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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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161.  ミスト 《ネタバレ》 
倫理的な問題がある。子供を殺しちゃだめです。とくに親が愛する自分の子供を殺すのは論外。ラストを衝撃的にしたかったための後付に過ぎません。原作にはないことで、騙されてはいけません。ほかに気になった部分を書けば。1.ケータイのない時代の設定だが、ラジオやテレビはあるはず。霧の影響で電波不良と紹介すべき。2.あのカルト女のいいなりになるほど人間は馬鹿ではない。怪物の姿が見えているのだから、「キリスト教の終末」とは違うとすぐわかる。霧の原因が軍の実験だともわかるし。彼らの行動にリアリティがありません。子供や女をいけにえにせよ、なんて笑っちゃう。その女も結局暴力で殺された。3.勇気の有る若者がいない。軍人が役立たず。自殺したり、生け贄にされたり。だから闘いの場面がつまらない。ミスをしてやられっぱなしの展開にうんざり。蜘蛛を火炎噴射でやっつけた老女だけよかった。4.怖いのは怪物ではなくパニックに陥った人間心理、などというチープなことがいいたいのだろうか。それより、その前提となる怪物の怖さをしっかり描きましょうよ。CGがしょぼいのと、怪物の造形がぜんぜん怖くなかったです。最後のゴジラ並みの大きさのある巨大生物のみよかったです。5.最初に出て行った女性が生還するシーンがありますが、意地が悪いですね。6.ガソリンは途中の車からいくらでも抜けるはずですが。GSもあるでしょうし。7.最後の最後まで闘ってこそ作品に値打ちがあるのです。闘わずして無理(合意)心中する展開に無理がありません。それまでの主人公の勇気ある行動を考えると違和感が大です。怪物と闘って、追い詰められた状況での行動なら合理性がありました。8.あの子供いつもめそめそ泣いてばかりで、どうなってるんでしょうか?バッドエンドのために用意されたようなキャラですね。あざとく感じました。 尚原作では、デビットとアマンダは初日の夜に肉体関係を持ちます。(これはカットして正解)軍人は自殺する二人だけで会話はなし。したがって異次元の実験うんぬんの話はなし。ビリーは「僕を怪物に殺させないで」などとは言いません。 最初に出て行った女は再登場しません。ラストはガス欠になりません。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-21 23:41:18)
162.  インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 
ハルクというキャラに魅力がない。変身前と変身後で顔が変わりすぎているので、物語につながりが感じられないのだ。ハルクになったときの動きが早すぎて重量感が伝わらないのが最大の欠点だろう。少しも恐怖を感じないのだ。この手の映画はいかに怖くみせるかが勝負どころなのに、アニメレベルで終わっている。どだいハルクを「やさ男」のノートンが演じるのが間違っているのだ。また、ブロンスキーの悪者ハルクはグロテスクすぎるだろう。 物語はいくつかの要素でできている。ハルクの変身と暴力性、ブルースの逃亡生活、将軍の横暴、ブルースとベティの恋、ハルクを抑制する研究、ブロンスキーの暴走、ハルク同士の対決。こう並べてみるとなかなか魅力的な要素がならんでいることがわかる。前回の”おとなしい”ものに比べるとアクション重視になっており、よく練られている方だと想う。だが少しづつ何かが足りないのだ。将軍がどうしてあのような行動をとるのかがよくわからない。悪者ならもっと悪人として描くべきた。ベティの父親という設定も生かしきれていない。恋愛部分も中途半端。ベッドシーンを途中でやめてしまうところはカットすべきだ。これがあるので二人が本当に愛し合っているかどうかわからなくなるのだ。ブロンスキーの暴走ぶりも無理がある。ハルクに最愛の人を殺されたというような設定にすれば重みがでただろう。一言で言えば、登場人物をもっと濃密にからませる工夫が必要なのだ。 ところでハルクの血を傷に吸収して変身しかけていたサムソン博士はどうなったっけ?
