161. 瞳の奥の秘密
25年前に新妻を惨殺されたリカルドが強烈なキャラクターでした。犯人を憎み続ける25年間、この先も憎み続けるであろう姿は、犯人に縛られているようで胸が塞がります。彼に感化されたかのようなベンハミン。お目当てリカルド・ダリンの手堅い演技ではありますが、リカルドほどには迫ってくるものがありませんでした。イレーネの夫と二人の子供の事が語られていないので結末にも何か釈然としません。パブロの最期の胸中が分からずこれまた釈然としません。ご都合主義的な犯人逮捕は目を瞑るとしても、もどかしさが募る作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2024-05-20 02:04:56) |
162. 狼たちの街
悪に対して妥協無し、巨悪にも尻込みしない。ニック・ノルティの狂犬ぶりはなかなかの迫力。渋めな脇役が揃っていて期待したのですが、脚本がダメでした。狂犬ばかりが目立っていて、まさかの痴話話にトーンダウン。結末もつまらなさに溜息が出た残念な作品。デーブ・グルーシンの音楽に+1点。ルイーズ・フレッチャーは分からなかったのにガックリ。 [DVD(字幕)] 5点(2024-05-17 14:06:48) |
163. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
CIA長官の「IMFはハロウィーンパーティ」には妙に納得。でも結局は長官が一番の間抜けだった話。 めまぐるしい展開は考えず楽しめば良いのでしょうが、トム・クルーズ無双模様は目新しさが無くて盛り上がりきれない。 代わってサイモン・ペッグとアレック・ボールドウィンの奮闘に拍手。+1点 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-17 13:44:29) |
164. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
米ソ間での核戦争を起こさせようとするマッドサイエンティストと対決するイーサン・ハントのチーム。 ドバイでのシーンがピーク、以降はワケワカメな部分もあって、あれよあれよという間に終わった感がありました。 主役で製作も兼ねた作品で5億ドルとも6億ドルとも言われる興行収入を叩き出した、トム・クルーズの超人ぶりを見せつけられた、考えずに楽しめば良い作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-14 02:34:29) |
165. M:i:III
シリーズ化した作品で変わることの無い主役に対しての悪役の存在が大きいのをフィリップ・シーモア・ホフマンが魅せてくれました。+2点。今作でも愛する女性を(嫁さんだから尚のこと)救い出すスケールの小さなお話ですが、アクションものとして楽しめた作品でした。黒幕ヅラ(ごめんなさい)のローレンス・フィッシュバーンの役どころが物足りなかったですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-13 02:01:41) |
166. M:I-2
トム・クルーズのアクションを観る分にはまずまずといったところではありますが、一騎打ちで度々挟まれる波の描写に笑ってしまいました。ウイルスと解毒薬にまつわるストーリーで結局は愛する彼女を救い出す事に特化して(市街でのパンデミックには触れず)おり、貧弱さを感じました。脚本ロバート・タウンというのが信じられない。貧弱と言えばヒロインのスタイルもそうだったかな、お顔は綺麗でしたが。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-13 01:39:04) |
167. 明日に向かって笑え!
2001年、農協設立の為に募った出資金158,653ドル。皆のなけなしのお金を銀行とつるんだ男に奪われる。そこには預金封鎖が絡んでいて、アルゼンチンの方々には身につまされるお話かと。アルゼンチン版オーシャンズ11という宣伝文句ではありますが、今作の奪還作戦はスタイリッシュとは無縁。でも、勇敢なバカは人生を切り開く、を示した一致団結で前進するジリジリ具合が見応えありました。ピーター・オトゥール、オードリー・ヘップバーン登場にリディアの後押しを感じてしんみりと。 悪方2人の描写が淡泊、単純な物足りなさを割り引いても、まずまず楽しめた作品でした。 何とか捻り出したかのような邦題に苦笑。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-11 14:47:59)(良:1票) |
168. アイス・ロード
リーアム・ニーソンの無双が控え目なので好感もてたのですが。オハナシが寒かったのに白けました。作業員の命、会社の悪巧み、通り一遍で何だかなぁ。橋を渡るシーンはかの傑作がチラッと浮かびましたが、比べるべくもないもので笑ってしまいました。 横倒しのトレーラーがアッサリ元通りになったシーンで本作に何の期待も持てませんでした。 着想はまずまずなのに残念でした。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-09 16:51:30) |
169. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
学業優秀な頭脳で悪知恵にも長けている。グレース救済までは見れたけど、以降の極貧でも無いのに金儲けに走る姿に嫌悪感。のっぺりしたお顔を見ているだけで神経逆撫でされる(ゴメン) 主犯の裏切り行為での結末に胸糞悪さでいっぱいに。 あれだけ手広く客を募れば必ず秘密は漏れるハズなのに・・というのはイチャモンの類いでしょうね・・ 格差はあってしかるべきと考えますが、本作はやるせない、とりわけ彼女の父親の姿に。 飽きずに完走できた良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-06 16:04:30) |
