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プロフィール
コメント数 2648
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 44歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1721.  閉ざされた森
いつも視聴している某映画紹介系You Tubeチャンネルに出演するグラビアアイドルが、生涯ベストの映画として本作を挙げた。 おお、やっぱりこの子は“映画好き”として信頼できるなと思った。 僕自身、公開当時に1度観たきりだったが、“どんでん返し”系サスペンス映画としては、間違いなく屈指の作品だったと鮮烈に記憶に残り続けていた。  ただし、掘り出し物感の強い面白い映画だったという記憶は確実にあるものの、20年の月日は、本作のストーリーテリングとその顛末を忘却の彼方へ押しやっていた。 つまるところ、“幸運”にもどんでん返しのオチをほぼ忘れてしまっていた。 それならばと、早速サブスクを漁って本作を見つけ出し、20年ぶりの再鑑賞に至った。  主演はジョン・トラボルタ。「パルプ・フィクション」をきっかけに90年代後半に再ブレイクを果たして乗りに乗っていたこの大スターの出演作品を、当時中高生だった僕は映画館で何作観ただろうか。 本作が製作された2003年時点では、その勢いもやや下降気味だったとはいえ、この映画のジョン・トラボルタは、主人公として文字通りにストーリーテリングを支配している。  そしてその主人公が捜査官として真相究明する事件の中心に存在するのが、特殊部隊の鬼軍曹を演じるサミュエル・L・ジャクソン。そう言うまでもなく「パルプ・フィクション」でコンビを組んだ二人の再共演であり、そのキャスティングの構図だけでも今なお高揚するというもの。  肝心のストーリー展開は、まさに“藪の中”ならぬ“森の中”の様相で、生き残った兵士たちの食い違う証言によって、二転三転、いや最終的には四転五転と、真相がひっくり返り続ける。 ストーリーを追うにつれ、段々とどんな映画だったかは思い出していったけれど、結局最後の最後の大オチで、ああそうか!と記憶がよみがえり、しっかりと本作の最大の娯楽性を堪能できた。  ラストカットは、ジョン・トラボルタが劇中何度が見せる口を鳴らしてウィンクする表情で締める。小気味よくて最高。 もちろん、“どんでん返し”のストーリー展開が贔屓目に見ても強引であり、主人公が言う“つじつま”は合っているようで合っていないんだけれど、そのB級的な娯楽感が堪らないのだ。 淀川長治の日曜洋画劇場が健在な時代なら、きっと何度も再放送されて、良い映画体験をもたらしてくれただろうなと想像してしまう快作。
[インターネット(字幕)] 8点(2004-02-05 19:40:51)
1722.  ラスト・キャッスル
ラストの顛末はあまりに安易で一気に拍子抜けしてしまうところだが、そこまでの展開は巧く、盛り上がりに富んだストーリーは楽しめた。ロバート・レッドフォードのスター性が役柄に合っており、作品の質を高めていると思う。複雑な心理状況に暴走する悪徳所長のキャラクター性も良かった。
[映画館(字幕)] 6点(2004-02-05 19:35:24)
1723.  ケミカル51
サミュエル・L・ジャクソンによる悪趣味なノリの良さが、イギリスの犯罪映画特有の粗悪な空気感にマッチし、何ともジャンクフード的な映画世界が楽しめる。チープなストーリーではあるが、その悪ノリで何とか突っ走っている。
[映画館(字幕)] 5点(2004-02-05 19:29:27)
1724.  ウェルカム!ヘヴン
主演のペネロペ・クルスとビクトリア・アブリルの魅力を全面に打ち出した映画であるが、これほどアプローチ通り主演女優の魅力に惚れ込める映画もあまりないと思う。特に悪魔に扮したペネロペ・クルスのキュートさとエネルギーに満ちた存在感には、女優としての根本的な魅力を感じずにはいられない。ユーモラスで独創的な演出も映画のテンションに合っており、小気味良い映画世界が楽しめる。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-02-05 19:26:02)(良:1票)
1725.  惑星ソラリス
濃厚なテーマ性と世界観は伝わるが、あまりに長い尺と愚鈍な展開力には正直白けてしまい、映画世界に没頭することが出来なかった。唐突でバランスの悪い編集も完成度が高いとはとても言えず、ただただ苦痛である。
2点(2004-02-05 19:20:59)
1726.  スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする
まさに「狂気」という言葉が相応しい映画であり物語であったと思う。原作は読んでいないが、その濃厚さを伝えるにふさわしい映画世界の造型はやはり鬼才デイヴィッド・クローネンバーグの成せる業だと思う。陰気感に満ちたレイフ・ファインズの演技も安定しており、レベルの高いサスペンスに満ちた作品に仕上がっている。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-02-05 19:16:06)
1727.  HERO(2002)
何よりもその優雅で衝撃的な映像世界に圧倒される。ここ数年使い回されているワイヤーアクションであるが、その真髄と極みがこの映画にはある。時間軸を交錯させサスペンスに満ちたストーリー構成も実に完成度が高い。そこに中国・香港を代表する俳優たちが集い、極めて濃厚な史劇アクションへと昇華させている。予想を覆す感慨深いラストの顛末も見応えあり。
[映画館(字幕)] 8点(2004-02-05 19:11:14)
1728.  コンフェッション(2002)
ジョージ・クルーニーの初監督作品というよりは、チャーリー・カウフマンの脚本作品という期待を膨らませて観に行ったのだけれど、どうにもバランスの悪い愚鈍な展開に面白味を感じることはなかった。サスペンスなのか、コメディなのかあまりに中途半端だったと思う。逆に映像センスや個々のキャラクターの演出などには興味を引くものがあり、ジョージ・クルーニーの非凡な監督センスだけは見受けられる結果となった。
3点(2004-02-05 19:04:24)
1729.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ディズニーランドに初めて行った小学生の時から、最も好きなアトラクションは「カリブの海賊」だった。 毒々しいほどの海賊たちが、飲めや歌え、そこかしこで銃や大砲をぶっ放す乱痴気騒ぎぶりは、子供には特に印象的で、他のメジャーでファンシーなアトラクションとは一線を画した独特な高揚感を覚えた。  その「カリブの海賊」が映画化され、その主演が大好きなジョニー・デップだと知っても、「あの乱痴気騒ぎを一体どうやって映画化するのだ?」と疑心暗鬼なまま映画館に足を運んだ。 ふたを開けてみると、ディズニーランドのアトラクションそのままの「カリブの海賊」の世界観が繰り広げられ、そこにジャック・スパロウというオリジナル性の高いキャラクターが所狭しと立ち回り、唯一無二のエンターテイメントに仕上がっていた。  久しぶりに観直してみても、面白さはまったく色褪せていなかった。それはこの映画が、正真正銘に優れた娯楽映画である証拠だろう。 月明かりの明暗の中でこまめに切り替わる“呪われた海賊たち”のビジュアルだったり、脇役はもちろん端役に至までしっかりと存在感を持たせる演出だったり、聞いていて飽きない台詞回しだったりと、細部に至るまでとても丁寧に作り込まれていることに気付かされた。  この映画が自分の好きな映画だということを再確認した反面、この後に製作されたシリーズ作に対してはそれほど愛着が無いことにも気付いた。 後のシリーズ作も、それぞれ決して面白くないわけではない。むしろエンターテイメントとしてのパワーは確実に膨らんでいる。 ただそこには、ストーリーが壮大になりすぎて、あのディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の世界観が無くなっていた。  大人気娯楽大作シリーズのオリジナルの価値を確認した一方で、「カリブの海賊」に乗りたくなった。
[映画館(字幕)] 8点(2004-02-05 18:59:20)
1730.  猟奇的な彼女
予想以上にダイレクトなラブストーリーに素直に感動した。題材だけ見れば1本の映画として昇華するには難しい素材を、笑いとインパクトを加えて非常に秀逸なラブコメに仕上げていると思う。冒頭ではだたの気の強い女だった「彼女」が映画の展開と共に実に魅力的になっていく様が、今作の最大の魅力でもあると思う。「彼女」に対する「彼」のユーモラスな存在感も欠かせないものだった。今作でも見られるような、映画としてのストレートな力強さが韓国映画の最大の魅力であり、日本映画には足りない部分だと思う。
9点(2004-02-05 18:48:15)(良:1票)
1731.  アニマトリックス
このダジャレみたいなタイトルはどうかと思うが、中身は非常にクオリティの高いアニメーションのオムニバスでその完成度の高さに驚いた。ショートムービースタイルで「マトリックス」の番外編的物語をテンポ良く見せてくれるので、興味深く引き込まれる。今作を観ると、マトリックスシリーズがアニメーションの上に出来上がったものだということを強く感じる。
[DVD(字幕)] 7点(2004-02-05 18:40:19)
1732.  ボーン・アイデンティティー
