161. パッション(2004)
僕は映像作品というものは、美しいものを捉えるべきだと思っています。これはグロ動画。グロ動画って基本的にノンフィクションなわけで。これは映画ですからフィクションです。創作されたものです。誰がフィクションにおいてまで観るに耐えない映像を見たいでしょうか? しかも127分ですか。鈍感すぎるよ。日本人であることを誇りに思いました [CS・衛星(字幕)] 0点(2005-12-08 11:38:52) |
162. ロード・トゥ・パーディション
「駄目な映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられてく。違う、僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ」 [CS・衛星(吹替)] 4点(2005-12-08 08:29:54) |
163. 街の灯(1931)
チャップリンにしては、動くシーンが少なかったように思う。もっと「モダンタイムス」「黄金狂」くらい画面狭しとヒョウヒョウしてるほうが僕は好き。というわけで、ボクシングシーンは最高! エンドも最高! なんだけど、点数はこんなもんで(笑)。ボクシングシーンだけでもお金を払っていいくらい素敵よね [DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 05:38:06) |
164. 生きものの記録
《ネタバレ》 「狂っているのは実はこんな状況にのうのうと生きている僕達ではないか。私はそう思わずにはいられないのです。」風なことを最後の最後に病院の先生が言います。この一言に集約されてるんじゃないでしょうか。正直、このセリフはありがたかった。それまで僕は「一体、何がどう『生きものの記録』なんだ?」とモンモンとしていたからです。社会性をもった利己的な人間と生物としての原初的な感覚に突き動かされる主人公。いや、あの…生き物=主人公って特定するわけじゃないんですけど、まあ物語全体の騒動も含めて記録、と。結局、最後は明らかに狂ってしまって「あ、なんだ。やっぱりコイツは狂ってたの?」と思われがちで物語を逆に難しくしているんじゃないか?なんて考えてしまう。「社会が人間を破壊した」みたいな?僕はそういうふうに感じました。最後に主人公について。あのオヤジが三船敏郎なんですね…。気付いたっていうか「もしかして…」と、最後まで確信できませんでした。見事な化け具合ですね。確かに三船敏郎が演じたほうが本物のジジイが演じるよりも「狂ったパワー」みたいなのが出ていいのかも。最後の音楽もねえ…退廃的といっちゃちょっと違いますが…イイですねえ。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-07 05:29:06) |
165. 老人と海(1958)
《ネタバレ》 合成技術がしょうもないわりに、カジキをよせた時の巨大感と圧倒感はスゴイ! これって僕が釣りをするからなんでしょうか。やっぱりね、デカイ魚がよってきたときのなんというか…、メーター振り切ってる感?が音楽もあわせて上手く描かれていたと思う。老人が海に浮かぶ情緒?も感じました。空も綺麗でしたね。ライオンの夢というのもなんとなくわからなくもないです [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-06 08:25:18) |
166. 風と共に去りぬ
65年前の作品だとは思えないほど洗練されてるんだけど、逆にいうと「ああ、65年そこそこじゃ人間って変わらないんだなあ」と。4時間という長丁場の最後がアレかよ…。なんというか…報われない。ダラダラと激動の人生を観せられてもなあ。あんまり名作すぎるのと4時間っていう部分で達成感はありますね(爆)「やった!!俺もとうとう観たぜ!!」みたいな。主役の2人はかなりハマってると思います。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-06 01:38:21) |
167. 生きる
《ネタバレ》 渡辺の「生」が、今まさにはじまろうとした、次のナレーションが「その五ヶ月後、彼は死んだ」。それまでの90分間で彼の苦悩を見せつけたあと、こうくるのです。そしてはじまる通夜での問答。志村喬をはじめ、俳優陣のハマりっぷりに感動しました。左卜全の、あのキャラクターは国宝ですよ。この映画に10点つけなくてどれにつけるんだ! この映画を観た誰もが人間を愛し、美しく生きることの素晴らしさに気付き、少しの反省をして欲しい。そんな期待をする僕は単なるロマンチストか? いや、これこそがヒューマニズムだ!! [DVD(字幕)] 10点(2005-12-03 00:57:50)(良:1票) |
168. 羅生門(1950)
多襄丸って「七人の侍」の菊千代と同じキャラクターに見えませんでした? 「ウハハハハ」とか「ヘンッ」とか、擬音のしゃべりが。でも、こういうキャラクターと三船敏郎がむちゃくちゃ似合うんですよねえ。野生の品格を感じます。羅生門の半壊具合がおどろおどろしくて好き [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-03 00:28:42) |
169. モダン・タイムス
チャップリンってコントなわけじゃないですか。例えば今の時代にこれを日本で、志村けんと仲間由紀恵でやったとして、映画として受け入れられるんでしょうか? 「これは映画じゃねえ!!」みたいな反応を受けそうな気がする。というより僕はそう感じてしまいそう。その感覚?が自分で嫌になる。やっぱりおもしろいもの、チャップリン [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-29 00:40:51) |
170. パッチ・アダムス
《ネタバレ》 あの彼女がさぁ……。悲しいねぇ…… [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-28 22:32:00) |
171. JM
よくも悪くもキアヌリーブスのイメージって、僕のなかではコレなんですよね。あなたもそうでしょう? 「なんで、そこ?」みたいな [ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-28 22:28:10) |
172. チャップリンの黄金狂時代
