141. 乱
黒澤明は、「影武者」から様式美にこだわりすぎているようだ。まっ、それはそれでよいのだが。シェークスピアを下敷きにしての脚本、少しく無理がある。それに、暗い。まあ、ピーターと原田美枝子がよかったので。盲目の少年をしていたのが、野村万斎だそうだが何度ビデオで見ても確信に至らない。 5点(2003-05-27 00:09:36) |
142. 戦場のピアニスト
ユダヤ人の迫害を扱った映画は重すぎて見続けるのがつらい。戦争はやはり女子供年寄りの弱いものから死んでいくのを改めて実感。ゲットーを脱出してからは、スリルの連続で重苦しさから開放された。生き残ったので、ほっとした。ソ連軍にドイツ兵と間違われて撃ち殺されたらしゃれにならんからね。 8点(2003-05-19 23:43:33) |
143. KT
金大中事件を映画で扱える時代がきているのかと思う。全体的にいいできだったと思うし、ラストシーンもよかった。ただ、自衛隊の扱い方に不満が残った。三島事件がでてくるのはしょうがないとして、佐藤浩一の人物像にもっと掘り下げがあってもよいと思ったのだが。 5点(2003-05-19 23:32:24) |
144. フィフス・エレメント
リュック・ベッソンもブルース・ウィルスもあまり好きではありません。ブルースは、どんな役をやってもダイハードに戻るのはなぜなのか。じゃ、何で見に行ったのか。ゲーリー・オールドマンがでてるでしょう。 5点(2003-05-13 23:37:20) |
145. ゴジラ×メカゴジラ
ゴジラシリーズもマンネリか。昭和ゴジラシリーズもメカゴジラなるものがでてきてから、駄作に落ちた。もっと原点に返って、ゴジラの出現してきた意味を考えてみようよ。目先だけ、変えても何も変わっていないような気がする。大体、なぜハム太郎と一緒に見せるのか。俺は、映画館でとても恥ずかしい。 5点(2003-04-15 22:25:27)(笑:1票) |
146. 火垂るの墓(1988)
アニメでこれほどの感動を与えてくれる映画は、ほかにありません。一年に一度は子供たちと見たい映画です。小さい子供が不条理に死んでいくシーンに涙が出ないのは、感性を疑います。原作者を悪く言う人が多いのには驚かされますが、小説ですからかなりのフィクションが含まれているのでしょうが、野坂氏が幼い妹を自分で火葬にして、ドロップ缶にいれて持ち歩いた話は、実話であります。この作品は、幼くして亡くなった最愛の妹へのレクイエムで書かれた物です。ちょつと調べれば、すぐわかるのに。みんなもっと勉強しろよ。 10点(2003-04-10 22:16:23)(笑:3票) |
147. トラ・トラ・トラ!
パールハーバーを見てから、この映画を思い出した。多くの方が書かれてるように、「月とすっぽん」である。日本が太平洋戦争に向かってしまう状況がよく出ていました。日本人が撮影したから当然と言えば当然なのだが。淵田役の田村高広の「オアフ島上空、敵機なし。トラ、トラ、トラや」は名台詞ですな。南雲中将役の東野英治郎、山口少将役の藤田進、野村大使役の島田正吾はしぶくてはまっていましたね。個人的趣味で言えば、山本長官役の山村聡はスマート過ぎる。途中解任された黒沢監督が山本長官のそっくりさんを探してきて、演技指導していたと言う裏話を聞いたことがあるがまた違ったアジが出たのではないかと思う。 8点(2003-03-13 21:15:30) |
148. エリザベス
ジョセフ・ファインズは、時代劇がよく似合う俳優ですね。この映画やスターリングラードは主役を完全に食っていたような気がします。マリー、エリザベスの姉妹の葛藤、宗教が政治にからむと怖い。これからブラッディマリーを飲む時は、心して飲むようにしよう。 6点(2003-03-06 22:17:44) |
149. 犬神家の一族(1976)
この映画を見た後、ずいぶん昔のような気がするが、我が家の近くの溜池を通るたびに、人間の足がでていたらどうしようかと思い、怖い思いをした。 6点(2003-03-06 22:00:57) |
150. オーロラの彼方へ
