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161.  ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 《ネタバレ》 
 往年の怪獣映画を彷彿とさせつつ真面目っぽくおチャラけるという、お馬鹿映画です。  ゴジラは、シリーズを続ける中で、その時々の状況で、テイストをさまざまに変えて続けておりました。  平成ガメラは、昭和シリーズの尻すぼみにダメ担った点をことごとく排除し、特撮、CGを各段に向上させ、シナリオ、見せ方にリアリティを持たせて一級品の特撮映画に仕上げました。  今回のギララはそれらとは全く違った方向で、初代ギララがゴジラ、ガメラにあやかって見事にこけた突っ込みどころ満載のダメダメ映画であることをちゃんと意識して、初めから狙って突っ込みどころを満載させる作りに仕上がっており、狙って作ったダメダメ特撮映画です。  でも、嫌いではないです。  コミカルな見せ方で茶化しながら進んでいくという、この監督特有の作風は、初代ギララのこけっぷりとゴジラ、ガメラの昭和シリーズのテイストを知っていると、非常に楽しめることでしょう。  同じく突っ込みどころ満載のガッパも、復活させて欲しいものです。
[DVD(邦画)] 6点(2009-12-30 22:57:41)(良:1票)
162.  おっぱいバレー
 どの年齢層を狙ったものか、イマイチ理解に苦しむ。  今40代の男性が経験した中学生の頃のノスタルジー、あたりを狙ったのだろうとは思うが、時代背景的に万人がホォーと思う時代ではなく、当時の10代前半の男子が持つであろうオッパイへの憧れも万人に理解されるのは不可能だろうし、今の10代前半の男子の感性とは違うだろう。  とすると、企画をしたおそらく40代であろう人たちが、綾瀬はるかという女優を使って、当時こんな可愛い先生がいたら良かったなぁと、思い出とダブらせて自己満足をしただけの映画、と理解するしかなく、映画としての完成度は疑問を持たざるを得ない。  ただ、町並みは今でも地方に行けばありそうな時代設定の中、街中に走っている車、写る車の全て当時のモデルを実際に走らせている点、出演者全員の衣装が、現代よりダサいのをしっかり再現している点など、ピンポイントではあるが非常に気づかれにくい点を妙にマニアックにこだわっている点は、ちょっとだけ評価。
[DVD(邦画)] 6点(2009-12-30 14:36:32)
163.  ハッピーフライト(2008)
面白い。  機内、地上のそれぞれの職場の仕事をリアルに理解した上で、デフォルメしたキャラや状況をうまく当てはめており、コメディだからといって手抜きをしない説得力を持った展開で繰り広げられている。  同じストーリーで、コミカルなシーンを深刻なシーンに入れ替えるだけで、パニック映画にもサスペンスにもなりそうなくらい良く出来たしっかりしたシナリオとディティールのこだわりに好感が持てる。  リアリティと映画的演出のバランスが絶妙で、深刻系、感動系の映画だとややもするとオーバーアクションで臭くなりそうなデフォルメした映画的演出も、コメディー系の映画であるが故にむしろプラスに作用しており、大成功。
[DVD(邦画)] 7点(2009-12-30 14:13:06)
164.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
かなりお馬鹿な設定、お馬鹿な展開のハチャメチャSF。映像もチープな中にも見せるところはしっかりとスケール感たっぷりに見せ、計算されたコメディーSF映画で、モンティパイソンっぽいところがいかにもイギリス風? 笑いどころも突っ込みどころもしっかりあって、最初から狙って作ったB級大作である。 単純に娯楽SF作品としてこれを見たらきっとかなりがっかりするとは思うが、最初から突っ込みを入れる準備をして映画を見るB級ファンには、結構楽しめる映画である。
[DVD(吹替)] 6点(2009-12-14 02:12:33)
165.  ネコのミヌース
