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プロフィール
コメント数 298
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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141.  嘆きのテレーズ
黒澤明監督のモノクロも墨絵のようで美しいですが同作品はヨーロッパのモノクロ作品の美しさを存分に見せ付けてくれます。主演のシモーヌ・シニョレが美しいのは言うまでもない・・・と言いたいところですが、体全体はあくまでも豊満で肉感的なのに顔が大写しになると男のように見えました。でも、他のどのような女優さんでもテレーズの満たされない寂しさは出なかったでしょう。嫁と姑の確執も特に後半以降、姑役の年配の女優さんが鬼気迫る演技で見事に表現していました。周囲からは羨まれているに違いない安定した生活の中で欲求不満に陥っているテレーズと彼女に言い寄るセクシーな男の話は、残業続きで疎遠な夫に愛想をつかす金曜日の妻たちの走り、そして金妻モノをもっと極端にした形で展開します。ただ、「猫の目をした(テレーズの言葉)」水兵あがりの男が出てきた頃から少しつまらなくなりました。結末も、私の私見ではありますが、陳腐なので-1とします。原作者ゾラは人間の情欲を見つめた作家でしたが、物語としての結末はどうでもいいのかもしれません。邦題「嘆きのテレーズ」の「嘆き」はないほうがいいと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2007-06-22 22:53:14)
142.  ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
下ネタ多すぎ。よくここまでやったとただただ感心するのみ。「長い映画人生で一番面白くない映画。っていうか、映画っていいたくない作品。超激しょぼ映画でも、ある意味貴重 」につける点数を献上。本当にこういうのって貴重です。
[映画館(字幕)] 0点(2007-06-07 10:36:56)
143.  300 <スリーハンドレッド>
映画を見に行く前にこのサイトを一見すればよかったのに、「ギリシアの(Greek)」や「スパルタの(Spartan)」という単語を鑑賞半ばにしてやっとキャッチするというみじめさ・・・本来はレビューを書く資格もあるのかどうかなのですが、まず、ミーハー的感想としてはレオニダスが三船敏朗を白人にしたみたいでセクシーだったことと王妃との濡場がいい雰囲気でストーリーにはまっていたことが印象的でした。まあ、筋肉むきむきのおじさんたちがちゃんちゃんばらばらやるのは日本版ちゃんばらの西洋版か変わった趣向のちゃんばら映画みたいに楽しみましたけれど、もすこし深く考えてみると、ペルシアに対するギリシアの優位を何が何でも示さなくてははならなかった理由って何だったのかよくわかりません。これが民主主義の本家のアテネだったらわかりますけど、スパルタってギリシア連合の中でも後進国っぽいでしょう・・・。アテネは一体何してたんやねん・・・。民主主義の本場やからアゴラ(広場)で参戦の是非について喧喧囂囂やってたんとちゃう?とにかくレオニダスはんが頑張らんことにはアテネの連中、喧喧囂囂止めんかったんやろな・・・なんてウィキペディアを読んで後から感心したりしましたがこれは微視的なお話し。クセルクセスは世界制覇を目論んだからヒトラーと同じでワル、というのは短絡的な発想ですよね。欧米の映画ではジュリアス・シーザーやナポレオンがワルに描かれることはあまりないのです。西洋人にはこういうお話はじーんとくるんでしょうが・・・。閑話休題。確か岩波文庫の「女の平和」(アリストファネス作)の中ではスパルタ人がなぜか九州弁をしゃべっているのですが、本作品ではいくら注意して聞いても英語しかしゃべっていませんでした。吹き替えでレオニダスが「おいどんは・・・でごわす。」なんていったら鑑賞していて笑ってしまうでしょうか?
