1641. デモンズ’95
ゾンビ映画ですけど、展開が支離滅裂で、リアリティーとかもなく、どっちかゆーたら哲学的?。フランスの意味わからん系のオシャレ映画っぽいんかな。正直こんな詩みたいなノリ(エロくてダークですけど)の映画を観る気分で観たんじゃないので、ほんと苦痛でした。でも、ゾンビと哲学的な雰囲気を合体させた映画はめずらしいと思うし、所々、映像的にもおもろいとことかあったんで、そーゆうダークな哲学オシャレ系な映画を観たい気分の時に観れば、きっと評価は違ってくると思う。それもこれも邦題のせいですね。とにかく、この映画を観た時は普通のリアリティーのある、もしくは意味のわかるゾンビ映画を観たかった気分なので、感想としては、おもろくない、です。 0点(2004-10-21 00:28:15) |
1642. ブラックホール(2001)
普通のサスペンスB級映画です。展開は途中で読めるので退屈になります。映像とかノリとかXファイルの一話分みたいな雰囲気です。なんでこの映画を観る気になったか観てるあいだ自問自答しました。それくらいのテンションです。最初のショボイ実験失敗のシーンからテンションは低いままなんですけどね。よほど暇な方以外はオススメできません。 0点(2004-10-21 00:11:09) |
1643. 続・猿の惑星
猿の惑星に続いてこちらを最近初めて観ました。色々なところで酷評されてるんで、全然期待せずに観たせいか、意外とおもろいんじゃいなの?これ。そんなにヒドイ映画でもない気がするんですけど。もっとも俺は結構変わってるんで参考にはならないかもしれませんけど。正直な感想を言いますと、一作と比べてそんなに予算が足らないよーには思えませんでした。一作目よりも猿がぎょーさん(軍隊で)出てくるし、大砲とか小道具もこってたりしてますし。舞台も一作目のコジンマリした猿の町と海岸だけじゃなくて、死滅した人類の町並みとか、地底人の住居とか色々出てくるし、アクションにしても、馬車上の戦いとかあって、はっきりゆーと、一作目よりも世界観も広がって結構楽しめました。地底人(ってゆーか人類の生き残りのミュータント)ってゆーのも評判悪いですけど、俺はSFマインドを刺激され、猿が支配する世界という前作の荒唐無稽さにさらに磨きがかかっておもろかったです。その正体も衝撃やったし。なんといっても主役達に味方する普通の人類を出さないところが悲惨でいいです。このミュータント、爆弾を神とあがめ、精神的にマトモじゃないんですけど、テレパシーとか使えたりします。この設定、ゾクゾクきますね。最後も一作目はラストを知ってたのでそんなに衝撃うけなかったですけど、これにはわりと衝撃うけました。映画の裏側では色々あったみたいですけど(それにしてはよく出来てるよ、これ)、そんな事関係なく前作と続けて観れば、かなり楽しめました。(前作のすぐ続きの話なんで、のめりこみ度も早かった)。この先のシリーズもこれから観てみるつもりですが、楽しみですね。 7点(2004-10-20 23:26:35) |
1644. 猿の惑星
この映画は小さい頃観たんだけど、ほとんど内容とかの記憶はなくて、なぜか結末だけ覚えてまして、んで、最近、再見してみました。正直にいいますと、映像とか意外とショボいんでちょっとびっくりです。世界観もわりとコジンマリしてるし、設定とかもわりといいかげんで、もしこの映画が存在しなくて、今、同じように作ればモロB級映画だと思います。んで、評判の結末ですけど、まー、俺は結末知ってるんで、衝撃度とかはほとんどなく、ちょっと残念です。なんの情報もなく、これを観れば最後はすごいんやろーね。中途半端にしか記憶が残ってない自分にムカついてもーたです。結末以外でも、観るべきところはあるとは思うんですけど、俺にとっては、すごーい、というほどではなかったですし。色々深読みされて、哲学的なところもあると思うんですけど、今の感覚にしてみれば、そない目新しく感じませんでした。ただ結末に通づる孤独感というか、悲壮感はいいですね。主役に感情移入すれば、結構くるもんがあると思います。猿のメイクは、昔の映画だからもっとショボイかと期待してなかったせいか、よく出来てると思いました。一応最後までそれなりには楽しめました。というのが、最近、この映画をちゃんと観た正直な感想かな。 7点(2004-10-20 23:01:46) |
