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141.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》 
ジャックブラックが出るとどうしてもロックが流れるのね、嫌いじゃないですが。90分とコンパクトにまとまっていて最後はハッピーエンドと、定石通りの作りで何も考えず安心して見ていられます。主人公が巨人の国に行ってからのエピソードが付け足し程度だったのが残念ですが、上映時間からすれば納得できます。6.5点です。
[映画館(吹替)] 6点(2011-04-16 21:26:12)
142.  SP 革命篇 《ネタバレ》 
邦画アクション映画としては最高レベルのものだと思う。 国会議事堂のセットがすごい。本物かと思った。 会議場突入時のシーンはちょっと感動した。 敵味方双方の事が上手く運びすぎるかな、という感じはしたが それを差し置いても良かった。
[映画館(邦画)] 8点(2011-03-20 11:11:25)
143.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
非常に面白かったです。いわゆる「暴走列車もの」ですが、実際に起こった事件を元にしていると言うだけあって突飛な場面が少なく(ないわけではない)、リアリティがありました。「暴走列車もの」って必ず列車は止まるという結果がわかっているので、単純に経過を楽しめるというのも娯楽映画としていいですね。アクションだけでなく、仲間や家族のドラマも盛り込まれていて、それがとってつけたものでなかったのも良かったです。ウルっときてしまいました。
[映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 20:11:49)
144.  武士の家計簿 《ネタバレ》 
まず言いたいのは題名に惑わされてはいけないと言うこと。 降りかかる金銭問題を節約術を駆使してバッタバッタと解決してゆく、 そんな痛快劇を期待して見に行くとちょっとガッガリします。 見終わってから思ったのは、森田監督の意図は、家計簿云々というのは あくまで導入に過ぎず、幕末の普通の武士の家庭の暮らしを 描きたかったんだなということです。そういう意味の題名なら +1点あげれたのに。
[映画館(邦画)] 5点(2010-12-05 10:53:34)(良:2票)
145.  SP 野望篇 《ネタバレ》 
深夜にやっていたTVドラマの映画化。TVドラマは深夜23時台にも関わらず平均視聴率15%を稼いだ。内容としてはTVドラマの続きとなっているので、TV版を見ていない人には主人公の能力や背景などにわかりにくさは出ると思う。今回の映画版でも主人公のV6岡田がノースタントのすばらしいアクションを見せる。邦画アクションものとしては出色の出来ではないか。ハリウッドの火薬たっぷりのアクションや香港のカンフーアクションのような派手さはないが、現実にあり得ると思わせるアクションが展開される。それだけではなく、ボンド映画のようにいきなり短いアクション場面でスタートさせ視線を釘付けにするといった、ハリウッドのいい手法も取り入れている。細かいところであり得ない点(敵が視野を狭めるかぶり物をして襲ってくるとか、同じダイナマイトなのに1回目の点火から爆発までの時間に比べ2回目の爆発までの時間が長すぎるとか)はあるが、それ補ってあまりある内容だと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2010-11-05 00:06:23)
146.  南極料理人 《ネタバレ》 
こういうのを本当の佳作っていうんでしょうね。コンクールなどの影響で、佳作って「中の下」的なイメージがありますが、ここでは「良い作品」という本来の意味です。 南極越冬隊という普通の人が知らない未知の世界への興味や、食べ物の問題を解決することに対する知的興奮など、上手い脚本だなという印象です。よく、笑って泣ける映画という宣伝文句がありますがそれが誇大広告でなく、鑑賞中、何回も声を上げて笑いました。ちょっとしたところで笑えるんですよね。また、主人公の料理人が、他の隊員が作った半生の唐揚げを食べて泣くところはぐっときます。主人公の妻が同じく半生の唐揚げを作ることを思い出して、寂しくて泣くんですね。ラストの、隊員が家族や恋人の出迎えを受けるシーンもいいです。
