161. スコーピオン・キング
ハリウッドお得意のアクション作品。「インディージョーンズ」や「ランボー」など、ほとんどのシーンが過去の作品のコピーで、全体的な仕上がりはセガールやスタローンのような『最強男』の自己満足型武勇伝となっている。ドジな相棒に、綺麗な女性が仲間。そこに、最初は敵対していたが一戦を交えて友情が芽生えた戦士が合流する。最後に悪の皇帝を倒してめでたく大円団。驚くほどワンパターンな演出には呆れかえるばかりである。 1点(2004-01-12 09:02:16) |
162. 呪怨2<OV>(2000)
オリジナル1の続編ですが、雰囲気は変わってないので引き続き「気味悪い」です。呪われているというか、取り憑かれている人の尋常じゃない演技は不気味そのもので、やり過ぎな感じさえする。少し1と比べるとネタが落ちたという印象は有るが、大きく息切れしたという訳ではないので優秀という評価を下したい。 6点(2004-01-11 10:51:26) |
163. 呪怨<OV>(2000)
「怖い」ではなくて「気味が悪い」という表現が一番良いかと思います。それに加えて恐怖描写が容赦ない。本当にグロテスクなシーンも有るし、薄気味悪い演出方法は本当に上手い。 一軒家で行われる惨劇は、生活空間としても身近な印象で生々しい。日本のホラーとしは最高傑作かも知れない。 7点(2004-01-11 10:43:00)(良:1票) |
164. 呪怨 (2003)
オリジナル版を先に見た要因も多分に有るだろうが全然怖くなかった。だからと言ってそれを減点の要因とした訳ではない。まず、この作品の特長でもあった「気味の悪さ」という独特な怖さが影を潜めてしまった。これは明らかに演出に問題が有ったからでしょう。それに加えて、これは仕方ないことなのかも知れないが、グロテスクな描写が抑えられていること(規制が有るから)。個人的には「旬のタレントを喜んで使う」というのも好きではない。オリジナルの方が断然怖いですよ。 3点(2004-01-11 10:36:53) |
165. ジーパーズ・クリーパーズ
この作品の何がダメなのか気が付いた。一つひとつのシーンを「引っ張りすぎ」ている。これでは、見ている側は恐怖心よりも先に苛立ちを感じてしまう。 都市伝説を題材にした設定は悪くないし、他のホラー映画にありがちな安易なラストシーンに比べると、最後のオチも嫌いな方ではない。それだけに脚本や演出の悪さには残念な思いが残る。 3点(2004-01-11 10:26:19) |
166. キャスト・アウェイ
想像してたよりも面白くなかった。無人島の場面が今一。トム・ハンクスは肉付きが良くて筋肉質なので悲壮感に欠ける。キャスティングに問題有りか!? 作品の半分以上の時間を費やす一人芝居や、設定のアイデアは面白いと思うのだが、「孤独とは?、人の幸せとは?」というメッセージに関しては少し安易な部分が見受けられる。 5点(2004-01-11 10:08:57) |
167. ジェイソンX 13日の金曜日
ジェイソンが捕獲されるという異例の展開。しかし予想通り見事に復活し殺戮を楽しむ。いつものパターンだが、今回はもう一波乱ありました。ジェイソンは冷凍保存されて未来で蘇ります。そして何と宇宙へと羽ばたきます。もう、いっぱいいっぱいなので今回の作品を最後に見るの辞めます。 1点(2004-01-09 14:22:14)(笑:2票) (良:1票) |
168. ヴィドック
映像に現実性は無いが、何か不思議な世界観が有る。物語はダークな雰囲気で進みますが、映像は暗さを感じさせないので嫌にならずに見れる。この辺は非常に上手いと感じた。 ストーリーは殺人事件を追う作家の物語で、推理タッチのような作りになっています。最後にアッと驚くオチが有るのですが、以外と皆さん読めたようですね。私は恥ずかしながら最後まで読めなかった・・・。申し訳ない。 5点(2004-01-09 12:48:16) |
