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プロフィール
コメント数 186
性別 男性
ホームページ http://vanitas.cocolog-nifty.com/blog/
自己紹介 半年レビュー書き込みがないまま放置でした。忙しかった。でも映画は見てたんです。だから、ぼちぼち再開します。

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141.  楊貴妃 《ネタバレ》 
溝口監督でなければもう一点高かったと思います。溝口監督にしては、演技が大袈裟で、荒いなという印象。人物描写もやや深みを欠きます。肝心の話は、始めと終わりがあって、中間部が抜けている感じ。お忍びで祭りにもぐり込む場面は、やはりいい演出だな、と唸りました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-07 23:15:49)(良:1票)
142.  新選組(2000)
黒鉄ヒロシの漫画を切り取ってそのまま画面上でスライドさせるというタイプのアニメ(というか人形劇?)。これがなかなか面白かった。黒鉄の画力もさることながら、これを「演出」してしまう市川箟の力業。興味半分、怖いもの見たさ半分で見始めたけど(だからほとんど期待していなかった)見終えて、うなってしまった。こんな風に俳優を動かして、こんなタイミングで切り替えて、こんな構図で見せれば迫力が生まれるんだと、市川監督がわざわざ演出の手の内を明かしてくれている感じ。生身の俳優でなく紙人形だからそれが余計によく伝わる。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-06 09:43:47)
143.  こころ(1955) 《ネタバレ》 
あまりに息苦しく、回想場面が始まる前までは、ホントどうしようかと思った。 市川箟はときにこういう重苦しさに走るむきがある。今回の夏目漱石を見て思ったのだけど、特に文芸モノにその傾向があるみたい。一般には高く評価されてる『破戒』とか『炎上』とか。私にはちょっと苦手。 芥川也寸志の荘重な音楽が聞きモノ。漱石の原作に芥川の息子が音楽つけるなんて、スゴイ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-02-06 07:53:07)
144.  ダウン・バイ・ロー
青春の一本。見た当時の衝撃で言ったら、間違いなく10点なのですが、あれから20年以上経って見直してみると、少しだけ色あせていた。ちょっと悲しいけど、仕方ないかな。でも、今回見直してみて、前半部分が意外と笑えることを改めて発見した。それが嬉しかった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-05 23:53:32)
145.  痴人の愛(1967)
平均点下げて申し訳ないけど、世間で評価されてるほど、私にはこれは面白くなかった。増村保造は相変わらずうまいと思うけど、安田道代はとっても色っぽいけど、でも、でも、若尾文子と一緒のときほどときめかなかった。耽美でいくのかエロでいくのか、どっちつかずだった。それが私には居心地悪かったんだと思う。
[ビデオ(字幕)] 6点(2007-02-05 23:50:40)
146.  元禄忠臣蔵 前篇 《ネタバレ》 
ああ、この深みのある映像よ。音声の保存状態が悪く、とくに脇役の俳優さんたちが何をしゃべっているのかわからないような場面がいくつかあるのですが、それを補ってあまり余りある映像の説得力です。松の廊下や浅野内匠頭が切腹のワンショットの長回し撮影は、それはもうお見事と言うよりないですよ。構図、場面設計、空間設計、どれをとっても超一流。 原作は史実に忠実に再現したという真山青果の昭和歌舞伎。歌舞伎の空間性は活きているけど、ロングショットでもきちんと映像として処理してある。これは職人技です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-05 23:46:36)
147.  帰って来た木枯し紋次郎
テレビシリーズの記憶がかすかにある世代です。正確には覚えてません。ですから、シリーズになじみのある人とは違う感想になるかもしれませんが、これは予想外にいい映画でした。物語は、それ自体新しさは感じませんでしたが、でもそこそこ面白かった。もともとのシリーズの常套的な展開なのかもしれません。しかし、特筆すべきは、何より、市川監督の映像美でしょう。丁寧に描かれた自然の美、陰影のある深みのある画面。 テレビシリーズを映画にするならここまでやらなくてはいけないのだな、と納得させる映像美です。近頃はやりの、テレビの演出をそのまま流用する形での安易な映画化の対極に、この映画はあります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-02-04 08:06:36)(良:1票)
148.  コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 