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 00:17:15)
163.   《ネタバレ》 
わかりにくい映画です。幽霊と会話ができたり、触れたりできる時点でホラーとしてはダメ。幽霊の顔も美しすぎます。役所が老けていて小西と恋人には見えず。ちょっと整理してみます。半年前、吉岡(役所)刑事は恋人の春奈(小西)を殺害。原因は、赤い服の幽霊(葉月)の呪いのせい。殺害方法は海水を張った洗面器に顔をつけての溺死。これは彼が箪笥の上に古いポリバケツ(海水を運んだ)を発見したり、遺体のある部屋に洗面器があることから予想可能。吉岡にその記憶はなく、隣室の死体も見えない。春奈(幽霊)も以前と変わらずやってきます。これは春奈の優しさのせいでしょうか。現代になり赤い服の女が湾岸で溺死させられます。このシーンでトリックが二つ。一つは赤い服の女が後にでてくる幽霊(葉月)と同一人物と思わせること。もう一つは長髪の犯人が吉岡に似ていることです。このトリックは成功しています。続いて、同じ手口の殺人が二件起り、連続殺人とも思われたのですが、犯人は別人であることは観客に示されています。赤い服の女の現場に吉岡が犯人と思わせるもの(爪の指紋、ボタン、黄色いワイヤー)があり、吉岡は自分が犯人ではないかと悩みますが、これは春奈を殺したことによる罪悪感の深層心理のなせるわざとも解釈可能。吉岡は幽霊に悩まされるのですが、幽霊との会話等により原因がわかります。彼女は療養施設で虐待を受けており、深い孤独感の中で窓から見える船の乗客と眼が合ったとき心の中で助けを求めたのでした。だがそれが通じず、海水を張った洗面器に顔をつけられる罰を受けて死亡。船の乗客を逆恨みし、乗客に取り憑き、「邪魔な人を殺して人生をリセットしたい」という願望を抱かせ、殺人を犯させるのです。それがどうして15年経ってから表面化したかについては不明。海の埋め立てや建替えなどで周囲がうるさくなったためでしょうか。疑問点1.春奈失踪の調査がされないの?2.長髪の犯人は女の身元が判明した後でも何故母親に金をせびりにきたの?3.犯人の女を逃がしたままでいいの?4.カウンセラーはどうして長髪で、幽霊話に過激に反応したの?5.別の刑事は何故あの世に連れて行かれたの?6.赤い服の幽霊の出現方法が多様であり、行動も色々であるのか?(ドア、壁、空飛ぶ、泣く)7.吉岡は最後どこへ行こうとしているのか?遺骨はどうした?8.ラストシーンが春奈の怖い泣き顔なのはどうして?
[DVD(邦画)] 6点(2009-03-01 05:01:54)(良:1票)
164.  7つの贈り物 《ネタバレ》 
終始愁いに満ちたムードに包まれている映画。主人公ベンはある計画を立てている。友人や弟を巻き込みながらそれを進めていくのだが、観客にはそれが何の計画なのかラストの場面になるまでわからない。これが観客に一貫した緊張感をもたらし、飽きさせない。導入部でラストの一部を見せるのもうまい演出だ。美しいハブクラゲを使った自殺方法も印象的だ。 一方ネタ割れしてから振り返ってみるとどうだろうか。ベンは不注意から自動車事故を起こし、最愛の妻を含めた7人を死亡に至らしめた。(本来なら交通刑務所のようなところに収監されているのだろうが、そこのところは無視しよう) 罪悪の観念から自殺願望に取り付かれてしまったが、お詫びのしるしに、自分の臓器を7人に提供しようと考える。弟に片肺、福祉児童課の女に肝臓、白血病らしき子供とアイスホッケーのコーチに骨盤移植をする。そして家を暴力夫におびえる母子にあげる。残るは検体。盲人に網膜を、心臓病患者に心臓をと考える。しかし誰に贈るかを決めるにはルールがあって、第一に性格のよい人、第二に困っていても自分から他人に助けを求めない人ということ。養護施設のオーナーはこのふるいに落とされ、殴られる始末。 心臓病患者のエミリー・ポーサとは打ち解け、恋仲になってゆく。だが、それで自殺の決意がゆるぐわけではなく、ポーサの延命時間が短いとわかると自殺を決行する。 迷惑をこうむったのは、後始末を頼まれた親友と、国税局のIDカードを無断使用された弟と、モーテルのオーナーだ。 一般に自殺志願者は他人のことなど考えない。ましてやストーカーまがいのことをしてまで、他人の身元調査などするエネルギーはない。そういう意味では特異のケースだ。 結論として自殺はよくない。検体のために自殺するなど愚の骨頂だろう。まねする人が出てきたら、誰が責任をとるのか。それに死んで奥さんに合わせる顔がないのでは?
