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161.  黄金の腕
フランク・シナトラの麻薬中毒患者ぶりが何とも恐ろしいほどリアルであり、またそんなフランク・シナトラの妻役のエリノア・パーカーの悪女ぶり、嫌な妻、それともう一人キム・ノヴァクの酒場の女のうらぶれた感じがこの作品の持つリアルさを表している。あのジャズの音楽が作品の雰囲気に見事にマッチしているのと同時に麻薬患者として、次第に崩れていくフランク・シナトラの表情に人間がどんどんと崩れていく様子が見られて怖い。そんなフランク・シナトラのポーカーの場面などとにかく圧巻である。この映画は一人の人間が薬と酒、そして、女によって人生が狂わされる姿を生々しく描くことで薬の怖さ、酒の怖さ、女の恐ろしさを描いている。これを見ると如何に人間とはちょっとしたことでおかしくなってしまう生きものであるということを考えさせられる。アメリカは大都市シカゴの街のけだるい雰囲気がより一層、この映画を恐ろしくも哀しい人間ドラマを生み出しているように思えるし、シカゴという街全体がまるで人間の恐ろしさを表しているようにも思えてならない。とにかく観ていて怖い映画です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-12 22:38:51)(良:2票)
162.  任侠清水港
片岡千恵蔵の清水の次郎長親分のかっこ良さとその子分達を従えての、石の弔い合戦というのがこの作品の一番の見所で、月形龍之介に山形勲、この二人は本当にどの作品でも悪人役がピタリとはまってる見える。この作品の中でも正にそれ!東映時代劇を観ていると役者の量もさることながら質の高さ、明らかに現代の時代劇とは比べものにならないぐらいの高さです。このシリーズはこれが観たのは「任侠中仙道」に続いて二本目だけど、今作の方が作品の完成度は別にして好みという点で上です。終り方も◎です。よって、「中仙道」ほ7点にしたので今作は8点といことで、残りの「東海道」も観たくなりました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-07 18:33:40)
163.  浪花の恋の物語
おう!これまたびっくりするような美の世界!何て言うのかなあ?最近の映画では、なかなかお目にかかれない美しい世界とでも言いますか、とにかく物語そのものよりもため息の出るような美しい映像に酔いしれました。中村錦之助と言えば男の中の男を活き活きと演じる本物の時代劇のスターの中のスターというのが、私の描く中村錦之助像であり、同じ内田吐夢監督の「宮本武蔵」シリーズやその他マキノ雅弘監督の「次郎長」シリーズや他、任侠ものなどで見せる一面とは違った今までに見たことのない初めて見せる新たな一面を見た気もします。上手く説明できないけど、とにかく中村錦之助は単なる時代劇俳優ではないということがこの作品を観て改めて解った気がする。またそんな中村錦之助が惚れる良い女を演じている有馬稲子の美しさ、更に片岡千恵蔵の存在感、さすがの一言です。また一つ、内田吐夢監督の映画で見応え十分の作品に出会った。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-02 17:09:24)(良:2票)
164.  恋風道中
やっと、この作品、借りてこれた。いやあ、登録したのは良いのだがなかなか借りてこれなかったけど、ようやく観て思ったのは中村錦之助をはじめとするこの頃の役者達の素晴らしさとその華やかさ、全てにおいて今の日本映画及び時代劇とは違います。そんなこの映画もこれまた面白い。進藤英太郎のお人良しぷりと明るくてひょうきんな大河内傳次郎、この二人が実に活き活きとしていて楽しかった。また作品に花を添える形の女優陣にしても、長谷川裕見子に大川恵子にといずれも可憐で、見ていてまるで「ルパン三世」の石川五右エ門じゃないけど、思わず「可憐だ!」て言いたくなります。勿論、役者だけでなく物語もこれまた面白く、こういう時代劇を今はもう作れないのかと思うと何だか寂しく思えてなりません。とにかく面白い作品だったので、一人でも多くの方に観て欲しい1本として登録させてもらいました。ただ、この作品、置いてある店があるかどうか?余程の時代劇のそれもマニアックなものが沢山ある店でないとないかもしれません。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 21:58:23)(良:1票)
165.  泥棒成金