[DVD(邦画)] 8点(2010-07-24 10:24:42)(良:1票)
147.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 《ネタバレ》 
数年に一度の「踊る大捜査線まつり」に遅れずに参加できてほっとした、という感じ。 参加できたことが重要になってしまっている。肝心の内容は・・・残念ですね。監督は派手な内容の映画にしたかったがプロデューサーに「踊る」のテイストはそうじゃない、って諫められ変更になったそうだ。派手な内容の「踊る」が見たかったです。
[映画館(邦画)] 4点(2010-07-04 13:39:16)
148.  機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 《ネタバレ》 
ミハルを失った後のカイの台詞「ミハル、俺はもう悲しまないぜ。お前みたいな娘を増やさないためにジオンを叩く。徹底的にな。」がたまらなく最高。ジャブローに降下するジオン兵の「降りられるのかよ!」も。あと、「哀・戦士」も名曲です。歌詞がいいんだ。 近年、映画館で再上映されたので大画面で観賞。良さを再確認しました。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-12 18:50:12)(良:1票)
149.  機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 《ネタバレ》 
ファースト・ガンダムは劇場版よりもTVシリーズ、というファンは多いと思うが、個人的には劇場版三部作のほうがだんぜん好き。最後アムロが脱出するときに流れる「めぐりあい」こそがこの映画の肝。いつ見てもここで号泣してしまう。 初見はビデオだったのですが、その後イベントや再上映で劇場で見ることができました。
[映画館(邦画)] 10点(2010-06-12 18:41:44)
150.  告白(2010) 《ネタバレ》 
すごい映画だ。原作が良いのか映画化が上手いのか。原作は未読だが賞も獲っているし、両方いいのだろう。いろんな意味で登場人物が皆こんなに残酷でエゴイスティックな映画は初めてだ。好き嫌いが分かれる映画かも。ただ、傑作であることは間違いない。最初は登場人物の行動が理解できないが、告白が進むにつれその理由が怖いくらいにクリアになっていく。その演出がうまい。一見モノクロといってもいいくらいの彩度の低さだが、これを通常の彩度にすると血の色が鮮烈過ぎて、登場人物の告白に対する集中がかけてしまうに違いない。だからこの色合いは正解だと思う。また、深刻な内容に一見合わなそうなBGMの選択が恐ろしくいい。あと個人的には木村佳乃の演技が良かった。
[映画館(邦画)] 9点(2010-06-12 17:58:38)
151.  劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル 《ネタバレ》 
私はドラマのファーストシーズンからリアルタイムに見てきた、TRICKのファンであるが、良くも悪くもファン向けの映画。わざわざ劇場版にする必要あるの?と聞かれれば口をつぐまざるをえない。ストーリーも偉大なるマンネリというか、アウトラインは毎回同じ(変な名前の村に自称霊能力者が集まりそれを上田と奈緒子のコンビがやっつけるというもの)で、安心して見ていられる。つまり予定調和を楽しむ映画である。とはいえ、もうちょっとぶっとんだ演出があっても良かったなあ。上田の告白のくだりは最初の劇場版のほうがだんぜん上。
[映画館(邦画)] 6点(2010-05-11 16:08:42)
152.  第9地区 《ネタバレ》 
人間と異星人が遭遇し、最後には一種の友情すら芽生えてしまう、という内容は「アバター」と同じ。でもこっちの方が感情移入度は高かった。半異星人と化した主人公が最初は仕事上の対象物としか見ていなかった異星人を助けるところではちょっと泣けたりさえした。だがしかし。謎の黒い液体を浴びた人間が異星人になったというのは単なる偶然の産物なのか。異星人は、黒い液体は燃料だと言っていたが、それだけなのか。そう考えるとちょっと怖い。この映画では人種差別問題を暗喩していたが続編の第10地区が作られるとしたらどのような暗喩が込められるのだろうか。楽しみだ。
