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 > アラジン2014 さん
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プロフィール
コメント数 744
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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141.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 
レビューの為に三作品(Cube/Cube2/Cube Zero)一気見しました。パート1の前日譚である本作ですが、こちらもなかなか酷い有様でした。ただし、前作パート2にあったような根本的な理屈・物理・システムの破綻等は無く、そういった意味では一応見られる作品にはなっていました。 ただ、ジャックス(マイケル・ライリー)の風体は完全に厨二病。その部下たちがコンピューターのキーボードを操る仕草も激しく厨二病。厨二病という言葉を安易に使いたくはありませんが、これらには厨二病という言葉以外に思いつかないほど酷いシーンでした。あと素朴な疑問でしたが、パート1、パート2、パート3共にキューブ内部のデザインが異なりますが、普通ならあれほど大掛かりな公共?施設であれば同じ装置を使いまわすのが基本です。部屋の壁紙じゃないんだからお手軽過ぎるだろ?と、この点は激しく違和感でした。  ラストもあのようにパート1につなげたいのであれば、せめて名前や人種の肌の色くらいは合わせろよといった感じでした。パート2よりはいくらか映画の体を成していましたが本作もたいがいでした。。南無。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-09-13 12:07:50)
142.  CUBE2 《ネタバレ》 
レビューの為に三作品(Cube/Cube2/Cube Zero)一気見中です。私は厳しめに書くことはあっても点数のほうは意外と優しめに評価してきました。しかしこの作品はなかなか酷いです。明らかに、ヒットした一作目におんぶに抱っこ状態で、更に一作目の評価をもドブに投げ捨てようとしているレベルの完成度の低さなのです。まさしく「酷すぎる」という言葉がぴったりです。  そもそも設定自体があまりにも突飛すぎて頂けません。テッセラクトとかハイパーキューブ(超立方体)とか全く理解できないし、物理的に無理でしょ。それらの映像表現もぶっ飛びすぎて半笑い状態です。有名な伝説のハッカーがまさかのあの人だったとか、、アレは絶対にギャグです。盲目なのに超凄腕のパソコンハッカーとかあり得ないのですよ。  ラストも何が何やら・・ まさしく「酷すぎる」という言葉でしか表現できない稀に見る稀代の映画でした。これはいくら温厚な私でも点数のつけようがありませんでした。。南無。
[インターネット(字幕)] 2点(2022-09-13 11:51:47)
143.  CUBE 《ネタバレ》 
レビューの為に三作品(Cube/Cube2/Cube Zero)一気見しました。シチュエーションだけに絞ればパート1はとてもよく出来た作品で、人間の本質的な部分が鋭く描かれていました。しかしそもそも論としてあの装置は一体何なのか?理由も目的も一切語られないので、そういった意味では不親切極まりない映画だったし、そこが気になってしまうと全く不出来な作品であったと位置づけることも可能です。  よく考えたらどんな理由があるにせよ、人間が人間を惨殺してよい理由など絶対にありません。実験だとしてもあまりにも倫理観に反するし、陰謀だったとしてもあまりにも悪趣味です。そういった部分が気になりだした途端にこの映画は成り立たなくなります。この映画を楽しむには、あくまでそういった部分を無視することから始めなくてはなりません。 この映画をシチュエーションのみで考えた場合、人間の本質自体はとても良く描かれています。生き残るには倫理観が強いだけではダメ、数学的な頭脳を持っているだけではダメ、結局は周りを力で支配する脳筋野郎や、若い女性、ずる賢さを備えつつ社会性を持った人間らが最後まで生き残るというドライな結果が示されます。カザン(アンドリュー・ミラー)は絶対的な社会的弱者でしたが、たまたまその特殊な能力が認められ周りに利用されただけのことで、本来なら速攻で脱落するはずの人物でした。  でもやっぱりルービックキューブの構造を思い起こすと、この映画の理屈の通りにはこのcubeという部屋は動かないような気がして物語に集中できない私なのでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-13 11:41:47)