1645. アンダーグラウンド・インフェルノ <TVM>
こんなマイナー映画、誰も観んので、一番乗り~と思いきや、先客さまがいました。どーも 【 - @】様。んでこの映画は↓で 【 - @】様が斬ってらっしゃるとおり、だいたい(突っ込みどころも)そんな感じです。所詮テレビ映画なんで。でも、悪くはなかったっす。特に最初の出だし、普通のB級にはない味がでてて、思わず、なになに?って感じでのめり込んでしまいましてん。やはりドイツの映画に関する演出は、ちょっとがんばってるんちゃう?って最近思います。なんかね、出だしがいいねんな~。疾走感あって、ちょっと「ロックストック~」みたいな感じ。で、観る人を引き付けといて、間髪いれずに地下鉄爆破。展開も早くていい。事故映像とかも迫力とかはテレビ映画にしてはいい出来なんちゃうかな。後は、よくある地下鉄からの脱出モノみたいなパニック映画やねんけどね。突っ込みどころとかは満載やし、後の展開も唖然とするねんけど、なぜか、そのまま退屈せずに最後まで楽しめました。おっさんと不良息子のエピソードなんてラスト思わず泣いてもーたし。普通のアメリカ産のB級パニック映画とはちょっと一味違うので、パニック好きで期待しなければそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか? 泣けたので、ちょっと甘いけど、七点にしときます。 7点(2004-10-20 16:45:02) |
1646. 殺人魚フライングキラー
ピラニアみたいなのに羽がつき陸上でも飛んできて人を襲う。このアイデアは好きです。ただ俺はB級でも、特撮しょぼくても、出てる俳優さんがしょぼくても、この手の映画は結構楽しんで観るほうやねんけど、これはダメでした。なにがあかんねんって聞かれても、うまく答えられないんやけど、テンポとか雰囲気とか色々な要素があるんやと思うねんけど、とにかく最後まで観るのがかなり苦痛でした。たしか、この映画、「ピラニア」と同じ日本の女優さんがプロデュースにかかわってるそーなんですけど、だから原題も「ピラニア2」。そーいえばキャメロン監督って「エイリアン2」も監督してますよね。でもあちらは大ヒット。2でヒットしてやるねんってゆー、この時の恨みみたいなのがあったんちゃうかな?どーなんすかね? 0点(2004-10-19 09:54:06) |
1647. 大魔神怒る
「大魔神」に続き観てみたんやけども、おおまかな所はだいたい同じパターンやねんけど、こっちの大魔神は登場が派手だったり、前作みたいな善も悪もぶっ潰すではなく、悪だけをぶっ潰すとか、こまかい所はちょっとちがう。時代劇な部分も前作よりはこったストーリーで主役級の人が色々やってくれるんだけど、映画として前作ほどのインパクトはちょっと薄いかな。悪役も前作ほどそない憎たらしく思わんかったし。ヒロインも前作の方が顔的には好みです。出来はやっぱりいいんだけど、連続して観るもんじゃないね。あきてくるから。 5点(2004-10-18 19:56:22) |
1648. 三大怪獣地球最大の決戦
昔っからキングギドラはなんか好きでした。なに観て好きやったんかは定かではないんやけど。んでキングギドラ初登場のこの映画、昔観たかもしれんけど、最近観てみたら、なんかもうコメディー怪獣映画になってました。サルノ王女が流暢に日本語を話したり、小美人が日本のテレビ番組出演したりモスラの歌まで日本語にアレンジしたりで、あんたらも、結構俗っぽいんやね~、とがっくりきたり、それでもみんな結構大人達は真剣に演技してるんで、真面目に見てたら、ゴジラとラドンが登場し、最初はいい感じなんやけど、ゴジラとラドンとモスラの話し合いを小美人がいちいち通訳するのを見てたら、たまらず吹き出してしまい、もうそこからは緊張感はまったくなし。唯一俳優だけが緊張してました。ゴジラとラドンがもう駄々こねた子供の喧嘩にしか見えへんので、緊迫感もへったくれもありません。特にラドンの顔はハトが豆鉄砲くらったスットンキョウな顔にしか見えません。ラドンがツボにはまり俺はもう笑い泣きでした。後はこんな感じです。モスラの糸にゴジラやられて→ラドン笑う→ラドン糸くらって→ゴジラ笑う。モスラが「一緒に戦おう」と説得。ゴジラが「そんなもんしるか~ 勝手にしやがれ」ときて、ラドンが「そーだ そーだ」以下喧々諤々。結局説得失敗。そこへマジな顔したキングギドラ登場。しょーがなく戦うゴジラ達。ゴジラは登場から終わりまで、石を投げ続けるやる気のなさ。モスラの糸はやっぱり最強。最後のお疲れ~って感じのラドンがなんか微笑ましかったです。笑わせてもらったので「怪獣大戦争」よりは楽しく観れました。 7点(2004-10-15 14:03:58)(笑:1票) |
