141. ジャッカルの日
ジャッカルが淡々と暗殺の準備を進めていく様子に見入ってしまう。派手さは無いがそれがこの映画の良いところであり、張りつめた空気を全編に渡って維持できている。警察に迫られても変わらぬ表情で今すべきことをしていくところにプロの殺し屋を見てとれるし、男としての魅力も感じる。見終わって筋トレをしたくなる衝動に駆られてしまう作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-25 12:33:04) |
142. ザ・エージェント
ラブストーリーに関しては特に何の感想もありませんが、アメフト選手との友情にはほろりとくるものがありました。最後のテレビインタビューは笑えて感動してとても良いものでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-20 07:03:13) |
143. 狂った果実(1956)
脚本も好きですがとにかく演出が素晴らしい。あまり演技の巧拙に関心がいかない私でも気になるほどの演技にもかかわらず、作品全体に只ならぬ雰囲気が充満していて楽しめました。顔のアップを多用したり台詞をテンポよく回したりといったところが特に惹きつけられましたし、シーンが変わる前のショットにも面白いものがありました。音楽も雰囲気を作るのに役立っていて、また風変わりな感じもあって良かった。とにかく最後まで見てほしい映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-28 00:27:25) |
144. レインマン
《ネタバレ》 記憶力凄いことが分かった時は突飛な感じがして、その後もこの能力があっての気持ちの深まりだなあと思っていましたが、最後の方で2人きりで話していたシーンでそんな思いが吹き飛ぶほどの強い絆を感じ感動しました。非常に良いシーンだったと思います。その他ダンスの練習をするシーンも良かった。弟の変化を象徴するようで印象深い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-15 01:07:29) |
145. グローリー
デンゼルワシントンとモーガンフリーマンが脇にいて面白くないわけがない!主役のマシューブロデリックもなかなか良い役でハマってました。お薦めしたい良い映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-29 23:59:06) |
146. 雨月物語
《ネタバレ》 昔の日本の作品らしいストーリーを日本らしさで装飾されていて好きな作品になりました。欲に惑わされ傷つき、やがて自分が本当にすべきことを認識するという話はありきたりですが胸に沁みます。宮木の最後の心の声に源十郎が戻ってきた嬉しさが籠っていて、それが伝わってき感動しました。またこの映画で使われている雅楽が良かった。どんな場面にも馴染んでいて音の幅の広さとか深さみたいなものを感じます。とにかく日本らしさに溢れる素晴らしい作品。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-22 00:38:49) |
147. 魔女の宅急便(1989)
凄く良い気持ちを残してくれる作品で、なんだか勇気が湧いてきます。絵画のようなシーンがいくつもあって素敵です。 [地上波(邦画)] 7点(2011-07-12 01:27:40) |
148. スティング
《ネタバレ》 最後のところより飯屋の女が殺し屋だったことにアッと言わされました。 あの音楽のおかげで詐欺師とヤクザと警察の血生臭い話を変に気張らずに軽い感じで見させてくれて、騙し騙されの面白さに興味を向けてくれたと思いました。 最初の方でセクシーショーの後に初老くらいの方がした漫談が印象に残ってます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-13 00:05:50) |
149. 再会の街で
《ネタバレ》 ドンチードルとアダムサンドラーのコンビが良い。2人がが再会したころのチャーリーの孤立感がうまく演出出来ていてそれゆえアランの力になりたいと思う気持ちも理解できるが、それ以上にアランのチャーリーに対する友達としての親しみを感じ、チャーリーの心を解きほぐしていく様子が自然に違和感なく描かれていた。初めて家族のこと事件の日のことを話した時は思わず感情が高ぶった。そしてその反動で警察沙汰になったチャーリーに謝るアランに感動した。彼のどんなことがあっても変わらぬ態度が変化の1歩を踏み出させたのだろうし、そこに真の友情を感じました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-06 23:01:11)(良:1票) |
150. エイリアン
キモさと先の読めなさは凄いね。確かに怖かった… [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-31 23:53:00) |
151. 父、帰る