144.  チャーリー(1992)
私の個人的な感覚でいえばロバート・ダウニー・Jrといえば性格俳優の趣きが強く、そういった意味でもチャップリン役は彼に最も適した役だったのではないかと思います。実際彼の役へのなり切り具合はとても素晴らしいものでしたがストーリーがそれに見合っておらず、どうにも軽い作品に成り下がっています。喜劇俳優を描いているにもかかわらず大して面白くもなく、また心に響くような深い映画にもなっていません。そもそも論ですが世界で最も有名な喜劇俳優かつ監督、いわゆる偉大な芸術家であったチャップリンの一生をたった2時間半で描こうとしたのがそもそもの間違いで、ガンジーのようにせめて3時間、いや3時間半でも良かったかもしれません。  幼少期も青春期も青年期も全てが早歩き過ぎて、見ている私たち観客の心には何も響きません。ロリコン気味の彼の女性遍歴も何となく早歩きで軽く紹介しただけで終わっています。更に成功期から晩秋期においてはアンソニー・ホプキンス(ジョージ・ヘイドン記者)が妙に幅を利かせてきて要らぬ存在感を放ちます。意味深なセリフも目立っていて妙に映画が散漫になっているのです。何か哲学めいた雰囲気からのあのイメージビデオのようなラスト。他の方もおっしゃっている通り、キャップリンの人となりを知りたかったら「街の灯」を一本見るだけで十分に彼のことが理解できるでしょう。 2時間半の伝記映画にするにはあまりにも偉大すぎたチャップリンの紹介映画は、それを作ってしまった時点で蛇足以外の何物でもなかったという感想です。ただし、早歩きでざっと彼の人生を見渡すにはよく出来た作品ではありました。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-13 11:28:04)(良:1票)
145.  アザーズ 《ネタバレ》 
この映画は二回目の鑑賞のほうが断然面白いです。初回ではどうしてもグレース(ニコール・キッドマン)の美しさばかりが目立ってしまって映画に集中できない問題があります。また、最後の最後まで答えを見せない作風であるにも関わらず、序盤から伏線が多いので意味が判らないようなシーンも少なくありません。 しかしオチを理解した上でもう一度同じシーンを見返してみると、全く違った見え方になるのが素晴らしいです。なぜ娘(アン=アラキナ・マン)があれほど母を毛嫌いしていたのか?序盤は意図的に娘を悪者に仕立て上げる流れで、ミスリードのさせ方としてはちょっと悲しいですが、娘にしつこく朗読させていた聖書、最初に描いたアザーズの絵と彼らに出会った回数、ビクター(アレクサンダー・ヴィンス)との関係性、老婆になっていた件などなど、非常に丁寧かつ巧みに伏線が仕込まれています。(実際娘は悪くないし、母への不信感から悪態をついていたと理解できるラストも泣かせます) 三人のメイドのセリフや旦那(クリストファー・エクルストン)のセリフなども巧みで奥深く、とても上手にミスリードを誘っています。特に旦那(父)が出てくるあたりから幽霊オチ確定の雰囲気が漂ってきますが、しかしそれでもなお、まだ誰が幽霊なのか判らない曖昧な展開は本当に秀逸でした。  終始暗い話と神経質過ぎる美しい母のせいでうんざりするようなシーンも少なくありませんが、とにかくオチが素晴らしい。おそらく光アレルギーと掛けてあるであろう子供たちの顔色も、後から考えると悲しくも素晴らしいし、この作品で提示された新しい視点で考えると、途端にこの物語の全てがリアルに感じられてきます。逆転の発想とはまさにこの映画のこと。シックスセンスとは似て非なるもの、本作も複数回見たくなる非常によく出来た素晴らしい作品でした。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-09-13 10:48:53)
146.  ウィッチ
これはなかなかの映画でした。ちょっと暗すぎるという意見もありますが森の奥に住む魔女、また暗闇に巣食う悪魔を取り扱った作品なので致し方ないところです。それよりも何よりも、このジットリまとわりつく湿気のような陰湿さこそがこの作品最大の特徴であり魅力でもあります。全体的にとにかくリアルなのです。この暗さと陰湿さがリアル感をより強調していますが、追い打ちをかけるように要所要所で使われている不協和音が不安感を煽ります。ただ、たまに挿入されている打音を使って驚かす点は少々あざといといった印象も受けました。  キリスト教に明るくない日本人にはかなり感情移入がしにくい作品なのは事実ですが、単純に「宗教に支配されると人間はダメになる」ということは理解できます。この映画の登場人物は凝り固まった理念や形式的な価値観のせいで、自分自身や愛する家族を追い込んでしまいます。