[映画館(字幕)] 6点(2009-02-27 19:46:17)(良:1票)
165.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
凄惨なシーンが多すぎて楽しめませんでした。これはひどすぎます。ミャンマー(ビルマ)人をあまりに愚弄しすぎてはいないだろうか?どこか架空の国の話にしておけばよかったのだ。 さて物語は、医療ボランティアによる密入国から始まります。こんな間抜けな連中が本当にいるとは思えないので、減点対象です。少しばかりの医薬品を持ち込んだからって大して役には立ちそうにありません。本当に人を助けたいのなら、医療は継続的に行えるように計画しましょう。予想通り捕まって、ランボーが助けに行く、という安易な筋書きは許しましょう。でも村人がひどい殺され方をしているのに、アメリカ人は捕虜というのもなんだかなあと思います。アメリカ人を人質にして米政府からお金をせしめることを計画するという話なら納得できたのですが。さて、途中から傭兵が出てきた、俄然面白くなってきたと思ったのですが…。傭兵たちの人間性が十分に描かれてないので、不満が残りました。それなりの活躍をするのですから、いくつかの挿話が欲しかったところです。友情や愛、自己犠牲といったようなものにつながるものをです。彼らはどちらかというと粗暴な人間としてしか描かれていなかったように思います。スクールボーイを除いて。さてランボーについてですが、追ってくる犬を上手に巻いて、地雷で旧爆弾ごとぶっとばすというアイデアは秀逸でした。弓矢を放つシーンもかっこいいです。しかしあとは機関砲を撃ち続けるくらいでした。もっと知恵を絞った奇策などを見せてもらいたかったです。それにランボーの精神面での吐露がありませんでした。終始無口。泣いたり、悩んだりして、人間性を垣間見たかったです。ヒロインにも魅力がありませんでしたね。もっと活躍するとか、最後はランボーとからむとかにすべきでしょう。いろんな意味において、アメリカのご都合主義の目立つ映画でした。ランボーがかっこいいのに残念です。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-26 08:59:40)
166.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
ネビル博士は人類で唯一の生存者。ダークシーカー化している人間を救うために血清を作り出そうと研究している。この設定だけでも疑問がいくつも出てくる。どうやって人類が滅亡していったのかがちゃんと描けていない。人類滅亡の過程を詳しく紹介すれば見せ場の一つになったのに。ネビルは銃と拳銃と犬を持ちながら、鹿狩もできない。車で追っかけてどうする。待ち伏せか、トラップを使え。知能がない凡庸な人間として描いてあるので設定と矛盾する。ダークシーカーの罠にひっかかるわけである。博士は自分に免疫力があるのを知っている。ならば、それで血清を作ればいいのである。ダークシーカーを救うためといいながら、彼らを車や銃で殺しまくっている。捕獲も麻酔銃ですればいいのに。 人類が滅亡しているのに電気、ガス、水道が完備しているのはどうして?ラジオ放送までできるではないか。 ネビルはどうしてニューヨークに残ったのか?これも描けていない。ウイルスを作ってしまった女博士を主人公にすれば感情移入できたのだ。自分の責任なのだから必死に研究するはずで、それが自然の流れである。 ダークシーカーは知能があり、統率も取れているのだが、何を食って生きているのだろうか?すでに人間はいないのだ。ゾンビ犬を飼いならしているのには苦笑するしかない。なに、紫外線に弱い?ちゃちい設定だ。UVカットの服を着たり、日焼けクリームを塗ればいいではないか。 人間、犬、ネズミは感染するが、鹿、ライオンは感染しないのだろうか?ゾンビライオンやゾンビ鹿を見てみたかったぞ。 犬との愛情物語はよかったが、人間が出てくると彼らとコミュニケーションがうまくとれない。男の子は何もしゃべらない。女は「すべては神の計画よ」「どこそこにサバイバル村がある。理由はないけど知っているの」などと完全に電波系である。ゾンビが出てきても震えているだけ。よく生き残ってこれたものだと口あんぐり。(それにしてもあの侵入ゾンビは、なぜ天井を破壊していたのか?下を探せよ) ラストシーン、ネビルは自爆する必要なし。シェルターに朝まで隠れていればOK、ハッピーエンド。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-03 01:26:03)(良:1票)
167.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 
どーも緊迫感がないなあ。テロ組織との死に物狂いの戦いなのに、クロウはお気楽すぎる。都合悪くなると殺される末端の協力者はあわれです。レオナルドも自分の恋人にだけは必死だ。所詮そういう組織ということですね。
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 00:08:01)
168.  三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~ 《ネタバレ》 
