141. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
宇宙人が攻めてくるということなので、もっと壮大なものかと思ったら、泥臭い市街戦の連続だったので少々期待外れ。 [地上波(吹替)] 4点(2023-02-06 12:05:09) |
142. 僕のワンダフル・ジャーニー
《ネタバレ》 犬が内面的に全く成長しないのが違和感。展開がご都合主義なのは仕方ないとしても、家族の和解の仕方がちょっとあっさりし過ぎ。 [地上波(吹替)] 4点(2023-01-29 15:54:18) |
143. 僕のワンダフル・ライフ
犬の生涯は飼い主次第であり、人間の生涯も親次第と考えると、ちょっと救いのない作品のようにも思える。 [DVD(吹替)] 5点(2023-01-27 11:47:57) |
144. 漁港の肉子ちゃん
原作未読だが、少5にしては内面が大人過ぎて違和感。キャラクターの造形もいいんだか、悪いんだか。女の面倒くささは伝わってくる。 [地上波(邦画)] 4点(2023-01-10 00:37:32) |
145. 日本一のホラ吹き男
フザケタ出世物語なんだが、爽快感があって見ていて楽しい。ライバルが途中で消えちゃったが、もうちょっと競争的なものが欲しかったかな。昔の東京の街並みも貴重な映像。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-09 00:09:16) |
146. 君も出世ができる
中身は殆どないのだが、まだ戦後20年も経っていない昭和30年代に、これほどのパワーと熱気と勢いがあったのかと驚かされる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-07 18:14:12) |
147. 僕らはみんな生きている
90年代に見た覚えはあるのだが、この度再見。実際にテロやクーデターがらみで人質になったり殺されたりという事件は度々起きているわけで、ちょっと笑うに笑えないというか、コメディ?のわりには説教クサイ部分もあったりと、アレコレ詰め込みすぎて中途半端になってしまった印象。こういう事態になれば、当然日本政府も関係してくるわけだが、その辺は皆無だし。どうせやるならブラックコメディに徹した方がよかったのではないのかと。山崎努を筆頭に役者陣は概ね頑張ってはいたけどね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-01-06 14:08:09) |
148. 教誨師
死刑制度の是非を問うのがテーマなのだろうが、群像劇にしてしまったことで少々わかりにくくなってしまったような。かと言って、設定上、こうならざるを得ないのも仕方ないのかもしれない。語り中心なので人間ドラマとしても弱い部分もあるのだが、メインの囚人である高宮との対話を通じて、牧師の方も気づかされていく展開は興味深いものがあった。印象に残ったのは、子供をバカにされて殺人をしてしまった父親だが、人はちょっとしたことでカッとなって殺人をしてしまうものなのかもしれないなとあらためて思い知らされた。背景には経済的な問題があるようだが、人生はちょっとしたことで狂ってしまう危うさがあるのではないか。これから残りの人生、トラブルには巻き込まれないように気を付けたいという教訓にはなった。自分が加害者になるのか、被害者になるのかはわからないが、それも紙一重ではないのかと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-04 00:48:44) |
149. 妻への家路
チャン・イーモウらしい作品で、基本的には「夫婦愛」の物語なのだろうが、裏には「文革批判」が感じられ、イデオロギー的なものが排除できないのが中国映画の難しいところ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-01-03 13:18:16) |
150. チョコレートドーナツ
設定上こうなるのは仕方ないが、物語的にはお約束的な展開で予定調和的ではあった。ラストは少々イガイではあったけど。気になったのは服役終了した母親へのゲイによる「偏見」かな。ここは意図的に挿入したのか、それとも無意識なのか。差別される側も簡単に差別する側にまわるという意味では興味深かった。また、マツコ・デラックスがゴールデンタイムに出続ける一方で、出生前診断による中絶が蔓延る日本人にこの映画がどのように受け入れられるのだろうかという疑問も湧く。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-01-02 20:49:21) |
151. 淵に立つ
罪と罰というか、因果応報的な感じは悪くはないが、全体的には少々物足りなさもある。演出というか演技が抑制されていたからか。もっと、感情の揺れや心の叫びみたいなものがあってもよかったように思えるが、あえて抑制することで仮面夫婦的な家族関係を描きたかったのかもしれないけど。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-02 19:14:36) |
152. ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
作風のせいなのか極限状況というのがあまり伝わってこない。尺も短いのでご都合主義的に展開していくし。ただし、貴族少女のプライドと根性には感じるものがあった。 [地上波(吹替)] 5点(2023-01-02 00:11:34) |
153. 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