久しぶりのジャームッシュ。最初の数話の感想。「ああ、いつもどおりのとりとめのない会話だなあ。でも、年取るとこのテンポ、ちょっとツライかも。」でも途中で(軽いネタバレです)「あれ? これはズレとズラシの対話なんだ」って気づいた。楽しみどころはそこだって。かみ合わない対話。そのズレ具合を追っていくんだなって。それに気づいたら、どのエピソードも俄然面白くなった。(理屈で納得しないと先に進めない。頑固親父のよくないところです。)そしたら、エピソード同士も相互関連していて、しかもお互いにズラシてるじゃないか。なるほどなあ。少しずつ撮りためたって割りに計算されているじゃないの。これは何度も見直したくなる。(そして、見返すたびに評価の点数が一点ずつあがっていきそうな気がする…) しかし、私には、この映画の中のコーヒーも煙草も、あんまりおいしそうには見えなかったなあ。だからってこの映画の面白さには関係ないんだけどさ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-01 23:43:12)
149.  股旅
市川崑のユーモアとATG映画の(低予算ゆえの)実験性が、こんな不可思議な作品を生み出すとは! アンチヒーロー極まれり。とにかく面白かった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-31 22:33:07)
150.  かあちゃん
高評価に水を差すようだけど、ギリギリのところであざとさの方が勝ってしまっている感じだった。もう少し抑えてくれれば素直に感動できるのに。もったいない。全体的に「感動しろ」と押し付けられている感じがしてしまって、かえってしらけてしまうんだ。そのあたり、同じ山本周五郎でも、黒澤明の『赤ひげ』のもっていき方はうまいと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-30 23:04:57)
151.  鏡の中の女 《ネタバレ》 
評価が難しいなあ。決してつまらなかったわけじゃなく、むしろ飽きることなく見られたのだけど、でも、テーマ的に重すぎた。圧巻はラストの娘との対面や、祖父母との対話。深すぎる。 ひたすらカメラの視線に役者を晒し、極限まで役者を試す。演出とカメラと俳優の三位一体の業。『ある結婚の風景』もそうだったけど、これは、ほんと息苦しいまでの閉塞感で役者を試している。個人的にはユーモアとか諧謔に走るベルイマンのほうが好きなのだけど、この映画の力業は、それはそれで評価したい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-30 22:57:21)
152.  天晴れ一番手柄 青春銭形平次 《ネタバレ》 
怪作。珍品。こんな銭形平次ありですか? うん。ありでしょう。こんなのを作るとしたら、当時、市川崑以外誰がいただろうか? って当時を知らない私が言うのもえらそうですが、いや、ものすごいものを発見してしまったって感じです。岡引になったばかりで、右も左もわからない(だけどなぜかやたらともてる)ひたすらおどおどしている平次。二枚目長谷川一夫には絶対できない平次です。小ネタの宝庫でそれをいちいち拾いだしたら切りがないのですが、一番笑ったのは、誰もが知りたがっていたあのことを、堂々とやって見せたこと。つまり、平次は投げた小銭をどうしているのだろうかってあの有名な疑問。で、この平次は拾うのですよ。こそこそと。これが見られただけで大満足。 展開はややゆるいので飽きる部分もありますが、あまりに珍品だったので、少し点数が甘くなりました。ここまで読んでくれた奇特な方。どうしようかなって思った方。見て損はない作品ですよ。いろんな意味で。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-29 23:27:03)
153.  どろろ 《ネタバレ》 
いきなりかなりネタばれで申し訳ないのですが、百鬼丸のあそこって復活していたんだ、って、ラストのどろろの金的蹴りを見て、思ってしまった人はかなりいたはず。▼結論から言うと、私以前のレビュワーの皆さんほどつまらなくは感じなかったです。子供の付き添いで(何せPG12なもので)見に行かされたのですが、正直、ここでのレビューの評判の悪さと上映時間を見てそれだけでなえていました。しかし、意外にも最後まで飽きることなく見ることができました。正直ほっとしています。▼もちろん、原作は好きですし、思いいれもありますが、マイベスト手塚治虫ではなかったので、かえって客観的に見られたのかもしれません。▼その上で文句を言うならば、技術的にはすごいのかもしれませんが、細部があまりにも雑で、映像にセンスを感じません。かつては黒澤明にしても溝口健二にしても、あるいはプログラムピクチャーの時代の使い捨ての時代劇を撮っていた諸監督にしても、一枚の絵として、画面にこだわりを持っていました。この映画は、技術に流されてそういうこだわりを、最初から放棄しているように思えます。映画館ならではの迫力で勝負したいというのなら、テクニックで目をごまかすべきではないでしょう。▼脚本も確かに他の人が言うように粗雑ですが、映像に説得力があればカバーできる範囲かとは思います。ただ、琵琶法師という格好の役どころを設定していながら、それが狂言回しにも語り部にもなっていないのは、これはまったく解せません。その枠組みができるだけで一つの様式が生まれたはずなのに。 
