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 > あろえりーな さん
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プロフィール
コメント数 4757
性別 男性
年齢 41歳

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1641.  デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- 《ネタバレ》 
原作はラティフ・ヤヒアの自伝ということだそうで、実際のところどこまでが事実なのかは知る由もありませんが、もしここで描かれていることが本当なのだとすれば、ウダイは絵に描いたような外道であること間違いありません。そしてフセイン打倒がイラク国民を解放したと断言してもいいぐらい。ただ、この映画のフセイン自体は外道に描かれてるわけでなく、息子のやりたい放題に腹を立てる一人の父親として描かれています。特筆すべきはなんといっても、主役を演じたドミニク・クーパーの一人二役っぷりですよ。いやほんと見事。顔は全く一緒なんだけど、声のトーンとか仕草とか表情なんかでまるで別人同士を演じてる。ストーリー全体としては、ウダイの外道っぷりを延々と見せつけられるという構成で、ラティフの苦悩とかが逆に描き足りていないかなという気もしないではないんですが、政治的なドラマよりも本作はエンターテイメント性が強く、監督もリー・タマホリですから一つの娯楽作として楽しむのが一番でしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-24 23:24:34)
1642.  オープン・シーズン 《ネタバレ》 
北米の大自然がフルCGで描き込まれていて、ヴィジュアル的には好みなんだけど、いかんせんシナリオが弱いんですよね。クマのブーグは、愛すべきおバカキャラみたいなのにしたいんだろうけど、全体としてボケ~っとしてるだけでね、あまり感情移入しにくい。ベスと別れて森に放たれる序盤も、たとえばもっとこう悲しんだりとか、切ないシーンに描くべきなのに、ブーグは全然悲しんでない。シカのエリオットも、単に楽しそうな遊び仲間っていうだけで、強い絆みたいなものを感じない。なので、終盤で身体を張ったエリオットを心配する描写とか、ベスに再び出会ったときの喜びとかもいまいちピンとこないんですよね。たぶん、最初はブーグをただのペットとして描いてたからそういう感じになったのかもしれないけど、幼児みたいなクマじゃなく、やっぱり一頭の自立した存在として描くべきだったと思う。たぶんピクサーならそうするはず。子供目線で見たら、動物たちがワイワイやってればそれで楽しいって感じかもしれないけど、大人が見るにはもう少し内容のあるシナリオにしてほしかったかな。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-08-24 16:55:19)
1643.  リアル鬼ごっこ4 《ネタバレ》 
前作に引き続き、B型の学生たちが 逃げ惑うお話なんですが、内容と言えば、 自分だけ助かればいいと思ってるマサハルと、 他人を助けなきゃって思ってるツカサが、 それぞれの弱みを克服して協力し合って 鬼に立ち向かうっていう、そういう展開です。 主役の女の子は割と魅力的だと思うし、 演技自体もそう悪くはないと感じたけれども、 いかんせん足が遅いですよね(笑)。 捕まったら死ぬんだからもっと速く走れないのかよ、 ていうか追いつけない鬼たちってどんだけ足遅いのよ、 てところがどうしても気になっちゃう。
[DVD(邦画)] 4点(2012-08-24 01:00:11)
1644.  ジョン・カーター 《ネタバレ》 
本国での公開直後、大赤字になるっていうニュースが出てたんで、どれほど酷いのかなと思って観てみたのですが、案外普通に楽しめました(笑)。一目観て、これは相当なお金がかかってるなっていうのがわかる。ほぼ全編に渡ってCGなり特殊効果が大活躍してるので、制作費が法外過ぎてそういうことになっちゃったんじゃなかろうか。主役をはじめとして、有名な人も見当たらないし。でも、実写初監督でこれだけの超大作を作り上げたアンドリュー・スタントン監督の熱意は素直に賞賛したいです。勿論、「どこかで観たような映像だな?」ていう、即視感があるのは事実。原作は100年前に書かれたSFの古典で、この古典がのちの数々のSF映画の下敷きになってるわけです。だから、その100年前の原作を今映画化したら、即視感のある映像になっちゃったっていうのはなんとも皮肉ではあるんですけど、製作陣はその原作に対して思い入れや愛着があるから、変に変えたくなかったのかもしれないですね。100年前のストーリーだから、武器も乗り物も旧式で、それを忠実に再現してる。サーク族のソラや父親との心の交流が個人的には一番良かった。あとは火星の犬、ウーラの可愛さですかね。一番愛らしいキャラです。逆に、敵のマタイ・シャンて奴がどうにも掴みにくいキャラで、その企みが壮大すぎてよく解らないし、無敵なんだか弱いんだかも謎で、この敵キャラの掴みにくさがこの作品のマイナスポイントかなと感じました。それにしても、何度聞いてもバルスームがバスルームに聞こえて仕方がない(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-08-23 21:23:48)(良:1票)