[映画館(字幕)] 8点(2010-04-18 02:49:10)
153.  時をかける少女(2010)
仲里依紗がとてもかわいかった。でもただかわいいだけじゃなく、演技もうまい。 石丸幹二の存在感もすごかった。
[映画館(邦画)] 8点(2010-03-16 00:43:59)
154.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 
原作未読。予告編を見てとても面白そうだったので見に行きました。予告編を見る限りではハリソン・フォードの「逃亡者」のようなサスペンスアクション映画だと思っていましたが、全く違っていました。誤解を恐れずに言えば「青春映画」でした。面白かったです。良くできてると思います。ハリウッド映画とは違う、八方丸く収まるハッピーエンドとはいえない終わり方も悪くありません。でもなぜ主人公がスケープゴートに選ばれたのか、その理由が描かれていないのが非常に残念。
[映画館(邦画)] 7点(2010-02-02 01:05:40)
155.  キャピタリズム~マネーは踊る~ 《ネタバレ》 
過去に「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」と見てきてすっかり氏のファンになっていた。今作は資本主義がテーマということで、壮大すぎるテーマをどう料理するのか楽しみに見た。いつも通りのわかりやすい切り口・演出で、リーマンショック以降のアメリカ経済と市民に降りかかる住宅問題を取り上げている。見て損はないと思う。余談だが、監督(もしかしたら他の人かもしれないが)の選曲センス、特にエンディング曲の選曲には舌を巻く。今回のエンディング曲も、よくこんな、今回の映画にぴったりの歌詞の曲を探すもんだと感心した。
[映画館(字幕)] 7点(2010-01-11 02:38:26)
156.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
公開が関東では1館のみだった頃、とても話題になっていたが混雑のため見れずにいた。そのうちに地元の映画館でも公開が決まり、公開初日の初回を見に行った。アメリカがなぜ銃社会になったのかサウスパーク風のアニメーションで解説されるが、それがとてもわかりやすく納得できるものだった。また、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」に乗せて流れた、アメリカが行った統一性のない武器・資金援助が巡り巡って自分に降りかかる、という一連の事実を示したシーンがとても皮肉めいていて強烈に印象に残った。さらにエンディングでジョーイ・ラモーンがカバーした「この素晴らしき世界」を使うというのも心憎い演出。映画館でドキュメンタリーを見たのはこれが初めてだったが、頭を揺さぶられるくらいの衝撃だった。
[映画館(字幕)] 9点(2010-01-11 02:30:19)
157.  華氏911 《ネタバレ》 
前作「ボウリング・フォー・コロンバイン」に比べて、もう一息という感じがした。それでも監督の言いたいことにはある程度共感できた。ブッシュ大統領を2選させないために作ったというだけあって、すばらしい攻撃っぷり。それでもいいが、後半のイラク戦争への批判を全編通してやった方がよかったのではと思う。レイ・ブラッドベリの小説「華氏451」(華氏451度は紙が燃える温度)に引っかけて「華氏911 - それは自由が燃える温度」としたタイトルおよびキャッチプレーズは良かった。
[映画館(字幕)] 7点(2010-01-11 02:17:58)
158.  シッコ 《ネタバレ》 
ボウリング・フォー・コロンバイン、華氏911とムーア監督の作品を見てきて、これが3作目。3作の中で最高傑作といえる。アメリカの保険制度の今がよくわかる。ひどいもんだ。日本はすぐアメリカのまねをしたがるが、これだけはまねしないことを切に願う。  監督はアメリカの仮想敵国であるキューバに患者を連れて視察、患者にキューバの医療を受けさせる。もちろんタダだ。患者たちは感謝しつつもアメリカとの違いに愕然とする。社会主義国家は民主主義国家に比べ何もかも劣っていると教育されてきただろうアメリカ人にとってこのシーンは相当ショックだろう。私はこの現実に涙を止めることが出来なかった。パンフレットにも「鼻っぱしの強いアメリカの批評家やジャーナリストの多くが、映画の最中に泣いたことを認めた。」