[映画館(字幕)] 6点(2007-06-07 10:27:38)(笑:1票)
144.  父親たちの星条旗
原作が非常に良かったこととイーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベービー」が好きになれなかったことから見るのを躊躇していました作品ですが、素晴らしかったです。R指定の根拠となった血なまぐさいシーンもありましたが、それぞれがほんの一瞬でそれがかえって凄惨さを強調していました。何人かのレビューワーの方が述べていらっしゃるように、硫黄島と帰還後の祝賀のフラッシュバックを交互に繰り返す手法が最初のうちは不自然に感じられましたが、戦費調達を意図する祝賀会の花火の音と硫黄島の銃弾の音が重なって華やかな中にあってつらい記憶を払拭しきれない兵士たちの葛藤が絶妙に描かれていたと思います。このような表現は映像と音響があるからこそ可能なのであって文章だけでは決してできません。「西部戦線異常なし」「トラトラトラ」「戦場にかける橋」などと並ぶ戦争映画の傑作がまた誕生しました。
[DVD(字幕)] 9点(2007-06-04 07:44:27)
145.  プライドと偏見
主演のキーラ・ナイトレイがきれいで、映像と音楽がとても美しい作品。原作は未読ですが、何人かの方が指摘しているようにストーリーはちょっと駆け足という気がします。
[DVD(字幕)] 6点(2007-04-06 04:45:28)
146.  お葬式
面白かった。決して高い評価ではないけれど、海外のスペクタクル映画などに出演した経験もある伊丹十三のほのぼのとしたホーム・ドラマで一度は見てみるといい作品。宮元信子は専業主婦から俳優稼業に復帰したばかりだと思いますが、後年のキャリア・ウーマン・シリーズとは異なって演技が固い感じがするけれど、それも悪くはないです。
[ビデオ(邦画)] 6点(2007-04-04 05:28:59)
147.  ハッピー フィート 《ネタバレ》 
巨大な星雲(銀河系?)からズームインして舞台は南極に・・・ここまではいいけれど、本物みたいなペンギンがタップダンスを踊ったりするのはあまりいただけませんね・・・人間にやらせたら制作費が高くつくからか、何て思っているうちにストーリーはエコ・システムに繋がって、ますますいただけません。ペンギンがタップダンスで魚の乱獲を止めるように人間に訴えるという話だけならまだメルヘンだということで許せますが、人間がペンギンの言うことを聞いて国連で魚の乱獲を止めるように決議するというのはやりすぎです。エコ・システムというのはそんなに甘っつちょろくできているわけではありません。どうして人間が増えすぎたペンギンに調子を合わせなければいけないのでしょうか?魚の乱獲を止める代わりにペンギン焼き鳥や防水が完全なペンギン・コートの可否を議論するほうが自然だと思うのですが・・・。ストーリーで登場するエーリアン(人間)が全員白人だから日本人でも黙って見ていられるのでしょうが、ペンギンたちが暗に標的にしているのは他でもない水産国日本(+ノルウェー, etc)なのですよ!捕獲した鯨の隅々まで感謝しながら利用する日本の捕鯨を復活させろ!魚群探知機でカツオを一挙に捕ってツナ缶にするのをやめて一本釣りを復活させろ!エコシステムに関して必要なのはフェア・プレーであってタップダンスではない!美しい映像にアニメに私がつける最高点の8点をつけた後で陳腐なメッセージのせいで3点減点します。
[映画館(字幕)] 5点(2007-03-27 04:43:51)
148.  バベル 《ネタバレ》 
その昔、バビロニアの人たちが人間の実力を誇るために天まで届く塔を建てようとしたのを見てびっくりした神様が造りかけの塔をこわし、各民族が違う言葉を話すようにしたそうで、「バベルの塔」とは混沌と人類の不和の象徴のはずなのですが・・・この作品では巻頭から観光バス狙撃事件の経緯は明らかで、ブラッド・ピットが演じる被害者の夫がいくらうろたえたところで、見る側としては冷めて眺めてしまいます。作品の面白さはむしろ、メキシコ、日本などで展開されるストーリーとモロッコでの事件との関りを解きほどくことにあります。それにしても、国際テロ事件の解明を手がける日本のどこにでもいそうな刑事、終わり近くで「あのモロッコの事件の結末は・・・。」と報道する東京の場末の飲み屋のテレビ、高層住宅の上階で父娘が愛情を確認するラストシーンなどから感じられるのは「バベルの塔」からはほど遠い調和の世界でした。メキシコ人ベビーシッターのおばちゃん、普通のおじさんとガキどもといった感じのモロッコ人の羊飼い役、どれをとっても俳優さんの演技は見事でしたが、「やはり何と言ってもアカデミー賞にノミネートされた菊池凛子さん!」なんて日本人としてナショナリズムを感じたりして・・・。後ろの席に座っていたアラブ系の人たちがモロッコ・シーンになると英語と私にはわからないアラビア語で茶々を入れるのも聞いていて楽しかったです。神様が言葉を乱してくれたせいで、人類は戦争もしたけれどオリンピックや万国博覧会みたいな楽しいお祭りをやって神様に舌を出しているわけで、製作者が同時多発テロ以降のテロへの過剰反応に対抗して「バベル」という題名で調和や国際協調を描きたかったのなら舌を出してもいいけれど・・・でなければ作品が醸す調和の雰囲気と砂漠の雄大な景観、東京の夜景、各国俳優の競演などに敬意を表して超甘の点数を献上。(拙投稿の小ネタもご覧下さい。)
