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141.  僕の大事なコレクション
ロードムービーは楽しい。いまにもエンストしそうな車での移動、その車内での会話、描写や、最初はお互いにぎくしゃくしていたのがだんだん打ち解けていく、でもヘンにベタベタしてなくてドライな信頼関係とでもいうのかな、そんな感じになっていくのが好きです。友だちの極端に少なそうな変わり者のコレクタージョナサンを演じたイライジャ・ウッド、ハマってました。きっちりと7:3に分けた髪とブラックスーツ、とてもアメリカ人には見えないのよね。ところが尋ねていったウクライナのアレックスは見た目モロアメリカ人なのよ。このアレックスを演じたユージン・ハッツという人、トボけた顔立ちにひょろんとした体系で、インディーズ映画に必ず登場しそうなキャラでした。ベースはナチスによるユダヤ人迫害です。一枚の写真から自分のルーツを辿っていく物語がユーモラスに、でもラストはちょっと悲しいというお約束どおりの展開で描かれているのだけど、何がといわれれば「間」がいいです。そして一面のひまわり畑が出てくるのだけど、イタリア映画「ひまわり」の時はその一本一本が極寒の中で死んでいった兵士たちに思えた。ココではそれがナチスに虐殺されたユダヤ人に思えたのでした。
[映画館(字幕)] 7点(2006-06-19 11:09:10)
142.  リバティーン
ジョニーが「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出ることにびっくり仰天した私としては、久々にジョニーらしいジョニーが見られました。これぞジョニーの本領発揮というところでしょうか。なりきっているジョニー、やはり彼の演技力には唸ります。映画としてはけっこうマニアック。自由奔放に生き、挑発的な言動で人々に影響を与えたジョン・ウィルモット、純粋といえばそうなんだけど、芸術家ってなんでこうも破滅的な変人奇人が多いんですかね。でもここまで極端ではなくてもこういうタイプの人はけっこういるのかもしれない。「どうせ嫌われるならとことん嫌われてやれっ!」て感じ?純粋だけれど素直じゃない、屈折した小心者ってとこでしょうか。母親が二番目の妻ってことも何か関係あるのかな?あの時代の貴族ですからね、腹違いの兄弟なんかがいたらいろいろとあったでしょうよ。監督はCMの製作でかなり評価されてるらしいですね。だからなのか、絵画のようなシーンが所々に見られます。登場人物のそれぞれの関係、設定とか、わかりにくくはあるけど、あらすじ、物語としてよりもジョニー目当てで観た私としては、本来のジョニーを堪能できて満足しました。あれで42歳だ、信じられん 。31歳で死ぬ役なのにまったく違和感も不自然さも感じさせないなんて凄いぞ。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-03 00:04:50)
143.  フォーン・ブース
とんだ災難といえばそれまでだけど、嘘つくからいけないのよ。映画としては、この短さがいいですね。コリン・ファレルははっきりいって苦手。でもこれはハマリ役ですね。コリンよりまわりを包囲してる制服警官にときめいた(笑)かっこいいもん。コレ観て息子っていうのは年齢とともに必ず父親に似てくるもんだと再認識したキーファー・サザーランドでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-03 15:22:46)
144.  ドア・イン・ザ・フロア
アービングらしい内容なのですが、今まで観た作品に比べるとリアルといいますか、おとぎ話っぽさはなかったです。全体的に流れがあまりいいとはいえないかなあ、原作の前半3分の1の映画化らしいからキビシイのかもしれないけど、1本の映画としてはメリハリがあり、よくまとまっているとは言い難い。3部作ドラマの序章として観れば納得はいく。二人の息子を一瞬にして亡くし、なにをもってしても癒されない妻と、なすすべもなく浮気を繰り返している夫。キム・ベイシンガーとジェフ・ブリッジスの演技と元々の「不幸顔」「苦悩する人」といった雰囲気と表情ね、キャスティングの妙です。しかしキムにはマイリマシタ「ぼくの美しい人だから」のスーザン・サランドンを軽く超えちゃってます(笑)ブリッジスが時々ニック・ノルティに見えたのは私だけか??そしてショックだったのはミミ・ロジャースです。あ~びっくりした~~