農業高校の生態がわかり、興味深かったです。 後楽園球場の何倍もの敷地があるなんて知りませんでした。 実録ものなので、感動シーンの連続というわけにはいきませんが、 心を爽やかにさせてくれる程度の感動はありました。 ラストのコスモの演技シーンは予想を見事に裏切ってくれました。 邦画としてはまずまずの出来です。
[映画館(邦画)] 6点(2008-12-13 22:57:57)
169.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
コンピューター暴走ものですね。 あらゆるものにアクセスできる巨大軍用コンピュータが大統領を狙う。 大統領が飛行機に載っているときに操縦を狂わせたり、自動車に乗っているときに 無人爆撃機で攻撃させたり、部屋に閉じ込めて高電流を流し火事をおこさせるとか、 いろいろあると思うが、何故あんなまどろっこしい方法を採用したのか? 小型爆弾を盗み、子供のトランペットに仕込み、子供の楽団の予定を変えてホワイトハウスに招待し、子供が高いファの音を鳴らすのを待つ。 ボイスロックを解除するための双子の設定は面白かった。 テンポがよく、そこそこ見せてくれます。
[映画館(吹替)] 6点(2008-10-28 20:24:48)(良:1票)
170.  ハンコック 《ネタバレ》 
楽しく鑑賞できる、中身のない娯楽映画です。 シャーリーズ・セロンってどんどん変ってゆくなあ、と思いつつ見てました。 しかし、この人がスーパーウーマンだったという設定には口あんぐり。 これといった見所、はらはら、どきどきはなかったです。 飲んだくれのスーパーマン、という設定に魅力を感じませんでした。
[映画館(吹替)] 6点(2008-10-02 19:24:39)
171.  幸せの1ページ 《ネタバレ》 
コメディー映画として、それなりに楽しめました。 ただ、父親の危機と娘の危機と小説家の危機がリンクしてないところが欠点。 物語が上手にからまっていませんでした。 最後に二人がひかれあって、というのも、なんだかなあ、という感じです。 とってつけた展開という印象です。 子役の女の子はがんばってましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2008-10-02 19:19:08)
172.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 
空中戦でしか死ぬことができず、一生子供のままでいるキルドレの切ない運命。 ていうか、子供なのに酒、たばこ、SEXがんがんやってるやんけ。 女の目がキモイ。恋愛ものなんだから少しは考えてくれ。感情移入不可。 「ショーとしての戦争」という設定はよかった。
[映画館(邦画)] 6点(2008-08-16 02:23:05)
173.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0 《ネタバレ》 
「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の映像と音声を作り直したフルリニューアル版。 3DCGやデジタルエフェクトを取り入れて全カットリニューアルし、アフレコも全編新規に行うという気合の入れよう。 映像の立体感や動きのなめらかさはぐっとよくなっている。 まあ、それだけの作品。 人形使いの犯罪にさほど興味なしなので。
[映画館(邦画)] 6点(2008-08-02 01:32:18)
174.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
あ、執事さん、父親の死の真相はちゃんと息子ハリーに話しておこうよね。大切なことだからね。(おかげで話がややこしくなってるし) あ、ピーター、家賃払ってなかったのか?カメラマンのバイトじゃ稼げないのかな。学校でいじめられてるんだね。ダンスはやればできるじゃん。 あ、砂男、とっとと金を盗んで娘のところに運べばいいのに。砂になって空飛べるんだからね。 砂男は最後許してもらって逃げたんだよね。それでいいのかな。かなり暴れまわってるんだけど。 えっとー、宇宙からの黒い寄生生命体だけど、寄生されると性格が攻撃的になる設定はわかるけど、エディブロックがスパイダーマンもどきに変身するのはどうして?(教会で神にあいつを殺してくれって祈っていいのかな?) スパイダーマンが寄生を逃れられたのは教会の鐘のおかげだけど、これってただの偶然だよね。たまたま落ち込んで、あそこにいただけだようね。教会は関係なく、ただ金属の共鳴音に弱いんだよね。 生命体が燃える前にエディが「やめろ」と飛び込んで爆発しちゃうけど、正気に戻ったはずのエディがどうして生命体を守ろうとしたのだろうか。 生命体の一部は、まだ教授の元に残ってるよね? あ、物理研究所の人、あんな危険な実験はシールドされた建物の中でしてよね。「質量が増えた?カラスが飛んでたな」そんないいかげんなことで厳密な実験ができるの?そもそも何の実験だ! あ、MJに魅力なし。話にのめりこめない原因の一つだ。二人の恋愛なんかどうでいいっておもえちゃんだよね。 ピーターのおばさんいいこといっぱい言うね。 主人公がヘタレで途中退屈するのはいつものパターンですね。青春映画って呼ばれる理由ですか。爽快なヒーローアクションものでいいと思うのですが。 今回は悪人という悪人がいないので、スカッとはいかない結末に。 で、結婚はどうなったの?
