー分からん+コレも取って付けた様なくっだらない大オチ、とこの面でも正直(小さくない)減点要素しか見当たらねーです。結論、かなり高度な駄作すね。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-06-06 22:55:24)
1547.  必殺!恐竜神父 《ネタバレ》 
邦題からして極めてふざけた感じですが、コレは原題も『Veloci-Pastor』なんだからまァそのまんまではあるのですよ(でも『必殺!』はやっぱワケ分からないのはまた置いとくとして)。ただ「Pastor」はいわゆるプロテスタントの「牧師」で、神父とは諸々と明確に違うヤツではあるのですよね(それこそ結婚できるのかどーか、とか)。とは言え、実際の劇中での振舞い的にはフツーにカトリックの神父なよーで(つーか本人も「Father」て呼ばれてますし)、結論コレはタイトリングだけが「テキトーだ」というコトには見えるのですよね。  そーなのですよ。この手のはあくまで「テキトーだ(=ソコは特に意識していない…からなのだ)」というコトに「見え」ないと、つまりあまりにウケ狙いが見え透いてしまうと逆にちょっと単にサムく感じてしまう…てなコトになり勝ちで、結果として個人的には比較的に苦手なジャンルなのですよね。その意味では今作、ド初っ端の「爆発炎上」シーンがまず如何にも狙いすぎな感じでのっけからややテンション下がっちゃったのですケド、その後は(メインどころはコテコテにウケ狙いではありましたが)細かいトコロにそーいうつくりものかどーか判然としない「テキトーさ」も十分に見て取れて、その辺はまずまず面白く観れましたかね(思った以上に)。  好きなシーンは、まずは異常に気合の入った編集によるダグとキャロルのラブシーンの直後、襲撃を受けた場面でキャロルの下着が上下不揃いなコト。次に、右目に傷を負ったスチュワート神父が眼帯をさせられているシーンで、コレもフツーに眼鏡の上から無理に付けてるのでスゴく変な感じになってるというごくテキトーなヤツ。あとは、クライマックスでダグがティラノ形態に変身する直前、まるで何も考えずに(=特に演技指導を受けてる様子が皆無な感じに)全員揃ってボケっと突っ立ってるダケなテンプル忍者団の有様。とかですかね。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-05-29 23:01:05)
1548.  さよならジュピター 《ネタバレ》 
よく「詰め込み過ぎ」と言われてる作品かと思うのですが、確かにそーなんですケドだから根本的に映画として内容が足りてない(=間延びが酷い)訳ではないと思うし、これも根本的にはそれらの内容がごくレベル低すぎ(本質的な意味で)てコトでもないかとは思うのですね。そこに加えて(大作映画だけあって)特撮やなんかの質は別にそんなに酷いっちゅうモンでもねーですし(音楽とかユーミンの主題歌なんかは決して悪くない方にも思えますし)だからまァ「普通につまらない普通の映画」の範疇ではあるかと思いますね(ただし「かなり高度に」)。  ※ま~でもゆーて、まずちょっと「無駄に長い」という気もしますケドね(間延びとゆーのとは少し違うと思いますが)。 ※あと演技面は、好いか悪いかの前にどーにも気になるのが英語と日本語のごった混ぜなのですよね。日本語なら(皆)日本語、英語なら(皆)英語、の2つが混ざるのは別に好いんですが、会話する2人の片や日本語・片や英語ってシーンがワリかし多いのは正直ウザいです。たぶん、役者が両方は喋れないってヤツばっか、という単純な理由だと思うのですが、にしても外国人キャストなんか別に大した演技もしてねーのですから喋れるヤツを連れてくりゃ好いのに…と思うのですケドね(最悪片言でもいーじゃんか)。  しかし、詰め込み過ぎ⇒それ故に個々の要素ひとつひとつは薄っぺら過ぎ、なのもまた確かであり、だから結局コレという見せ場がコレといって見当たらないから(全体としても)あんまし面白くない…のだとも思うのですね。