169. アンブレイカブル
設定自体にかなり無理が有る。本当にハリウッドはアイデアに困っているのだなと感じる。100歩譲ってそれは良しとしても役者の演技にも魅力が無い。本当にブルース・ウィリスいい加減にしてくれ! サミュエルもその頭は勘弁してくれ! 最後も読めたし全く面白くなかった。 シャラマン監督は2匹目のドジョウを収穫することが出来なかったということだろう。 2点(2004-01-08 18:44:32) |
170. ブラックホーク・ダウン
《ネタバレ》 ソマリアの街は迷路のように入り組んでいて、いつ撃たれるか分からないという恐怖感がよく出ていた。映像のこだわりには定評が有るが、ヘリの墜落シーンは本当に迫力が有る。 非常に生々しく戦場を描いていて、特にソマリアの民衆がアメリカ人の死体を無惨にもてあそぶシーンは心苦しかった。この作品は、どんな戦争にも介入するアメリカへの警告をメッセージとしたものなのだろうか? 個人的には、ソマリアにしてもイラクにしても、どこの国も介入しないで放置することの方が問題であり危険で有ると判断したい。アメリカを非難する必要は無いと思うのだが・・・ 。ソマリアから中途半端に撤退したことの方が問題有りですね。 5点(2004-01-08 16:39:11)(良:1票) |
171. チャーリーズ・エンジェル(2000)
コメディーは好きだが、パロディーは嫌い。ほとんど独自のアイデアが無くて斬新さが無い。役者が可愛いければ良いという映画かも知れないが、タイプでない役者ならどうにもこうにもならない映画。 2点(2004-01-08 16:38:44) |
172. アザーズ
ニコール・キッドマンの存在感が全面に強く押し出され過ぎた感のある演出です。 頑張って脚本を練り上げたというのは分かるのですが、残念ながら落ちが読めた。「シックスセンス」以降、先を読む癖が着いてしまったせいかも知れない・・・。 設定に類似性が有ることからも「シックスセンス」の二番煎じ的な印象は否めない。 3点(2004-01-08 16:38:10) |
173. ジュラシック・パークIII
ロストワールドよりは良くなったが、これも酷いぞ! 何度も言うがマンネリ化してる。ラプトルはもういいです。島に行って脱出するというストーリーも含めてマンネリ。あの携帯電話の着信音も何とかして欲しい。 2点(2004-01-08 16:37:42) |
174. バトル・ロワイアル
原作はスティーブン・キングの「死のロングウォーク」に似た作品だと言われているが『格が違う』。 この手の作品にはシュールな演出が欲しいところだが全く無い。大量殺人に意味は無く、もちろん大義名分も無い。 本当に馬鹿馬鹿しく幼稚臭い設定。主人公を皮切りに下手クソな役者が盛り沢山に出演している。ラストの船上での茶番劇は特に臭い。公開時に色々物議をかもしたが、残虐な映像というだけで、メッセージとしては社会に対する反骨心も薄ければ、訴えかけも浅い。 1点(2004-01-08 16:33:22) |
175. ハンニバル(2001)
原作の処理の仕方に少し不満が有る。 まず、公園でのマラソンのシーンは全て省いて良い。更に、レクターの牢屋を訪れるシーンは絶対に必要。一番まずいのはマスクにこだわっていること。13日の金曜日じゃないんだから・・・。 あと、ラストシーンを変え過ぎ(トマス・ハリスが自ら脚色したらしいが・・・)。 以上、不満を先に述べたが、全体的な仕上がりは悪いとは思えない。積極的に原作に対してオリジナリティーを加えているし(失敗と思える箇所も有るが)、実力派の俳優陣を揃えているので、リドリー・スコットの深みの有る映像に負けない存在感が有る。確かにジョディー・フォスターの降板は痛かったが、ジュリアン・ムーアが素晴らしい演技を見せてくれた。人気の有る作品ということで相当なプレッシャーが有ったと思うし、自分の色を出すにあたってのさじ加減は本当に難しかった思います。 7点(2004-01-08 16:30:51) |