(ピューリタン=清教徒は、特に厳格な宗教観を持ったグループと考えて差し支えないと思いますが、その理念を間違って解釈したような家族として本作は描かれます)  キリスト教の基本的な教えとしては「心を尽くしてあなたの神、主を愛しなさい。そして隣人を自分のように愛しなさい。」といった感じです。自分以外の者の為に愛を尽くしなさいというのが基本理念であって、決して罪と罰を追求しなさいとは教えられていません。そう考えるとこの映画に登場した家族は全くそれが出来ていなかったことが見て取れます。赤ちゃんの失踪を機に原点に立ち戻り、家族で力を合わせて助け合っていればこのような結末にはならなかったかもしれません。実はこの基本的な価値観に宗教観は特に関係なく、色んな意味で非常に奥深い作品だったと考えることもできます。また、主演のトマシン(アニャ・テイラー=ジョイ)が本当に素晴らしくて、驚異の演技力をみせている点も見逃せません。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-10 10:26:40)
147.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
個人的には「海の上のピアニスト」は非常に良くまとまっていて素晴らしい作品でしたが、名作と名高い本作「ニュー・シネマ・パラダイス」(短い版)はまったく心に刺さりませんでした。もちろん随所に素晴らしいシーンや素敵なセリフ、映画愛に溢れたシーンは散りばめられていましたが、だからといってこの映画の教訓や哀愁が私自身に突き刺さったか?というと、そうではなかったです。  カットされていたラブシーンのことや99日で去ってしまった兵士の話、アルフレード(フィリップ・ノワレ)に感化されながら同時に教育も受けたトト(サルバトーレ・カシオ/マルコ・レオナルディ)自身の恋愛観や人生観は素晴らしいです。彼ら二人が培った生き方や友情物語はとても素晴らしく、トトの恋愛の行く末も哀愁を帯びていて悪くないものです。(初恋が成就しない人も多い中、トトは成就した訳だから良いほうではないかと) ラストもそつなく綺麗にまとめられていて、成功した(おそらく映画監督)中年期のトトと老いた母や町の人達との会話も意味深くて素敵でした。  全体的に音楽も素晴らしく作品としては本当にそつなく綺麗にまとまっていますが、だからといって高得点にはつながっていないような気がしました。個人的な意見ですが、コンパクトにまとまった凡作といった印象です。「ショーシャンクの空に」同様、世の中の高い支持が理解できない作品でした。いや、決して悪くはないのですよ・・  余談ですが、この映画を見て強く共感した点は”やはり映画は投影しないとダメだよな”ということです。私自身映画とは大画面であるべきなのは当然ですが、投影されているということが重要だと信じています。(自宅プロジェクター鑑賞、100インチ 2.1チャンネル)
[インターネット(字幕)] 4点(2022-09-09 12:15:23)
148.  ダウントン・アビー
ゴージャスな同窓会!正しくこの言葉がぴったりの作品でした。もちろん私は全シーズン鑑賞済みでダウントン・アビーの大ファンです。出演陣も欠けることなく(ローズ=リリー・ジェームズが居なかったけど元々ゲスト的な扱いでしたし)、エピソード詰め込みまくり&役者大量投入&120分という制約があったにもかかわらず、優雅に時が過ぎていく演出とストーリーは本当に素敵でした。  バロー(ロブ・ジェームズ=コリアー)の過去の顛末を考えると、彼も一応それなりに幸せな着地点を見せましたし、バイオレット(マギー・スミス)もある意味正しい着地点を見つけたようです。メアリー(ミシェル・ドッカリー)がちょっと年食っちゃっててチト残念だったのですが、それはまあラストシーズン前くらいから気になっていた点ですのでしょうがないでしょうか。。(この映画の撮影時まだ38歳なんですよねぇ・・) 本作ではトム・ブランソン(アレン・リーチ)が大活躍で、今後彼が中心となって話が回っていきそうな予感がします。あ、もちろんイーディス(ローラ・カーマイケル)は全くお変わりなく安定の美しさでうっとりさせられました。彼女が天真爛漫に活躍しそうだったラストシーズンを考えると、これから羽ばたく可能性は残っていますね。。  映画版の第二弾(「Downton Abbey: A New Era(ダウントン・アビー 新たなる時代へ)」もまもなく公開されますし、本作で宙ぶらりんだった問題も綺麗に収めていただきたいですね!というか、これくらいノリノリ&たくさんの俳優さんが前向きに考えてらっしゃるのでしたら、まだまだドラマ版が作れそうです。淡い期待を込めて甘めの点数です!