1649. 地球防衛軍
この映画は日本のSF特撮の歴史を説明するときかならず出てくるし、色々なところで深読みもされてて結構気になり、最近観てみました。普通に今の感覚で観れば、お馬鹿で荒唐無稽そのものな感じ。特撮はおもちゃ丸出し、宇宙人は全然脅威に見えない変な被り物した怪しい集団、ドラマ部分は人の心情がわかりにくく、最後の攻防は単調。人によったら寝てしまうかもしれません。ただ、これが童心にかえり昔の特撮や古きよき空想SFを余裕を持って楽しんで観れば、とたんにおもしろくなります。ロボット怪獣モゲラが登場するシーンとかはその機械音とか巨大ロボットが暴れるという雰囲気がでてて楽しいし、それなりに迫力もあります。宇宙人の洪水攻撃もしかり。自衛隊がちゃんと出てきて、応戦したり、外人もちゃんとでてきて、なんとなくグローバルな感じもするし。それに宇宙人との攻防も、なんかおもちゃで遊んでる感じで(昔のサンダーバードを見てるような)男の子だからか、なんか燃えます。さらに地球をねらう宇宙人が、地球のちっぽけな国の日本にやってきて、半径3キロの土地と女を都合してくれとゆう(しかも名前指定)せこすぎる要求。それに対して問答無用な日本人。なんか微笑ましい。荒唐無稽すぎても映画としてはコミカル路線にはしらず、真面目に描いてるあたりが、逆におもしろい。モゲラがちっと弱すぎで、最初から宇宙人が弱いのにいばってる悲壮な集団にしか見えず、モゲラ二号機が地下から頭だけ出現してモグラ叩きのよーに叩かれ沈んでく様も、この映画のノリではアリな感じがします。とにかく、全編、楽しい空想と突っ込みのあらし。全然退屈しませんでした。これ、もっと若い時に映画館で観たかったな~。 7点(2004-10-15 13:26:49) |
1650. 宇宙大怪獣ドゴラ
ゴジラなんかと比べてあんまし有名じゃないんで、期待せずに最近観たら、これが意外とおもしろかった。映画は宝石窃盗団と変な外人と刑事の三つ巴のドラマと平行して怪獣ドゴラが暴れるって感じの、二つの映画を強引に合体させたよーなもの(とはいっても実際ドゴラが実体化して登場するのは映画後半の方なんですけど)。ただ窃盗団のメンバーは天本英世がいたりして、個性的な面々で、なんか微笑ましく、変な外人と刑事の掛け合いも見てて、妙に楽しく退屈しませんでした。ドゴラもスチール写真のようにはっきりくっきりした姿は見せませんが、空中に半透明でただようその巨体は異様で、橋を触手でつかんで壊すシーンは結構見ごたえありました。それに窃盗団がちょっと好きだったのでその結末は、いい意味で、かなりショック。ドゴラ退治の方法とあいまって、うまく処理できたと思えます。最後の最後も洒落てて好きです。全体的に若干コミカルなのもなんか余裕があって、リアル指向で真剣に見なければ、それなりにいけてると思います。あとドゴラや蜂の大群なんかは、意外な方法の特撮だったみたいで、その雰囲気はどこかレトロでいて、不思議な感じでした。 7点(2004-10-15 11:41:30)(良:1票) |
1651. ザ・ペスト
テレビ映画です。でも外国のテレビ映画って意外と本格的に作られたりしてて、へたな普通の映画よりおもしろかったりするので、あなどれません。んで、この映画のできはどーかとゆーと、災害パニック映画が見たくてB級でもいーやと妥協して観た俺の心を軽く裏切ってくれました。もちろんいい意味で。映画はその名の通り、今の時代にペストが発生し街は閉鎖されてしまう、その閉鎖された街の中での人間ドラマを描いた疫病パニック映画です。三時間もある大作ですがDVDなら前編と後編をわけて観れるので、二日にわたって観れたりもできます。ただ俺は一挙に観ても全然退屈ではなかったです。とは言っても最初はやたらネズミをクローズアップしたり、胡散臭い神父(失礼)や奥さんに逃げられた医者がでてきたり、ちょっとB級っぽいサスペンスチックなその淡々とした展開に、正直、テンションはさがりました。