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プロフィール
コメント数 3430
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 42
小津安二郎 37
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 18
今泉力哉 24
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 16
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 18
ロベルト・ロッセリーニ 15
ジャン=リュック・ゴダール 38
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 19
ジャック・ベッケル 14
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 28
アルフレッド・ヒッチコック 56
ジム・ジャームッシュ 16
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1721.  河(1997) 《ネタバレ》 
ションベンなげーよ! とにかくションベンが長い! あんなに長いションベンはあり得ない。 日常の風景を淡々と描き、何気ない日常のリアリティを表現している感じの作品なのに、あの長いションベンシーンときたら、てんでリアリティがないじゃないの。 一度終わったと思ったら、また勢いよくジョ~~~、あんなションベンの出方があるかい!!  このツァイ・ミンリャンという監督の作品は、とにかく振れ幅が大きすぎる。 『愛情萬歳』なんか傑作と感じたが、本作や『楽日』なんか退屈極まりない。 特に本作はホモシーンが多く、生理的にも合わなかった。 振れ幅が大きすぎるだけに、今後このツァイ・ミンリャンという監督の作品を観るか観ないか、大いに迷うところである。  最後に、本作の原題は“河流”だが、いっそのこと“首痛”にしてほしかった。 いくらなんでも最初から最後まで首をねじ曲げすぎ!
[ビデオ(字幕)] 1点(2010-04-26 23:49:54)
1722.  非・バランス 《ネタバレ》 
主人公の少女を演じた派谷恵美がかわいい! 声はとってもキュートで、細い体がこれまた素晴らしい! 彼女を鑑賞するだけでも楽しめてしまう美しく繊細な邦画だ。  小学校時代のいじめが原因で心を閉ざした少女と、借金まみれのオカマが織り成す人情ドラマ。 この二人の奇妙な友情は、とっても透明感があった。 性という障壁がない分、年齢も関係なく、実に純粋な友情の形が描かれていたように思う。 決して派手な魅力はないが、観る者の心を洗うような清らかな佳作である。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-04-26 00:59:21)
1723.  禍福 後篇 《ネタバレ》 
恨みを返すということがテーマになっているが、とても非建設的なテーマで陰鬱な気分になる。 ラストこそ、皆がそれぞれそれなりの幸福というか妥協点を見出すという形で幕を閉じるが、かなりの無理を感じる。 成瀬巳喜男作品は56本観たが、その中では一番肌に合わなかったかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-04-25 22:55:36)
1724.  下落合焼とりムービー
うーん、こりゃ所ジョージと肌が合わないと、ただでさえ白ける内容に拍車をかけてつまらない。 というか、やや苦痛。 しかも一番裏切られたのは、作品名に「下落合」と銘打っているから、てっきり新宿区の下落合が舞台に出てくると思ったのだが、まったく出てこない! ここが一番不愉快。  唯一の見所というかウリは、タモリの若かりし頃の下品な芸を見られることかな。 それにしても赤塚不二夫があんなに肉付きが良かったとは驚いた!  ラストは、岡本喜八監督の『肉弾』のラストそのまんまじゃないか! つまらないのは仕方ないにしても、パクリは良くないよ!  所ジョージの歌、くだらん悪ふざけ、妙に国家思想じみたインテリ風味、全てが当事者の自己満足的な内容に仕上がっているのが何ともイタイ。
[DVD(邦画)] 3点(2010-04-25 00:13:50)
1725.  禍福 前篇
これはさすがに古臭かった。 入江たか子がこれまたベタついた女性を演じていて、被害者意識が強く、全く感情移入できない。 だがラストの主人公男女の話し合いには気迫みたいなものを感じた。 男女のドロドロとした愛憎劇を撮らせたら、やはり成瀬巳喜男は巧い。 後篇を観たいと思わせるラストであった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-24 15:19:31)
1726.  パラノイドパーク 《ネタバレ》 
