141. 太陽がいっぱい
アラン・ドロンかっこええ~!かっこ良過ぎます!サスペンスとしては、まあまあといったところです。殺人の後に急に海が荒れだしたり、一心不乱に何かを食べたり、随所に目のインサートショットを入れたり素晴らしいところもたしかに多いです。ただ、指紋を全然気にしないとかの粗も結構あります。そして、有名な最後もあの時初めて船を陸揚げするんだったら、あれも有りと思いますが、その前にスクリュウに縄が付いてたら解るだろー!と突っ込みたくもなります。 7点(2003-01-26 16:34:59) |
142. 波止場(1954)
今となってはよくあるストーリーで、全くひねりも無いけれど、やはり名作でしょう。カザンの境遇を知っていると、違った見方ができます。たしかに、マーロン・ブランドが若いでね~。 6点(2003-01-26 16:17:18) |
143. 生きる
これは、議員、官僚、全国各地のお役人方に研修か何かで定期的に見せるべきだと思います。少しはお役所仕事を恥ずかしいと思うようになるんじゃないでしょうか?(ならね~か?)当然、全国の善良な市民も見なければいけない作品でしょう。 9点(2003-01-26 16:07:07) |
144. 髪結いの亭主
ラブ・ストーリー系は、こそばゆい感じがする映画が多く苦手なんですが、ルコント作品だけは例外です。時間も90分前後に上手くまとまっている作品がほとんどでちょうど良いです。男の私にも彼女の気持ち、わかるな~ 8点(2003-01-26 15:58:03) |
145. ベニスに死す
こんなに台詞が少ない映画はあまりないです。「奇跡的な美少年」「ヨーロッパ上流階級、貴族」「マーラー」日本人も結構この作品好きな人多いですよね・・・本当の「美」の前では人は全くの無力だ!よく解るんですが・・・少なくとも私には、今ひとつ受け入れ難い(感情移入できない)作品でした。しかし、舞台となった沈み行く都ベニス、その全ては美しい。 5点(2003-01-26 15:46:30) |
146. 市民ケーン
若干25才で、製作・監督・主演をこなしたウェルズは本当に驚異的。しかも60年以上昔にですよ。映画手法的にも、後に多くの作品に影響を与えたと言うのが良く解る。正に歴史的名作でしょう。ただ、21世紀の今観て、映画史上最高の作品とは思わない(保守的なアメリカ人は、一生これがNo1と言うでしょう)と言うのが正直なところ。 8点(2003-01-26 15:30:18) |
147. テルマ&ルイーズ
期待以上に楽しめた。だけど、最後が大掛かりになったのは残念・・・もっとシュールに終わるかと思っていた。確かに、ハーベイ・カイテルの役は、全く必要ないね。 6点(2003-01-26 15:15:26) |
148. 愛と哀しみの旅路
感動した!さすがアラン・パーカー。戦争に翻弄された日系人家族を見事に描いている。日本人の表現も、他の映画に比べたらかなりマシなほうです(笑) 8点(2003-01-26 15:07:16) |
149. ソナチネ(1993)
不思議な空気が漂う映画。沖縄の海とヤクザ、このミスマッチもいい。この映画は、世界中で日本人が一番観ていないとか・・・残念です。 9点(2003-01-26 15:01:28) |
150. 二十日鼠と人間(1992)
ああ。なんて悲劇的な話なんだろう。。。原作はあまりにも有名だし、出演陣も最高です。やはりジョン・マルコビッチは名優だ!素晴らしい!ゲイリー・シニーズは演技だけでなく、監督も上手いんですねー! 8点(2003-01-26 14:53:02) |
151. ひまわり(1970)
いわゆる戦争映画なんかより、よっぽど戦争の虚しさを教えてくれます。ひまわり畑や墓地のシーンはあまりにも印象的です。そして音楽は、映画音楽史上に残る名楽です。でも個人的に、このソフィア・ローレンはあんまり好きじゃないんだよな~ 8点(2003-01-26 14:44:31) |
152. トゥルーマン・ショー
ある意味シックス・センスなんかより全然怖い。。。よく前情報が全く無い状態で観ることができたらどんなによかったか、と思う作品がありますが、これはその最たるものでしょう。ラストを含め、もう少しで名作になったと思うと残念です。 6点(2003-01-26 14:31:16) |