この映画、ヒッチコック映画の中では点数低い方に入るみたいですけど、私はこの作品もかなり好きです。確かにヒッチコックの他の映画とは違うタイプの作品ではあるし、傑作かと言われるとそうではないけど、この映画は「ハリーの災難」同様、ユーモラスという点ではトップクラスの洒落たサスペンスコメディ風の内容でして、この映画、グレース・ケリーの怪しげな魅力も十分堪能出来る作品として評価したいと思います。一般的には高評価の「サイコ」よりもこの映画の方が私は好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-29 22:17:29)
166.  忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻
忠臣蔵って、毎年のように年末?年始?どっちだ?テレビで放送しているけど、一度も観たことありません。テレビで毎年やってる忠臣蔵は観る気がしないのです。何故なら役者が駄目だから、魅力に欠けるからでして、はっきり言って今の時代劇はどれもこれも面白くない。役者が甘すぎる。そんな中で昨日、借りてきたこの作品、初めて観たけどこれは良いです。3時間2分という長さを苦にすることなく観れました。日本映画の良かった時代の本当の意味での時代劇を演じることの出来る時代劇のスター勢ぞろいです。片岡千恵蔵の大石内蔵助、相変わらずの渋みのある声に演技と本当にかっこ良い!中村錦之助の浅野内匠頭もこれまた良い!きらりと輝るその眼、これが中村錦之助という俳優の魅力で、こういう俳優が今はいないに等しい!進藤英太郎の吉良上野助に東千代太郎の岡島八十右衛門もこれまた良いです。他にも大河内傳次郎、この人、山中貞雄監督の「丹下左善」でも良い味出してたなあ!月形龍之介も黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」でも良かったし、ここでも良いし、女優陣に関しても丘さとみ、大川恵子に長谷川裕見子に木暮実千代といった風にとにかく役者がみんな良いから3時間もの長さも苦にせずに観れます。
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 18:25:01)(良:1票)
167.  ハリーの災難
ヒッチコック監督がそこらの二流監督とは違うといことが、この映画を観ると解ります。(この作品に限ったことではないが)とにかくヒッチコック監督の映画にはサスペンスの中にも必ずといって良い程、ユーモアがいっぱいで、特にこの映画はヒッチコック映画の中でもユーモアという点ではナンバーワンです。作品全体を包み込むブラックユーモア、正にヒッチコック映画の醍醐味、ここにありって感じです。けして、傑作だとは思いませんが、こういうユーモアの効いた映画をいとも簡単に撮ってしまうところが、本当にヒッチコックの凄いところだ!
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 22:30:08)
168.  陽のあたる場所
アメリカ映画の全盛期、良かった頃の作品て感じで、この映画を観て感じるのはこういう映画を現在のアメリカ映画が撮ればどうしようもない話だけの内容の大した映画にならないと思うが、さすがは「シェーン」「ママの思い出」といった名作を撮ったジョージ・スティーブンス監督だけあってこれもまた見応え十分です。湖での男と女の会話、その時のやりとり、表情を捕らえたカメラワークがこの作品をより一層の悲劇として捉えていて一度観たらいつまでも心に残ります。主演の2人、特にエリザベス・テイラーの美しさはこの映画が作られた当時、とても19歳とは思えない大人の女性を見事に演じきってます。間違いなくエリザベス・テイラーはアメリカ映画史に名を残す美人女優だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2005-10-03 22:47:35)
169.  捜索者
全編に漂う西部劇ならでは壮大で且つ美しい風景に眼を奪われること間違いないこの作品もいかにもジョン・フォード監督ならではの西部劇といった感じで楽しめます。ジョン・フォード監督の映画に共通して言えるのは人間の描き方が西部劇にしてもそうでないものにしてもどれもが本当に人間的で好感が持てます。この作品にしてもそんなジョン・フォード監督らしい映画だと思います。ドラマとしてだけでなく勿論、アクションにしても本物の力強さが伝わってきます。今の映画にはない映画としての力を十分見ることが出来ました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-24 17:29:09)
170.  必死の逃亡者
ウィリアム・ワイラー監督、ハンフリー・ボガード主演による社会派のサスペンス映画の秀作!平凡な家庭にある日、突然やってきた3人の脱獄兵達と4人の家族による葛藤をウィリアム・ワイラー監督は小道具を上手く使って見応えたっぷりに描き、最後まで飽きることなく見せる手腕はさすがです。この後、幾つか作られた逃亡者ものの映画ははっきり言ってどれもこの作品には遠く及ばず!