取捨選択するなら、一番要らないのは個人的には(火星のナスカ絵に始まる)宇宙古代文明ばなしかな~と思いますね(この話でもってオーラスも締めくくろーとしてるのですケド、結局ココがいちばん意味不明なモンだから観終わった感じがまた激・悪くなっちゃってる気もしたり)。木星太陽化計画をやろーとしてたら⇒ブラックホールが太陽系に接近してる!らしーので⇒計画変更して木星を爆破!して軌道を逸らしました…なら、も少しシンプルでたぶん尺もコンパクトに出来たかと。  でも、コレだとぶっちゃけ「『妖星ゴラス』の二番煎じ」にしかなってない気がするので、やっぱラストのドンパチはアクション的にもっと見応えの有るモノまでに単純に改善して、そんでココにもっとチャンと(本田とマリアの)宇宙ロミジュリの話を絡ませればいーじゃないですか。ただし現状、ロミジュリの話は(前述どおりな中でも)いちばん薄っぺらい!て感じなのですケドね(⇒散々無重力セックスしただけじゃねーか!と)。ま、ソコはジュピター教団のヒッピー風を全部ブッタ切れば済むコトか、とも思いました(アレも正直総じて全く意味不明にも思えるのですが、コレはもしかしたらジェネレーションギャップてヤツなのかもな…と思ったりも)。  とは言え個人的結論は「アイデアの質が足りないのを量で誤魔化そうとして失敗してるヤツ」てなコトだと思いますね(前述どおり、私には今作は『妖星ゴラス』の劣化版にしか見えんのです)。でもやっぱ、ソレこそはどこまでも「量より質」なヤツだ、と思うのですケドね(当たり前に)。
[DVD(邦画)] 3点(2022-05-02 16:11:41)
1549.  女子高生ゾンビ 《ネタバレ》 
高部あいって、結構可愛かったよな~と思って観てみたのですが…  高部あいはゾンビハンター、狂言回しとしてのフツーの女子高生を梶原麻莉子、そして緒沢あかりが敵方のキーキャラ(実質ラスボス)を演じており、この3人は女子高生ルックで登場する+ゾンビ化した女子高生てのもチョコチョコ登場する(→一部は体操服ブルマで)。作中の敵は前述どおり確かにゾンビだが中でホストと呼ばれるボス的なヤツが居り(緒沢あかりがコレで、実は高部あいも…という)雑魚のゾンビを使役しているという意味ではややヴァンパイア系ぽい話でもある。総じて、極端にレベルの低い超・C級というワケでもなく、主演の女子高生3人はそこそこ可愛くもあるし、アクションも(チャチだが)全く全然観るに堪えないっちゅうモンでもない。3人以外では小沢和義が頼れる味方のオッサンを演じており、彼の演技もそんなに悪くはなかったと思う(兄貴も出てたらしいが、気付かなかった…)。  ただ、かと言って好かった(=ココは!という好い点が在った)とかいうワケでもなく、まず高部あいは正直思ったよりは可愛くなかったし(好みの問題だが、それでも今作のクール系な役ってのが、彼女の場合ただ仏頂面に見えてしまう…という程度の演技力だったのも確かかと)女子高生のゾンビてのもやっぱまるで可愛げが無いし(血みどろで目ェ剝いて「ヴオオオオオオォォォォオ!!」て来られりゃそりゃあ…)何よりこの手合いでまるでエロシーンが無えってのも…(格闘中とかにパンチラチャンスくらいは幾らでも在っただろ!と)もう一点だけ、他はまだともかく音楽・録音が今作は妙に稚拙ですね(各所で声・音・SEの重ね方がスゴく適当でまるで雰囲気が出ないし、録音では単純にセリフ拾い切れてないシーンも散見されたりして)。ゆーてまあ、駄作・凡作なのは確実かと(事情が在るならイザ知らず、カネ出してまで観るモンでもないかな…と)。
[DVD(邦画)] 3点(2022-04-19 00:03:52)
1550.  検察側の罪人 《ネタバレ》 