153. アモーレス・ペロス
タランティーノよりいいかも?ちゃんと?人間も描いてるし。血生臭い悲哀に満ちた3つの愛。殺し屋の「愛してる」という言葉だけが留守電に入らない・・・全てはここに集約されている。 8点(2003-01-26 14:17:48)(良:1票) |
154. CUBE
全く新しいやり方?これって映画なの?どっちだろう?余計な説明がないのは良いんだけど、数字の謎解きの説明はちょっとして欲しかった(説明できないほど複雑なんだろうけど)ここでやや冷めてしまった。それに最後は、野っぱらで立小便するくらいの開放感があったほうが良いと思うんですが? 5点(2003-01-26 14:11:47) |
155. アンダーグラウンド(1995)
いろいろな意味で「やられた!」という作品でした。今の時代にこれだけ明確に、自分のスタイルを貫く監督は珍しいし、尊敬に値すると思います。ただかなり気合を入れて観ないと、私はこの監督の作品を見終わった後、非常に疲れてしまいます。スクリーンからあふれ出すエネルギーに、パワー負けしたという疲労感です。この作品は特にそうでした。よく話題になるラストですが、私は無いほうが良い派です。 8点(2003-01-26 14:00:25) |
156. ショーシャンクの空に
「人生最高の一本」と言う人が結構いたのと、原作が最高なので観に行きました。確かに、丁寧に作られた良い作品であり、T・ロビンス、M・フリーマンも素晴らしかったと思います。ただ自分としては、期待し過ぎていたせいか?周りの評判ほどではなかったと言うのが正直な感想です。 7点(2003-01-26 13:29:44) |
157. トラフィック(2000)
麻薬密輸の最前線、汚職軍人と正義派警官達<メキシコ、ティファナ>、それを受け取りアメリカ国内へ供給するブローカーの妻と刑事達<サンディエゴ>、国の麻薬取締最高責任者と麻薬に蝕まれてゆく娘<オハイオ>この3つのエピソードは映画上では交差することなく、別々に平行し進んで行く。観客が混乱しないよう、エピソードごとに映像を変え解り易くしている。あからさま手法ではあるが、これが良い方向に作用していると思う。個人的には映像や役者の雰囲気の点で、<メキシコ>が好きだ。麻薬も戦争と同じで、犠牲になるのは常に弱者であるのだと痛感した。組織、いや麻薬自体が既にアンタッチャブルな領域に達していると絶望したが、ほんの少し希望の光を残したラストにはやや救われた。 8点(2003-01-25 23:58:04) |
158. M★A★S★H/マッシュ
かなりブラックな上に、おバカな反戦映画です。サザーランド他軍医達はジョン・レノンさながらのヒッピースタイルで、女にちょっかいを出したり、上官や軍隊に染まりきっている連中を茶化しまくったりします。ただカッコいいことに、彼らは腕が抜群に良いんです。主題歌の、自殺は「やるもやらぬも私の勝手」という歌詞の持つメッセージは強烈です。 7点(2003-01-25 23:24:47) |
159. マーズ・アタック!
(いい意味で)何も考えずに、面白く観ることができる映画は少ないですが。これはそのうちの一本だと思います。とことんB級っぽいのに、出演陣が超豪華なのは笑えます。ジェームズ・ボンドなんか、首だけになっても女(人面犬)といちゃいちゃしてます(笑) 6点(2003-01-25 23:08:22) |
160. テス
とにかく映像が美しいです。そして、テス(ナスターシャ・キンスキー)の清楚な美しさ、しかしその美しさ故の悲劇・・・素晴らしい作品ではありますが、現代の自立した女性が見たら、拒絶反応を起こすのでは?とも思いました。酒びたりで働かずそのくせ子供ばかり作る父親、金の力で全てを手に入れようとする貴族、自分のことしか考えずテスを受け入れなかった夫。あの時代だからしょうがないと言えばそれまでだし、ポランスキーの境遇を考えれば、かなり深い作品ですが、どうも私にはテスが身勝手な男達の犠牲者だったという切なさのみが残りました。 6点(2003-01-25 22:53:39) |