[DVD(字幕)] 8点(2005-08-28 16:34:56)
171.  祇園囃子
「雨月物語」を観たのが今から1ヶ月前のこと。あの時のこれが溝口監督の日本の美学かあ!その何とも言えない神秘的な世界に酔いしれ、次いで観たのが「近松物語」で圧倒的なその美しさモノクロの画面から伝わってくる映像の世界!これは正しく日本映画でしか観ることの出来ない世界だとまたしても溝口作品に酔いしれ、完全に溝口監督の描くその美しい世界にハマってしまいました。そんな中でまたまた借りてきたのがこの映画です。今のところ、まだ3本しか観てませんが「近松物語」が個人的に一番として、この作品も今まで観た3本と同じく映像の美しさとその溝口監督ならではの神秘的な世界とでも言いますか?本当に溝口監督ってどの作品にしても絵が綺麗!心憎いほど女性を美しく描くなあ!と観る度に感心させられます。それにしてもこの作品、風俗描写の上手いこと。ちっともいやらしさを感じない上手さがあります。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-16 20:36:18)
172.  彼岸花
「ただいま」「おかえりやす」京都の言葉、つまり京言葉っていうやつです。これが本当に何とも良いなあ!そう思わせてくれます。小津作品全てに共通して言えることの一つに言葉の大切さ、家族の有り難さをしみじみと描くその雰囲気、いかにも日本的で観ていて何だか安心出来るのです。小津監督独自の人間の撮り方、これはカメラマンの力も大きいと思います。良い映画というのはそういうものだと小津監督の作品を観ることで、観れば観るほど思う今日この頃です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-14 21:25:27)
173.  私は貝になりたい(1959)
戦後の民主主義における社会について、丁寧に且つ力強く描くことによって、観ていて物凄く考えさせられたと共に観終わった後、フランキー堺の好演もあって何とも胸に迫る思いで一度観ただけでいつまでも心に残る。床屋を営む普通の人が何故?こんな酷い目にならなきゃならんのだという気持ちになりました。それにしてもフランキー堺の演技は本当に素晴らしい!好き嫌いは別として一度は観ておいて損のない作品だと思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-12 22:56:13)
174.  お早よう
小津監督による何とも微笑ましい喜劇の秀作です。この映画を観て思った。やっぱり小津監督の作る世界、描く世界は日本人ならではの面白さが画面いっぱいに伝わる。小津ファミリーとでも言うべき俳優陣、特に杉村春子の相変わらずの上手さ、頭が下がります。東京物語や晩春などといった傑作には叶わないと思うものの、これはこれでまたとても観ていて微笑ましい気持ちにしてくれる何とも味わいのある映画だ!
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-11 22:11:11)
175.  穴(1957)
またしても面白い映画、見つけ!この映画、面白いです。タイトルは穴ですけど、穴てよりワナて感じの作品で、人が人を陥れる様子をテンポよく描いていて面白い!
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-08 22:52:38)
176.  雨月物語
あっ!どうやら溝口監督作品、初挑戦という人がいるらしいけど、私もです。この前、何となく借りてみようかと思って借りてきて初めて観てびっくりしました。何とも言えない怪しげな雰囲気、日本の美学がここにある。そんな感じがして、面白かったです。やっぱりこの頃の日本映画って俳優が本当に素晴らしいです。そう思う今日、この頃であります。今度は「近松物語」に挑戦しようかと思っています。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-02 21:13:07)(良:1票)
177.  大人は判ってくれない
大人から見た場合の子供と子供から見た場合の大人、そして子供達の主張、色んな問題点を描いているこの作品の最後のシーン、何とも印象的です。そしてまた作品全体を包み込むまるで詩のようなこの映像、雰囲気、いかにもフランス映画の香りがします。色んな意味で考えさせられる内容で、何度も繰り返し観たいと言える作品ではないけど子供も大人も一度は観ておいて損のない映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-20 23:04:54)
178.  ダイヤルMを廻せ!
ヒッチコックがグレイス・ケリーに惚れていたと話は有名だと聞いたことがあるけど、本当にそう思えるような撮り方してます。カメラレンズを通してグレイス・ケリーを見る眼が本当に心からグレイス・ケリーに惚れていると思わせる。ヒッチコックならではの映像魔術があちらこちらに見られます。犯人に追い詰められていく時のグレイス・ケリーの衣裳が次第に暗くなっていく辺りの心憎いまでの演出、小道具の使い方、本当に上手いです。舞台劇ならではのトリックも十分に堪能出来ました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-16 22:14:06)
179.  張込み(1958)
同じ野村芳太郎監督の「砂の器」の影に隠れがちな作品ではあるが、これもまた見応えのある作品に仕上がっています。まずはこの作品、宮口精二と大木実といった2人の刑事が素晴らしい!そしてまた犯人を追い詰めるまでの展開もなかなか良く出来ていてサスペンス映画としての完成度もなかなかのものです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-12 22:00:59)
180.  無法松の一生(1958)
「無法松の一生」と言うとどういう訳か?この三船敏郎主演によるリメイク版しかレンタル屋さんにはない。初めて観た当時、これは面白い。良い映画だと思った。しかし、後にオリジナルの方、阪妻主演の方を観てしまったら、申し訳ないが、絶対に阪妻の松の方が素晴らしい。良い映画ではあるんです。でも、こればかりは仕方がありません。余りにも阪妻の方のが素晴らしく、凄すぎるためにオリジナルには勝てず。それでも今の日本映画の多くの作品に比べたら圧倒的に上ではある。それだけオリジナルの出来が素晴らし過ぎるのだ!
[DVD(邦画)] 8点(2005-07-03 17:53:33)
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