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-08 22:07:03)
145.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
私もおも~い社会派ドラマかと思っていたら、ドンデン返しつきのサスペンスでした。「ここまでするかっ!!」という感じで共感できません、故にやはりこれはバリバリのサスペンスなんですね。けれどデヴィッド・ゲイルの人物像が、意思の強固な人なのか弱い人なのかよくわからなかったです。これは早い段階でオチを悟らせないためのものだったんですかね(笑)見せ方としては退屈しないし、映画としての完成度はよいのですが、人によっては「なぁ~んだ、そういうことか」と拍子抜けさせる作品であることも間違いないですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-17 12:04:01)(良:1票)
146.  シークレット ウインドウ
いいカンジにだらしない雰囲気のジョニーが魅力的。にも関わらず不覚にも睡魔に襲われ、一瞬コックリコックリしてしまいました。それにしてもジョニーが寝ていたあのカウチ、クッションの具合といい寝心地よさそうだわ。オチは早い段階で予想がついたからというわけじゃないのだけど、この作品はサスペンスではあってもオチで観せる作品ではないように感じました。湖畔の風景と滑るような、なめらかなカメラワーク、そして見事に着崩したジョニーのファッションもいい。特にストライプのガウンとアーガイル柄のカーディガンね。色あい、重ね方、着方などかなり参考になります。ドアの横の鍵用のフックもお洒落だわ。いちばんのご贔屓ジョニーとその周囲を存分に堪能しました。
7点(2004-10-27 22:20:54)
147.  マトリックス リローデッド
前作はWOWOWで。これは10何年キアヌひとすじの友人に誘われプレミアチケットまで購入し、劇場で。劇場の中がいつもとは違う雰囲気なのね。まず年齢層、おばさん軍団は少数。他にもいたけどきっとみんな私たちと同じくキアヌ目当てだったと思う。そしてみんなホットドッグだのポップコーンだの飲食物を抱えてる人が多いのよ。 中学生くらいの男子グループもいたから、キアヌとキャリー・アン・モスの濡れ場なんかが出てくると、「あらら、子どもも観たがりそうな映画なのにぃ」なんて狼狽したり・・・ セリフのほとんどは理解不能、だからマトリックスとはなんなのかと深く知ろうという気はゼロです。でもこっちとあっちを繋ぐものがアナログな電話というのがいい感じのミスマッチでなんか好き。アクションもすごく楽しかった。 キアヌの動きもキレがあってよいですなあ。首を痛めているためにああなったらしい衣装ですが、動きに合わせて裾がヒラリとひるがえるのがよいですわ。かっこつけてるわりにはあっさりとやられちゃうツインズ、スタイリッシュなエージェントも好き。私にとってはこれらのアクション場面が全てというのが正直なところです。今回の収穫はスーパーマンになったキアヌと香港映画に出てきそうなキーメイカーでした。点数は・・・6か7か・・・キアヌだからなあ、7点です。
[映画館(字幕)] 7点(2004-10-18 21:23:31)
148.  8 Mile
ラップ音楽に興味はないし、恥ずかしながらこの映画でエミネムを知ったので、彼に対する予備知識は皆無。だからここに描かれている主人公がどの程度脚色されているのかは知らない。それでも貧乏悲惨系青春映画としてなかなかよかったです。エミネムの少年ぽい端整なルックスはスクリーン映えする。意外だったのはみんな真面目でまともだったこと。ママの家の冷蔵庫を開け、ビールじゃなく「ミルクはないの?」と聞いたのにはグっときちゃいました。もっと自堕落で暴力的な人物として描かれているのかと思ってたけど、もしそうだとしたら「グダグダ言ってるだけでナニやってんじゃいっ!この甘ったれがあ」と怒っていたと思う。人間堕ちるのは早いし簡単だ、けれどその一歩手前で踏ん張っているジミーを評価したい。彼を踏ん張らせていたのは幼い妹の存在でしょう。妹に向ける父親のような眼差しにホロリとさせられた。成功を手にしてエンドであれば爽快感が得られたかもしれない。しかし私は、ハシャぐことなく仕事に戻っていく後姿、数年後に成功し、夢を叶えたんだなと余韻を感じるこのラストが好きです。 不満があるとすれば前宣伝でいつもかかっていた主題歌、あれが劇中いち度も入らなかったこと。あのサビのところがかなり好きなのよ。