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-12 13:11:39)(笑:2票)
175.  パニック・ルーム 《ネタバレ》 
あんな広い四階建の屋敷を離婚した母子が借りるかなあ、という疑問はさておき、 密室サスペンスものとしてはまずまずの出来でした。 娘は小児糖尿病をわずらっている。 (切迫した状況を作り出すために使われるよくあるパターンだね) 侵入する犯人三人が、間抜け、凶悪、善人というキャラ設定はいいけど、 チームワークが悪くていらいらさせられる。 挙句の果てに仲間割れで自滅じゃ救いようがない。 お互い知恵と知恵を絞りあっての攻防戦が見せ所になるはずなんだけどね。 観ている間には気づかないのですが、あとから考えると首をひねりたくなるようなことが多いです。 ガスを送られているのに自ら火をつけることないでしょ。自殺行為です。 パニックルームにチャッカマンがあるとはね。 警察に電話したら、「少々お待ちください」って何? で、待たないで元夫のところに電話するか? しかも、あんな年取った夫がやってくるとは。 警察がきたときに素直に事情を話せばよかったのに。 犯人が娘を殺すわけないので、警察に囲まれた時点で犯人の負けでしょ。 途中立場が逆転して、パニックルームに犯人が閉じこもる場面は面白かった。 凶悪の犯人が指を挟まれて骨折し、拳銃を奪われた時点で緊張感が失われた。 最後鶴瓶キャラの犯人が戻ってきて母子を救うのがどんでん返しのつもりなのでしょうね。 インパクトに欠けます。 ぼくが犯人であれば事情を説明し、顔を隠し、拳銃を渡して部屋に入れてもらい、とっとと金庫を破って逃げます。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-28 00:31:00)
176.  M:i:III 《ネタバレ》 
いきなりイーサン最大の危機の場面から始まる。事態は目まぐるしく変化し、スピーディで切れのあるアクションに次ぐアクション、裏切りと真相の意外性、随所にちりばめられたスパイ味、最愛の人の生と死、息をつかせぬ展開で最後まで魅せる。 だが決して良質の映画とはいえない。退屈凌ぎにはなるが、感動や爽快感とは無縁だ。いわゆるご都合主義が多過ぎるせいだ。 最初の女部下救出場面。イーサン参加時点で、既に敵と人質の居場所が分っているのはもったいない。見つけ出す過程が楽しいのに。それに引退したイーサンをわざわざ召集する理由もない。自動機関銃や爆薬を使っての荒々しい救出劇や敵を無慈悲に殺すやり方には問題がある。敵ヘリの攻撃をかわすためにヘリが風力発電の風車群をくぐりぬけるのはよいが、敵ヘリもそれに追従するのは不自然だ。上空からミサイルを撃ちこめばいい。それみたことか、衝突してしまった。それとわざわざ頭蓋に時限爆弾を仕込む理由は無いだろう。 バチカンでの武器商人デイヴィアン確保作戦。本人そっくりに変装したり、声を再現したりするが、嘘っぽい技術だ。そんなことしなくてももっとスマートにやれると思う。それ以外の作戦は巧妙だっただけに残念だ。秘密兵器ラビットフットはデイヴィアンが高額で誰かに売るという話だったのに、イーサンが奪った書類にラビットフットの在処が書かれていて、妻を人質にとられたイーサンがそれを奪う展開になる。あれれ、デイヴィアンは本来どうやってラビットフットを入手する予定だったの?上海での場面。イーサンが人民軍の拠点ビルに振り子の原理で侵入してから、どうやってそれを盗み出したかは省略されている。これももったいない。ここでも簡単に人を殺す。妻命優先、他人命無視が甚だしい。ここから終盤にかけて盛り上がらない。デイヴィアンも真の裏切り者も弱すぎるのだ。瀕死のイーサン妻が銃で敵を仕留めるのは漫画的。そして頭蓋のイーサンの時限爆弾処理の顛末は誰でも予想がつく。 結局のところ観客を興奮させることにばかりに意を注ぎ、繊細さに欠ける脚本に問題がある。組織内に裏切り者がいるという設定は安意だし、後味が悪い。ラビットフットの正体が不明のままで終るのも脱力でしかない。真の娯楽映画は後味が良いものだ。良くも悪くもハリウッド映画の典型。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-17 02:24:52)