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-08 15:55:03)
149.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 
正直なところマーゴット・ロビー(トーニャ役)はあまり好きな女優ではありません。でも本作の彼女はとてもよくハマっていて、ほとんど本人に見えるくらい同化していました。今思い返すと「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の当時の私はハタチくらいで、オリンピックも襲撃事件も軽く流す程度でした。大分叩かれまくっていたトーニャご本人ですが、同年代ということもあってか「普通に可愛いんだよなあ」といった印象が今も残っています。映画ではどこまでが真実でどこまでが作り物なのかはよく判りませんが、エンディングでのリアル映像を見比べると関係者全員非常に良く似ていますね。  この映画を見て最初に感じたことは「やっぱり教育が全てだよなぁ」ということです。もちろん母(アリソン・ジャネイ)の育て方は間違っていますが愛が無かった訳ではなさそうです。旦那のジェフ(セバスチャン・スタン)も同様。全ての登場人物にいえる問題は「教育が行き届いていなかった」ということに尽きます。教育がゆきとどいていない人間が母になり、そして実子を教育しようとしたことが全ての元凶で、当時、もし3歳のトーニャをコーチ(ジュリアンヌ・ニコルソン)に委ねておけば、もしかしたらもっとまともな人間に育ったかもしれません。  映画の展開は本当に素晴らしかったです。ストーリーの展開のさせ方も素晴らしいのですが、最初から貫くインタビュー形式の構成は最高でした。たまにあるカメラ目線やセリフも素晴らしいし、何よりリアル本人と雰囲気がそっくりなほどの完成度の高さです。襲撃の緊張感、その後犯行が見つかるかもしれない緊張感を保ちつつほころびが広がる感じも上手くて、トーニャだけが「またオリンピックに出られるわ♪」と喜んでいるいびつな構図もよく観客に伝わっていました。何度も見たい映画ではありませんがボクシングのシーンも含めて〆も文句なし!私は恥ずかしながら存じ上げておりませんでしたが、、グレイグ・ギレスピー監督は本当に素晴らしい仕事をしたと思います。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-08 14:54:55)(良:1票)
150.  1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 
長回しは非常に良く出来ていますし、18世紀のイギリス軍の行進から発展したようなリアルな塹壕戦の残骸や気味悪い感じも十分に味わえます。道すがらの事件・事故もそれなりにバランスよく配置されていて、それらもきちんとドラマチックに機能しています。しかし映画自体はそう大して面白くなっていない。それがこの作品の全てだと思います。  最も気になったのが、、道すがらに出会う人たちとのエピソードが違和感を感じるほど都合が良すぎる点です。飛行機の墜落を目撃したから小隊がやってきたのかもしれませんが、友達が大変なことになる一連のシーンが終った直後のアレはちょっとタイムリー過ぎて閉口してしまいました。また、夜の街での若奥さんとの一件も同様で、ご丁寧にミルクのエピソードまで入れてあってあまりにも出来過ぎているのです。川を流されて流れ着いた森にD連隊が居るとかもうね・・ そもそも論ですが、あの距離感でしたら橋を渡れず迂回する小隊のトラックに同乗していたほうがよっぽど早く、かつ確実に目的地に到着したのではないかと思われます。  繰り返しになりますが、全体的によく考えられているし出演陣の演技もとても良いのですが、、予定調和過ぎていけません。明らかに長間回しの弊害、いや、長回しのせいで全てをダメにしてしまったといったほうが正しいかもしれません。長回し自体を否定はしませんが、やはり要所要所できちんとカットを入れるべきでした。これではまるで長回しがやりたかっただけにしか見えず、よく出来てはいますが非常に残念な仕上がりだったと言わざるを得ない作品でした。
[インターネット(字幕)] 4点(2022-09-08 14:46:13)(良:1票) 《更新》
151.  カサブランカ 《ネタバレ》 
