141. オール・イズ・ロスト 最後の手紙
《ネタバレ》 登場人物1名・台本31ページのセリフ量というスケールの小ささだが、自然と引き込まれて目が離せない。 難破した際の、知識と経験に裏打ちされた老人の行動には舌を巻いた。 弱点としては、メッセージ性とインパクトは無いかな。主人公の背景が全然分からないのが一因かも。 あと、オリジナリティ。同じような海難モノである『キャスト・アウェイ』を彷彿とさせるため、見劣りする。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-10 22:56:54) |
142. それでも夜は明ける
《ネタバレ》 あまりにも痛切な実話。 奴隷といえど人間なのに、虫けら扱いされていた現実に背筋が凍る思いをした。 今回スポットが当たった奴隷以外にも、奴隷の数だけ波乱万丈のドラマがあるんだなと確信した。 本作でアカデミー助演女優賞を受賞したパッツィー役のルピタ・ニョンゴの演技は、悲痛が伝わってきて見事なものだった。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-09 20:58:00) |
143. ジャングル・ブック(2016)
《ネタバレ》 グラフィックは凄くて、動物たちの躍動感・迫力は存分に味わえる。 ストーリーは退屈かなあ。 自然界は弱肉強食なのに、虎や猿を悪役にして「勧善懲悪」を持ち込んだ時点で、違和感が拭えずにいた。 おまけに終盤、少年はジャングルを傷つけている始末。都合いい感じのハッピーエンドになってしまっている気がして、後味は良くなかった。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-05-09 00:39:39) |
144. 美女と野獣(2017)
《ネタバレ》 映像美。ベルの住む村や、城のダンスホールは特に綺麗。 そしてテンポの良さ。飽きが来ない絶妙なつなぎ方だった。 悪役のガストンも徹底した悪役ぶりで潔くてよかった。 お城の家具・骨董品のキャラクターは、それぞれが愛くるしいものだからこそ、最後のバラの花が落ちるシーンは悲しくて見ごたえあった。 しかし、ベルに対する野獣の愛の描写が少し浅く、唸るレベルにはもう一歩。 [映画館(字幕)] 7点(2017-05-07 21:47:56)(良:1票) |
145. プリズナーズ
《ネタバレ》 良質なクライム映画! 息が詰まりそうなスリリングさと、静かな映像の撮り方が好みにマッチ。 ちゃんとしたプロットがあるので、ドラマ性もよし。 事件の本質が根深くて、想像以上の全体像が分かったときには圧巻の一文字。 こんなヒュー・ジャックマン見たことないってくらい役にハマってて驚嘆。 刑事役のジェイク・ギレンホールも重ねて良し。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-05-06 00:39:51) |
146. ファインディング・ドリー
《ネタバレ》 前作『ニモ』より、結構トーンダウン。 笑いどころが少なくなり、冒険的要素もスケールが小さくなった印象。 前作はまだ現実味があったけど、今回はぶっとんだアクションが多くてちょっと白けた。 最後のドリーの両親の温かい描き方は好きだった。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-04-30 17:35:37)(良:1票) |
147. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 「フォースの覚醒」がイマイチだっただけに、SW関連の新作は期待薄だったものの、見事に楽しめた。 エピソードⅢとⅣの接続作として違和感なく、主人公がデス・スター開発者の娘いう目線が絶妙。 序盤は退屈だったものの、中盤以降はのめり込んだ。 オリジナリティとしては、盲目の戦士が目立っていて戦闘シーンに惹かれた。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-04-28 22:14:06) |
148. ファインディング・ニモ
《ネタバレ》 ユーモアのセンスがいい作品。気楽に愉快に笑えた。 テンポもいいしスピード感あるし、映像も2003年作と思えないほど綺麗。 海中生物のキャラがたくさん出てくるのに、それぞれ個性が際立っていてすごい。 歯医者の水槽の中でのニモと他の飼育動物の交流など、キラリと光る部分がある中で、肝心のマーリンとニモのやり取りは特に印象に残らず。 ドリーの物忘れ設定がちょっとしつこいので、次回作でどうなるかが気になる。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-27 00:23:51) |
149. バーニング・オーシャン
《ネタバレ》 実際の事故なので、映像や脚本の現実性はあり。 家族愛が描かれて「おっ?」と思いきや、後半は、油田施設が燃えてる映像がひたすら続く。 ヒューマンドラマがあると思いきや、主人公の同僚達についての描写が不足しているため、肩入れできない。 「安全よりも、利益と保身を優先してはいけない」という教訓は伝わってきたが、全体的にどこに焦点を当てているのか非常にわかりにくい構成だった。 [映画館(字幕)] 3点(2017-04-22 19:52:23) |
150. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 感涙。 実話ベースの映画の中で好きほう。 不測の事態においても機転を利かし、任務を全うしたサリー機長に敬意を抱いた。 『このメンバーじゃなければ』という機長の言葉がすべてを物語っていると思う。 当時の機長、副操縦士、キャビンクルー、乗客、ニューヨーク市の支援・・・どれもが一体となっているのが画面越しにひしひしと伝わってきた。 特に救助時は心暖まるものあり。「人が人を助ける」、それが仕事であってもいいものだなと感動。 ラストの公聴会のシーンも清々しく、鑑賞後のカタルシスを味わえた。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-04-20 18:41:49) |
151. ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
《ネタバレ》 ハリー・ポッター好きなので十分楽しめる内容だった。 ビースト(野生生物)との交流は意外と退屈だが、後半の黒幕を追う展開や、ノーマジのおじさんとの触れ合いは魅力的。 エディ・レッドメインが主演なのだが、『リリーのすべて』のイメージが強すぎて時々鑑賞の邪魔になってしまったのが残念。 続編決定とのことで、今回の世界観を維持しつつ、どう膨らむのかが楽しみ。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-04-19 10:10:46) |
152. シンデレラ(2015)
《ネタバレ》 主演のキャスティング抜群。 一番の見所はシンデレラの純真さ。彼女の所作からまじまじと伝わってくる。それが観る者を魅了し、共感を誘う。 継母や意地悪な姉妹もキャラが立っていて、不思議と嫌いにはならない。 ベタベタなハッピーエンドだが、大好きな終わり方で気持ちが良かった。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-18 23:05:33) |
153. パッセンジャー(2016)
《ネタバレ》 海外メディアから評価が低くて身構えたが、豪華宇宙船の映像が美しく、設定も好物だった。 男1人と女1人がいればこうなるわなっていう展開はお約束だが、男優女優ともにいい配役で飽きずに見れた。 鑑賞中ずっと「この映画の着地点、どうなるんだろう」と思っていたが、無理のない納得できる結末で安心した。 乗組員チーフの登場は、やや付け焼刃感があってご都合主義的なのだけが残念だった。 [映画館(字幕)] 8点(2017-04-14 18:34:33) |
154. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 各登場人物が掘り下げられていないので、表面上しか楽しめない。 キャストによる早口演出、米国特使(石原さとみ)のキャラクター、故意に落としたかのようなCGの質・・・どれもがスベっているように映って残念。 しかし、予想外の緊急事態に直面し、「国土を守るか、国民を守るか」という政府上層部の葛藤は良かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2017-04-12 20:01:41) |
155. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 滑り込みで鑑賞。すごい。 上映2時間のあいだ、特に後半は鳥肌立ち続けの迫力。 こんな美しくて切ないロマンスがあるなんて。ラスト15分間の想像だにしない息のつけない展開、お見事。 決して説明的ではないし、音響と演出がピタリとハマってて圧倒された。 ミアではなくセバスチャンの目線で映画を見終わっていることに気づく。 この作品を見ていたら、人生における選択1つ1つの大切さに気付かされる。 [映画館(字幕)] 9点(2017-04-10 20:59:34)(良:1票) |
156. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 スピンオフ含めて5作目とはいえ、かなり楽しめた。 ボーンの過去がさらに明らかになり、ハラハラしながらトレッドストーン計画の闇を追うことができた。 アリシア・ヴィキャンデル演じるエージェントの活躍や、CIA局長とディープドリームCEOの確執が見どころ。 頭脳戦よりもアクションシーン増えたけど、緊迫感があるので見れる。 そして、ボーンのBGM”Extreme Ways”がかかった時の高揚感は毎回やられる。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-09 02:34:17) |
157. リアル・スティール
《ネタバレ》 知人から勧められ鑑賞。純粋に良かった。 ロボットボクシングという切り口が斬新。格闘シーンは汗握る楽しさ。 それに親子愛。終盤、製作者が意図するところで感動してしまう。 時代設定が2020年というだけあって、近未来の実世界にて本当に開拓されればいいのになと強く願った。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-07 01:16:52) |
158. X-MEN:アポカリプス
《ネタバレ》 期待通りの世界観。 このシリーズは肩が凝らずに見れてイイ。 マグニートーやプロフェッサーの過去が明らかになって見応えあり。前作でも良かったクイックシルバーの活躍が本作も見れて満足。 全体的な盛り上がりとしては前作の「フューチャー&パスト」をやや下回るかな。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-04-05 20:25:44) |
159. スポットライト 世紀のスクープ
《ネタバレ》 可もなく不可もなく! 教会のタブーに切り込む記者たち…。実話だし、設定は胸躍る。 ひたむきな取材が実を結んだラストは爽快。 作品に流れる静かなトーンも好き。 しかし、印象深くはなく、面白い映画だと感じるまでには至らなかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-04-04 20:21:11) |
160. ベイマックス
《ネタバレ》 練られたストーリー&テンポがいい。 あらすじを事前に読まずに見たので、ストーリーの起伏を存分に楽しめた。想像と違った。 勧善懲悪の物語ではなく、兄弟愛を描いたり、ベイマックスの「治癒機能」にうまく絡ませたヒーロー物語になっているところがポイント高い。 笑いどころあり、感動するところありの爽快なエンタメ作。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-03 01:58:23) |