タッチは昭和感が漂う古臭さがあるし、ジブリだかディズニーだかなんか色々と詰め込んだ印象もあるが、世界観は興味深いものがある。とはいえ、共産主義国が作るアニメなのでそこにはなんらかのイデオロギーが内在したプロパガンダがあるわけで、それに気づかずして見るのはあまりにも無邪気というか中国の思う壺。結局は、妖精はウイグル人等の少数民族で、館は強制収容所、国家反逆罪は「最強の執行人」によって裁かれるということなのかと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-01-01 12:52:06) |
154. ホステージ
ダイハードをオマージュしすぎ! [地上波(吹替)] 5点(2022-12-22 12:12:07) |
155. カラフル(2010)
《ネタバレ》 家族の崩壊と再生という視点で見れば『岸辺のアルバム』に似てなくもないが、子供向けにだいぶ薄くしたかなという印象。また、記憶喪失的に自分をやり直してみるというのは興味深い設定ではあるけども、もうちょっとドラマチックな描き方があったのではないのかと。ただし、少年期は「カラフル」を達観するよりも、「純粋さ」を追求した方がよいのかなという気もするが、それでは生きるのが苦しくなるというメッセージなのだろう。その苦しさも「青春」だとは思うが、自殺するほど苦しいのなら無理することもないし。原作がどうなのかはわからないが、二子玉の開発時代をアニメ化したのは貴重ではあるね。「空間的な新旧」というのもテーマになっているのかもしれないが、内容にあまりリンクしていないようにも思えた。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-12-22 11:17:18) |
156. 地獄の黙示録 特別完全版
中学生ぐらいの時にTVでオリジナル版を見て挫折した記憶がなんとなくあり、それ以来敬遠していた。本作に限らず、子供の頃に見て挫折した映画というのは距離が生まれてしまい、その後見るのが億劫になるというのはあるように思える。で、182分のファイナル・カット版を見た。所謂「戦争の狂気」というのは確かにあるのだろうが、ドキュメンタリー番組等々でアレコレ見てしまうと、公開当時はどうかしらないが、今となっては目新しさはあまり感じられない。それよりも平凡な日常生活に潜むある種の「狂気」の方がよっぽどリアリティもあるし恐怖もあるように思える。という意味では、40年以上も経つとやはり古臭さは否めない。それでも、音響効果というのは子供時代に刷り込まれるし、それなりにノスタルジーを感じながら鑑賞することはできた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-21 21:09:43) |
157. 草原の椅子
原作は阪神大震災のようだが、311に設定を変えて映画化。「絆」がキーワードになっていて、宮本輝の原作からは少々離れてしまったようにも思えるが、それなりに「よい話」ではあるし、個人の生き方と家族や仕事の問題との関係等々考えさせられる部分もある。ただし、シリアスな問題をややコミカルな演技・演出で描いてしまった事に違和感がないわけでもない。 [地上波(邦画)] 5点(2022-12-20 15:57:48) |
158. 長江哀歌
いまや世界の「脅威」ともなった中国だが、そういうものは感じられずこの頃はまだそんなにパワーがなかったのかもしれない。ただし、現代でも都市と農村の格差というのは大きいわけで、こういう風景・風俗は残っているところもあるだろう。日本人の自分が見ても「この頃の中国はまあこんなもんだよね」という感想しかないのだが、本作は国際的に評価されたようで、それもある種の「オリエンタリズム」なのかなと思ったり。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-16 15:16:21) |
159. 正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官
《ネタバレ》 題名からはハリソンフォードがガンガン活躍するアクションモノかと思ったが、イガイと社会派だった。これは邦題がよくないね。アメリカがそんなにいい国だとも思わないので、市民権を得ようとする心情が理解できず内容的には共感はできないが、「国籍とは何か」について考えさせられる。難点はたとえ誤ったとしても妹殺すのに眉間に銃弾撃ち込むか?ってところで、ラストのオチが少々納得できなかったこと。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-12-15 11:23:24) |
160. ガーンジー島の読書会の秘密
《ネタバレ》 ガーンジー島については知らなかったので勉強になった。イギリスとしてはドイツに占領されたというのが汚点ではあるのだろう。その中で抵抗した女性がいた。とはいえ、ドイツ人も全部が悪人ではない(だからと言って、子供まで作っちゃうのもどうかと思うし、それを「アバズレ」と非難することで作品全体の中立性を保っているとも言える)。という、「民族と国家」をある種切り離した視点で描いており、深い感動はないが無難にキレイにまとまっているという印象。難点は題名からはもっと読書の効用について語られるのかと思ったがそれは殆どないのと、ロマンス系の話が少々余計だったことかな。まあ、こうなるんだろうなということは冒頭からわかるんだけどね。という意味ではありきたりな恋愛話でもあるが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-10 11:21:32) |