有名な俳優もでてないし。でも、中盤(前編の後半)から後編にかけては、なぜかすっかりこの映画にのめり込んでしまいました。主要人物といえど容赦なく疫病にかかり、街は閉鎖され、人々は隔離される。街から逃げる者は撃たれ、そして街はドンドン、スラム化していく。合間に挟まれる毒舌DJの放送がまたいい味をだしてます。でも、これは単なる疫病パニック映画ではない感じもします。普段は見て見ぬふりをし、弱者を見捨ててきた罪をないがしろにして、自分に不幸が訪れた時だけ神に救いを求める人々に怒りをあらわにする神父なども描き人間のエゴなんかもきっちり表現されてます。そして、その後の展開も予想外、現実と同じように、そこに救いはないのです。この先、どーなるねやろ?って思って見てると、救いは意外なところからもたらせれました。まー、そのへんはご都合主義と思えるかもしれません。けど、この映画を観終わった後はなんともいえぬ開放感がありました。そして、泣けました。オススメです。 10点(2004-10-15 10:51:30) |
1652. 日本沈没(1973)
最近、初めて観てんけど、正直すごかったです。おもろいを通り越して、ちょっと怖かった。これは多分、俺が日本人やからやと思うねん。それと阪神大震災を体験したのもあると思う。特に中盤の地震のシーンは結構本格的な作りで、なんか、あの時の感覚を思い出してしまったよ。だいたいあんな感じやったし。火が猛威を振るう二次災害の様子も描かれていたりして、合成とかの部分もなんとなくわかるけど、俺、前になんかの山の噴火のニュースみたとき、これ合成?って思えたから、実際、災害が起こったときの映像って意外と合成っぽい。ただ、この映画は、特撮よりもドラマの部分が、俺にはすごかった。役者の演技に惹きつけられたってのもあるけど、その構成がスペクタル映画なんやけど、わりと少人数の人間ドラマ的な視点で描かれていて、なのにちっともコジンマリとしてない感じがしてん。日本がわずかな期間で沈没していくという、この荒唐無稽なテーマをわりと真面目にシュミレートし、大勢の人を使ってマクロ的に見せるのではなく、ポイント、ポイントをおさえた人間ドラマで見せる。そして間に挟む災害特撮シーン。さらに本物の学者を登場させて、地震の仕組みをわかりやすく講義するシーンもあったりして(ここのシーンは本当に観てる人は講義をうけた感じになる)、最後まで引き込まれてしまいましたよ。映画全体の構成が俺にとってはよくできてるので今観たら、模型なところもあるちゃちな特撮シーンですら、変にリアルにみえてもーた。なんかね、世の中色々あると思うんよ、国的にも個人的にも。でもね、この立つ大地があるかぎりは、なんとかなると思うねん。住んで歩いて色々できる国という土壌があるかぎりは。その住む大地が無くなってしまうってことの恐ろしさを見せてくれた、この映画を観て、ふとそんなこと思ってもーたよ。後、日本人が世界各地に受け入れてもらうねんけど、そーなったら、俺やったらやっぱりオーストラリア移住組みに組み込まれたいかな。今だからこそ多くの人(特に政治家や官僚)に観て欲しい日本の数少ない災害映画の傑作の一つ(そう思うのは俺だけかも)。オススメ。 10点(2004-10-15 09:41:35)(良:4票) |
1653. スパイダーズ
《ネタバレ》 ここの評価が低いのは納得です。でも俺はC級でもいいから、でかいクモが人を襲う映画がめちゃくちゃ観たかったのと、この映画はでかいクモ以外、な~んも期待せずに観たので意外と楽しめました。序盤の展開なんてわりとテンポいいし、いきなり自分を宇宙人だという登場人物なんかを登場させたりで笑かせてもらいました。特にオープニングの題名が出るとこなんて、昔の時代のちゃちなモンスター物の雰囲気が出てて、クモが観たい度を刺激してくれます。最初の方は、よくいる、そこらの、にーちゃん、ねーちゃんトリオの陽気な展開と同時進行で、国の裏組織みたいな連中のやばげな実験失敗を描く構成で、とにかくクモが出てくるまでは全然退屈じゃなかったです。お気楽に入れる秘密基地とか突っ込みどころは満載なんですけど、早く巨大クモが観たかったのと、最近、昔のチャチな映画見慣れてきてるせいか、全然気になりませんでした。