猫好きにはたまらない映画。猫、やっぱり可愛いわ。特に途中で出てくる子猫、画面の中をちょろちょろしてるだけで思わず微笑んでしまう。ストーリーは子供でもわかる単純明快な勧善懲悪パターンなのだが、人と猫の役割分担が絶妙だし、テンポも良いし、主人公がとってもキュート(^^)で、大人が見ても十分に楽しめて、最後までだれるシーンがほとんどなく一気に楽しく見られる。動物ものでは、動物の可愛さだけに頼ったりお涙頂戴になったりしがちだが、人間ドラマと主人公の可愛さが動物の可愛さに負けず劣らずしっかりしている軽快コメディって結構珍しいかも。誰でも頭空っぽにして、気軽に楽しめる作品。ネコのセリフは原語でも吹き替えなんだから、日本語吹き替えで見ても一切違和感ないし、字幕を気にせず「猫」をしっかり見てください。
[DVD(吹替)] 7点(2009-12-14 01:59:19)(良:1票)
166.  べクシル 2077 日本鎖国 《ネタバレ》 
CGは凄いよ、CGだけは(^^; まるでコミック本のように絵をぶつ切りにして並べたような感じで、テンポがこっちの感性とシンクロせず、時間の流れを見るものの想像力で補わせてしまうという、まさにコミック的表現方法を動画でやっちまったという感がある。CGが凄いだけでそれを見せたいだけだろう思ってしまった。甲殻機動隊みたいな斬新な世界観を出したかったのだろうが、CGに凝るあまり見るものの感情の流れと同期せず、入りきる前にしらけてしまう。むしろ、人物は全部アニメのほうが良かったんじゃないか。ストーリーのツメの甘さ、演出(?)のマズさも致命的。実写では不可能なアクションは表現できても、人物の表情やら細かい仕草で客に訴える力は確実に落ちるんだから、ストーリーや演出をもっと詰めなきゃ。声優も表現力のちゃんとした人にしなきゃ。ピクサーやドリームワークスと比べて絵の完成度は決して劣らないのに、映画としては完全に負け。シーンを切り出せば、その迫力やスピード感は十分ハイレベルだとは思うが、映画としての大事な部分が欠けてる気がする。
[DVD(邦画)] 4点(2009-12-14 01:46:13)
167.  血と砂(1965) 《ネタバレ》 
軽いテンポで重いテーマ。日本軍にジャズというミスマッチ、コミカルで軽妙なストーリー展開と三船、仲代の重厚な演技のミスマッチ、岡本喜八監督独特の軽妙でコミカルで派手でテンポの良い展開が、かえって重いだけの戦争映画よりも何倍も戦争の重さと悲しさを伝えている。ラストシーンは、単純に悲しいとか、感動とかではない変な感覚に引き込まれてしまった。こんな映画をさらっと撮ってしまうところが、この監督の凄いところなんだろう。名画という言葉は当てはまらないような気もするが、なんか凄い映画です。 
[DVD(邦画)] 8点(2009-12-14 01:36:55)
168.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 
テーマは軽くないけど、時間関係を交錯させて謎解きの要素を盛り込んだりしたストーリーの展開や見せ方が良く途中でだれることもなく、出演者の演技が抜群で心情描写が素晴らしく、全体を流れる雰囲気も非常に秀逸で、じんわりと心に染み込んでくる。ラストも非常に余韻が残り、スカッと楽しむ作品ではないが、心を打つ作品に仕上がっており、名作を見たという充実感が残った。画面構成、カメラワークも、白黒にして時間的な前後関係を現したり、暗示的な遠景からズームアップしたり工夫は凝らされていて十分に及第点ではあるのだが、画として強烈に印象に残る点がなかったことが惜しい点か。しかし、俳優人気やテレビでの宣伝で評判になるのではなく、中身で評価される映画であることは間違いなく、最近の日本映画もなかなか侮れないと思わせてもらった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-12-14 01:28:30)
169.  チーム・バチスタの栄光 《ネタバレ》 