うーん…仕事において「優先順位」って、結構ナニよりも大事だったりしますよね……  そこかしこまで行き届いてシャレオツな画づくりだとか、役者の演技にしても(主演2人も含めて)決して悪くはなかったとも思うのです。ただ如何せん、本筋のサスペンスとしてのお話の内容がまずは薄っぺら過ぎます。特に、中盤以降で最上が犯した2件の殺人はあまりに短絡的とゆーか、少なくとも「してやられた!」とか「鮮やか!」とかいうサスペンス的な醍醐味には全く為り得ないバカっぽさでしたよね。正直、これは起承転結でいったら「転」のエピソードですよ(=つまり、この感情移入が難しいホドに馬鹿げた犯行を主人公が見事に暴く結末こそを我々鑑賞者は希うのであって、ソレに答えるのがサスペンス映画の務めではないか、と)。  そしてこの通り後半は内容の酷さも然ることながら、また駆け足&テキトー&無駄っぷりもとにかくま~酷いのですよね(=正直、残り30分くらいまでにはもう2点は付けても好いかと思ってたのですが)。取りも直さずソレは、まず前半でキムタクが如何にカッコ好いかを描くことに注力し過ぎて結果「起承」まで話が進むのに1時間以上掛かっているコト、そしてコレもとにかく登場人物が(本当に無駄に)多すぎるというコト。ラスト付近は「寄り道」のエピソードもマジで要らないモンばっかでしたね~キムタクの「誕生日」の話とか、ニノと吉高由里子のセックスだとか、あと議員の葬式あたりは完全にブラック・コメディですし…(重ねて、他にやるべきコトが幾らでも在っただろと)…こんなコトは言いたくないのですケド、所謂「ダメな(大作)邦画」の見本の様な作品にも思えましたかね(見てくれがちょっと「ゴージャス」なダケ、という)。  今一度言わせて貰うなら、主演2人についても演技自体は別に悪くなかったと思います。キムタクは単独でも大いに客を呼べる役者なのですから、ゆーて彼のカッコ好さをメインディッシュに映画を撮るってのはコンセプトとしては決して間違いではない…とも思ったりね。でも、それにしたって後半は(前述どおり)彼とてカッコ悪過ぎ・アホ過ぎで、逆によくこんなダサい男をキムタクが演り切ってくれたな…とすら思うレベルでして。二宮クンは、中盤で一発ブチ切れる(+前述どおり吉高由里子とセックスする)以外は、実は特にナニもやってなかった…とも思いましたが、まァ~やっぱ(ダブル主演の片割れの)彼すらもそーいう「ぞんざいな」扱いだってのが、本作のバランスの悪さの証左…とも思えますですね。。  正直、近年の邦画では(個人的には)コレもワーストクラスですね。
[インターネット(邦画)] 3点(2022-04-14 19:07:40)
1551.  大怪獣のあとしまつ 《ネタバレ》 
「令和のデビルマン」というパワーワードは伊達ではありませんでした。確かに、ココまでの酷評を喰らってる主因とゆーのは宣伝その他でワザワザ高めた各方面の「期待」を悉く裏切った…という面が強力なんでしょーケドも、ソレを差っ引いてもほぼ全編に渡ってかなり高度にまるで面白くない!という映画です。また現時点、ココまでの言われブリは逆に下らなすぎて面白いのカモ?(ネタになるのカモ?)というモチベーションで観に行ってる人も多いかと思うのですが、個人的には正直ソレもあまりお勧めは出来ないですね。  どーしてこーなってしまったのでしょーね?速報では、とにかく「あとしまつ」側の話がしょーも無さすぎ・どーでも好すぎで全編下らないコメディで塗り潰されている…と聞いていたのですが、実際に観てみると実はそーでもなくて、ワリと「あとしまつ」側の話のシリアスめな雰囲気が全編通して保たれている…とも感じたのですよ。ただ、ゆーて確かにソッチ側の話の「中身」自体は実に下らないし薄っぺらいし、かつ「リアリティ」とかに関してはマジで皆無なのでシリアスさってのも完全に「嘘っぱち」な…という点で、まずはも~白けるしかない感じではありますし+一方で見かけはシリアスなままだからコメディの雰囲気にも更々為ってなくて尚更ギャグが笑えない…という様にも感じましたかね。  あとは…コメディに徹し切れていないという意味では、本編中のギャグとゆーのは前述の中途半端にシリアスな流れの中にワリと唐突に&無造作に&脈絡無く「そっと」置いていかれる(=そーいう方向性を敢えて指向している)様に見えて、その点からも例えばフリオチ・ボケツッコミ・或いは笑かす「間」、とかいったオーソドックスな笑いのテクニックを殆ど使えていない様にも見えました。