むしろ、面倒臭い所描かずに、巨大クモ登場までわりとスムーズでオッケーでした。そして、いよいよ巨大クモ登場、しかも人の口から。モワーッと。このインパクトいいです。後はクモと秘密基地での攻防になるんですが、ドキドキ感とかないですが、それなりに巨大クモを堪能できました。そして、この映画、基地だけの展開で終わりかなって思ったら、その後まるで、「時間まだあるし、もうちょっと映画作ろうかな」みたいなノリで、続くんですよ。しかも地上に出てきて大暴れ。この展開には、クモが地上に出る展開に無理があろうと、CGが仮面ライダーなみであろうと、ちゃんとでかいクモだして、一般人や車なんかを襲わせたパニック映像見せてくれたので、そのサービス精神ぶりにちょっと感動しました。最後、友達死んでるのにもかかわらず、陽気に決めるねーちゃんも、この手の映画ではアリなんじゃないでしょうか。でかいクモが観たくて観るモノがもうないって人には、期待しなければ、わりとオススメです。あと、寝る前に90分ほど時間があってそいでもって途中で寝てもいいよーなポケーッとしたお気楽な映画ない?って人にもオススメです。 5点(2004-10-14 15:15:54)(良:1票) |
1654. 吸血鬼ゴケミドロ
初めて観たのは小学校の頃テレビで。当時、めちゃくちゃ怖くて、特にシャンソン歌手である高英男さんが殺し屋役で最初にゴケミドロに寄生されるんだけど、これのインパクトがすごくて。額、パカッってわれて、ドロドロの液体(ゴケミドロ)がニョロニョロはいっていくシーンはびびりまくり。しかも額の割れ具合が縦割り(ちょっとヒワイ)。ただ、当時は全部観る事ができずに(学校に行かなきゃならなかった)、結末は学校から帰ってきて、オカンに聞きました。その聞いた結末も映像でみてないけど、ショッキングやった。そして、最近、その結末を確認するため、観なおしてみました。すると、なんか全体的にショボすぎて、ちょっとショック。それにドラマ部分とか、かなり突っ込みどころ満載。いきなり飛行機小さすぎるし。ただ、高英男さんの怪演は今観てもかなりインパクトあるし、円盤に人が飲み込まれるシーンとか、最後の悲壮感とかはいい感じでした。ちなみにDVDだと、みうらじゅんさんのカウチコメンタリーが聞けて、映画観ながら、色々突っ込んでくれるんだけど、これには爆笑させてもらいました。それと、キルビルの飛行機のシーンって、この映画が元ネタなんだって。今、同じ感じで作れば、B級以下だけど、ちゃんとリメイクすれば、すんごい映画にはなりそーかな。ショボイ特撮でも愛情持って観れる人には(今の感覚で期待して観なければ)オススメです。俺は、エゴむき出しの汚い脂ぎった大人な雰囲気が好きなのと(外人差別もなんかもある)、ただいま日本の特撮にはまってるので、楽しめました。 5点(2004-10-14 12:51:41)(良:1票) |
1655. ゴジラVSビオランテ
またまた観てしまったです。ごめんなさい。えーっとこちらのゴジラはですね、最初はちょっとダレるものの、ゴジラ登場からは、高嶋政伸指揮する自衛隊?とかは、わりと緊迫感でててよかったです。それとゴジラが暴れる場所、大阪の京橋ビジネスパーク。しかもツインタワー内の映像とか出てきたりして。実は俺、ここの飲食店で働いていたので、そりゃ思い入れがありまして、「わ~、俺の思い出のあそこが怖されていく~」なんて楽しんで観れました。ビオランテがゴジラに向かいそして消えていくシーンも、最後は人間の味方をしてくれたんだね、とちょっぴりせつなくもありました。ただ、突っ込みどころは沢山あります。一番おかしーのは、三田村邦彦と田中好子のカップルです。あれはなんですか?特に最後、知り合いが死んでるのに、「バットマンみたいだった」とかはしゃいじゃって、二人で勝手に盛り上がってドライブに行ってしまう。なんですか?このとってつけたよーな、ラストのちゃちなラブラブシーンは?知り合いが死んでます。もっと自重してください。このラストで全てが陳腐に思えてしまう非常に残念な映画でした。 3点(2004-10-13 00:25:00)(良:2票) |
1656. アリゲーター(1980)