有名な「カサブランカ」!やっと見ることができました!皆さん同様、まずリック(ハンフリー・ボガート)の渋さとイルザ(イングリッド・バーグマン)の超絶な可憐さに尽きます!! ラズロ(ポール・ヘンリード)もかなりカッコいいのですが、リックと比べてしまうとやはり霞みます。ストーリーもよく考えられていて、二転三転する流れもスマート。戦争を戦場ではない外野側から描いている点もよくて、戦争(という背景)によって引き裂かれた男女が結構美しく描かれています。イルザに関しては少々不貞があるもののギリセーフという形で描かれていますが、結婚していたことを隠してリックと付き合っている時点でアウトでしょう。でもイイんですよ綺麗な女はこういうものなのですよ。キリ  昨夜はどこへ? そんな昔のことは覚えていないな 今夜会える? そんな先のことは判らないよ 君の瞳に乾杯 ×4  古いが故ですがB&Wであるおかげで本当にクールすぎる映画に仕上がっています。ストーリーも役者も結末も全てにおいてほぼ文句なしでしょう。しかしながら2022年では既に古すぎてネタ映画と化していますので、現代的な視点で見ると個人的には5点程度。サム(ドリー・ウィルソン)の「As Time Goes By」のピアノ演奏と歌声に+2点献上といたしました。(皆さん「ラ・マルセイエーズ」のシーンが高評価ですが、私個人としては特に何とも思わない程度のシーンでした。。)
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-08 14:38:54)
152.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
名作と名高い本作でしたが横目で受け流すこと数十年、今回仕事がひと段落して気持ちに余裕があったのでついに鑑賞しました。227分のレストア版でしたが、オリジナルが1962年であることを考えると今回見た227分(レストア版)は恐ろしいほどに綺麗な画質でした。映画館には劣りますが自宅100インチオーバーのスクリーンで鑑賞しましたので、壮大な雰囲気は十分に味わえたと思います。  アラブ系・中東系の話なので時代背景に明るくないと非常に難しい映画です。私は一応簡単に時代背景を勉強してから鑑賞しましたが、それでもよく判らないまま流れに任せた感があります。一番の問題はロレンス=エル・オレンス(ピーター・オトゥール)の演技がミュージカル風味なので違和感を感じた点です。1962年という時代背景のせいかと思いましたが他の演者はそうでもないので、変人といわれていた本人に寄せたのかもしれません。この点は激しく違和感を感じました。また、インターミッション後の後半の彼の人格がおかしくて感情移入しにくくなっています。元々起伏の激しい人物だったのか、それともついには心を病んでしまっていたのか判りませんが、、とにかく神経衰弱のように見えるのです。  ただし、エル・オレンスの置かれていた立場と戦闘の大きさを考えると致し方ないような気もします。しかしながら元々は自分から進んで事を初めている訳ですので、同情の余地はないでしょう。今も混沌としている中東系ですので、この当時はもっともっと過酷であったと思わまれます。そういった観点から考えるとイマイチそういった過酷な部分までは映画化できていないなぁとも感じます。名作に敬意を表して、また雄大な映像に敬意を表して点数は少し甘めです。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-08 14:31:53)
153.  パッチ・アダムス 《ネタバレ》 
良い映画でしたがあざとさも目立つ作品でした。名作と名高い本作ですが、コレ系で比較したら「レナードの朝」のほうが圧倒的に良かったです。あちらは変な押し付け感もなく、淡々と映画が進んだので観客として色んな解釈や余韻に浸ることができました。対する本作パッチ・アダムスは終盤の演説に見られるように、パッチ氏(ハンター・"パッチ"・アダムス=ロビン・ウィリアム)の主義主張が強すぎて、ほとんど観客に押し付けているようにすら感じました。このシーンを見て思い出したのが日本のゴールデンタイムに放送されている中高生向けの安っぽい連ドラです。  パッチ氏の意見は至極真っ当なのですが、それと同時にウォルコット学部長(ボブ・ガントン)の意見もまた至極真っ当なのです。いくら成績が良くても、学んでいる段階、ましてや人命に関わる大切な学問(仕事)に関しては、長い年月をかけて培ってきた決まり事もそれなりにきちんとした理由があってのことです。話が脱線しますが、この辺はドラマ「ER」などを見ていればよく理解できると思います。キレイごとだけでは済まないのです。 個人的には同室だった同僚ミッチー・ローマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)の主張が最もシックリくるし一般論としても納得だったのではないでしょうか。あと、恋愛事情もカリン(モニカ・ポッター)が相手だと年齢的、ビジュアル的にかなり無理があって、その点も違和感しかありませんでした。  (ロビンウィリアムス×医療×感動もの)という括りだとレナードの朝のほうがシックで大人向けといった感じで、本作からは思ったような感動は得られませんでした。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-05 10:19:17)
