141. プレデター
森の中でどこから何が襲ってくるかわからない、じわじわと迫る恐怖。一人また一人とやられていく。これは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と同じだ! 前半は恐怖映画、途中キャンプを襲撃するところは戦争映画、最後の1対1の対決はアクション映画と、3つの側面を楽しめる。けっこうグロい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 15:34:52) |
142. シュリ
《ネタバレ》 繰り返し見たくなる魅力的な作品です。一番特筆すべきなのはヒロイン、ミョンヒョンを演じるキム・ユンジンの演技でしょう。3人で食事に行き、快活にはしゃぐミョンヒョンは、全篇中そのときだけ、セットしたての違う髪型をしていて、この髪型のときの彼女はあまり魅力的でありません。食事の席で、彼女は彼らが追っている女の写真を見せられて動揺します。その後、雨の中を走ったので彼女の髪形は元にもどっています。そのあと、彼女はずっとこの髪型で登場するのですが、前髪が下りているので顔に陰影がつき、そのことが彼女の内心の葛藤と苦悩を、絶妙な表情を伴った演技とともに描き出しています。食事を作ったり洗濯物を干したりする一見幸せそうな彼女にも、どこかに陰りがあり、内奥の不安感が現れています。ジュンウォンの理解できない苦悩と突然のアルコール依存に陥る彼女が、ビルから走り出してきて抱き合うシーンが、この作品の中では最も秀逸です。次に秀逸なのは、もちろん、最後に銃を向け合うところで、カメラワークが絶妙です。撃たれて倒れこむ前に一瞬見せる彼女の、少しうなずくような仕草には様々な感情が集約されていて、どんな言葉よりも説得的でした。欠点としては、アクションシーンがやたら長く、ちらちらしてみづらいなどがありますが、そのことが気にならないくらい全体的には良い印象を抱いた作品でした。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-09 01:33:29)(良:1票) |
143. レディ・ジョーカー
原作はグリコ森永事件の真相に肉薄し、部落差別、在日韓国人差別、暴力団など、日本社会の抱える暗部を抉り出した最高傑作。グリコ森永事件はなぜ迷宮入りしたのか、真相を克明に描き出している「JFK」ばりの作品です。この濃密さを2時間足らずの映画にまとめるのは所詮無理、と最初から半分あきらめながら見ましたが、予想通りでした。たぶん原作を読んでない人は、いったい何を言いたい作品なのか何がなんだかさっぱりわからないでしょう。唯一、渡哲也の渋い演技は光ってた。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 12:33:32) |
144. バイオハザード(2001)
ちょいグロいが、ミラのアクションはきまっている。楽しめる。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-27 23:11:46) |
145. バイオハザードII アポカリプス
ゾンビが一杯出てきて、えんえんと続く虐殺シーンは気持ち悪くなるが、ミラのアクションの見せ方はすばらしい。ジルも同じくらい良い。続編も楽しみ。ミラの胸の小ささには驚き。博士が使っているパソコンが「バイオ」なのは、だじゃれか? [DVD(字幕)] 7点(2005-08-27 23:10:11) |
146. スペースバンパイア
典型的なB級ゾンビ映画ですが、やたら大げさな俳優たちのアクション、わけのわからないストーリーに、かなり退屈させられます。 [地上波(吹替)] 3点(2005-07-31 23:40:54) |
147. サラマンダー
「28日後」のパクリ? 終始、画像が真っ暗なのはセットのしょぼさを隠すため? オス一匹を倒せばいいって今まで誰も気付かなかったの? 生き物が口から火を吹くって設定に無理がある。ヘリコプターからおりてきたのが都合よく女性でよかったなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-31 21:39:15) |
148. インファナル・アフェア 無間序曲
前作とは主要な人物が異なりますが、けっこう面白い。ただ、テンポが速いので、名前と顔をきちんと把握しながら見ないと、ストーリーがよくわかりません。DVDで2回くらい見るのがお勧め。今回の主役はウォン警視とサム。ただのちんぴらぽかったサムが権力者にのし上がっていく過程が面白いし、渋いウォン警視の、一度だけ見せる理性を失って動顚するシーンも印象的だ。一見サラリーマンっぽいマフィアのボス、ハウが反目をたくらむ父親の手下を脅迫して手なずけ、権力を手中に収める過程も良い。ラストの緊迫感といい、なかなかの映画だ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-07-18 01:42:45)(良:1票) |
149. クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
画面が終始真っ暗で、みづらく、ストーリーがわかりづらく、かなり退屈。前作はまあまあ面白かったのに残念。結局この猟奇連続殺人はなんだったのかよくわかりません。気持ち悪いシーンが多いので子供には見せられません。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-17 00:51:12) |
150. エイリアンVS. プレデター