時間軸をずらしたストーリー展開は不要だと感じたが、主人公が過失致死させたことについて、一度は手紙を書きながらもそれを燃やし、授業中は無気力にも居眠りをするという、いかにも全ての事柄に無関心だという若者の心理を描いたラストは、締めくくり方として非常に良かった。  電車に轢かれて体が上下に真っ二つ、切れ目からは内臓が飛び出し、上半身だけで這うという描写は、人間が上下真っ二つに裂けた時、下半身は動かず上半身だけは動くのか?という素朴でグロテスクな好奇心が残った。 というか、体が真っ二つに裂けているのに、しばらくの間生きていることが可能なのか、それ自体が甚だ疑問だが、事故の生々しい描写としては鮮やか過ぎるくらいの一種の美しさを感じた。  ショッキングさと相反する形で荘厳な音楽と共に静かに描かれたこの事故シーンは、独自のセンスを感じ、クリストファー・ドイルの映像と、それとシンクロするような音楽に非凡さを感じた。  アメリカとフランスの合作という良さが出ていたように思う。 それにしても、主人公が自首して品行方正な出来レース的予定調和なラストにならなくて安心した。 このラストに、フランス風味を感じた。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-23 23:17:27)
1727.  けんかえれじい 《ネタバレ》 
鈴木清順監督作品の中では比較的まともな方なのだが、それでも何だかギクシャクしてみえた。 なんか最初から最後までしっくりこない感じ。 それでもって特別見所もなく、特別面白いわけでもなく・・・ 鈴木清順監督の風変わりぶりだけを堪能すべき作品か。 終り方は確かに合点がいかない。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-21 23:19:05)
1728.  シェーン 《ネタバレ》 
淡々と進む西部劇だが、確かにスキがない。 だけど、ここぞといった見せ場もない。 主人公のかっこよさが中途半端なのも痛い。 むしろ適役のガンマンの方がスタイリッシュでかっこよい。   だがしかし、ラストの締めくくり方には痺れた! 一方的に喧嘩を売りに行って、さっさと全滅させ、そして潔く去る。 まあ強ければ何でもアリというラスト、というかオチにも思えるが・・・
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-19 21:57:45)
1729.  傷だらけの男たち
必要以上に挿入される惨殺シーン。 意味があれば良いし、元々そういうジャンルの映画なら何ら問題ないんだけど、この作品の題材において惨殺シーンの乱発にどれほどの効果や意味があったか疑問が残る。 いやむしろ、無意味さを通り越して不快感さえ覚えた。  そして大げさな音楽や効果音。 『インファナル・アフェア』三部作であれほどセンス良く感じた映像が、本作ではまるでダメな方向に仕上がっている。 同じ監督が撮った作品なのに、なぜ本作ではこれほど違和感が出たんだろう。 もしかしたら、この手の大味な香港映画って、何本も観たら嫌気がさすのかもしれない。  そして又、金城武にトニー・レオンという二枚看板を引っさげながらのこの出来は、寂しいものがある。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-18 01:02:49)
1730.  天国と地獄 《ネタバレ》 
香川京子のムダ肉のない二の腕に釘付け。 アラン・ドロンも認めた三船敏郎のダンディズムに陶酔。  さて、前半の室内における心理劇は面白かったが、どうにかして三船敏郎に身代金を肩代わりさせようとするシナリオに、わざとらしさを感じた。 出発しようとして、なかなか出発しない三橋達也にも苛立ちを感じ、「うだうだ言ってないで早く出発しろや!コラ!!」と言いたくなった。  後半の犯人を追い詰めるくだりは、はっきり言ってそれほどの凄さは感じられない。 ただ、横浜の黄金町やドヤ街を舞台にした犯人と刑事との追走劇は、喧騒と不気味さの相まった街の雰囲気が存分に演出されており、緊迫感を盛り立てるような臨場感があった。  ラストシーンに関しては、山崎努の絶叫よりも、むしろ三船敏郎の落ち着きぶりの方が印象に残った。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-17 11:33:59)(良:1票)
1731.  はりきり社長
まさに東宝娯楽映画の真骨頂を見たような作品! 面白い! そして森繁久彌の演技が素晴らしい! 森繁久彌の偉大さ、凄さをこれでもかとばかりに見せつけられた思いだ。 ほんとに凄い俳優だ。 日本映画界でジャンル別に尊敬(崇拝)する俳優を3人挙げるとすれば、シリアス部門では三國連太郎、芸術部門では森雅之、そして喜劇部門では森繁久彌の3人を選びたい。 そんだけ凄い。 凄いぞ、森繁。 演技の幅も凄い。 『猫と庄造と二人のをんな』のあのとぼけたスローモーな演技から一転、本作では早口で見事にまくしたてる。 このギャップがまたびっくり仰天、唖然、ボー然。  最後の強引なもっていき方はご愛嬌としても、肩の力を抜いて存分に楽しめるところは、さすが東宝娯楽劇!  やっぱり私は、「駅前シリーズ」より「社長シリーズ」の方が好きだ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-04-15 23:31:43)