1645.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
私も戦争の知識に乏しく、かつ山本五十六さんのことはその名前ぐらいしか知らなかったので、鑑賞して色々と勉強になりました。日本はアメリカに燃料資源を頼っており、国力も10倍。そのアメリカと戦争したらどういうことになるか、五十六さんにはわかってたんでしょうねぇ。日清日露と勝利をしていて浮かれていたというのもあるし、ドイツが躍進していたのでその勢いで三国同盟を結んでしまった。五十六さんの論理的な指摘に対し「多数の方が支持しているので、、、」とか「戦争はやってみなけりゃわかりませんから」とか、全く論理的でない言葉が出てくる。そしてまた、マスコミの責任もある。事実をそのまま伝えるのでなく、単に国民を扇動するだけだった。なにが正しいかではなく、その時の空気で決め、国民が望むものを書くだけ。そういう一つの教訓が、この作品にはきちんと込められていました。まぁ、五十六さんの「奇襲したあとに講和」とか、あのへんは立場上のこともあり、なかなか難しい判断だったのでしょう。CGの全景や戦闘シーンなどもそれなりによく出来てました。個人的に印象深かったのは、「水まんじゅう」でしょうか(笑)。まんじゅうを水につけて、砂糖かけて食べるというのは初めて見たので驚きでした。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-22 22:22:47)
1646.  タイタンの逆襲(2012) 《ネタバレ》 
いや~、このシリーズ、大好きですわ。いやほんとに、映像が素晴らしいんですよ。前作も素晴らしかったですけど、本作も負けず落とらず。確かに、やってることは同じなんですけどね。ゲームのRPGみたいに、小ボス中ボス倒して、最後にラスボス倒してクリア、みたいな。個人的には、前作の「戦士たちの友情」みたいなのが気に入っていて、本作はその点がなくなってしまってはいるのですが、逆に親子の絆が今度は強く出ている。息子が出来たし、ゼウスとペルセウスの関係もしかり。ラストはぐっときちゃいましたよね~。ゼウスさんの絶命シーンたまりませんわ。本作はいろんなクリーチャーが出てきますが、たとえば序盤に出てきた一つ目巨人のサイクロプスのシーンは実に良く出来てるし、ミノタウロスはそうでもなかったけど、ミノタウロスの迷宮がこれまた凄い。なんかラピュタの神殿を思い出しちゃいましたよ。そして極めつけは、タイタンの王クロノスですよ。もうまさにラスボス。とんでもねぇでかさとパワーです。なんかもう圧倒されちゃいましたね。製作陣のイマジネーションと熱意を素直に賞賛、そして映像技術の進歩に感激です。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2012-08-21 01:06:37)
1647.  テイク・シェルター 《ネタバレ》 
見終わったときは、「え?なんじゃこりゃ!?」って感じだったのですが、他の方のレビューを見て、なんとなくですが言いたいことがわかってきました。確かに、自然災害とかスーパーナチュラルなものは副次的なもので、やっぱりメインは家族ですよね。一つの家族の愛とすれ違い、それを描きたかった。勿論、人類は有史以前から未知のものや自然について、畏敬の念や恐れを持ってきたわけですから、サブテーマとしてそういうのもあるにはあるんだろうけど。旦那さんのほうは、周りから変な目で見られても、家族のために大金をはたいてシェルターを作る。家族のためにやってるわけですよ。嫁はんのほうは、意味不明なことに大金使われてそれを怒る。そして旦那の精神の心配をする。これもまた家族のためにやってる。両方とも家族のためにやってる。だけど真っ向から対立。最後の最後に、二人が解り合う。そういう象徴的なシーンなんだね。夢のシーンはそれなりに見応えあるし雰囲気は出てるけど、派手なスペクタクルやサスペンスフルなことがあるわけではないので、中盤かなりかったるいのもまた事実。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-20 19:46:25)