「プレデター」見てないからよくわかんないけど、プレデターってなんなの? 感情あるの? 冷酷に人間を次々虐殺するやつが、なんで最後に一人の人間と和解して仲間になるの。よくわかりません。映画自体、話の設定に理解できない部分が残ります。もっとエイリアンとプレデターの死闘シーンがたっぷりあるかと思ったら、思いのほかあっさりしていた。ちょっと中途半端な感じが否めません。 [DVD(吹替)] 5点(2005-06-26 00:08:42) |
151. ヴィレッジ(2004)
せつない三角関係もからむ、よくできた恋愛映画です。ルシアスがアイヴィーを助けるために手を差し伸べるシーンとその後のバックミュージック、スローモーションの映像はすばらしい。夜霧の立ち込めるバルコニーで愛の告白をするシーンもよい。舞台は閉鎖された森の中で自給自足の生活を送る一つの村。「刑事ジョンブック目撃者」のアーミッシュの村のようだった。森に入ってからは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」。映像は美しく、這うようなカメラワークが印象的。明かされる「森の秘密」、そしてその後の一ひねりも、予想外で楽しめる。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-22 03:13:42) |
152. フラッド
洪水に襲われた町という閉塞的な状況で、お互いの置かれた立場を敏感に察知し、敵味方がころころと入れ替わるという発想にはやられた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-03 12:36:08) |
153. ショーシャンクの空に
話の展開がなかなか見えない。看守と囚人が、最初はいがみ合っていたが次第に心通わせていく感動的な物語になるのか、それとも暴力的な看守と狂った囚人といった非人間的な環境を描き、監獄の抱える問題をえぐりだす社会的な作品になるのか、それとも冤罪を立証し自由を獲得するまでのストーリーが描かれるのか、がなかなかわからない。結局どれでもなく、一つ一つのエピソードはそれぞれが独立したもので、大きな流れのようなものには収斂されない。いろいろなことが起こるので興味は惹かれるが、全体の大きな流れがつかめないので、少々退屈しないでもない。ただラストのどんでん返しは意表をつかれる。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-03 12:30:53)(良:1票) |
154. デイ・アフター・トゥモロー
前半はパニック映画、後半はもっぱらお父さんが息子を命がけで助けに行く感動(?)のお話。絶対たどりつけるわけないじゃん! 6点(2005-03-05 13:12:26) |
155. ホーム・アローン4<TVM>
ほのぼのとしたホームドラマですが、確かに「ホームアローン」の概念ははずれているかも。しんみりするにはいいかも 5点(2005-01-10 15:03:12)(良:1票) |
156. スクール・オブ・ロック
ブラック・ジャックじゃなくてジャック・ブラック濃すぎ。 演技のしつこさ・くどさ・うるささはアニマル浜口を思わせる。 はげ&太りすぎで、超ださい。 ロック映画といいながら、実はありきたりなハッピーエンドの物語。 BGMもロックの名曲ががんがんかかるのかと思ったら、数曲しかない。 ロックの歴史なども省略せず放映してほしかった。 とかなんとかいいながら、なかなか面白く見れました。 7点(2005-01-05 17:53:51) |
157. オルガミ ~罠~
《ネタバレ》 姑の嫁いじめがエスカレートし、次第に狂気を帯びた殺戮に発展する、という シンプルすぎるストーリーで、登場人物も基本的には3人だけ。 嫁を救助することになる友達を入れると4人か。 あまりにもありきたりなストーリーで、どこかで見たことのあるような シーンが頻出しますが、まあ、娯楽作品としては楽しめます。 チェジウのファンなら必見かも。 6点(2004-12-25 20:26:13) |
158. 着信アリ
《ネタバレ》 なかなか面白い。筋書きは別に怖くともなんともないが、音、その他の演出でかなりどきどきさせることに成功している。「リング」より面白いかも。冒頭で葬式のあとに2階にあがるところなんか「リング」そっくりだ。クライマックスの病院潜入のシーン、「お化け屋敷」という評価はぴったり。いつどこから何がでてくるかわからないので、びくびくする。問題はストーリーがさっぱりわからないこと。女の子の虐待と、シバコーが子供の頃に受けた虐待と、殺されるターゲットなど、関連性が何がなんだかわからない。シバコーはかなりいい。いずれハリウッドでリメイクされるだろう。 7点(2004-12-03 00:44:41) |
159. ターミネーター2
良いターミネーターと悪いターミネーターの死闘が手に汗握るシリーズ最高作。話もアクションも満足できる。なんといっても液体金属でできた最新ターミネーターの不気味さが強烈。第1作で泣きべそかいてたサラが突然筋肉もりもりの武闘派女優に変身、体を張った演技をみせてくれる。ターミネーターと子供の友情をからめたところも良い。シュワちゃんがシリアスな演技ながらとてもコミカルに見える。最後はとても哀しい。 9点(2004-10-25 00:27:27) |
160. ハリウッド的殺人事件
青いシャツと緩めたネクタイが似合うハリソンフォードの存在感はなかなかです。 いい年なのに体をはって演技しています。 映像もきれいですが、全体的にちょっとかったるい映画でした。 盛り上がるのは最後のカーチェイス&追跡のシーンくらい。 アクションなのか、コメディなのか、サスペンスなのか、恋愛ものなのかはっきりしない中途半端な映画で、ハリソンフォードが脚本のどこにひかれて出演を承諾したのか疑問です。 おやじっぽいドン臭さが、役作りとしてわざとやっているのか、地なのか微妙ですね。 ジョシュはまあ普通です。 5点(2004-10-16 02:20:45) |