1732.  リオ・ブラボー
コテコテの西部劇は苦手な方だが、これは案外すんなり楽しめた。 完成度は高い。  しかしやはり、ジョン・ウェインのふてぶてしさとデップリ感が好きになれない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-14 22:36:02)
1733.  四畳半襖の裏張り しのび肌 《ネタバレ》 
何でもアリの内容だが、そのてんこ盛りな内容の割には面白くはない。 だが、撮影方法が斬新で、様々な趣向が凝らされており、撮影技法を堪能できた。 それにしても、あの主人公の少年は気色が悪かった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-13 19:17:12)
1734.  マジック・キッチン
序盤のラブコメ過ぎる内容に、かなり苦戦したが、後半は尻上がりに面白くなった。 香港と東京が舞台になっているが、東京のシーンはいかにも香港人からみた東京文化といった感じで、これはこれで面白い。 日本料亭が出てくるが、壁に大相撲の番付表が貼ってあり、「そんなの有り得んだろ!」みたいな感じで突っ込みどころも多く楽しめた。  主演のサミー・チェンより、脇役のマギー・Qに目がいってしまった。 聞いたことはある女優さんだったけど、見るのは初めてだったが、出演女優陣の中では一番目を惹かれた。  それとエンディングソングは誰が歌っているんだろう。 とても魅力的な曲で、素晴らしい余韻を残した。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-13 19:15:51)
1735.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
ラストの銃撃戦とソーントンが一人座り込むシーンのみ印象的だった。  あとはひたすら平坦で、派手な爆破シーンやアクションシーンばかりで退屈極まりない。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-11 19:01:03)
1736.  風たちの午後
『ストロベリーショートケイクス』から矢崎仁司監督に入っていった私としては、ちょっと辛い作品だった。 画質の悪いモノクロ映像に、聞き取れないセリフ。 そしてレズという題材。 久しぶりに映画を観ていて苦痛を感じた。 新作の『スイートリトルライズ』に期待したい。
[映画館(邦画)] 2点(2010-04-07 20:15:50)
1737.  雪に願うこと 《ネタバレ》 
根岸吉太郎監督作品という理由で観てみたものの、私が今までに観たどの根岸作品よりも魅力を感じ得なかった。  「予定調和な作り」だったというのが、その全ての原因だと言っていいかもしれない。  ただし、ラストに関しては、伊勢谷友介のその後の復活を暗示するような締めくくり方で、なかなかの味わいを感じた。  しかしそれ以上に、棒読み口調の伊勢谷友介と、目元が気色の悪い吹石一恵、田舎がイメージに合わない小泉今日子、そして愚直さがあまりにハマっていて本当につまらない男に感じてしまった佐藤浩市など、キャスティング全般に違和感と嫌悪感を感じたのもネックだった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-06 23:33:21)(良:1票)
1738.  未来世紀ブラジル
面白くない。 近未来の環境設定にも魅力を感じない。 アメリカという国自体に興味がないから、それを風刺されたところで興味が湧くはずもなく、更には風刺の表現方法が下品。 そして長い!
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-04-05 01:01:07)
1739.  世界最速のインディアン
塩平原のかげろうは、とっても神秘的だった。 スピードにとりつかれた男の狂気、そしてスピードに命を捧げる生き様は男として憧れる。 黒人のオカマねえちゃんが印象的。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-04 02:04:49)
1740.  霧の旗(1977)
山口百恵は予想以上に美しかった。 1970年代のアイドルといえば、ベタっとしたパーマをかけているのがパターンだが、山口百恵の髪型はそれとは異なり、今みてもそれほど違和感がない。 いや、少し髪の分け目が不自然かな・・・  そうじゃなく、話の内容だ! 松本清張原作だが、これがなかなか面白い。 特に後半の、山口百恵の言動が二転三転する流れは、予想がつかず、息をのむ展開だった。 それと三國連太郎の演技がこれまた流石! 『飢餓海峡』の演技を彷彿とさせる、鬼気迫る演技だった。 特に土下座して山口百恵に懇願するシーンのリアルさは、三國連太郎ならではの味わいだろう。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-03 22:58:14)
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