154.  永遠に美しく・・・
公開当時はとても良かったし技術にもビックリしたものですが、今見るとCG技術を見せたいだけの映画という感じに見えてしまいますね。驚きなのがゴールディ・ホーン(ヘレン役)が当時47歳だということ!メリルストリープ(マデリーン役)も43歳ですが若い!ついでにいうとブルース・ウィリス(メンヴィル博士)が一番若くて37歳。ぱっと見彼が一番年食ってるように見えますが、髪の毛があってもダメなんだなといった感じです。さらに驚きなのがイザベラ・ロッセリーニ(リスル役)があの美貌と裸体で40歳ということ。  別に他に書くこともありませんが、何気にプレスリーやモンローなど出ていて笑える箇所は多めです。途中、刑務所の脅し文句のセリフが「中年太りでハゲ気味の共和党員はかわいがられるのよ」はなかなか言い得て妙でしたが、ブルース本人にとっては結構キツイ台詞だっただろうなと。ラストの落としどころもツボを心得ていて、最後はアレくらいしかないでしょうね。  原題は(DEATH BECOMES HER)と「彼女は死んでいるべき」とか、意訳すると「アイツはもう死んでるハズ」的な感じで、この映画を端的に表していますが、邦題の「永遠に美しく・・・」もなかなか素敵な題名でした。永遠に美しくありたいという願望は古今東西年代を問わずに昔からありますが、現実問題としてはこの映画のようなことになるでしょうね。何となく80年代を引きずっていて色々感慨深い作品でした。女性陣の頑張りに免じて多少甘めの点数で。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-04 14:29:46)
155.  パトリオット(2000) 《ネタバレ》 
すでに「ブレイブ・ハート」でやり切った感のあるメル・ギブソン(ベンジャミン・マーティン役)が主演を務める独立戦争を描いた大作。西部劇にはない18世紀の様式美が優雅で美しい作品です。  まさかのエメリッヒ監督なのにインデペンデンスディっぽくなく、綺麗にまとまっているのはメル・ギブソンがどこかの段階で口をはさんだおかげか。。独立戦争という体で物語は進みますがストーリーの屋台骨はベンジャミンの復讐劇という非常にシンプルなものです。そういった意味では話自体は非常にコンパクトで判りやすい映画だったともいえます。ただし、とても丁寧に作られているとはいえ164分は正直お腹一杯だったし、子供が犠牲になる脚本も個人的には苦痛でした。(終盤のダヴィントン大佐(ジェイソン・アイザックス)との決着は胸アツですが) 面白いのは、、メル・ギブソンが画面に出てくるともうそれだけで絵になっていて、彼が落胆しても、馬に乗っても、星条旗をはためかせても、斧を振り回しても、子供を抱きしめても、、 どんなシーンでも素敵なのです。息子のガブリエル(ヒース・レジャー)もかなり存在感がある役どころですが、この父親の前では霞んでしまっています。  そういえば、主人公は自分の復讐の為に戦っただけで、結果として合衆国樹立に繋がっただけです。むしろ序盤に語られるように彼自身は戦うことに反対していましたので、そういった意味では「愛国者」というタイトルには少々違和感を感じなくもないです。ちなみに、エメリッヒってドイツ人ですよね?メル・ギブソンとヒースレジャーはオーストラリア人ですよね?アメリカの独立戦争を描いた作品なのに外国人ばかりとはなかなかの異常事態です。面白くないことはなくて、十分に楽しめる映画でしたが人に勧めるならやはり「ブレイブ・ハート」のほうが説得力があってドラマチックな作品かなっと。。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-03 14:09:32)
156.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