[映画館(字幕)] 8点(2007-03-06 11:56:28)(良:1票)
149.  ディパーテッド 《ネタバレ》 
若手レオとマット、大ベテランのジャック・ニコルソンの取り合わせと演技が抜群です。でもね・・・映画って演技だけで成り立つもんではないでしょう。今の時点(2007年2月半ば)で、他のアカデミー賞ノミネート作品は未見ですが、この作品がアカデミー賞を取ることはないような感じがします。(「硫黄島」のチャンスが少し増えるか?)レオとマットの上司の警官が落ち着いた風格のある俳優さんがやっているのに「FU」とか汚い言葉が多すぎ。エリート警官らしい演技でレオの置かれた立場をうまく表せなかったのでしょうか?(これは脚本が悪い!)本物のおまわりさんが見たら怒るかもしれません。レオは歴史ものの王侯貴族(仮面の男、ロミジュリ)からチンピラまでいろんな役をこなすけれど、スチール写真に収まれば、どう逆立ちしたってレオはレオ・・・最後のほうで遺影(もちろんストーリの中での)が写ったので気持ち悪かったです。
[映画館(字幕)] 5点(2007-02-16 11:23:07)
150.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
せっかくいい俳優さんを多数使ったのに、変な大蛸だとかが多すぎてうんざりしました。ディズニー映画も落ちたものです。
[映画館(字幕)] 3点(2006-11-26 08:32:37)
151.  ミュンヘン
長く重たい作品でした。風光明媚なヨーロッパの風景を背景にこれほど暗い作品が成立するとはいやはや・・・。スピールバーグ監督の説明つきのDVDで見たのですが、監督によると原作はめちゃくちゃ酷評を受けたものの作品の構想自体は良いし評価されるべきだから映画化に踏みきったんだそうで、実話ではないもののミュンヘン・オリンピックでの人質事件を画策した「黒い九月」の複数の幹部が実際に殺害されているとも言っていました。実話だったら怖い話です。イスラエルの法律では死刑がないので政府のシークレット・サービスのアヴナー(エリック・バナ)にスイスの隠し口座経由で大金を与えて人質事件の首謀者を殺害させるというストーリーに思わず「ありえない!」と叫びたくなってしまいました。当時イスラエルの首相だったゴルダ・メイヤー女史をメチャクチャな悪役に描いていているのも「一国の首相でこんなのってありなの?」と思わせますが、ふと思うのはイスラエルとパレスチナの報復合戦て悪いのは結局どちらなのか、ということです。どっちもどっちながらスピールバーグ監督自身がユダヤ系なのでメイヤー首相をワルに仕立てたことも含めて全ての責任を自分で引き受けて身内であるイスラエルを悪く描いたのかもしれません。ブッシュ大統領だってイラクに派兵することによって千人以上のアメリカ人の若者と数え切れないイラク人を殺したわけですし、戦争なんて一旦始まってドンパチやっている間は大義名分なんか関係ない殺すか殺されるかのゲームです。点数の評価は9点と2点の間を揺れ動いています。真中を取って5点にしておきます。
[DVD(字幕)] 5点(2006-08-19 09:36:43)
152.  ダ・ヴィンチ・コード
酷評が多くて期待がなかったせいか、楽しめました。時間も長いとは感じませんでした。原作を読んだ感想が「あまりにいろんなことを詰め込みすぎている。」だったので要領よくまとめた脚本家とハワード監督にとりあえず拍手。黒幕の逮捕もごちゃごちゃした説明なしのほうが素直に受け入れられます。キリスト教に関する知識も「イエス・キリストはキリスト教の創始者」くらいでいいんじゃないでしょうか?キリストがどのように死んだかとかさえも作品を見るのには関係ありません。暗い色調の映像が美しく、英語のセリフを耳で追う人にとっては特にオドレイ・トトゥのフランス語訛りの英語が聞きづらいこともあり、解説者が黙っていたらもっと価値があがるような、NHKのお金をたっぷりかけた美術紹介番組に似たようなものだと思って見ればいいのです。見る価値はありということで、超甘の8点献上。
[映画館(字幕)] 8点(2006-08-07 05:12:58)
153.  SAYURI