7点(2004-10-03 21:58:40)
149.  耳に残るは君の歌声
評価が低めなのはしょうがないかもしれないですね。たしかに説明不足でわかりにくい部分があるのは否めない。けれど劇場で見たことも手伝ってか、私はこれ好きです。無表情なクリスティーナ・リッチからは芯の強さ、静かな怒りが感じとれました。白馬と花火のシーンは美しい。あの当時のヨーロッパではフィゲレのような境遇は「あなたもそうなの」という類のさして珍しくもない身の上ばなしだったと思う。その中のひとりであるフィゲレに焦点をあて、遠くから見つめているようでした。フィゲレの将来がどのようにも想像できるラストもいい。事実、見終わってからあのあとこうなって、ああなってとしばらく考え込んでいた。俳優の顔を思い浮かべながら映画では描かれなかったことをあれこれ創作するのもまた楽しい。ジョニーはいつもより凛々しくセクシー。ジョン・タトゥーロとケイト・ブランシェットの器用さと上手さにあらためて感心いたしました。これはいい映画です。
7点(2004-09-02 16:12:49)
150.  インファナル・アフェア
何年かぶりで香港映画を見ました。緊迫感があっていいじゃないですか!やたらと撃ちまくるシーンもなく、「うっそー」というような強引な設定もこれまで観た香港ノワールものに比べたら控えめだし、じっくり堪能できました。トニー・レオンが上手いですねえ、正義のカタマリみたいじゃないのがよいです。モールス信号というのが古くて新しい。アンディ・ラウの正体がバレるその伏線のはりかたもいいわね。どんでん返しは予想がつかず、あっと驚きました。ブロンドの谷啓みたいなボスのサムはニヒルにスタイリッシュに振舞おうとすればするほど笑いを誘うという貴重な存在だ。警視役の人も誰かに似てる。ラストの墓地のシーンは他にやりようがあったんじゃないでしょうか。アンディ・ラウをあのままにしておいていいんでしょうか。シリーズ化するようだし、ハリウッドでもリメイクされるようなのでこれからも楽しみね。トニー・レオンの役はレオよりブラピのほうがいいなあ。
7点(2004-08-28 22:11:59)
151.  アバウト・シュミット
はなしの内容、見せ方としては日本でも番組改正時のつなぎみたいに放送される2時間枠スペシャルドラマみたいな感じ。団塊世代と呼ばれるお父さんたちにしてみれば自分と重なってしまう人が多いような気はする。それだけリアルではあります。常々感じていることだけど、男性は女性に比べ確実に繊細ね。ところでこれは主演がジャック・ニコルソンでなければ日本で公開されなかったんじゃなかろうか。まさにニコルソンの存在感と演技に支えられた作品だと思う。でもなんでわざわざニコルソンに普通のお父さんを演じさせるの?マーロン・ブランドが故人となった今、ニコルソンにがんばってもらいたいけど、コミカル路線が目立つのが少々残念であります。キャシー・ベイツの勇気と潔さに10点献上したい気分。ボディ・ダブルじゃないのははっきりしてるし・・・
7点(2004-07-05 09:59:55)
152.  ベッカムに恋して
この邦題でかなり損してると思う。どうしてこんな薄っぺらな邦題にするの?インド人家庭の封建的、保守的な面もうかがえるけど、イギリスにおけるインド人に対する差別というものが描かれている。けれどそれを前面に出し、メッセージ色の強い作品にするわけじゃなく、ユーモアもたっぷりの女の子のスポ根青春物語にしてあるところが偉いっ!!キーラ・ナイトレイのお母さんがいいじゃなの。娘がレズビアンだと思い込むけど客観的に見るとあのお母さん、女装のオカマっぽいんだもん。これは意図的なのかな?イギリスではゲイがしっかりと市民権を得ているらしい。かなりゲイの多いお国ということです。それがインド人社会にも浸透しつつあるようなところもありましたね。この監督はインド人の目を通して現在の英国の一部分というものをチラリと見せてくれました。