《ネタバレ》 子供の視点で、父親の意図はおおよそ分かっているつもりで見ていました。厳しく接する父に対し反発する弟だけでなく従順な兄にもその間には壁があるように見え、12年の空白の大きさを感じていた。しかし父親の死がそれを変化させた。兄は父のような立派な振舞いを見せたし弟は父を父として認識したように思った。その変化は空白を埋め始めているようで、そしてまた彼らがこの数日を思い出すことで埋まっていくのだろう。 映画の多くに意味ありげだがハッキリとは理解できないカットが多く、調べてみたら聖書の隠喩のようだ。馴染みのない人は十分に楽しめるものでないかもしれないが、親子の絆を無理なく捉えた印象的な作品です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-30 12:34:45) |
152. ある子供
《ネタバレ》 物乞いに対してシカトしている人のように私はこういった人に目を背けがちで、ある意味で現実よりリアルなものを見せられた思いだ。ブリュノの自然でかつ軽薄すぎる行動の数々で抱かされた失望感が社会について考えることを要求する。ドキュメンタリーのような映画だ。 最後の無理矢理ねじ込んだ感のあるソニアの許しは貴重で救われた思いになった。これらの出来事を経たことでブリュノが大人になる道に立ったと信じたくなった。また彼らが涙を流しそこで終わるという方法をとったことで、見ている者は想像力をかき立てられ作品を豊かなものにせしめた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-29 01:40:06) |
153. ファミリー・ゲーム/双子の天使
難しく考えず楽しめる映画ですね。度を過ぎたイタズラはありましたが笑。執事やお手伝いさん?の存在も家族の暖かみに花を添えていました。しかし双子と思い込んでいたがCGだったのか。まったく気付かなかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-27 12:44:28) |
154. クリムゾン・タイド
《ネタバレ》 情報が限られた中で何が正しいのかをめぐる2人の男の戦いはスリル満点。権力やモラルに対する観念の揺らぎに本気度を感じ画面から目が離せない。結末は無難なものだが、これ以外のものは受け入れられないという感じもする。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-24 14:25:14) |
155. おしゃれ泥棒
泥棒をする動機が一捻りあって面白いし、泥棒のところも出来すぎ感はあるが巧くやっていてドキドキ感もあって良い。特に鍵開けのシーンが好きです。オードリーも親父も目がデカいね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-22 00:41:47) |
156. 無法松の一生(1958)
真っ直ぐでさっぱりした男松五郎に、時に楽しく時に切なくさせられました。運動会や太鼓のところは名シーンだと思いますが、印象に残ってるのは序盤にあったシーンで、軍の偉い人を乗車拒否して棒で頭をどつかれて痛がる松五郎が子供のようで可愛くて笑えました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-20 12:39:57) |
157. 007/ロシアより愛をこめて
初007ですが面白かった。グラントとの戦いは手に汗握りました。秘密のカバンみたいなの子供のころ憧れたなあ。 [地上波(吹替)] 7点(2011-05-14 07:43:40) |
158. この道は母へとつづく
《ネタバレ》 母親に会いたいという純粋なただ一つだけの思いで突き進む少年の姿に感動せずにはいられません。旅の途中少年に色々なことが起こりますが、どれも少年の強い気持ち映す鏡のようで応援するように見れました。 またこの映画は実話を基にし実際ある孤児院や孤児の子を起用しているのだそうで、ドキュメンタリーの要素も部分的にはあって、社会的に意義ある作品だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-10 01:14:19) |
159. 小説家を見つけたら
《ネタバレ》 偏屈爺さんが友情をきっかけにして殻を破るところは感動した。なかなか良いストーリーであったが何より面白かったのはフォレスターとジャマールの会話で、発せられる以上のものが溢れている彼らの世界に見応えがあった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-08 22:23:39) |
160. サラエボの花
《ネタバレ》 母親は娘を愛してはいたが、重大な隠し事があるとやはりどこか陰を落とすところがあるもので、冒頭から仲良くじゃれ合っていてもそういうところは見て取ることができた。そして母親は告白した。最後のお互いに手を振り合う姿は2人がこれから逞しく生きていくことを想像させるものだったし、母親は娘が生まれた時のような清らかな気持ちになったのではないかなと思った。母と子の真の絆を描いた一作だ。 またこの作品はボスニアについて思い出したり知ったりするきっかけになれるという意味でも価値あるものだと思う。 [地上波(字幕)] 7点(2011-05-06 14:43:14)(良:1票) |