陸上ではワニの動きが遅いので、陸にあがってきたときは、観てて、みんな逃げれるのになんで食べられるのかな~って思ってしまいました。水中ではジョーズみたいな感じでしたが。ただワニの大きさが思った以上に小さくてちょっとがっかり。いやでかいんだけど、人間一人丸呑みがやっとくらいの大きさなんで、なんか、これくらいなら、現実にもおりそーな感じで、いまいち、脅威度が足らないとゆーか。でも逆に想像できる大きさだから、リアル感があるかもしれませんが。ワニのハリボテは期待してなかったからか、よくできてるほーだと思います。ドラマ部分は、一応ワニがでかなった原因なんかの事件も絡んできたり、同僚を死なせたトラウマな主人公とか、主人公とヒロインのロマンスなんかもお約束のようにあったりして、うすっぺらいけど、まー、あきずに観れました。でも、やはりワニにあまり脅威を感じなかったので、イマヒトツということで、ごめんなさい。 3点(2004-10-12 09:44:32)(良:1票) |
1657. 大魔神
最近初めて観ました。大半が時代劇なんですが、その時代劇も結構テンポよくておもしろかったです。役者もいいし、特に女優の高田美和さんは、今の時代からいっても、ほんとかわいくて魅力ありました。そして、その時代劇を見ることにより、ふつふつと悪役に対して、怒りがわいてきます。でもこれが、後に大魔神が暴れる時のスカーッとした気持ちへの一つの伏線なんすよね~。ただ、その圧倒的な強さは、スカーッを通り越して、ヒエ~ッになるんですけど。以下、この映画を観た時の俺の心情です。「あー、この悪役むかつく~、早く大魔神さま、むちゃくちゃやったってくれ~」→「やった~、大魔神様がお怒りになられた~、いけ~、いてもーたれ~大魔神さま~」→「ひゃっほ~ さすが大魔神さま!ウシャシャシャいい気味やわ~」→「やりすぎ!それはやりすぎやって!大魔神さまああああ!」 10点(2004-10-07 09:27:22)(笑:3票) (良:2票) |
1658. 青の炎
原作は読んでないんですけど、ちょっと期待しすぎたのか(元々アイドル映画としては観てません)、普通な感じの映画でした。俺としては殺人をおかした、もしくはおかす前の主人公の心の葛藤みたいなもんを、もちょっとリアルに見たかったかな。ちょっと綺麗に描きすぎな感じです。だから、殺人じたいがそんなに重い感じがしませんでした(今の時代の殺人感覚って、意外と軽いもんなのかもしれませんけど)。二宮和也の演技は個人的に前から好きです。松浦亜弥の演技は、うーん、あんな女子高生は普通にはいないよね。それとも、今の女子高生はあんなんなのかな?まー嫌いな演技ではない方かな。あと、演劇っぽい台詞とかは、リアルじゃなくても好きです。 5点(2004-10-06 15:08:37) |
1659. RED SHADOW 赤影
オリジナルの赤影はテレビの再放送で観たことありまして、あっちの楽しさは毎回登場する奇抜な敵の忍者と忍術でして、だから俺の中では、忍者映画というと、敵の忍者と忍術が奇抜でオリジナリティーがあればあるほどそれだけで最高の忍者映画になるんですが。どーでもいーことですね。この映画に関していえば、オリジナルの赤影を現代風にアレンジして、違うテイストにするってゆーのはいいと思うんです。そーゆう部分では悪くないよーな気もするんですけど、ストーリーがイマヒトツならば、せめて敵の忍者をもっと奇抜にして、変な忍術なんかをもっと前面に押し出していれば、それなりにうけた映画になってたと思うんですけど(完全に俺好みですけど)、なんてゆーか忍者を真面目に描きすぎですね。もっと荒唐無稽でもいーよーな気がするんですよ。赤影なんて題名つけてるんだし。刀の斬りあいなんか少なくして、もうめちゃくちゃな忍術合戦でしめたほうが絶対うけますって(俺だけかもしれんですけど)。ただ麻生久美子の網タイツ姿とチューチューを拝めるのはこの映画だけなんで、貴重な映画でもあると思います。 5点(2004-10-06 14:27:13) |
1660. 魔界転生(1981)
原作もすごいけど、この映画も異様な雰囲気を放ってておもろかったです。リメイクと比べてみても、全然、こっちのほうがおもろいです。なんか重厚感があるし、役者もはまってるし、宮本武蔵が襲ってきて、家がガタガタ揺れるシーンなんて、昔観て、ほんと怖かったです。章じたてなんも、いい感じで。俺の中では風太郎は、これとか伊賀忍法帖のテイストなんですよね~。 10点(2004-10-06 11:30:17) |