7点(2004-06-28 10:28:50)(良:1票)
153.  真珠の耳飾りの少女
映画というのは人物や事柄を深く掘り下げてリアルに描くものと絵的な美しさやイメージ、スターの魅力で見せるものなどいろいろありますね。この作品は絵的な美しさ、スカーレット・ヨハンソンの魅力が大きい作品ではないかと思います。スカーレットの真っ白できめ細かな肌とポテっとした赤いくちびる。かなりエロチックです。私が最初に感じたのは「品よく官能的な作品」です。正直言うと贔屓のコリン・ファースのセクシーな仏頂面が堪能できますのでそれだけで点が甘くなってしまうのですけどね。フェルメールとグリートのからみのシーンは全てラブシーンのよう。どなたかも仰っていますが、髪を見せるシーンと耳に穴を開けるシーンが象徴的ですね。そしてピーターに身を任せるグリート。もちろん彼女はフェルメールのことを想いながら、だったのよね。彼女は自分で意識しなくてもわりと罪作りな子で、一部の女から疎ましがられるのでしょう。唯一人物がよく描かれていると思ったのはフェルメールの奥さん。子どもが6人、7人目も懐妊中というのにしっかりオンナでしたねえ。そうそう私もピーターと、これまた贔屓のジョニー・デップが重なり気味でございました。そして小悪魔的なフェルメールの娘には「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の時のキルスティン・ダンストを思い出させられました。あの子は「アザーズ」でニコールの娘役だったわね。大人になってもそのミステリアスな雰囲気をなくさないことを願うわ。ホワ~ンと優雅な気分に浸れた作品でした。
7点(2004-05-26 12:06:09)(良:1票)
154.  ボウリング・フォー・コロンバイン
劇場で観たのですけどずいぶん忘れているところがありました。アメリカ人の銃に依存する気持ちの強さというものに驚く。まあ、あえてそういった人を出しているからなのでしょうけどね。アニメでの解説はとてもわかりやすかったですね。「不安を煽り消費させる」というくだりは大変興味深い。不謹慎かもしれないけど今までの数々のテロというのは企業と政治家とCIAあたりが黒幕なんじゃないかと思えてしまいましたよ。それこそ映画の観すぎですね。
[映画館(字幕)] 7点(2004-02-02 11:38:55)
155.  ブロウ
麻薬によって富を築いた男の生涯ですからね、ラストジョニーが幻を見るシーンはやっぱり素直になれなかった。ペネロペ演じる奥さんもかなりのモンだったけどね。けれどジョージ・ユングになりきっていたジョニーは素晴らしい。観る前、父親役がレイ・リオッタというのが不自然に思ったけれど、これがなかなか予想に反していいんですねえ。一時はもうダメかと思ったリオッタだったけど、あのアクの強さ、ギラギラしたブルーアイ、善も悪もOK、どことなくフっと可笑しい。簡単に消えるレベルの俳優ではなかったです。ペネロペはよくなかったです。ブロンドも似合わないしね。
7点(2003-12-29 02:06:10)(良:1票)
156.  マーサの幸せレシピ 《ネタバレ》 
いい映画でした。馴染みのない俳優さんばかりでしたけど、マーサはヘレン・ハントに似ていて、マリオはジャン・レノを丸くしたみたい。ドイツの女性ってあんなにかっこいい人ばかりなのかしら。すっきりシャープでみんな素敵。なにも食べようとしないリナに「全部食べるなよ」と言ってさりげなくパスタのお皿を渡すマリオ。いいシーンでした。大人たちが子どもに対してベタベタと接しないのがリアリティがあっていいわ。いつも曇って暗く寒いドイツと太陽サンサンの暖かそうなイタリアの対比もいいです。あの風景の違いを見て、イタリア人のマリオがいることの意味がよーくわかりました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-16 01:01:20)
157.  オーシャンズ11