医療の重厚さリアルさと、ミステリーとしての虚構と、映画としての誇張したキャラを、軽快にコミカルタッチを交えつつ部分的なリアルさをスポイルしないでテンポ良くまとめられている。最近の日本映画では、もっと重厚で暗く熱く演じらて無理やり感動しろ的なものも多いのだが、この軽快さは光るものを感じる。2時間、ノンストップで引き込まれながら、笑い、緊張、感動が随所にちりばめられて、非常に堪能できた。脚本、演出、映像、役者の演技、どれをとっても及第点であるのは事実なのだが、他の中村義洋監督の作品と比べると、監督独自のこだわりとか主張があまり感じられず、商業ベースに乗せるための優等生映画になってる気がするのが、コアな「映画」ファンにはちょっと不満が残るだろうなと感じてしまった。また、ラストの一連の種明かしの部分は、原作のストーリーを変えられなかったせいだとは思うが、2時間の映画という制約の中ではちょっとくどく、軽快感をスポイルしている気がする。ここは、結末を変えて、感動から笑いそして希望とテンポよく行って欲しかった。そのためには伏線から全て変えなければならないが。とはいいつつ、やっぱり、いい映画であることには間違いなく、うまい監督であると思う。もっと、監督独自の世界を出して、ストーリーをもっといっぱい細部までいじっても大丈夫な「凄い監督」になってもらいたい。 
[DVD(邦画)] 7点(2009-12-14 01:25:21)
170.  めがね 《ネタバレ》 
ゆるゆる癒し系映画。「かもめ食堂」の監督が同じメインキャストで同じテイストのものを撮ったのだけど、「かもめ食堂」のほうが良かったかな。もたいまさこの不思議感も、小林聡美の変わっていく様も、なんとなくわざとらしさを感じてしまい、ストーリー上ところどころで、どう?癒されるでしょ?スローライフっていいでしょ?って、同意を強要されているような気がした。あと、「ビール」って文明社会の中の汗かきかき働いてる人のオアシスであって、ゆったりとした自然の中でのスローライフに「ビールうまい!」は、なんか違う気がする。まあ、この手の映画は見る側の感性と見た時の精神状態で大きく評価が変わるだろうし、映像はしっかりと訴えかけるものがあったから、客観的な善し悪しは判断できません。もう一つ、なんで、タイトルが「めがね」なんだろうって、見終わった後も悩んでおります、、俺の感性が鈍いのだろうか?(^^;  
[DVD(邦画)] 5点(2009-12-14 00:00:51)
171.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 
さすがに平成ガメラシリーズの特撮クオリティは凄い。昭和シリーズを見終わった直後だけに、余計に凄く感じる。平成ガメラシリーズの中でも最もクオリティが高く、特に人が巻き込まれる破壊シーンが迫力を増している。最新CG技術を駆使した昨今のハリウッド映画にも負けていないかも。シナリオ、ストーリーは、平成ガメラ過去2作品を土台として、さらにオカルト色を増して、造詣や人間描写がエヴァの影響を受けたようなものになっており、単品の作品としては平成3部作の中では最低といわざるを得ないが、それでも、特撮以外も映像の見せ方、カメラアングル等を含めて、ちゃんと「映画」としてのクオリティは保持している。また、特撮の迫力のおかげで、見ごたえは他の2作に比べても劣っておらず、平成ガメラ過去2作品を見ていれば、素直に最初から最後まで緊張感を持って見られる。ゴジラ1作目を除いて世界に出しても恥ずかしくないと思える怪獣映画は、この平成ガメラ3部作くらいかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-22 23:25:54)
172.  宇宙怪獣ガメラ 《ネタバレ》 
なんだコリャ。子供だましのストーリーを作って、過去のガメラのシーンをつなぎ合わせて、数人の出演者だけで安直に作った、完全に見るものを馬鹿にした内容。映画としても、特撮としても、全く評価に値しない。突っ込みながら見ることのみ意味を見出すしかない、久々に見た超ダメダメ作品。さすがのガメラファンも、この作品だけは無かったことにした方がいいかも。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2009-09-22 22:55:55)
173.  ガメラ対深海怪獣ジグラ 《ネタバレ》 