そーすると必然、笑えるかどーかはもうボケ質という意味での「センス」(⇒ワードセンスとか)に全て掛かってきてしまう様にも思えるのですケド、その部分がコレもマジで超絶低レベルだった…とゆーコトにも思えますね(ウ○コだの○ンコだの…)。まあ、そーいうオーソドックスではないシュールな笑い自体が監督の持ち味なのかも知れません、がだとしたら、率直に「才能枯れてる」って方の事態である様にも思われてしまいますよね(⇒より深刻なコトとして)。  ※以下余談 私の採点方針ですが、基本的に「ほぼ褒めるトコロが無い」映画が3点になります(⇒よほど内容に「怒り」を覚えている場合を除いて)。翻って本作って、実は内容「以外」は別に全然クオリティ低くもない(セット衣装美術その他大小道具、CG含む映像面、特撮、或いは役者の出来・ポテンシャル、等)と思うのでして、だから本来は「4点」が適正かとも思うのです。ただ、本作に関しては内容があまりにも面白くなさすぎる…ので1点引きました(別に2点引いてもイイのですが、いったんココまでで)。
[映画館(邦画)] 3点(2022-02-12 20:08:21)(良:1票)
1552.  ヴァン・ヘルシングVSスペースドラキュラ<TVM> 《ネタバレ》 
タイトルからも分かるとおりのB級作品で、結論的にはSF色の方が強め(のアクション・ホラー)という見掛け。西暦3000年の未来を舞台に、50年間漂流中の宇宙船を発見し乗り込んだヘルシング隊長とクルー一行だったが、ソコには…というお話、なのですが…まあかなりツッコミどころが多い(そして反比例的に見どころは少ない)というC級レベルのクオリティすね。   ①西暦3000年? まず、低予算宜しく諸々のつくり込みはごく甘く、総じて未来にも宇宙にも見えません。舞台となる宇宙船に最初に乗り込む時すら宇宙服ではなく素潜り用のゴーグルみたいなのを着けてるダケという驚愕の有様で、以降はみんな着のみ着のままの(21世紀の)普段着で通しています(タンクトップだのナンだの)。ロケ場所も、途中までは工場の地下かなんかかと思って観てましたが扉のつくりを見た感じはもしかしたらホントの「船」で撮ってるかも知れないですね(どっちにしろコレもバリバリに現代のヤツ)。あとは、隊長は船内でフツーにタバコ吸ってるわ、部下に至っては自室でシーシャキメてるわ、もう一つ、クルーのひとり「プロフェッサー」は車椅子に乗ってるのですがコレも古めかしい手漕ぎのヤツだったり(流石に1000年後は全部電動になってて欲しい)ココまでやる気がないんだったら1000年後なんて見栄を張るのは止せばイイのに…と思いますね。  ②アクション・ホラー? 別に他の要素もショボくないなんてコトもないのですが、ジャンル映画なんだからココを頑張らなくてドコを頑張る?というアクションとホラーが残念ながら超絶ショボいです。特にアクションは全く何の(効果的な)工夫もないので吸血鬼が全然パラノーマルな存在に見えないです(カラコンと付けキバのオンリー)。ホラー面も、ホラーとゆーかスプラッタ(と言えなくもないモノ)が多少入ってるダケで怖いシーンは全然無いのですよね。SF・アクション・ホラーという3つのジャンルに手ェ出しているけど、どれとしても成立してない…とゆーのもチョイ酷すぎですね。  ③ヴァン・ヘルシング? 原題は『Dracula 3000』なのに邦題がコレなのは、実際に隊長の名前がヘルシングだから、なのですが、これまた途中から唐突に隊長とラスボスには1000年に渡る因縁が…とか言い出すのですよね。いくらナンでも素っ頓狂すぎますって(そもそも今回の吸血鬼は地球出身じゃないって言ってた気がしたんですケド、私の勘違いすかね?)。要するに結局、SFと雑にごた混ぜたダケで今作は古典的な吸血鬼モノでしかない、というコトなのでしょうね。終盤なんかは、吸血鬼は心臓に「木」の杭を打ち込むと死ぬ…というコトからコジツケて、吸血鬼をなんとビリヤードのキューで刺し殺しまくる(ダケの)映画に成り果ててもーてますし。   以上、こんなC級作品なのですが、役者は地味に知らなくもない人達が出てくるのでソコだけは決して悪くもないのかも知れないすね。隊長役のキャスパー・ヴァン・ディーンはあんまし存在感も無かったですが、久し振りに観たエリカ・エレニアックは相変わらず美人で(かつだいぶ薄着で)まあまあでした。ウド・キアは漂流船の船長役なのですが、過去映像内で登場するだけで他の役者との絡みは無いし、シーンとしてもぶっちゃけ有っても無くても変わんないレベル…なのはチョイ勿体無さげではありますケド。