《ネタバレ》 小屋がシーソーするところ。あれって「カトちゃんケンちゃん」のコントで見たことある。ここからヒントを得てるんですね。志村けんにはチャップリンの匂いを感じます。チャップリンのコント的な魅力?を詰め込んだ作品 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-28 01:45:58) |
173. ロスト・イン・ラ・マンチャ
そう! 僕も【たま】さんと同じように「アニメーションでやればいいじゃ?」なんて考えながら観ていました。テリー・ギリアムが爆走するのを見て、「やっぱり映画監督たるもの、こうでなくちゃいけねえ!」なんて他人ごと丸出しで観れました。裏側ってなかなか見れないから損はしないですよね。特に、失敗した映画の裏側なんてなかなか見れないですもん(笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-27 04:21:09) |
174. 大魔神
《ネタバレ》 上映時間1時間24分。大魔神が暴れ出すまで1時間……orz。もうね、ダルい。何のヒネリもない時代劇が1時間続くのは非常に辛かった。「おいっ! そんな使い古された時代劇せんでいいから、はよ魔神、暴れーや」です。流石に魔神が暴れるシーンは「サンダ対ガイラ」に通じるものを感じ「おおっ。やっぱり怪獣は20m(皆さんのレビューを読んだところ4,5mでした…)+感情があるとおぞましいなあ…。このスローな動きが逆に怖いなあ…」なんて感心したりしたけど、しょせんそれだけ。映画にするなら、やっぱり2回くらい暴れてほしい。1回目にまずボコボコにしといて、2回目は武士も作戦を練るんだけどやっぱり倒してしまう、みたいな。84分の映画で暴れるのが1回というのはツライです。※特に今回の僕の場合「七人の侍」を観た後に続けて観てしまったので「同じ時代劇でここまで違うのか!!」と。タイミングも悪かったのかもしれない [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-26 08:51:34) |
175. 七人の侍
僕も映画を300本ほど観てきて、遂にクロサワです。というのも……、怖かったんです。黒澤作品を観るのが。これだけ評価されてるじゃないですか? 「全然わからなかったらどうしよう……」って。結局、「smaステーション」きっかけで鑑賞することに。きっかけって大事です。この映画、「王道」といわずに何と言えばいいのでしょう。いつかどこかで見たモノが凝縮されているように思いました。スマステで言ってましたが、当時120円で何億か稼いで、それを今のお金に換算したら日本記録だそうです。納得。※侍ももちろんカッコイイのですが、東宝特撮で育った僕としては土屋嘉男が非常に気になって気になってしかたがなかった(笑)。これがデビュー作なんですね! [DVD(字幕)] 9点(2005-11-26 00:15:30) |
176. 評決
《ネタバレ》 「正義とは何か!」熱いんだ、これが。ただし…あれで勝てるのか!? 勝てないでしょ! いくら情に訴えても、法廷での最後のセリフがカッコよくても、あれでは勝てないでしょう!? そこがちょっと……。皆さんのおっしゃるとおり、ギャルビンVSコンキャノンの迫真の演技は見応えがあります。カッコいいぜ! あと、あの女は何だったの? スパイ的な? [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-21 05:22:05) |
177. 紳士協定
いやぁ……熱い映画だぜっ! もっと「うおりゃあぁぁ!」って感じの主人公が好きだけど、彼は育ちがいい人だからね。やっぱり、こういうメッセージを投げかける人が平均以上の生活を営んだ上で「大きな志」を持って「これはいかんのだっ!」って言っても悲しいかな説得力はダウンするでしょ。そこがこの映画の「あと1歩」な感触を残してしまう理由だと思う。でもこういう人がこういうメッセージを投げかけるというのはとても素晴らしいことだと思う。とにかく!熱い映画なんです! [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-21 01:50:01) |
178. もののけ姫
「ナウシカ」をさらに尖らせた作品。「これが言いたいんじゃあぁ!!」っていうジブリの叫び?みたいな。というか、僕にはこの映画に点数をつけれないですね。あまりにも飛翔していくんで捕まえきれていません。メッセージ性の高い作品は好きです。※ちなみに公開後TV放送で観た当時15歳頃は「ああ、宮崎。なんてクソつまらないものを…」なんて意見しか出てこなかったけど、7年経った22歳の今、改めて観ると大変素晴らしい作品であった。まだまだ完全に見えてはいないですけど。あの頃、僕の友達で「もののけ姫」にハマった子がいたけど、あの子はこの物語に魅力を感じていたのだろうか。それはそれで嫉妬するね。現在中高生の諸君、10年後に観返してみよう。意見、変わるかもよ。サン(石田ゆり子)の声が不評のようですが、僕は全然アリだと思います。迫力のある声だけがキャラクターを活かすっていうわけじゃないのかな、と。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-19 04:05:17)(良:1票) |
179. ボウリング・フォー・コロンバイン
銃社会について僕はあまりに無知だから、正直なところチャールトン・ヘストン主演で銃社会を賞賛した映画が観てみたい。あ、でもそれが「マトリックス」なんかのことか。僕が思ったのは、まさに「血で血を洗う」ってのはこういうことで。特に報道。日本でも連続猟奇殺人、幼児殺害などが起こると報道は過熱する。過熱しすぎる。その報道のほとんどがただ恐怖を煽り、安請け合いの涙を誘っている。これがチェーンとなって次の猟奇殺人が起こっていると感じるのは僕だけじゃないはず。報道のありかたを考えさせられます。そして、結論は映画の中で出ていた。視聴率よりも大事なものはある。でも、できないんだよなあ…。マイケル・ムーアのアメリカ愛を感じました [DVD(字幕)] 9点(2005-11-16 05:14:36) |
180. ムーンライト・マイル
優柔不断な人に是非。僕はこの映画観ていると「イッラ~(怒)」ってきちゃうんですよね。非常に繊細な部分を描いてるので、感情移入までいけなかったです。なんとなく理解できるかな?ってレベルまででした [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-14 20:58:24) |