1648.  八甲田山 《ネタバレ》 
まぎれもない大作です。そして、実際にロケ隊が遭難しかかったというのもよくわかるぐらい、全編に渡り吹雪いてる。観ていて寒々しくなるので、真夏に観るにはもってこいかも(笑)。ただ、3時間弱の尺は正直長く感じました。2時間ぐらいにしても別に問題ないのではないかと思う。基本の主軸は、有能なリーダーと無能なリーダーの対比、それに尽きるでしょう。無能なリーダーのせいで、多くの隊員が正気を失い、命を落とした。そしてそのリーダー自身は、隊員たちによって最後まで生かされたという切ないラスト。さすがに自責の念で最後は自害されてたけど、そもそもこの訓練てどれほどの意味があったのかしら、ていう思いもありますよね。案内人の女性に対して徳島大尉が「案内人殿に、敬礼!」と言うシーンが一番良かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2012-08-20 14:06:47)
1649.  発情アニマル 《ネタバレ》 
私はリメイクされたほうを先に見たのですが、正直言うとこのオリジナルよりリメイクのほうが良かったですね。あっちのほうがより過激だし、なによりスピード感がありました。まぁ、でも70年代にこれだけ過激な作品を作る心意気というのもありますし、このオリジナルがあってそういうリメイクが生まれる訳ですからね。だから、先駆者としての評価は揺るぎない。勿論、この先駆者っていうのも、ほとんどの人が毛嫌いするような、そういうジャンルの先駆者ですから(笑)、真っ当な人にはとてもお勧め出来ません。女性が男どもにレイプされ、その女性が男どもに「目には目を」な復讐をするという内容ですから。リメイクとちょっと違うなと感じたのは、復讐してるときの彼女は、割とこう淡々としているといいますか、リメイクの子ほど怒りにうち震えてるような感じには見えないんですよね。アニマルたちを誘惑して、まんまと罠にはまったところでサクっとやる、みたいな。その点に少し物足りなさを感じるのも事実なんですが、なんにせよ身体を張って体当たり演技した彼女には賞賛を贈りたいと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2012-08-19 20:32:08)
1650.  ゴーストシップ 《ネタバレ》 
そんなに悪くはなかったと思いますよ。たぶん、ホラーだと思ってみると怖くないことにがっかりするわけで、最初からアクションエンターテイメントだと思って見ればいいんじゃないでしょうか。序盤、幽霊船を発見してそこに乗り込み探索するという展開は観ていてワクワクさせられるし、実は話を持ちかけてきたやつがサタンで~という展開も予想外で面白かった。まぁ確かに、奴の正体をあの女の子が教えてくれたっていうだけで、話に巧みさはないですけどね。あのサタンは、金塊とセットで動いてるから、欲望にはまっちゃった人だけを陥れるみたいな感じなのかな。それだと、ただの悪魔というより人間への戒めみたいな存在で、そこまで悪い奴じゃないような気もするけど(笑)。
[レーザーディスク(吹替)] 6点(2012-08-19 13:38:16)
1651.  トロール・ハンター 《ネタバレ》 
見る前は、もっとこうサスペンスホラーみたいな感じなのかなと思ってたんですよ。そんでトロールという化け物は、たぶん雪男みたいな感じなんだろうと。そんでその雪男に次々とクルーが襲われるというパニックものを想定していたのですが、良くも悪くも?そういうスタンスの作品ではなかったですね。むしろコメディと言ってもいい。トロールだって、よく見るとむしろ愛嬌ある顔してるし(笑)。そしておそらくは、政府に対するある種の皮肉みたいなものも込められているんじゃないかな。実際見ていると、いろいろな場面でツッコミを入れたくなるわけですよ。「え?クリスチャンの血?」「え?おっさん一人でハンターやってるの?」「え?送電線を管理してる人、今までなんの疑問も持たなかったの?」てな具合に。でもそういうツッコミは、制作者の人たちがわかってて用意してるわけですよ。ぜひ、このバカバカしさを楽しんでください、みたいな風に。だから、そこに乗っかれるか乗っかれないかで、たぶん評価が別れるんじゃないかな、と思います。このアイデアと心意気に敬意を表して6点を献上します。
[DVD(吹替)] 6点(2012-08-18 23:15:19)
1652.  247°F 《ネタバレ》 