クライマックスにもうひとつストーリーの起伏がなく平淡に終わってしまったことは、スパイもののサスペンス映画としては致命的な欠点であることは否めない。しかし、ヨーロッパの街並みを舞台にした映画世界にはスタイリッシュな雰囲気が漂い、観ていて飽きることはない。秀麗な映像センスが見受けられるだけに、ストーリーにもう少し凝って欲しかったと思う。「ラン・ローラ・ラン」のフランカ・ポテンテがヒロインに扮しとても魅力的な雰囲気を出している。
6点(2004-02-05 18:35:12)
1733.  火山高
ナンセンスに派手なアクションシーン、バカらしいキャラクター設定は期待に添う破天荒さだったが、思ったよりもストーリーが普通だったように思う。この手の映画はノリが中途半端だと一気に盛り下がってしまうので、ストーリー的にも過剰すぎるくらい突っ走ることが大事だと思う。
[ビデオ(字幕)] 3点(2004-02-04 19:55:22)
1734.  ターミネーター3
ジェームズ・キャメロンが監督をしないと分かった時点で期待はしていなかったが、正直、名作「ターミネーター」「ターミネーター2」の続編としては最悪の作品に終始してしまった。キャメロンの世界観であったロボットによる終末戦争を予感させるメタリックな空気感が皆無だったことは、監督が変わってしまったことで仕方ないにしても、結局終末戦争は回避できないという顛末では前作までの意味がなくなり、その価値を下げてしまうものだ。ストーリーの理屈は分かるが、今シリーズとして決して導いてはいけない結末だったと思う。エドワード・ファーロングが成長した姿がニック・スタールなる無名俳優なのもやはりビジュアル的に納得できない。「T2」と比べると老けたことは確かだが、歳を感じさせないシュワルツェネッガーの存在感に+1点。
1点(2004-02-04 19:48:53)
1735.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
2003年の劇場公開から何度観たか分からないけれど、再度この映画を観直して思うことは、やっぱり自分は「踊る大捜査線」が好きだということ。 1997年のテレビシリーズから夢中になり、二つの映画作品にも大満足をした。 そして、個人的には歴史的大駄作と断じてあまりあった「容疑者 室井慎次」や「3」を観て、絶望に近い落胆を経験しても尚、この映画を観るとやっぱり“彼ら”に会いたくなる。  映画として素晴らしい作品だとは言わない。けれど、何度でも観て、何度でも興奮して、何度でも泣く。 自分にとっては、この世界観で繰り広げられるキャラクター達の“チーム感”が、「特別」と言えるくらい好きなんだろうと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2004-02-04 19:33:41)
1736.  バンカー・パレス・ホテル
あらすじを読んだ限りでは非常に興味深い話だったのだけど、映画としての出来栄えは決して「面白い」とは言えないものだった。薄暗く陰気臭い地下施設を舞台にした設定は良かったが、展開されるストーリーはただただテンポが悪く、真意も伝わりにくい。後味も良くない。散々。
1点(2004-02-04 19:17:39)
1737.  トリプルX
映画界的に最近この手のアクションスター型アクション映画は不調気味であるが、今作は久しぶりに面白いスター型アクション映画だったと思う。成功の要因はやはりヴィン・ディーゼルのキャラクターに尽きる。モロに悪役面でキャラクター的にもアンチヒーローな彼を主役にすることで今までの映画にないエキサイティングさがあった。続編も期待できる。
7点(2004-02-04 19:02:33)
1738.  スカーフェイス
個人的にはあまり好きなストーリーではなかったので強く心に残るものはなかったが、若くエネルギーに満ちたアル・パチーノの存在感にはこの後の大俳優への可能性を感じるに充分のものがある。壮絶すぎるラストの死に様は圧巻。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-02-04 18:56:58)
1739.  フォロウィング
サスペンスに富んだストーリーを更にサスペンスフルに見せる編集力に脱帽する。時間軸をいじりすぎて映画として破綻するギリギリのところで絶妙に観客を引き付けるこの監督の実力は本物である。「メメント」のクオリティの高さも今作を観ると納得できる。
[DVD(字幕)] 7点(2004-02-04 18:51:43)
1740.  ミクロの決死圏
40年も前の映画なので映像に古臭さを感じるのは仕方ないと覚悟していたが、思惑を一転する優れた映像世界に驚いた。当然ではあるがほとんどCGなどに頼らない特撮による体内の描写は、美しさと独創性に溢れている。ストーリー展開にも緊迫感がバランスよく散りばめられた極めて娯楽性の高い秀作。
8点(2004-02-04 18:47:40)(良:1票)
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