[映画館(字幕)] 6点(2007-01-28 22:11:17)
154.  スパルタカス(1960)
脚本が書かれた背景を考えても、すごい歴史的な意義を感じる。またキューブリックのスペクタクル演出も、かなりアンチ・ハリウッド的で興味深い。しかし、一方で、必ずしもその脚本とキューブリックの演出がマッチしていないようにも感じてしまう。 オリヴィエの演説とダグラスの演説の並置は、どうして片方が夜で片方が昼間なんだろうかと、そういうつまらないことに気持ちが逸れてしまうのは、やはりどうかと思う。 ただ、この感想も、時間を置いて見なおしたら変わりそうなので、暫定的な評価ということで。
[地上波(字幕)] 6点(2007-01-27 21:46:59)
155.  リトル・ブッダ 《ネタバレ》 
西洋人にわれわれの知らないアジアを教えられるっていうのもちょっと不思議な感じがします。ストーリー的に心踊らされる部分がなく、その分見ていてちょっとつらいけど、でも、そんなに不愉快ではなかった。 ほかの方も書かれてますが、キアヌ・リーブスは見事にアジア人になっていて(英語の発音もインド人の英語のように聞こえる)確かにいわれないと気づきませんね。 歴代のダライ・ラマも、実際、あんなふうにして生まれ変わりの後継者探しの末に選ばれるのだそうですね。
[地上波(字幕)] 6点(2007-01-25 23:22:44)
156.  お琴と佐助(1961)
先に同じ原作で『讃歌』(新藤兼人監督)という凄い作品を見てしまった後だったので、正直期待していなかったのですが、どうしてどうして。これもなかなか。画面の隅々まで行き届いた美術センス。さすが衣笠貞之助。そして凛とした山本富士子。それに尽きるかな。もともと目のきれいな女優さんで、盲目のこの役はどうかなと思ったのだけど、これはこれで独特の色気が出てるからすごい。こうなると、これもこのサイトでは評判のいい、同じ原作の山口百恵版も見比べたくなる!
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-25 23:17:12)
157.  赤ひげ
久しぶりに鑑賞。究極の癒しですね。一種のメルヘン。あざといといえばあざといのですが、それを気にさせない演出力と俳優たちの演技です。 テーマミュージックがあまりに心地よく耳に響くので、普通の長尺映画だったら早送りしてしまうインターミッションも、じっくり聞き込んでしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-01-25 06:00:56)
158.  華麗なる一族
話は悪くない。長尺でありながら、ほとんど退屈しなかった。でも映画として心踊らなかった。いい素材なのに。本当にもったいない。人物関係は確かに整理するのが大変で、多くの人物が頭に入りにくかった。誰もみな無表情でありながら腹に思惑を含んでいて、みんな同じ顔に見えてしまったからだと思う。主役の佐分利信の役どころも含めて、人物たちの内面を、この映画は描いていない。あえて描かなかったのかもしれない。でも、それではあんまりのような気がする。 ちなみに現在放映中のキムタク主演版は見ていないので、比較はできないが、連続ドラマのほうがこのネタは合っている気がする。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-22 21:00:16)
159.  天国と地獄
すでにいいレビューが出揃っているので、今さら私が付け加えるべきことは何もないのだけど、改めて徹頭徹尾娯楽映画に徹して、しかも抜群に面白いこの映画には黙って敬意を表します。久しぶりに見返しましたが、やはり感心し、唸ってしまいました。 ただ、不思議なのですが、これだけの名作でありながら、個人的にはそれでも、これを黒澤明の代表作と認めたていいかというと躊躇してしまいます。それだけの深みが、やはりこの作家にはあるんです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2007-01-20 23:29:14)
160.  carmen.カルメン
ビゼーのカルメンではなく原作者のメリメのカルメン。オペラじゃないから、何のけれんもないし、スペクタクルもない。むしろ暗い。(お色気はあるけど。)確かにはるか昔に読んだ原作は、こんな感じだったような記憶がある。人類学的民俗学的風土的関心からスペインに切り込んでいくんだね。その範囲で、忠実に原作を再現している良作だと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-18 23:38:58)
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