タイトルくらいは知っていましたが、今回ようやく鑑賞するに至りました。やたらと高評価が多いので期待しましたが、まあこんなもんかなといった印象でした。モノクロ作品に先入観も苦手意識もありませんが、やはりあまりにも古すぎます。まあモノクロでもチャップリンやヘプバーンの映画はそれなりに楽しめるので、やはり私には合わない作品だったというのが率直な感想です。  この映画が言わんとしていることはよく理解できますし大いに納得もできます。そういった意味では素晴らしい作品でしたが、だからといって「映画」としての総合的な高評価にはつながらなかったです。ただし、ちっぽけな自分(私自身)でも、もし居なかったら今の生活(自分の周りの世界)がどう変わるのか?といった意味ではなかなか興味深い作品でした。敬意を表してこの点数で。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-03 14:06:43)
157.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
酷評が多いですね。私もビデオ化された当時非常に楽しみにしていた作品でしたが、、鑑賞してみるとイメージと異なっていてチョット落胆した記憶があります。十数年ぶりに再鑑賞してみましたが、落ち着いて見てみるとなかなか奥深くよく考えられた作品だったと思います。もっと世に広く認知されるべき、高評価に値する作品ではないかと考えを改めました。  世間の不評を買っている最大の理由がラストのアレと金庫が沈んでしまう点でしょうか。おそらく私も当時は「有り得ん」と切り捨てた記憶がありますが、10年の時を経て今改めると、誰の視点で物語に入り込むべきなのか?これが最も重要であったことに気付きます。本来、観客は無意識のうちに俯瞰視点になっていて、客観的視点から勧善懲悪の物語を望むものです。でもこの作品は違うのです。オープニングで語られている通り、スージーの視点から見たスージーの物語。彼女がどう考えたのか?彼女がどうしたかったのか?これがこの映画の全てです。 あの年代の無垢な少女というのは、自分の気持ちを支配している脳内全ての事柄がラブリーでキラキラしたものだったハズです。14歳の少女といえばまだまだ子供だし恋愛や綺麗なことが人生の全てだったハズ。そしてそんなスージーが今最も気になっているのが初恋の相手とのファーストキス。彼女にとってはこれが一番素敵な出来事だったハズなのです。そんな理想的な素敵な妄想が叶わなかった無垢なスージー。これがこの映画の全てといっても良いでしょう。  ボトルの帆船が割れる描写、ろうそくの灯が別々に揺らぐ描写、その他多数の不穏な描写の数々が哀れにも素敵すぎました。しかしスージーがとどまっていたあの悪夢のような雰囲気は辛かったです。死んでからあの底冷えがするような不気味な感情を乗り越えて天国に行かねばならないのかと思うと、やはり穏やかに死にたいものです。  ギレルモ・デル・トロも関わっていますし、制作サイドとしてはバッドエンドにしたかったのは明らかです。あくまでモヤモヤしたままで終わらせたかったのでしょう。大人になって見返してみると、金庫が沈むからこそ良かったと思います。観客感情に配慮して”一応”ラストに犯人の転落死の描写を入れてありますが、明らかにアレは蛇足です。遺体は見つからないし犯人も見つからない。だけど家族は前を向いて生きていくしかないし、被害少女たちも昇天するしかないのです。どうにもならないこともあるのです。 成長した妹がノートを見せるか否か一瞬戸惑いますが、あの感情が全てを物語っています。残された最愛の家族の気持ち考えると、今更蒸し返すのが正しいのかどうか。。つまりはスージーは、これで良かったのです。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-02 12:29:10)
158.  スリーパーズ 《ネタバレ》 
豪華な出演陣&よく出来た脚本なのですがイマイチ乗り切れませんでした。その理由は微妙に判り難い配役とストーリー自体が散漫であった点が挙げられるような気がします。また、長い年月を経てキャストが入れ替わってしまった点も感情移入を許さなかった原因の一つではないしょうか。他の方もご指摘のように「苦労人だったワゴン男」と「そのワゴンにひき殺されそうになった男」の後の顛末が語られていない点も観客サイドの不信感につながっているのではと感じます。  そもそも論として、この物語は少年4名の自業自得の物語です。劇中で神父(デニーロ)から説教があった通りで、彼らは手遅れになる前に真っ当に生きるべきだったのです。それをせずに被害者ぶるのはちょっと都合が良すぎます。悪いことをしたら牢獄に行ってお務めをせねばならない事は小さな子供でも判っています。まずはそれが先なのです。 少年院上がりなのに成功したマイケル(ブラピ)とロレンゾ(ジェイソン・パトリック)は、大変なハンデを背負って勝ち取った未来だったハズですが、それをダークサイドに落ちた友人二人の為にドブに捨ててしまった(ロレンゾはそうでもないが)のもイマイチ腑に落ちません。それくらい闇が深かったのだといってしまえばそれまでですが、そもそも論として、、 以下略  ストーリー自体はよく出来た作品ですし、まんざら嘘でもなさそうな”きな臭い”雰囲気もあってリアルです。しかし何となく胡散臭い部分も多くて作品の流れに乗り切れなかったというのが実際のところでしょうか。神父が嘘をつく流れも無理があって、アレを遂行するならかなりの人数のマフィアが関わらないとこの嘘を維持することは困難でしょう。色んな意味でちょっとワガママが過ぎる作品。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-02 12:26:48)