よく考えたら、ハチャメチャな展開なのだがこれは、いい映画です。メッツがワールドシリーズで初優勝した年は、日本の野球ファンの間でもかなり話題になったのでよく覚えています。 8点(2003-03-01 00:15:56) |
151. 光の雨
連合赤軍事件を映画にするということに、まず敬意を払いたい。イデオロギー的に左右どちらからも糾弾されかねないからだ。劇中劇という形をとったことで、救われる気がする。そのまま描いたのでは、やりきれないだろう。 5点(2003-03-01 00:04:06) |
152. 魔界転生(1981)
柳生むねのり役の若山富三郎の殺陣は名人芸ですよ。柳生十兵衛役の千葉真一との対決シーンだけでこの映画は見る価値があります。 7点(2003-02-28 23:52:38) |
153. ウインドトーカーズ
日本の映画作家は戦争は罪悪で悲惨と描く。アメリカ人は戦争そのものを否定することはない。この映画を見て、改めて感じた。実話ということでもっと感動するかと思ったが、そうでもない。海兵隊も日本兵も面白いほど殺すのだが、悲惨さを感じないのはなぜか。監督は、戦争をアクションと勘違いしているのではないか。おかげで日本人をあれほど殺されても怒りを感じなかった。主演のニコラスケージはいろんな映画にでているのだが、何で人気があるのかわからない。 5点(2003-02-28 23:36:58) |
154. ゼロの焦点(1961)
有馬稲子が、駄々をこねて主役から脇役に回った映画。台本を読んで、是非にということで久我美子が主役になったもの。このいきさつを知ってから見直してみると、違った見方ができるのではないか。 5点(2003-02-23 02:23:41) |
155. ガメラ2 レギオン襲来
ゴジラ映画が面白くないのは、自衛隊の描き方にリアリティーがないから。ガメラシリーズは、それらしく見えるし、現実の武器がそれなりに効果があるような気がするのだが。この作品は、水野美紀が出ていたので他の作品より好きだなあ。 8点(2003-02-17 21:50:46) |
156. バイオハザード(2001)
何の予備知識をもたずに、女優に引かれて見てびっくり。題名からして、「アウトブレーク」のような映画だと思っていたから。クイーンのレーザーで特殊部隊が切り刻まれるシーンはショックを受けたなあ。それからクイーンの声が少女のものだったことは不気味でした。ミラに臙脂のミニスカートをはかせていたから最後まで見たのよ。 7点(2003-02-03 22:59:10) |
157. 柳生一族の陰謀
《ネタバレ》 錦之介が、最後に首を持って「夢じゃ、夢じゃ」というシーンはなかなかよかつたです。忠長の西郷輝彦は、品がありました。家光の松方弘樹はあざがあって、どもりで憎たらしかったなあ。 5点(2003-01-25 01:09:47) |
158. ひまわり(1970)
ロシア娘役のリュドミラが、死にかけているマストロヤンニを引っ張っているシーン。引っ張りつかれて帽子を脱ぐシーンがあります。映画館で見ると、決まってここで「かわいいー」と声がかかります。同感です。5回は見ましたが、例外はありませんでした。ただ彼女たちが住んでたすぐ近くに原発があるの異様でした。ロシア人スタッフが無理に入れたんでしょうな、国威発揚のために。まさかあれってチェルノブイリではないでしょうね。 10点(2003-01-16 00:36:58) |
159. 風と共に去りぬ
高校生の時に見たときは、南北戦争の一大叙事詩として見た。20代で彼女と見たときは、恋愛映画だったんだと思った。最近見直したのだが、愛娘に対するレッドの気持ちがわかるような気がした。名画というのは、世代を超えて見てもいつも別の新鮮な感動を与えてくれると思う。ただ、黒人の描き方がやはりこの時代の限界なのかと思う。 10点(2003-01-16 00:04:33) |
160. カオス(2000)
水びたしの中谷美紀が便利屋の萩原と出会うシーン。それからけだるくブラジャーをとるシーン。中谷美紀ファンは、必見ですね。 5点(2003-01-07 22:08:04) |