170. トップガン
初見。政治色を考えずトム・クルーズ青春物語として観る分にはまずまず楽しめました。 ただ、美人さんの教官(何歳の設定なのか)とのロマンス模様は、作品の彩りだったとしても幼稚で白けてしまったのが残念です。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-04 22:58:35) |
171. ワーロック(1959)
リチャード・ウイドマーク、アンソニー・クイン共演に期待特大となりましたが、共に煮え切らない役どころで、彼等と決闘するヘンリー・フォンダも何か無機質でサッパリ盛り上がりません。勧善懲悪で良かったのに変な色気を出して捻りを効かせたつもりのストーリーは独り善がりで何ともはや。こんなウイドマークは観たくなかったガックリ度合い半端ない作品。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-04 22:27:46) |
172. ル・ミリオン
ミュージカル仕立ての作品は大の苦手な私でも本作はウキウキ楽しめたのが不思議。 上着を巡る全員の右往左往ぶりに大笑い。 心地良いひとときを過ごせた良作です。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-03 10:44:17) |
173. 地の果てを行く
パリで殺人を犯した男がスペイン傭兵として辿り着いたモロッコでのドラマ。 若きジャン・ギャバン細身の出で立ちはウットリするものがありました。 立て板に水のような展開とご都合主義のような結末に熱くなれないのが残念な作品です。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-03 10:34:09) |
174. ヘブンズ・ゲート
お目当てドルフ・ラングレンは筋肉美を拝めず、アクションは地味、台詞回しは棒。 それにも増して、お話がどうしようもなくしょぼい。撃沈。 [インターネット(字幕)] 2点(2024-05-01 01:38:33) |
175. ケープタウン(2013)
《ネタバレ》 舞台となったケープタウン黒人街の吹けば飛んで行きそうな貧弱な住居や行方知れずの子供達を気にも留めないところ等、アパルトヘイト未だなのかと感じたところ。殺人犯を追う黒人警部と白人警官が製薬会社等の大きな悪に立ち向かうという展開は飽きずに観れましたが、小説映画化と言うことで作り込んだであろう脚本は、どれもに尻切れトンボさを感じてもどかしい思いに。 それでもフォレスト・ウィテカーが表す「怒と哀」は流石の名優ぶり。彼の「喜と楽」がカケラも無い悲しい物語でした。 本サイトで知ったフランス映画というのに100へぇです。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-30 00:39:28) |
176. 戦慄の七日間
《ネタバレ》 英国首相に核兵器製造中止を宣言しなければ一週間後にロンドン市内で核爆弾を爆破させる。脅迫状を送りつけたのは国の機関の核兵器研究者教授。マッドサイエンティストには見えないが、マトモじゃない感が滲む教授。物足りなさを感じた淡々とした(過ぎる)立ち居振る舞いですが、ドキュメンタリータッチな作風にはこれで良いのかも。 老女優とトリクシーが印象深い存在でした。 理路整然とした特筆もののロンドン市民疎開大移動。 1945年8月から5年後の製作にエキストラ及びリアルタイムで鑑賞した方は恐ろしさを感じたのでは。 結末は予想出来たものですが、手に汗握る程の緊迫感が無かったのが残念ではあるものの、アカデミー原案賞獲得が納得の掘出物の一品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-29 00:03:31) |
177. 晴れた日に永遠が見える
《ネタバレ》 予備知識無しだったので、ジャック・ニコルソン登場にびっくり仰天。どうしようもなくつまらないチョイ役での出演を引き受けた理由を知りたい。主役二名の歌は流石にお上手でしたが、つまらないオハナシに退屈甚だしい作品で、邦題に寄せた期待は空振りに終わりました。 [DVD(字幕)] 4点(2024-04-28 23:09:53) |
178. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
序盤は興味を惹かれたのですが、メキシコ行って以降はポカーン状態。失笑ものの結末と併せての時間を損した愚作。 [DVD(字幕)] 3点(2024-04-28 22:59:59) |
179. 地獄の血みどろマッスルビルダー<OV>
スプラッター作品門外漢にとって、唯々、気色悪かった。 家の外観、内装は薄ら寒い怖さを感じましたが、中でやってる事に呆れるだけでした。 15年かけたという(何でそんなにかかるのか?)事ですが、DVD化されているのに完成させた甲斐があるのを感じます。 スプラッター愛好家の方にはお薦め出来る珍作です。 [DVD(邦画)] 4点(2024-04-21 17:14:39) |
180. おかしなレディ・キラー
観たいと思ってから40年で念願の鑑賞。 ニコルソン、ベイティ共に結構あくどい事をしています。笑えはしませんでしたが、カラリとした妙な味わいがありました。 結末に不満があったものの、若き二人の生き生きとした姿に満足出来た作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-04-21 14:58:28) |