159.  グリーンマイル 《ネタバレ》 
個人的にトム・ハンクスがあまり好きではないこと、キング原作のショーシャンクが大嫌いということ、そしてとても長尺であるということなどから、本作「グリーン・マイル」も20年以上無視してきました。キング原作といえばリアル路線が多い印象でしたが本作はかなりファンタジー路線で驚きました。しかも今まで見ていなかったことを後悔するほど素敵な作品で、見て良かったなあと素直に喜べる映画体験でした。  しかしレビューを書こうとすると途端に解釈が難しい作品で、結局何が伝えたかったのかよく判らない映画だったとも感じます。実際、もの凄く感動的ではあったのですが、だからどうした?と言えなくもなく、Webの考察ページを読み漁って初めて納得がいくような映画であるのもまた事実です。その考察で目に付いたのはどうやらキリストの再来とか、そういった類の解釈が最もシックリくるのではないかということです。私も含め、キリスト教に疎い日本人には表面的なただの感動ファンタジーに成り下がってしまう可能性もあって、そういった意味では非常に勿体無い作品だなと感じます。 無神論者の私にはこの映画の素晴らしさの半分も理解できたか怪しいところですが、ジョン・コーフィー(マイケル・クラーク・ダンカン)がとても良い味を出していて、彼のラストは泣かせます。冤罪だった件はどうなっているのかが大いに気になりましたが、同時にネズミがCGなのかどうかも非常に興味深いことだったりもしました。  導入部が妙に丁寧なわりによく判らない感じになっていますが、エンディングまで見るとまさかの伏線回収があって楽しくなります。そして後に再度あのモノクロの活動写真のワンシーンを見ると泣けてきます。3時間越えの長尺ですが捨てシーン一切なしの素晴らしい作品でした!
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-01 17:28:10)
160.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》 
二作目の惨劇で懲りたのか、スピルバーグは原作&総指揮に下がっています。しかしこの新監督ジョー・ジョンストンがなかなかウマくて、一作目のグラント博士(サム・ニール)とエリー(ローラ・ダーン)がまさか結婚して幸せな生活を送っている。。と、見せかけて実はという流れは一作目のファンも納得の導入部でした。出演陣も大分減らしてスッキリさせていますが、ポール(ウィリアム・H・メイシー)とアマンダ(ティア・レオーニ)の夫婦も一癖ありそうで、序盤から一気に映画に引き込まれます。  脚本も今までとは一気に決別し、まさかの子供探しのために三度この島にやってくるという設定です。出てくる恐竜は見慣れない「スピノサウルス」というものですが、これがなかなか強くて恐ろしいのが最初からよく表現されています。また、飛ぶ恐竜の定番「プテラノドン」が本作では大活躍で、鳥かご設定と合わせてこれがなかなか面白かったです。エリック(息子)とビリー(アレッサンドロ・ニヴォラ)の空中戦はなかなかの見せ場になっています。 アマンダは素敵な女優さんですが、ちょっと喧しくて鬱陶しい感じ。またその旦那の設定が小さなタイル塗装屋というショボさでなかなか笑わせてくれますが、終盤には冴えないポールとグラント博士が大活躍します。個人的にはラプトルの卵ネタと発声器官ネタはなかなかスムーズに伏線回収出来ていて素敵でしたが、その反面、子供と一緒にパラセーリングしていた男性がなぜ死んだのかには一切言及されておらず、ちょっと違和感を感じたりもしました。  世の低評価の割には案外綺麗にまとまっていてスッキリした脚本は判りやすくて好印象でした。ちょっとオマケしておきます。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-01 16:17:05)
040.54%
181.08%
2222.96%
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