日中のトップ・スターの競演を存分に楽しみました。チャン・ツィイー、ミッシェル・ヨー、ゴン・リーの中国三大美人女優がキモノに日本髪を楽しんでる雰囲気がよかった。重要な三人の役に日本人女優が一人も採用されなかったのはくやしい気もしますが、全員中国人で揃えたのも一人だけ浮いたりしないようにという配慮かもしれません。渡辺謙の存在感もよかった。でも役所広司ファンにはちょっと物足りない感じも・・・。戦後、進駐軍の相手をする時の英語がうますぎて興ざめでした。全編英語でやっているからしかたないんですけどね・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-19 10:09:50)
154.  ユナイテッド93
R指定(日本での18禁)の映画は避けるのですが、事実に基づいている作品なので見ました。冒頭、アラブ人の過激派が凶行に赴く前にメッカに向かって土下座しているシーンはご真影を祀った祭壇か何かに同じようなことをして出て行った第二次世界大戦中の神風特攻隊を彷彿とさせます。その後、どの空港でも見られるような出立の際の乗客と乗員の慌ただしい様子や航空管制官たちの様子が長々と描写されるうちに誰でも知っている結末になっていくのですが、結論から言うと、日本では18禁にする必要はないものの、アメリカやフランスのようにアラブ人が数万人単位の少数派として住んでいる国ではR指定のほうがいいと思います。犯人役の俳優が全員いかにも「アラブ人」といった風貌で、社会経験の乏しい人はこの映画を作品を見たらアラブ人恐怖症になるかもしれません。アメリカでR指定解除を要請している製作者と犠牲者の遺族にはもちろんアラブ人差別の意図はないと思いますが、あの同時多発テロの後しばらくの間、多くのアラブ系の人が短絡志向人間から嫌がらせを受け、ニューヨーク近辺ではまともな人でも自分が乗ったバスの運転手がアラブ系だったら長いトンネルや橋を通る時に緊張したことは事実なのです。空の安全を守る人々のひたむきな姿や「おとなしく座っていろ!」とわめく犯人の眼をかすめて座席の隙間から情報を伝言したり、武器になりそうなものを有志に手渡しした乗客たちの沈着冷静な姿勢によって地上での新たな惨劇が避けられたことなど、学ぶべきことが多い作品なので、当時アメリカ連邦政府の運輸省長官だった日系人のノーマン・ミネタ氏が言った「人種や宗教によって人を絶対に差別してはならない。」という言葉を肝に銘じながら多くの人に鑑賞してほしいと思います。管制の責任者の後ろで終始ボサットつっ立っていた中国人らしい管制官が気に入らなかったのでー1点とします。 
[映画館(字幕)] 9点(2006-06-01 11:56:35)
155.  ピンクパンサー
ん~、微妙だな・・・。スティーブ・マーティンのキャラならもっと面白く作れると思うのですが、指を扉につめたり、地下鉄の駅の階段に転げ込んだりやたらイタ~いギャグが多くて疲れました。見るべきものは最後のほうでクルーゾーが超真面目そうな助手と一緒に踊る踊り、それからパリの風景くらいかな・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-20 07:57:12)
156.  オペラ座の怪人(2004)
「映画はストーリーと映像がよければそれでいい。」という向きには8点は固いと思います。でもこの作品はミュージカルですよ!私はこの作品のパロディー「ファントム・オブ・ザ・パラダイス」のレビューで「この作品(パラダイス)はロック嫌いをロック・ファンにしてしまう。」と書きましたが2004版の本元のほうにはオペラ嫌いをオペラ好きにするような魅力は全くなしです。なにしろ、テーマはロック調、会話はすべて安っぽいポップス調の音楽に乗るという有様。オペラを馬鹿にするのにもほどがあります。そもそも、ブロードウェの舞台からして、なぜロイド・ウェーバーの音楽を使ったのかが疑問です。顔の三分の一しか隠していない怪人が結構ハンサム(ハンサムな俳優を使う必要あるの?)なのに声にはオペラ歌手のようなつやが全くなく、マイクを持って歌うポップス系の歌手だということが丸わかり・・・。映像がよかったのでますます残念した。レナード・バーンスタイン(ウェストサイド物語の作曲家)亡き後のアメリカにはまともなネオ・クラシックの作曲家はいないのか?バーンスタインが存命中にこの仕事を依頼されていたどんなにすばらしい作品になったか?返す返すも残念です。この作品は同じタイトル(「パラダイス」は別)で三つ目に鑑賞したのですが、モノクロ/サイレントでオルガンの生演奏といっしょに見たものが一番よかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2006-05-08 07:45:22)
157.  トラ・トラ・トラ!