[DVD(字幕)] 3点(2022-02-07 23:12:01)
1553.  樹海村 《ネタバレ》 
『犬鳴村』がそのクオリティの低さにも関わらずそこそこヒットしてしまったが為に、当然の如くにつくられたこの続編でも『村』シリーズとの建付けでナニやら「村」が登場するのですが、実際にはソコの人間?は(当然樹海で自給自足など出来っこないのだから)皆ヒト成らざるモノなのであって、ソレってじゃあ「村」って言えるの?とはまず疑問に思うトコロです。話のメインは全体を通しても『コトリバコ』の方で、実際に村が出てくるのもかなり後半深くになってからなのですから、そもそも「村」にコジツケるのに実に無理をしてる様に見える…とゆーのが私の第一の感想ですね。うーん…コレってそ~んなに難しいコトなんですかね?二番煎じで好ければ幾らでもやりようが在りそうなモンなのに、それでまた何故にココまで支離滅裂なシナリオになってしまう必然性があるのでしょーか。清水崇、実は全部ワザとだったりするんですかね?  『コトリバコ』の部分は(怖いかどーかは別にして)そこそこ気持ち悪い・悍ましいモノではあるので、その辺は別にホラーとしては成立してないとは思わないです。ただ前述どおり、全体的にかなり支離滅裂なトコロに加えてテンポ自体もまたかったる目ではあるので正直ちょっと眠いすね。もう一点、肝心の「村」の住民たる人外どもはコンセプト的には(樹海よろしく)樹木の妖怪、的な見た目に仕上げられてるのですケド、コレは私だけかも知れませんが「樹木」ってあんまし禍々しいイメージが無くって、だからやっぱラスト付近はちょっとまたファンタジックにも感じられてホラーにはなってない様な気がする(=まるで怖い感じでない)のですよね。重ねて、この「樹海」村つーのは一体ナニから出てきたアイデアなんでしょーか?こんなコトならいっそ公募でもしてみたら(或いはいっそ2ちゃんでそーいうスレでも立ててみたら)と思いますですね。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-11-03 21:01:51)
1554.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
テーマは洗脳・マインドコントロールなのでしょうが、その手段は単に薬物だった、というコトのようです(=そーいう様にしか見えません)。序盤からの香川照之の怪しげな挙動、特に高倉家に徐々に侵食してゆくコトの意図・意味とゆーのがまずボヤけてしまっている様に思いますし、そもそも結局、序盤~中盤の描写は(川口春奈の方の話も含めて)殆ど後半と繋がり・脈絡が無いという様にさえ見えます。そのワリに前半はタルい展開運びで尺も長いし、そんでもって肝心の後半がこんなファンタジックなオチになってるとゆーのは、結論、私にとっては完全に(サスペンスとしては)許容範囲の外ですね。  もう一点、いくら何でも警察がポンコツすぎてココにもリアリティの欠片も無い、という様に思われます。一家3人失踪してて、6年後に隣の空き家に実は死体が在りました!てアホなのですか?んで出てくる刑事はみんな単独行動して返り討ち、の繰り返しで…最初の野上は百歩譲ってまだしもとしても、その野上がこないだ殺られた現場に行く時にまた単独で行かせちゃう、て流石に在りえん!でしょ。だから結局、私には今作のサイコパスとゆーのは別になんにも恐ろしい人間には見えませんでした(不自然極まりない映画的御膳立てがそー見せようとしてるダケという上っ面)。  香川照之の演技を褒める向きもある様ですが、演技とゆーのは何らかのつくり込まれた内面的なクオリティの表出でしょ?ソレが伴わない演技とゆーのに評価もクソも無いですよ(無意味です)。まあ、香川照之が悪いワケでは全くないのですケド。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-10-31 22:21:43)