最初にテロップで実話だという風に書かれてあったけど、まぁ本当に実話かどうかはともかく、リアリティのあるお話であることは間違いありません。扉の前に梯子を置いたら、それがストッパーになってサウナから出られなくなっちゃうというシチュエーション。こういうことは大いにありそうで怖い。そしてサウナに閉じ込められたお三方が正常な判断力を失ってしまう様も見ていて面白い。レネは友達に八つ当たりしてくるし、それによってジェンナは手を出してしまう。ジェンナはキレて装置を破壊し、それによってイアンは正気がなくなり絶命。こういうときは、冷静な判断が必要だけど、灼熱地獄に閉じ込められちゃそれも無理な話ですね。レネは正直うざキャラで見ていて苛ついてくるし、飲んだくれのマイケルにも腹が立ってくる。それに対して犬のボーの賢さ。ちゃんと気がついたのは犬だけってのもなんか切ないね。密室系のサスペンスものとしては、若干パンチ力足りないかなとは思うのですが、リアリティに徹した怖さがありまずまずの出来映えだと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2012-08-18 19:59:25)
1653.  イルカと少年 《ネタバレ》 
とてもいい映画でした。 実話だというのがまたいいですね。  こういってはなんですが、アメリカという国の 懐の深さみたいなものを感じます。 尾を失って死にかけのイルカが、 人々に希望を与える存在になるまでには、 数多くの「寛容な心」が関係している。 主役の少年は、最初に立ち入り禁止の施設に 侵入するけど、「は~いここは部外者禁止ね~」 みたいに門前払いされてたら このストーリーは成立してないわけです。 お母さんだって、「馬鹿なことしてないで補習しなさい!」 みたいに息子が熱心にヘンテコな 施設に出入りしてることに理解を持たなかったら やっぱり成立しなかったし、義足制作者のおっさんも 「そんなのやったことないから出来ないよ~」なんて 話に乗らなかったらやっぱり成立しなかった。 11歳の子供が寄付を集めることに対して 施設の人の理解がなかったらお金は集められなかったし、 報道もしてくれなかったでしょう。 そして最終的にあの大富豪の理解も得られなかった。 全ては、寛容な心の繋がりが この奇跡を生み出してるんだってのがわかる。 逆に言うと、こういう感動的な奇跡というのは、 理解や共感の気持ちがなければ生まれないんだって、 そういう教訓を教えてくれてると思う。
[DVD(吹替)] 7点(2012-08-18 19:38:40)(良:1票)
1654.  ピザボーイ 史上最凶のご注文 《ネタバレ》 
    raiders_of_the_lostarkさん 詳細 投稿者 平均   イメージワード 投稿はありません。 「ゾンビランド」が面白かっただけに、 割と期待してみたのだが、これは正直微妙でした。 個人的に笑えたのは3箇所ほど。 後は全部空回りでした。ネタがマニアックすぎるのか、 漫才みたいな掛け合いに偏りすぎるのか、 文化的な笑いで理解できないのかはわかりませんが、 少なくとも数多くの映画ネタが そのまま笑いに巧くつなげていけてるとは思えず。 仮につなげていたとしても、それだとマニアックな人にしか 笑えないただのマニアック映画になってしまう。 もう少し、突き抜けたものが欲しかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-18 19:36:01)(良:1票)
1655.  ミーシャ/ホロコーストと白い狼 《ネタバレ》 
ナチスに占領されたヨーロッパを舞台に、少女ミーシャが連れて行かれた両親を捜す旅に出るというお話。なによりも、主人公ミーシャを演じたマチルド・ゴファールの体当たりな演技が目を見張ります。この作品、内容的には少々ありえない展開もあるのですが、そこに説得力を持たせるには、彼女の身体を張った演技が必要不可欠でしょう。見事な熱演に賛辞を贈りたいです。戦時中のこの状況下、いわば時代が彼女をひとりぼっちにさせちゃった。そんな中、旅先で彼女の味方をしてくれたのは狼だった。ママ・リタと名付けたその白い狼との交流は実に感動的。それ故にあの別れはほんと悲しいですね。でも、ああいう展開でなきゃ、別れようが無かったのも事実だと思います。物語上、必要な死だったのかもしれない。ミーシャは、ミミズを食べたりなま肉をかじりついたりと、もの凄い熱演を見せてくれるのですが、特に終盤、病棟での「身体が弱っているときの演技」が素晴らしい。子役でこんだけやれるのは大したものですよ。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-18 10:56:32)
1656.  サチ子の場合。<OV> 《ネタバレ》 
現ドラマの女王、片岡明日香さんの初監督作品ということで 観てみたんですけど、これはもう完全に学生映画のレベルですね。 DVを受けても彼氏のために尽くそうとするけなげな女性を演じて ますが、公園で殴り合って笑いあって和解という、そんなの 昔の不良少年のアニメじゃあるまいし(笑)。 彼女のファンなら楽しめるかもしれないけど、 真っ当に鑑みてこの点数です。 