日章旗を前にして整列する真っ白な夏服の日本海軍の兵士たちや山本五十六ら、日本人海軍将校たちのセクシーなこと(アブナイ!アブナイ!)・・・。勝利は究極的には自由と民主主義にもたらされると説いた山本五十六、そして(2.26事件、5.15事件などによって当時、日本の民主主義は実際には麻痺状態だったのですが)国民の信託を受けたはずの内閣に権威で対抗するのではなく明治天皇の御製歌を朗読することによって内閣の戦争突入の意向を暗に批判した昭和天皇など、戦争に反対するこれだけの優れた日本人がいながら、外交の敗北という過程を経て日本が戦争に突入していく様がリアルに描かれていたのが良かったです。日本軍による真珠湾攻撃は山本五十六がラスト・シーンで言ったように戦術(tactics)上の勝利であり、戦略(strategy)上での日本の敗北を意味していました。二十世紀前半、人類は一度で懲りずに二度までも愚かな戦争を経験してしまったわけですが、旧戦勝国と旧敗戦国の映画陣が協力し、お互いの情報収集力や俳優、映画技術を駆使してあの頃一体何が起きたのかを冷静に分析し、それぞれの立場で描いたなら、オスカーどころかノーベル平和賞を受賞してもいいような人類全体に資する至宝が次々と生み出されることでしょう。   本作品でのアメリカでの評価はIMBDによると10点満点で平均7.4点(4,665人)、米国Amazon.comでは5点満点で平均4.5点(174人)。因みに「戦場にかける橋(Bridge over River Kwai)」は米国Amazon.comで同点(132人)、IMBDはデータなしです。冷静な分析がなされている戦争映画はアメリカではメチャ受けます。ましてや、この映画は謎に包まれたかつての敵国についてです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-29 00:36:51)
158.  ターミナル
芸達者なトム・ハンクスに言葉ができないせいで空港ターミナルで右往左往するだけの役をやらせるのはもったいない気がしました。一体、このおっちゃん(トム・ハンクスがやっている役のことです)何しにアメリカに来たのでしょうか?何だか訳のわからない作品でした。
[DVD(字幕)] 6点(2006-04-25 09:42:57)
159.  ビヨンド the シー/夢見るように歌えば
ポピュラー・ミュージック(いわゆるアメリカのポップス)が好きなら楽しめる作品。ストーリーはあまりに単純、主人公の成功の軌跡も単純なら出生の秘密を知った時の反応も単純・・・アメリカン・ビューティーのダメ親父役でオスカー主演男優賞を受賞したケビン・スペイシーが芸達者なのには驚きました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 07:05:26)
160.  アメリカン・ビューティー
ケビン・スペイシーはなかなかよかったものの、アメリカの病的な側面を舐めまわしているようであまり後味がよくなかったのでこの点数です。期待していたのですがアカデミー賞受賞作品としてはちょっともの足りなかったです。
[映画館(字幕)] 5点(2006-04-24 06:56:35)
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