1555.  CUBE 一度入ったら、最後 《ネタバレ》 
特に前半1時間チョイはほぼ完ペキに、そして最後まで観てもそのCUBE自体の仕掛け・ギミックの側の展開運びは9割がたが元ネタの丸パクリなので、逆にその部分は全く詰まらないというモノでもないよーな気もしている(今更ソレでイイのか?とゆーのはまた置いとくとして)。しかし、残り3,40分くらいからおっ始まる人間ドラマ(人間同士の「対立」とか)の方については、このアレンジは個人的には完っ全に「違う」と思う。菅田将暉のトラウマにせよ、岡田将生の歪みに歪んだ人間性にせよ、何故「外の世界」から持ち込んだモノを梃子にCUBE内のドラマを描こうとするのだろう。それらとゆーのはCUBEの世界が描き出すべく物語とは本質的に全く関係が無いではないですか、と(何の為にこーいう「世界の全てから隔絶された」特殊な状況設定を持ち出しているのか=そーいうコトやりたいならソレ用に設定チャンとつくり込んだオリジナルの舞台上でやりなさいよ、と)。重ねて、今更こんなコトやっといてこのザマですか?とゆーのが私の結論です。こーいう作品をつくっちゃうから邦画をバカにする輩がまた蔓延るのだ、とすら思いますですね。
[映画館(邦画)] 3点(2021-10-23 21:18:29)(良:1票)
1556.  さんかく窓の外側は夜 《ネタバレ》 
第一に、ひと目見た印象としては恐らくホラーな(=ホラーに仕上げるのが一番手っ取り早いという)お話なのですけど、全くそうはなってないとゆーか、怖がらせよう・ビビらせようっていう描写のキレとかはほぼほぼ皆無なのですよね。全体的にも(多少気持ち悪い部分はあれども)非常に地味です。まずココが、全体に濃厚に漂う退屈さの元凶になっている…という感じっすね。  もう一つ、主要登場人物の3人はいずれも暗い過去と禍々しい能力を兼ね備える特殊な方々で、三角はともかく他の2人は途中までは人格的にも相当に異常者である風をも醸して居るのですが、最後まで観ると3人ともが実は実に平凡な…とゆーか寧ろごく真っ当な(ヌルっちい)キャラ揃いなのですよね。こちらもある種キレが無いとゆーか、なんかこの手の「特殊能力者だけど温厚・善人」つーのは寧ろ少女マンガとかでよく見るよーな気もするなあ、とも言いますか。  そして終盤は、ソコら辺に輪を掛けて更に更に異常に生温い展開で終わってゆくのですが、そこまで観てモ・シ・ヤと思い、グーグル先生に訊いてみたトコロそれこそ一撃必殺!「さんかく窓の外側は夜」て入力したらサジェストに「BL」てイの一番に出るじゃねーですか(つーか原作者も女性だし、掲載誌もド直球なソッチ系のヤツじゃねーですか)。結論、私は完全にこの映画の客ではありませんでした。でも劇中、そんなにそーいう描写が目立ってた訳でもなくって、だからソッチ系の人にもフツーに期待外れだったんちゃうかな、とも思ったりなんかもして…
[DVD(邦画)] 3点(2021-08-26 19:48:27)
1557.  青鬼 《ネタバレ》 
うーん…例えば主演のアイドルちゃんはかなり可愛いし、須賀健太とか出てるし、そして肝心の青鬼は(完全にCGで3回くらいしか出て来ないケド)そのクオリティ自体はそこまで悪くもないし、部分的には別にB級としては十分、とも言えるかと思うのだね。  ただ(B級のアイドルホラーとしては)「質」はギリ合格点を越えてたとしても、全く以て「量」とゆーのが足りてないのですよね。70分も無い映画なのに低級ホラーよろしく前半半分は殆ど何も起こらんし、前述どおり青鬼が3回しか出て来ないが故に後ろ半分にもまるでスピード感が無いし(途中停車の嵐)、そもそも元ネタって激しく青鬼に追っかけられまくって2,30分くらいで終わるゲームじゃなかったでしたっけ?その意味では、この物量・密度の不足ぶりは「ゲームの映画化」としての今作にとっては致命的かと思います。結論、ちょっと成立してないと感じたっすね。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-08-07 01:44:44)