[DVD(邦画)] 2点(2012-08-17 19:07:12)
1657.  拝啓天皇陛下様 《ネタバレ》 
この作品の良いなと思うところは、戦争というものを主軸にして描いてるのでなく、あくまでも舞台装置として扱っているという点ですね。その扱い方、軍隊や貧困を扱いながら爽やかな喜劇でまとまっているということが今ではとても新鮮に感じる。勿論メインは、ヤマショーと棟本の友情物語ですよ。これがもう実に微笑ましい。見ていて心洗われる。ヤマショーこと山田正助は、まさに自然児とでもいわんばかりのキャラで、飯が食いたいという理由で軍に残りたいと考えたり、そのために天皇陛下に手紙を書こうとしたり、棟本を喜ばせるために鶏を盗んできたり、恋心募らす中、いつのまにか結婚まで決めたような気になってたりと、その純粋さがたまらないんですよね。そんで、棟本はそんなヤマショーにいつも常識という名のツッコミを入れる。男の友情の、一つの美しい姿。そしてまた、ヤマショーを演じた渥美清のナチュラル演技のすばらしさも光る。それは演技というより、まさに山田正助という純粋無垢な男が現にいたんだと、そんな風にすら感じさせられます。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-17 17:33:07)
1658.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 
入り口と出口で全然切り口の違う映画でしたね~。てっきりオカルトホラーなんだと思ってたら、後半はホラーというよりブラックコメディみたいになってた。ドッペルゲンガー、つまりはもう一人の自分。みたら死ぬって言うやつ。永井さんの弟こそまさしくそんな死に方でしたが、早崎のドッペルゲンガーは、なんというか内に秘められていたもう一人の人格っていう感じがします。富と名声、金、女、そういう欲望の固まりとしての早崎道夫。それに対して、欲が全然なくて、人工人体を自分が作りたくて作ってるっていう、実際の自分。ドッペルゲンガーを殺しちゃったら、分離してた欲望の人格が自分と一つになったみたいで、そこからの展開が実にシュールなんですよね。だけど、永井さんがいたからこそ、その欲望の人格に結局飲まれずに済んだ。早崎も君島も村上もなかなか死なないのに、村上は突然トラックにひかれるとか(笑)。後半のこのシュールな世界観を楽しめるか楽しめないかで評価が大きく分かれそうですね。
[DVD(邦画)] 6点(2012-08-16 19:56:59)
1659.  黒く濁る村 《ネタバレ》 
一言で言うと「すっきりしない」作品です。 そういう意味では確かに黒く濁った 映画なのかもしれないけど、 でも黒く濁ってるのは村だけにしてほしい。  見る人の想像にお任せします、みたいな感じで、 それは別にミステリーとして悪いわけではないんだけど、 でも、どうにも人間の心境というものがよくわからない。 あのラストからすると、犯人はあの人ってこと なんでしょうが、それだと動機がよくわからない。 なので、「え!?お前が犯人なの!?」ていう驚きじゃなく、 「え?お前が犯人なの?」ていうすっきりしない気持ちで 終わっちゃう。 村人との追いかけっこや崖でのやり合い、 放火シーンなどアクションは悪くなかったけど、 全体的に釈然としない映画だった。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-16 10:59:49)
1660.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 《ネタバレ》 
ポール・W・S・アンダーソン監督の作品ってどうにも好みじゃないのが多いので本作もあまり期待はしてなかったのですが、思いのほか楽しめました。「一人はみんなのために。みんなは一人のために」の騎士道精神が良いですね。最初は決闘するはずだったのが、すぐに和解して共通の敵に立ち向かう三銃士のダルタニアンのさっくりとした関係、頭は悪そうだけど憎めないボンボンキャラのルイ13世とダルタニアンの関係、そういうところに魅力を感じる。対して、敵側のミレディとか、バッキンガム公爵、枢機卿はキャラや魅力が薄いように感じる。続編作る気満々な終わり方だったので、それぞれのキャラの掘り下げは次回に持ち越しということなのかな。アクション自体はまずまずだけど、それよりも宮殿の外観や内観の豪華さ美しさが見ものでした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-08-14 13:40:09)
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