177.  モンゴル 《ネタバレ》 
チンギス・ハーンことテムジンの青少年時代の物語。 テンポよい展開で、退屈はしません。 が、力がものをいう世界で、羊や馬や花嫁を盗んだり、仇を殺したりするのが当たり前という中世の価値観になかなかついてゆけなかった。 血が飛び散る残虐場面が多すぎます。 歴史的事実として受け入れることができるけど、感動はできませんね。 テムジンが捕虜になって見世物の檻にいるのを妻が助けるのは虚構でしょうね。 9歳のときから婚約した妻との愛情物語にもなっているのですが、妻のつり目に引いてしまいました。 もっとかわいい女優さんに演じてほしかったです。 最後の大決戦の場面が途中でフェイドアウトしてしまうのは解せない。 最大の見せ場なのに…。 また見るかといわれると、特に見たくはない作品ですね。 現代とつながるものがあまりないんですね。 所詮殺し合いで、最後に勝ったものが征服者になるという世界観です。 恩人である友人とも容赦ない殺し合いをするのですから。
[映画館(字幕)] 6点(2008-04-07 23:48:49)
178.  ライラの冒険/黄金の羅針盤 《ネタバレ》 
ライラは世界に一つしか残されていない羅針盤(真理計)を簡単に入手する。そして簡単に使えるようになる。特別な理由があるのだろうが、不明のまま。真理計はどんな質問にも答えてくれるという設定が安直すぎないだろうか?ダストの正体、父親は誰、母親は誰、失踪した子供達はどこにいる、敵の正体は、敵の弱点は?何でも答えがでてしまう。それじゃ、だめなのだ。主人公が知恵、愛、勇気をもって、何かをやり遂げるところにファンタジーの面白みがある。簡単に味方が増えすぎるのも問題。敵に追いかけられるとジプシャン達に助けられる。彼らはライラをずっと見張っていたという。次に魔女がやってきて、ジプシャンの王が昔の恋人なので味方になり、敵の居場所を教える。次は飛行船乗り。向こうから声をかけてきて、飛行船に乗せてやるといい、よろい熊を紹介する。羅針盤でよろいのありかを知り、教えてあげるとすぐ家来になる。童話「桃太郎」では、家来にだんごを与えて絆を深め、鬼退治という共通の目標がある。ライラにはそれが乏しい。さあこれからみんなで失踪した子供を助けにゆくぞ、という高ぶりが見当たらないのだ。子供の一人をあっさり見つけるが、敵に捕まる。なぜか氷熊の王に捧げられる。この場面は魅力的。ダイモンを欲しがる王の伏線が生きている。ライラは知恵で王を篭絡し、よろい熊は勇気と王座を取り戻す。せっかく王になったのに子分を引連れないのは残念。熊はなぜライラに氷橋を渡らせたのか?急ぐ理由はないのに。渡ったライラは待てという熊を無視して一人で敵基地に行く。意味不明だ。見つかってすぐに「切り離し」されそうになる。助けたキッドマンがつく「嘘」はなかなかのもの。謎をふくらませてくれる。偵察虫での逆襲はグッド。最後の戦いは、子供達は助かるとわかっているので興奮しません。銃、弓、槍ではなく、魔法合戦にすれば楽しめたのに。強権の恐るべき陰謀と来るべき戦争を予感させて終了。でも子供達を帰宅させないで連れて行くのは解せない。ライラが今回の冒険でどれだけ成長しただろうか?それぶんだけ観客が楽しめたはずだ。でも成長したのは熊だったね。それにしてもライラ、単独行動が多すぎる。CGは素晴らしいが、氷の世界で吐く息が白くないのでリアリティに欠ける。スタジオで演技しているのがバレバレ。
[映画館(字幕)] 6点(2008-03-11 01:57:56)
179.  コースト・ガード 《ネタバレ》 