との一文が掲載されていた。そうだろう、そうだろう。  監督の作品はドキュメンタリーという手法をとっているが、監督の主張が最も効果的に表現できるよう演出・編集がなされているという批判が一方ではある。それは事実だろう。劇中で紹介された良い医療制度の国にも医療問題はある。その辺りはあえて触れられていない。でもそれはこの映画にとっては大した問題ではない。もっと重要なことは「演出がなされているとはいえ、そこに映し出されている映像自体は全くの真実」ということなのだ。  パンフレットにはまた、デーブ・スペクターのコメントが載っていた。「確かにムーアの指摘通り、アメリカの医療保険制度には問題があってHMOはサイアクの状態だけど、アメリカの医療技術や製薬技術はナンバーワンなんですよ。映画ではフランスやキューバの医療が天国みたいに描かれているけど、ヨーロッパでも中東でも世界中のお金持ちはみんなアメリカで手術を受けたがるんです。きっとオサマ・ビンラディンだって、可能ならばアメリカで手術を受けたいと思うはずですよ。」確かにそうだろうが「お金持ちは」でしょ?ムーア監督が言いたいことはそういうことではない。医療技術や製薬技術が高いことと医療保険制度に問題があることとは別物だ。  繰り返しになるが、すごいドキュメンタリーだ(あえてドキュメンタリーと呼ばせてもらう)。 
[映画館(字幕)] 9点(2010-01-11 02:08:41)(良:1票)
159.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
おもしろかったです。オスカーを獲るだけのことはあります。主人公にとっては山あり谷ありの人生だと思うんですが、そこを大げさにせず淡々と表現した(私はそう感じました)のがよかったと思います。あと、2000万ルピーをかけた最後の問題「三銃士の3人目の名前」について、この問題だけ主人公の体験による回答ではなく、勘(?)による解答となるのはどうかなあと思いました。最後まで運命だった(これまでの体験に問題の答えがあった)ことにすればいいのにと思いました。幼少の授業のときに三銃士を朗読するシーンがありますが、そのときは主人公は3人目の名前はわからなかったということになっていた思うので(私の勘違いだったらすみせん)。エンドクレジットでインド映画でよくあるみんなで踊るシーンがあり笑えましたが、なくてもよかったかも。 
[映画館(字幕)] 7点(2009-05-09 22:04:08)
160.  おっぱいバレー 《ネタバレ》 
冷静に考えると綾瀬はるかが脱ぐわけはないので、中学生の欲望をどのように処理するのかがある意味最大の鑑賞ポイントになるわけではありますが、それを期待して見に行ったとしても鑑賞後には、なかなかいいんじゃない、と、ちょっと得した気分になれるかもしれない、青春映画の佳作です。 フォーマットは「がんばれベアーズ」でおなじみの、弱小チームが強豪(あるいはライバル)チームを倒す、というそのまんまで、ひねりも何もありません。ただ、従来のこの種の映画の最大の欠点であった「主人公チームが急に強くなる」ということに対し、ある解決策を用意しています。  従来のこの手の映画では、様々な理由で弱いチームが練習や特訓をして強くなるという手順が踏まれますが、元のレベルが弱いので短期間の伸び代が大きいのはまあ理解できます。しかしいくら成長度合いが大きいとはいえすぐに強豪と肩を並べるというのはスポーツの世界ではちょっと無理矢理な感じがありました。いままでは観客は「映画だから」「そこはファンタジーだから」と大目に見ていたわけです。  しかしこの映画では、主人公のチームは地区の強豪相手に1セットをもぎ取ります。しかしその相手は実は二軍で、一軍には完敗します。そのあたりは「おっ、工夫してきたな」と思わせます。  おそらく奇抜なタイトルで興味を持たせようという売る側の作戦だと思いますが、それ以上にさわやかな青春映画だということをもっと宣伝したほうが良かったんじゃないかと思います。  あと、劇中に「オリビアを聴きながら」が流れるのですが、てっきり80年代のヒット曲だと思っていた私は実は78年の曲と知ってびっくりしました(この映画は79年の設定です)。
[映画館(邦画)] 6点(2009-05-02 00:24:49)
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