176. 星降る夜のリストランテ
《ネタバレ》 レストランに訪れた来客たちのエピソードを会話の妙味で延々と見せる異色作。 特に好きなのは、歳の差があいた不倫カップルです。若い女性が不倫相手の男性の奥さんに「別れて欲し」いという内容の手紙を書いて、それを持って来ていた。手紙を送り付けるからその前に内容を聞いてくれと言い出し朗読し始める。それがまた長いのなんの、便箋に5枚ぐらいあったのではないか。内容も理屈っぽくて非常に自分勝手な言い分になっている。それを延々と聞かされている相手のおじさんの情けない表情がたまらなく面白い。 あと、料理人とウエイターのやり取りも笑えるし、日本人の家族もテーブルを囲んでいるのですが、子供はゲームボーイばかりやってるし、父親は記念撮影してるし、凄くよく日本人の特長を掴んでいると関心した。舞台は最後までレストランの中だけで進みますが、テーブルを囲む人達の個々のエピソードが面白いし、会話の表現方法に独特の味が有るので退屈しません。このような一つの場所だけで話しが進むという設定でも十分に楽しめる点が素晴らしいと思う。脚本のがよく練られているのが成功の要因だろう。 見てるこちら側も、実際にレストランの片隅で、来客者の話を盗み聞きしてるような感覚になれます。 7点(2004-01-08 16:26:01) |
177. レッド・ドラゴン(2002)
3部作の原作は全て読んだが、一番原作に忠実な作りになっていると感じた。 ただ、忠実すぎて捻りがない。強いて言えば、原作よりもレクターの出番が強く前面に出ているのが唯一異なる点か・・・。 実力派の役者をズラリと揃えたが、地味な感じが拭えないのは、その辺が原因のような気がします。優秀だが面白みに欠ける脚本といった感じかなぁ・・・ 映画化した3作の中では一番劣るような気がする。 5点(2004-01-07 17:48:26) |
178. バニラ・スカイ
「記憶を操作する」という設定自体が面白いので、似たようなテーマを持つ作品は多数有ります。シュワの「トータルリコール」なんかと比べると怒られそうだが、こちらの方が格段に良い。とは言え、この作品も設定自体に随分助けられてるように思います。ストーリーはそんなに難しい内容とは思いませんが、気付かない所で細かく作り込んでいるようですね。そういう点では「深い」と言えるのでしょうが、メッセージ的には非常に「浅い」という印象です。 個人的にはペネロペ・クルスという魅力的な女優の発見が最大の収穫でした。 5点(2004-01-07 16:13:34) |
179. ニューヨークの恋人(2001)
しつこいようですが、くれぐれも言っておきたいのは、タイムスリップものは面白く仕上がって当たり前ということ。脚本が組みやすく、思い切った設定が可能になるからです。昨今のハリウッド物はこの手の作品が異常に多く「アイデアに困ったらタイムトラベル」といった感じです。 この作品も、そういう設定の恩恵を受けて面白く出来ていますが、新しいという感じが全く無いです。 気軽に見るラブコメディーとして無難な出来である。 5点(2004-01-02 15:43:00) |
180. ムーラン・ルージュ(2001)
《ネタバレ》 「幸せなのは人を愛すること、愛されること」。メッセージとしては単純だけど、ミュージカル物はその方が良いのかも知れません。シュールに創られた世界観と、色彩豊かな映像、音楽もさることながら、なにしろ驚いたのは主演2人の歌唱力です。まさかこんなに凄いとは・・・、ハリウッド俳優の底力を見たような気がします。 ただ、楽曲が「流行したヒットナンバーをアレンジ」した物が多く、少し独創性の無さを感じた。斬新なオリジナル曲も是非欲しかったところです。そのへんが惜しまれる。 7点(2004-01-01 16:36:16) |