1558.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 
『呪怨』というホラーは、元々は超・低予算作品だし、かつ根幹的なコンセプトも「足を踏み入れた者が皆死ぬ呪いの家」という非常にシンプルなものではある、のだケド、ホラーとしてはやはりこれも非常に特徴的な側面を持つ作品でもあった、と思ってますです。それは第一に伽椰子と俊雄という実にユニークで禍々しいお化け(あとそのお化けを思いっ切り「見せて」ゆくという演出方針も)と、もう一つが時系列の入替えを含んだ(ホラーとしては異例なまでに)複雑に入り組んだシナリオ構成、という点であるかと思うのです。  ただその意味でゆーと、数あるシリーズ作品・リメイク(リブート)はやっぱし大体この2つは要素として取り込もうとトライしてるのだケドも、特に後者、ややこしい切り貼りシナリオとゆーのを採用したヤツが面白く出来てた試しがねえ、とも感じてるのですよ。アレはね、いっちゃん最初のオリジナルが奇跡的に超絶に出来が好かったから成立してるだけのモンなのであって、中途半端に真似できるよーなヤツでは全くねーのですわ。そもそもオリジナルを撮った清水崇本人ですら、それに続く劇場版もほぼ同じ感じでつくったケドも驚くほどに全くモノに成ってなかった、という代物なのですからさ。  今作も正にドンピシャでその感じ、とゆーか…作品自体は製作費もある程度掛かっていて、まずショック描写はだいぶん気色の悪いまずまずの質だし、かつそれが非常にチョコチョコと豊富に入り続けるのでそこら辺はB級よろしくケチってる感じも全くせず、決して全然見ドコロが無いという完全なポンコツとは言えないかと思います。しかし、ここまでお話が散発的でホラー的にも脈絡が無いとなると…どだい90分の映画に4つも話が入ってますからね。オムニバス的、と言うことも出来るのかも知れませんが、オムニバスとゆーのは4つ話が入ってるなら彩りとゆーのを考慮するモンじゃねーですか。今作の4つの話っちゅうのは率直にどれもほぼ同じ話で、そもそもそれらが只パッチワークで繋がってて只ノンベンダラリと流れてゆくだけで実はトリックもナンにも無い、とゆーのでは、結論、まるで何処にも盛り上がりとゆーのが見い出せないのですよ。ここまで来るとこれはもうキチンと統合された一本の映画とも言えないのではないか、とすら思いますね。  メイン主人公の(化粧っ気無い)女刑事さんの少し病的な感じがホラー的に好さそうだったのとか、リン・シェイがまた中々イイ感じのイカレ婆を演じてたのとか、ちょっと以上に好きな箇所もあったので(あと実はワリと少しだけ期待もしてたので)こんな初歩的な躓きで終わってしまったのには個人的にはかなりガッカリしてます。無念。。
[インターネット(字幕)] 3点(2021-08-07 00:10:25)
1559.  夜霧のジョギジョギ 《ネタバレ》 
インドネシアって、地味に世界最大のイスラム教国家で(人口が3億人近くて、かつ国民の9割弱がムスリムつーことで)、最近よく観てるインドネシアのYouTuberも動画なのに必ず「ヒジャブ」をきっちり巻いてるなあ、とか思ったりしてたのですね(それがむしろユニークなチャームポイントになってたり)。  その意味でゆーと、今作の主人公となる家族とゆーのは相当に裕福に見えるケドも、ここのお姉ちゃんは登場時からヒジャブとか全然巻いてないのでその意味でも信仰心が薄いとゆーことの様なのです。で内容としては、亡くなった母親の幽霊が出没しだす→怪しげな家政婦がやってくる→使用人が不可解な死を遂げる→死んだ連中がゾンビと化して暴れ出す→黒幕が正体を現す、とゆーよーな話でありますです。