141. 1917 命をかけた伝令
《ネタバレ》 戦場のリアルな緊迫感を体感。 綿密に計算した絶妙なワンカットワークによる視点でまるで自分が戦場いるかのような臨場感を醸し出す。 第一次世界大戦は他の紛争に比べると疎いが、背景やドラマ性よりも2人の任務の過酷さを徹底的に描いている。 見応えは十分でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-26 21:32:21) |
142. 誰よりも狙われた男
《ネタバレ》 ベテラン捜査官の経験と勘で重厚感あるシリアスな展開で進む。 本格スパイだがド派手な演出はなし。緊張感が高まるリアルな諜報戦。 おもしろかったですわ。 そして怒りと無念の咆哮。 FUCKで締めくくったラスト。遺作になったことが残念でなりません。 味がある実力派ホフマンは後からジワリときます。 また映画の中で会いましょう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-30 23:13:55) |
143. アオラレ
《ネタバレ》 日本だけでは無いアメリカも同様の社会問題。 「激突」のようなカーチェイスばかりでなく、それなりに狭い相関図をフルに使い心理的恐怖を煽ってきます。 日常的に運転してる人ならわかると思うけど、これって本当他人事じゃないんですよね~。 だから冷や汗ものの恐怖が伝わってきますわ。 ラッセルさんの超肥満体系は役作りじゃないよね…オスカー俳優とは思えませんが… それを除けばキッチリ90分でおすすめできます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-29 23:16:24) |
144. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 リンダハミルトンのカムバックには驚きと興奮。キャメロン制作復帰が大きな後押しになったとはいえ唯一無二のレジェンド。 それだけで本作の価値は高い。 また、ターミネーターブランドは全シリーズ、アクションに限っては毎回楽しませてくれる。 近未来バトルに新しいテクノロジーやアイデアが加わることは飽きないところですね。 基本は満足でした。 ただ、「正統な続編」として前置きがあっても私としては ターミネーター2で終わったものとしてスピンオフとして見てます。 そうすれば、2を活かしつつ新たな世界観で良さも見えてくるでしょう。 スカイネットからリージョンだけは納得してませんが… 世間的な反応は冷嘲も多い。今後、新シリーズを出すのであれば脱・シュワに舵を取るのが前提で全く新しいブランディングが必要でしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-27 13:41:37)(笑:1票) |
145. 死霊館 エンフィールド事件
前作に引けを取らない演出と迫りくる恐怖は継続。 このドキドキウズウズ感は中毒性に近い?おもしろかった。 このシスター風悪魔ヴァラク。なかなかの個性溢れるヴィジュアルで。 エミリーローズの時もそうだったけど、悪魔ってたくさんいるんだな~w ウォーレン夫婦の活躍も際立ち、人気シリーズとして地位を確立。 悪魔のせい…次作も早く観てみたい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-25 00:09:23) |
146. オーヴァーロード
《ネタバレ》 新しいタイプの戦争ゾンビ映画。 そんな言葉でまとめてしまうとB級臭がプンプンだが、この映画には勿体ない。 ノルマンディー上陸作戦から始まる緊迫した戦争と血しぶき満載のゾンビという見事な融合。 斬新さもそうですが、滅茶苦茶な要素を取り込んだにも拘らず大崩れ無し。 また、特殊メイクやリアルさなどの美術点も高い。ただのゾンビスリラーではない。 おもしろかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-22 00:21:11) |
147. ベートーベン
懐かしい!幼少の頃ホームビデオ見て以来の再見。 年は取っても、サクッと観れて、セント・バーナードが愛くるしくて、悪も手頃にいて退屈しない。 犬嫌いのパパが本作の芯であり絶妙な演出である。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-23 23:57:13) |
148. ランボー/ラスト・ブラッド
ランボーファンです。 ランボーが無かったら趣味は映画鑑賞なんて書かなかった。ロードショーのエース。 年齢的にも限界の挑戦であったと思うが、ついに見納めか。 前作の最後の戦場は作風をガラリと変えて血なまぐさい真のランボーを見せてくれました。 賛否あると思うが今作もメキシコ国境でヒリヒリの暴力シーン連発で楽しませてくれる。 そしてシリーズ通してハッピーエンドは無い。ランボーのメッセージ性が色濃く悲しく救えないストーリー。 最後に作品に携わった監督,スタッフ,スタローンとリチャードを筆頭に役者の皆様お疲れ様でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-21 23:45:34) |
149. サード・パーソン
《ネタバレ》 クラッシュ,スリーデイズのポール・ハギスに惹かれて見ました。 描き方が斬新で。幾つものストーリーが繋がりそうで繋がらない。最後は点が線になりました。 愛を求める旅であるが、プロセスは人ぞれぞれ。愛は絶望と隣り合わせ。じわりじわりとくる深い大人な作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-20 23:47:05) |
150. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 生まれも育ちも違うけど、埼玉に住んでます。 郷土愛が無い、観光名所が無い、海が無い、味が誇れない山田うどん、連呼でダサイタマ… そうそれが埼玉。 最高のディスリ満載ですが憎めない。こんな埼玉にフォーカスしてくれて逆にありがとう。愛嬌が沸く。 エンドロールはいつも飛ばすけど、はなわの歌が面白くて久々に最後まで余すことなく堪能しました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-14 23:16:30)(良:1票) |
151. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 ヒッチコックの渡米第一作,アカデミー賞も頷ける旋律のサスペンス。 ラブロマンスと思いきや、ダンヴァース夫人登場してからは作風が一変。あの無表情でレベッカを異様に崇拝する女がガラッと変えた。レベッカの死の真相は?わたしとマキシムの愛の行方は?終盤まで引き付けられました。 モノクロではあるものの力強く話の組み立ては絶妙。 さすがヒッチコック。という言葉はよく目にするがこのレベッカはまさにそう思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-09 23:52:31) |
152. ヘンゼル&グレーテル
《ネタバレ》 ヘンゼルとグレーテルの童話をあえてwikiで振り返ってみましたよ。 魔女狩りが痛快で観やすくて童話の枠を超えてグロさもあり全体的に面白かった。 両親の置いていった過去と白魔女の下りはオチが見えすぎてしまったぐらいだろうか。童話にある程度基づいてるからしょうがないけどね。 それにしても、ジェミリー・レナーの映画は外れが少ない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-30 16:32:12) |
153. フローズン
《ネタバレ》 見ているうこっちが凍傷になりそうな凍える話。 取り残されたリフトって無さそうでありそう。シンプルな展開だがハラハラドキドキ。 運営会社の損害賠償請求は気になるところだが一人でも助かって良かった。大自然の雪山はやはり怖い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-04 21:51:14) |
154. ブルース・リー/死亡遊戯
ブルースリーの遺作なので細かいこと?は目を瞑りましょう。 急逝で尺が足らないのにも関わらず貼り付けカットや代役を立て、なんとか完成させようとした監督やスタッフに敬意を表したい。 現代ではCGやなんやらで誤魔化しはききそうだが当時は苦肉の策だろう。 ここまで雑な映像はある意味貴重だし、そうまでして完成させる意義があった死亡遊戯。 ブルースリーの偉大さを感じずにはいられない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-15 23:20:30) |
155. ドラゴン怒りの鉄拳
《ネタバレ》 混じりっけなしでブルースリーのカッコよさが一目で伝わる作品。 ストーリーに奥深さは無く、シンプルに師匠の敵討ち。敵は中国人を侮辱する大日本帝国とわかりやすい構図。 チェンは終始キレている。怒り任せの怪鳥音とヌンチャクアクションは圧巻。これだけでも見る価値は高い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-08 23:55:17)(良:1票) |
156. ダイヤルMを廻せ!
《ネタバレ》 スワンは1000ポンドで殺しを請け負ったわけだが、当時のレートで言うと500万ぐらいか。 安過ぎるかなと思ったけど意外と妥当。 まあ、それは置いといて上級サスペンスは間違いない。 不倫のカタルシスとか、警部が名探偵顔負けの活躍だとか、鼻につく推理小説家とか。 無理があるところはヒッチコックマジックでねじ伏せてしまってます。犯人を追い詰めるラストも含めて展開が飽きない。 普通におもしろいです。 これでマイヒッチコックbest3は「サイコ」,「めまい」,「ダイヤルM」ですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-13 23:20:14) |
157. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 ヒッチコックが磨あげたワンシーンサスペンスの完成版。 アパートの裏窓から車いす生活をいいことに近隣を覗きまくるジェフ。 行き過ぎた人間観察はプライバシーもあったものじゃありません。いい趣味とも言えない。双眼鏡まで出てくる始末。 現代では考えられない。 しかしながらこの狭い共同住宅の空間で繰り広げられる憶測は惹きつけられっぱなし。 まあラストはヒッチコックらしくチャンチャンって感じでしたけどね。何だかんだでコメディっぽくておもしろかった。 [試写会(字幕)] 7点(2021-10-11 23:16:54) |
158. チャップリンの黄金狂時代
The Gold Rush…一攫千金の野心に喜劇が絡んで期待させられるタイトル。 靴を食べるシーンなどは有名みたいですが小屋の崩落シーンのコントは卓越でチャップリンのギャグが詰まっている本作のハイライト。 順不同でチャップリンを何作品か見てきたがだいぶ慣れてきて味が出てきた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-26 18:30:36) |
159. ザ・バニシング-消失-
《ネタバレ》 88年の仏蘭西。年代物でしたが、現実的で恐ろしかった。 携帯も無い、監視カメラも無い。「知らない人についてっちゃだめ」と教育するしか防犯策が無かった犯罪が容易い時代。 アナログ時代ならではのスリラー。誘拐犯は表向きは家庭的なパパも裏の顔は緻密な計画を立てるサイコパス。 失踪した恋人を探し求める主人公の前に堂々と現れる。果たして死んでるのか、生きて監禁されてるのか…?誘導するドライブの行方は?? 衝撃の結末までのめり込んでしまった。 後味の悪さは一級品。それが本作の魅力ですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-20 18:57:07)(良:1票) |
160. ティアーズ・オブ・ザ・サン
《ネタバレ》 ブルースウィリスが演じる指揮官は仲間の信頼も厚く優秀なのだろうが正義に背くことができず暴走。 現実的には現地民や王族の救出などあり得ないミッションだが迫力あったし民族浄化をシリアスに描いたエンターテイメントだ。 地球の裏側で起きる紛争を知る意味でもおもしろかった。モニカベルッチ配役もいいね。 最近はジャングルの激闘を描くネイビーシールズにドはまりである。気持ちだけは戦場だ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-06 22:53:26) |