141. サウンド・オブ・ミュージック
テレビショーや他の映画でジュリー・アンドリュースのファンになり適役主演と評されるこの作品を見たくてしょうがなかったときに1975年のリバイバル・ロードショーで見て完全にはまりこんでしまい、それ以降、映画館で上映される機会があれば可能な限り見に行き、DVDも発売と当時に購入した作品です。親しみやすい曲の数々と美しい風景、適度にユーモアを交えつつ人々の人生に対する価値観を描いていくストーリー展開(ちょっと考えるとつっこみどころも多いですが)。3時間の長い上映時間を全くダレること無しに見ることが出来ます。最近はなかなか映画館で見ることが出来ませんが、この映画はなるべく大きな映画館でたくさんのお客さんと一緒に見るべき映画でしょうね。2004年にデジタルリマスター版が上映されたときに見に行きましたが、この映画ならではの映画館全体がアットホームな雰囲気につつまれたなかでの鑑賞の楽しさは、自宅でテレビやDVDでの鑑賞ではけっして得られないものです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-11-14 23:36:12) |
142. ステルス
《ネタバレ》 何も考えずに戦闘機の飛行シーンを楽しむべき作品です。最後のほうはなくても良いかなと思いますが、まあ、飛行機好きにはそこそこ楽しめます。で、まともにストーリーを追っていくと、他国を勝手に爆撃するわ、スクランブルしてきた戦闘機を撃墜するわ、不時着した乗組員を助けるために相手国の兵隊を殺しまくるわで、一見、無茶苦茶のようですが、実は、なんのことはない、アメリカが現実にやっていることばかりです。いったい制作者はどういうつもりでこの映画を作ったのでしょうか。なんにも考えずに現状追認なんでしょうね。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-14 23:10:09) |
143. モダン・ミリー
いかにもジョージ・ルイ・ヒルらしい作品です。テレビ放映も何回か見て、DVDを購入して改めて何回か見てます。まあまあお気楽な楽しいミュージカルコメディです。ただ、ちょっと悪ノリが過ぎるところがあり、気分によってそれが楽しめたり楽しめなかったりするので採点が難しいのですが、一番楽しめるときで7点かな。ジュリー・アンドリュースが歌うタイトル曲はとても好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 23:05:10) |
144. 暁の出撃(1970)
まあ、ミュージカルシーンが織り込まれた他愛のないラブコメといった作品ですが、けっこう楽しく見ることが出来ます。とにもかくにもブレイク・エドワーズが奥さんになるジュリー・アンドリュースをとにかく可愛く描こうとしたのがありありと判る作品で、やさしいお姉さん的なメリー・ポピンズやサウンド・オブ・ミュージックとは違い、いかにもかわいらしい女性としてジュリーを見せるべく作られています。何も考えずに楽しめる映画ですが、ジュリー・アンドリュース・ファンには必見の作品でしょう。 [地上波(字幕)] 7点(2005-11-08 00:08:12) |
145. ヒトラー 最期の12日間
見た後は何ともやりきれない気持ちで、私も含め観客の表情も沈鬱なものでした。この映画、ドキュメンタリー・タッチで淡々と進んでいきますが、戦後60年特集として制作された各種ドキュメンタリーとは明らかに一線を画すものであり、また、一般的な映画でもなく、とても他の映画と同列で採点すべきものではありませんが、敢えて点数を付けるとすると10点しかないでしょう。ある面「日本の一番長い日」のドイツ版とも言えますが、本作品は人物の心理描写がきっちりされており、戦争が人を変えるのではなく、人の心の弱さが狂気を招き、その狂気が戦争をより悲惨な方向へと推し進めていくことが明確に描かれている点ではるかに優れています。 娯楽性のかけらもなく見てつらいだけですが、是非多くの人に見てもらいたい作品です。 [映画館(字幕)] 10点(2005-11-02 00:25:18)(良:1票) |
146. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 上映館の関係で吹き替版を見ました。主要女性キャラ2人の吹き替えには多少違和感がありましたが、作品の素晴らしさを損なうほどではなく、これはこれで十分楽しめました。コープスブライドがどうして死んだのかが語られる場面で、その後のストーリー展開が読めてしまいましたが、ブラックな笑いあり、ホロッとする場面ありの無駄のない話の運び、素晴らしい映像と音楽で、結末へ至るまで全くダレることない出来映えです。DVDが出たら今度は是非字幕版で見てみたくなりました。 [映画館(吹替)] 8点(2005-10-30 18:17:06) |
147. スター!
31年前にテレビ放映を見て以来全く見る機会がなく、DVDが発売されてほんとに久々に見ました。イギリス出身のミュージカル女優ガートルード・ローレンスの半生を描いた伝記映画で、ストーリー的にはいろいろなエピソードが続くだけの面白くもなんともないものですが、次々と挿入される舞台シーンは見応えがあります。ジュリー・アンドリュースのミュージカルシーンがたっぷり見られのでジュリー・アンドリュース・ファンには必見の映画ですが、そうでない人には、上映時間が3時間近くもあるのでよほどのミュージカル好きでない限り、ちょっと退屈な映画でしょうね。ジュリー・アンドリュース・ファンにとっては8点ぐらいのできですが、普通に採点すれば思いっきりおまけして6点がいいところでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-30 16:48:37) |