正直、ごくありふれた筋だし、展開運び自体もかなりモッタモタだし、恐ろしすぎる!と噂の恐怖描写も別に普通だったし(拍子抜け)、んで画質は超絶低いし(8mm?)、単純なホラー映画としてのクオリティはまあお世辞にも高いとは言えんですよ。インドネシアならでは、とかゆう地元の風俗の描写とかも殆ど無かったりで、その意味でも面白みは薄かったかなあと。  ただやっぱりとゆーか一箇所、ラストは非常に独特な様相を呈しておるのですね。結局のトコロ本作はイスラム教万歳!映画なのであって、絶体絶命のピンチ!に唐突にイスラム教の信者軍団が現れて「アッラーアクバル!」と2、3回唱えようもんなら、ラスボス(たぶん黒魔術師的な)はギャーと燃えて死んじゃった、という。率直にスゲえな…とは思いますね(色々と)。  ラストは生き残った家族がモスクにいく様子を映してジ・エンド。こん時はお姉ちゃんもちゃんとヒジャブ巻いてましたわ(細やかな演出)。
[DVD(字幕)] 3点(2021-07-11 21:58:00)
1560.  ズーム/見えない参加者 《ネタバレ》 
ゆーて私も、ここ一年は毎日の勤務時間の半分以上がZoomでの打ち合わせですからね。その意味ではやっぱ親近感とゆーのはありますですよ。複数端末で参加しててハウリングさせる、なんてのも(当然のよーに)やったことありますしね。  リモートなホラーとしては個人的には三作目、その三作を手が込んでいる(=カネ掛かってる)順に並べると、『アンフレンデッド』→『真・鮫島事件』→今作、という感じになるだろうか(『真・鮫島事件』はアレはアレで相当にチープですケドも)。とは言え手が込んでれば好いというワケでもなく、『アンフレンデッド』は様々なツールが入り乱れ、異常に手数が多くて観ていてメチャクチャ疲れてしまったのだし、それに比べると今作は全編Zoomのみなので格段にシンプルで観易いことは観易い。ただ今作、コンセプトは『アンフレンデッド』を引き継いでいるというか、これも全編Zoomの画面上のみで進行するという作品なので、観易い一方で『アンフレンデッド』で弱点にも感じられた「カメラがチャッチいからショック描写に迫力が出ない」という部分もこれまた継承してしまってる、とゆーのも事実かと。  しかし、ま~見るからに低予算ですよね(ほぼ自主制作レベル)。Zoomの画面なんだから別にエーやん!と言わんばかりのクソ低画質に、そもそもが68分という短尺ながらラスト10分は更にどーでもいい(ちょっとだけ怪異な)メイキング風映像だし、これに1900円払うのはちょっと勿体無いという気がする。短い分密度が濃いというワケでもなく、B級ホラーよろしく前半半分は完全に「捨て」で殆ど何も起こらないし、後半は多少マシになるとは言えショック描写もこれまたチープ極まりなく、結論的には許容範囲を少し下回って地味すぎる、という感じですね。結局やはり、完全リモートだと(諸々の事情で)あまりホラー的にインパクトのある描写を盛り込めない→どの描写も似た様な感じにまろやかになって決定的に抑揚・盛り上がりを欠く、というコトかとも思われます。  その意味では、やはり全編リモートというのは結論的にはキビシイ、というコトが分かってきたかとも思いますね。あくまでリモートな状況を(前半で)活かしつつ、後半は別の展開に上手いコト繋いでいく、とゆーのが肝要かと(その意味では『真・鮫島事件』とゆーのは思ったより好く考えられていた、というコトかもと)。もう一点、やはりインドア(自室)で世にも恐ろしいショック描写を描く、とゆーのは相当に難しく、結局高度にユニークなアイデアが必要になる、というコトですかね。こーいうの一見低予算でもつくれそうなのですが、そこから天下を取りたいのなら普通のホラー以上に才能と努力と閃きが必要だ、とゆーことにも思えますですね。
[DVD(字幕)] 3点(2021-06-30 20:07:03)(良:1票)
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