シリーズにお決まりの、超ご都合主義、うるさい子供たちが中心で、前作対ジャイガーに続き大人も絡んでストーリーが展開されるのだが、大人の理屈は全く出てこず、ストーリー展開や理屈のターゲットを幼稚園児レベルに合わせきった潔さがあり、前作で感じたダメダメ感は無くなった。シナリオも超ご都合主義で科学的論理も無視はしているのだが、ある程度伏線を張って強引ながらもそれなりに辻褄あわせが出来ており、子供向け「映画」としての説得力も加わっている。ただし、特撮のチャチさ、スケール感の無さはいかんともしがたく、主役の子供が今回は幼稚園児で、ターゲットの年齢が下がりすぎて小学生ではもう喜ばないかもしれない。ガメラは「子供の味方」というより「幼児の味方」になってしまった。またいくら子供向けでも、娯楽に徹すべき怪獣映画で、人間が自然を壊している、大切にしようというメッセージを入れるのは、なんか偽善的でウザい。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-09-22 18:52:01)
174.  ガメラ対大魔獣ジャイガー 《ネタバレ》 
前作に続いて、完全ご都合主義の有り得ないシナリオと、うるさい子供たちが中心で話は進むが、前作で成し得た完全子供目線の潔さが消えて大人がかなり絡んできてしまい、ダメダメ感が復活してきた。依然として子供の冒険中心で、その冒険も新たな要素をいっぱい取り込みストーリー展開もテンポは良いのだが、完全子供の冒険のみという潔さがなくなると、あまりにも子供騙しな展開、ご都合主義、科学無視の子供以下の大人の思考、特撮のチャチさ等々、「映画」としての説得力の無さが気になって仕方がない。ただ、最初はガメラが痛めつけられるというお決まりのパターンが、今までよりも派手で、子供がそれを助けるという新たな要素を取り入れたところは、さらに子供の受けを狙う工夫が感じられる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-09-21 02:31:45)
175.  ガメラ対大悪獣ギロン 《ネタバレ》 
完全に子供目線、子供向けのシナリオで、4作目の路線をさらに追求して、子供がいかにワクワク出来るかということのみを考えた潔さが清清しい。ギロンは4作目のバイラスよりずっと敵怪獣らしく、子供のためにのみ戦うガメラの姿もさらに明確で、子供向けとしての出来栄えは4作目以上である。この作品は、映画館で上映された子供向け映像コンテンツであって、いわゆる「映画」ファンが扱うジャンルとは決定的に違っており、そこが潔さを感じた所以だろう(ゴジラシリーズのほとんどは、なんとか「映画」としての体裁を気にする部分があった分、ダメダメ感が大きかったのかもしれない。)。ただし、一映画ファンとしては、とりあえずガメラシリーズを全部見ようという目的がなければ、最初の数分で見るのやめていたかもしれない。 
[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-09-20 23:41:57)
176.  ガメラ対宇宙怪獣バイラス 《ネタバレ》 
あまりにも子供騙しのシナリオ、危機感の無い幼稚なご都合主義の展開、過去の映像の使いまわし、怪獣同士の戦いのまったり感等、突っ込みどころ満載の映画である。「特撮映画」という観点ではダメダメなのだが、大人の人間関係や社会的な対応は全く無く、最初から最後まで子供の目線、思考で一貫しており、小学校低学年以下の子供向け映画として考えると、案外良く出来ているのかも。  
[DVD(邦画)] 4点(2009-09-05 19:02:35)
177.  大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 《ネタバレ》 
うーーん、微妙だ。ギャオスに対しての人間の対策は、ゴジラのように無駄に打ちまくるという攻撃はせず、ちゃんと作戦を立てていて光るものはあるのだが、その作戦の発想が唐突で論理的でなく幼稚。今回から、ハッキリとガメラを子供の味方に位置づけて、完全に子供向けを狙ったためにそうなってしまったのだろうが、単純でも説得力のある作戦を立てて欲しかった。ギャオスは、ゴジラシリーズを含めてどの怪獣よりも人間に対して極悪で怖くて強いというイメージがあり、平成ガメラ第1作がギャオスだったのもそのおかげなのだが、この映画では役者の演技がどちらかというと明るくコミカルで、ギャオスの恐怖感とのバランスが悪い。しかし、人間対敵怪獣の中でガメラが登場、一度傷つき力をためて最後は勝って人間を救うという2作目からのパターンが、しっかりと守られており、ゴジラシリーズとは違う方向で興行的に成功したのはうなずける。 