オリジナルは未見なのが幸いしたのか、楽しく拝見いたしました。オールスターキャストといっていいこれは、主役クラスの大スターが同じ画面に一斉に出てくるというのが素直に嬉しい。ただジョージ・クルーニーとジュリアのエピソードは余分。この時お二人はプライベートでもデキていたみたいだけど、仕事に私的なことは持ち込まないでいただきたい。ジュリアの悪口はあんまり言いたかないけど、彼女ははっきりいって顔も演技も大味な女優なので、動きの多い「ガハハ」と笑うキャラは魅力全開なのだが、知的で品のいい大人の女を演じようとするとコケる。カジノの階段を降りてマットとブラピの前を通り過ぎるシーンのジュリアの歩き方は猫背で傾いてるみたいで美しくない。あとは、それぞれ自分の役割をきっちり演じていたと思う。マットが一番よかった。あのおじいちゃんソールでしたよね、すっかり騙されました。アンディ・ガルシアだけじゃなく観客も騙してやろうというところね。ジトジト、ギトギトしたヘンな暑っ苦しさがないのがよいです。俳優に演技指導としてカードを教えるシーンで「テレビから映画に変わるのって大変だろ?」とその俳優に聞くクルーニー。ニヤリ、クスっとしました。
7点(2003-12-09 09:17:47)
158.  スペース・カウボーイ
いいなあ、このジイさま宇宙飛行士たち。訓練中も「遠心力のおかげでシワが伸びた」とか言って笑い飛ばす。ジイさまたちの年齢を重ねた余裕もそうだけど映画自体に余裕を感じる、さすがイーストウッド。 ドナルド・サザーランドが自分で設計したジェットコースターにバナナかじりながら試乗してるシーンがよかった、他もそれぞれ俳優の持ち味を活かした登場の仕方がウレシイ。なんだかんだ言ってもジジイになっても彼らは生涯バリバリ現役のプロフェッショナルだと思うよ。 昔、猿に夢を奪われたジイさまたち、いよいよ宇宙へ出発という時はまるで子どものように嬉しそう。ちょっと悲しい、でも微笑ましい作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-02 00:51:34)
159.  アトランティスのこころ 《ネタバレ》 
こういったお話は先が読める、だけどわかっていてもやはりジンワリきてしまいます。私が思うには、テッドは最初からあの2千ドルはボビーにあげるつもりだったのじゃないかしら。全てお見通しのテッドですからね、母親が密告することもダイナーへボビーが来る事もわかっていた。テッドはボビーが来るのを待っていてバーへお金を取りに行かせたあと、自ら追っ手の前に出て行ったんだと思う。最初あのバーへ行ったのも偶然ではなくテッドはボビーに父親のことを聞かせたかったのね。アンソニー・ホプキンスは安心して観ていられるし、デヴィッド・モースが素朴でよいです。約束通りグローブが送られてきたのだから、できればサリーとのエピソードももっとあるとよかった。
7点(2003-12-02 00:01:54)
160.  シッピング・ニュース
巷ではあまり良い評価ではないみたいですね。ドラマチックではないし淡々としてるからなのかな?テーマは重いですね、でもその重さを感じさせずさらりと描いているところが好きです。 どっちを先に観たのか記憶がないのですけど「ショコラ」と共通した部分があるように感じます。それぞれ人というのは突然そこに出現したわけじゃなく、気が遠くなるほどの年月を経て繋がり今があるわけで、そこには様々な因習、因縁が絡んでいくわけでそれをどこかで払拭する必要があって、そこからまた始まる。この映画はそういうものを描いているように感じました。こういうことって、ただ意識しないだけで現実にあることだと思います。クオイルが「水の中でもがく」このシーンが象徴的でした。 観た当初はケイト・ブランシェット演じるロクデナシに腹が立ったけれど、クオイルが自分を変える、再生させるきっかけとなった重要な人物であったんだと今は思う。自分の身に起こることは全て必然なのかもしれないですね。 ここまで書いて気づいたんですけど、そうですねぇ、この映画は特に宗教とか精神世界なんかにはまったく興味のない人にはつまらいと感じるのじゃないかなぁなんて思いました。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-23 23:05:27)
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