監督が描きたかったのは狂気だろう。人類における最大の狂気は戦争だ。戦争という影におびえている韓国社会と軍隊に対する批判が見られる。「夜7時以降に警戒区域に侵入したものはスパイとみなして例外なく射殺する」という軍規は狂気そのものだ。識見が硬直しているのだ。 キム上等兵は軍務に忠実で、何の疑いも持たず軍規を固守する部類の人間。ある日、侵入者を発見して迷わず射殺するが、誤射と判明する。好奇心で侵入してきた民間の恋人同士の内の男性だった。一般社会では責任問題になるが、軍隊では表彰された上、休暇を貰う。キム上等兵は初めての殺人の衝撃と、誤射の悔恨で放心状態に陥る。そして、恋人に去られ、正気を失ってゆく。 一方で、恋人を目の前で殺された女ミアは衝撃のあまり、気がふれる。物語は軍隊がこの二人の狂人によって翻弄されてゆく様子を描くが、正に毒を持って毒を制するの観がある。 魚がしばしば登場するが、これは弱者たる人民を表わしているのだろう。狂女が軍隊である。狂女が水槽の魚を弄んで殺すのは、軍隊の暴発により人民が犠牲となることだ。狂女が水槽に入って水を血の色に染めるのは、軍隊が社会に悪影響を及ぼすことの比喩だ。軍隊という強大な権力に対して、人民は一方的な被害者でしかない。狂気は堕胎される必要がある。狂気は自らを滅ぼす。狂女は軍人を嘲笑いつつ、海中に姿を消す。キム上等兵は町中において、銃剣で通行人を刺す。軍隊という狂気の世界に投げ込まれた人間の成れの果だ。純粋であればある程狂気に染まりやすい。悲劇である。軍隊は狂気を孕んでいるぶん危険な存在なのだ。最終のキムの回顧場面で、ボール競技のコートに朝鮮半島の絵が浮かび、南北統一への祈願が示される。朝鮮戦争という狂気は、いまだに濃く朝鮮半島に影を落としている。 残念なのは、キム上等兵の狂気に現実味がさほど感じられないことだ。純真な人間として描かれるべきを、最初から激昂する軍人として描かれているので齟齬がある。誤射殺人と恋人に去られただけで、あのような狂気に陥るだろうか。彼の軍隊や殺人に対するこだわりやわだかまりが描かれてしかるべきだ。第二段、三段と、凄惨な出来事や体験を課す必要があるように思えた。暴力描写にも冴えが無い。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-04 04:31:48)
180.  エベレスト 若きクライマーの挑戦<TVM> 《ネタバレ》 
1982年、カナダ人初のエベレスト登頂を描いた作品。 標高などの情報は出るものの、日付や今いる場所がエベレストのどこなのか明示されないので、登山の行程の全体像が見えない。サウスコルやヒラリーステップくらい誰でも知ってるだろうと高をくくっているのだろうか。ふざけたり、いがみあったりする場面が目立つ。全体として緊張感に欠け、国の期待を担い、命がけで登山に挑戦しているように見えないのだ。実際、その時点でエベレスト登頂は珍しいものでなくなっている。カナダ人初という意外、記録的価値は少ないのだ。標高7000m辺りで素手で金属の梯子を掴んだり、笑いながら走る場面があり、首を傾げた。人物像の性格付けが通り一遍でしかないので、感動が無く、自然に対する畏怖や恐怖も伝わってこなかった。足元の氷が陥没する場面の特撮はよく出来ていたが、雪崩の場面はお粗末だった。ローリーは負傷して町に降り、医者から肋骨を三本骨折しているので登山は無理といわれるが、登山訓練中に死んだ親友の恋人に登山を懇願される。それでローリーは隊長の命令を無視して強行登山するのだが、これは展開が無茶すぎる。それに、すぐにアタック隊に合流してしまうのだから、安直すぎる。もう少し現実味のある劇にしてほしい。それやこれらが理由で、彼らが登山に成功しても感動はない。それに、四人もの死者を出したのだから、成功といえないのではないだろうか。この映画はドラマを編集したものだ。編集に問題があるのだと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2015-02-08 02:30:08)
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