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-29 20:09:30)
178.  大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 《ネタバレ》 
ストーリーはご都合主義だし、人間の行動が論理的でない部分も多く、子供騙しっぽい脚本にはなってはいるが、全体にトーンも暗めで、怪獣による「被害」を強調するなど、第1作と違い子供受けを狙った演出にはなっていない。その結果、第1作よりレベルは上がっているものの、子供向けではない「映画」として見てしまい、脚本の完成度の低さが目立ってしまうという中途半端な映画となってしまっている。しかし、当時の製作陣が、ゴジラシリーズを参考にしつつゴジラに対抗して、いろいろパクリつつ独自色を出そうと、かなり力を入れているところもうかがえ、それなりに結果は現れている。この時期に公開されたゴジラは8作目の「ゴジラの息子」であり、ゴジラシリーズが第1作ゴジラからどんどん遠くかけ離れて行くのに対し、この「ガメラ対バルゴン」が、2作目以降のどのゴジラシリーズよりも第1作ゴジラの雰囲気に一番近いかも。だが、あくまで雰囲気が似ているだけで、あれほどの名作ではありません。この映画ではガメラはまだ味方ではなく被害を与えたりするが、更なる脅威であるバルゴンを退治するというパターンで、先に見た名作平成ガメラ、平成ガメラ2に通じる雰囲気があり、平成ガメラの原点は、第1作ガメラではなくこの映画なのかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-24 00:53:51)
179.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
30年前に映画館の大スクリーンで見て衝撃を受けた(当時入れ替え制ではなかったので2回見てしまった。)。それ以来何度も見ており、初回の衝撃はないが、何度見てもやはり凄さは褪せない。原始時代、月面、宇宙空間から幻想的な世界とそれぞれの完璧な映像、映像にぴったりシンクロした音楽、静寂、効果音、ストーリのみ提示しその意味、解釈の殆どを見るものに委ねる脚本、どれをとっても「映画」の枠を超えた感性への強烈な訴えかけを感じる。娯楽のために見る映画でも、感動するために見る映画でもなく、一応SFに分類されるんだろうが、他のどの映画とも異なる映画である。映像と音を利用する「映画」という手法で、見るものの内面、感性に訴えかけてくるという「芸術」的な表現を具現化しており、好き嫌いという価値判断からは超越し、他の映画のどれとも比較できるものではないということで10点。この映画は少なくとも初めて見る人は絶対映画館で見るべきだが、家で見る場合も出来る限り大画面で、部屋を暗くして視界に画面以外は入らないようにして、没頭して「感じ」てください。
[DVD(字幕)] 10点(2009-08-23 04:22:08)(良:1票)
180.  赤ひげ 《ネタバレ》 
人情もので3時間はキツイかなぁと思ったが、冒頭から見るものの興味を強く引く見せ方で始まり、一つ一つでも一本の映画ができてしまいそうなエピソードをうまく絡ませながら、若い医者の成長物語という太い幹を完結させるという、見事なシナリオ、展開、演出と得意の映像マジック、役者の演技に全く長さを感じなかった。主役の三船敏郎、加山雄三は演技云々ではなくその存在感でしっかり見るものを魅了し、脇役もすべて名演技でそれぞれの役を完璧にこなし、特に子役の仁木てるみ、頭師佳孝の眼、動きのうまさには舌を巻いてしまった。役者の個性、うまさと黒澤監督の完ぺきな演出、映像作りのなせる業だろう。この時代にシネマスコープなのに白黒にこだわったのも、江戸時代の貧乏な町民の世界の雰囲気を陰影のみで巧みに表現するため、と頷けてしまう。
[DVD(邦画)] 8点(2009-08-23 03:36:36)
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