161. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 両主人公(正確には3人?)に共感がしにくいのと、時系列がわかりにくいのと、細かな伏線が多すぎて・・・もう疲れた。 鑑賞中になかなか面白いと感じられなかったのは、これらが原因か。 あまり気持ちのいい映画ではなかった。 未だに腑に落ちない点が何点か。 例えば、途中でもう一人のボーデンが棺に埋められた(殺されかけた)ところで、アンジャーはボーデンが替え玉役含めて2人いることに気づいていると思っていたので、最後もう一人のボーデンに無防備に殺されたところがよく分からない。 あと、ボーデンがテスラの情報をアンジャーに提供したが、テスラが複製装置を完成させるとは予想だにしていなかったのか・・・など。 ただ、これらを差し引いても、大筋はよくできている、と思えてしまうのは、 練られた作品を得意とする監督の力量だろうか。 ちなみに3人のヒロインの中で、一番好みだったのはオリヴィアです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-08 10:11:19) |
162. ニューヨーク東8番街の奇跡
《ネタバレ》 魅力的なロボット(宇宙生物)といい、大人から子供まで楽しめる分かりやすいストーリーといい、 これぞスピルバーグの映画という感じ。 さすがだなあ、と。 終盤の悪役の扱いが雑だったり、細かなことは気になったが、概ねはいい映画だった。 それにしても、最終的にあのアパートの周りには高層ビルが立ち並ぶこととなったが、 日照権は大丈夫なのだろうか。 そこが一番気になった。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-05 08:28:24) |
163. シャッター アイランド
《ネタバレ》 「精神を病んだ犯罪者収容施設」が舞台という時点で、序盤をある程度見たら 終盤の展開は大方予想が付いた。 これを裏切ってくるのか・・・と思いきやそうではなく。 ただ、余韻を残すラストは悪くなかった。 お医者さんは偉いし大変な職業だなあ、というのが第一感。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-04 10:14:33) |
164. フィールド・オブ・ドリームス
いろいろ考えだすと訳が分からなくなってくるので、 「ああ、これは考えずに感じる映画なんだ」と気づいたのがもう終盤。 いい話っぽい雰囲気を醸し出していたが、決してそうとは言えない。 古の野球人に詳しければ、もう少し楽しめるのかも。 鑑賞中、あと残り何分なのか、10回以上確認した気がする。 [インターネット(字幕)] 1点(2021-05-03 09:45:45) |
165. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 三部作にわたるCIAの暗部にかかわる壮大なストーリーで、無事に終わるのかと不安だったが、 細かいところ(主人公がタフすぎる点など)を無視すれば、うまくまとめたなあ、という印象。 中盤のモロッコでの追いかけっこのシーンがやや長すぎる印象を受けたが、 総じてはこのシリーズ特有のテンポのいい展開だった。 あと、主人公に同行する女性は(前作のヒロイン含め)髪色を変えたりして見つかりにくいように工夫しているのに、 主人公自身は隠密のための工夫を一切しないところは、男気なのだろうか。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-29 10:07:36) |
166. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 前作鑑賞後、あまり間を置かずに鑑賞。 前作との比較では、よりテンポよく、より見やすくなった印象を受けた。 ヒロインと二人行動が多かった前作だが、今回は早々にヒロインが退場し、 ほぼ主人公の単独行動だったため、よりプロの仕事感が増した印象。 アクションシーンのカメラワークが細切れで、 直感的に状況が把握しづらかったのが少しだけ残念。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-28 21:18:52) |
167. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 今更ながら初鑑賞。 テンポよく、アクションもキレがあり、最後まで集中して見られた。 マット・デイモンが記憶喪失の主人公のオーラをうまく醸し出していたと思う。 エリートのスパイ達が、同じスパイであるはずの主人公一人にバッタバッタとやられていくことに 違和感があったが、最後まで見るとそこそこ合点がいったので、まあよし。 あと、これ以上巻き込みたくないという思いから、中盤でヒロインと縁を切ったはずなのに、 ラストでまた会いに行ったのはよく分からなかった。 (完全に過去とは決別できた、という認識なのか・・・組織はそんなに甘くないはずだが) 総合的には良作。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-24 10:10:59) |
168. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 絵に描いたようなラストシーンの収まりの良さで忘れそうになるが、全体的にはなかなかひどい映画。 本能に生きるヒロインは、メグ・ライアンだから個人的にギリギリ許せるが、他の女優が演じていたらどうなっていたか。 トム・ハンクスは結局顔で選んだ、という結末にしか思えない。 笑い方が不快(理不尽)なヴィクトリアはまだしも、ウォルターは何も悪くないのでただただ不憫。 [インターネット(字幕)] 2点(2021-04-18 10:04:40) |
169. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 あのラストシーンだと、そのすべてが主人公の妄想のように思えてくる。 登場人物の全員が何かしらおかしいので、作品の中に入り込みにくかったが、 現代社会に少なからず不満を抱いている人は、それが大きければ大きいほど刺さるのかもしれない。 適度なストレスの発散は大事ですね。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-04-11 11:01:13) |
170. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 前半の緊迫感はなかなか良かったとも思う。 ただ後半が今一つ。 途中まではシカゴ警察全体の陰謀のような、壮大なスケール感があったが、 最終的にはこじんまりとした黒幕だったなあ、と。 内容的には1回見れば十分 ただ、主役のお二人はいい味を出していた。 サミュエル・L・ジャクソンはこういう役はピッタリだったと思うし、 変にどちら側にも肩入れしすぎない、ケヴィン・スペイシーの立ち回りも絶妙だった。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-04-10 11:08:51) |
171. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
料理描写へのこだわりは感じたが、映画としては正直面白みに欠けた印象。 個人的には、テーマが取っ散らかってる感じで、入り込みにくく、冗長に感じた。 ダスティン・ホフマンやらロバート・ダウニー・Jrやらがチョイ役で出てきて、 やたら豪華だなあ、と思ったら、主演(兼監督)がアイアンマンやらいろいろ撮ってる大物なのだとか。 どうりで。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-04-04 10:58:08) |
172. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 元の世界に早く戻りたがっていたジャックが、 急に「やっぱりこのままがいい」、となり、 その直後に、元の世界に戻す「天使」。 私には、人生を弄ぶ「悪魔」とそう変わらないように見えた。 キャリアウーマンと化したケイトがラストシーンで、 パリ行きを考え直すのも、唐突。 (それだけ13年前の思いが強かったということかもしれないが。) ここまでぶっ飛んだ展開なら、最後、ジャックにどちらの世界が良いか選ばせるご都合展開にしても、 そこまで違和感はないのではないか。 (こうしないと、子供が戻ってこない。) [インターネット(字幕)] 4点(2021-04-03 10:39:53) |
173. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
《ネタバレ》 事実に基づく映画でありながら、終始飽きずに鑑賞できたし、率直に面白かった。 「天才の頭脳戦」と思って見始めたので、それはいい意味で裏切られた。 キーラ・ナイトレイが超綺麗だった。 途中、アランとジョーンに一緒に幸せになってほしいと思ったのは、鑑賞後、実に野暮だったと。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-03-28 11:13:04) |
174. 南極料理人
評判が良かったので、ちょっと期待しすぎたかも。 「南極」という舞台設定上仕方ないのかもしれないが、 悪く言えば山も谷もない感じ。 良く言えば「リアル」と言うべきか。 調査隊の仕事の詳細はあまり掘り下げられておらず、 人間ドラマメインなので、見やすくはあり、 所々はクスっとくるものはあった。 「何気ない日常で食べているものがいかに素晴らしいものなのか、見つめ直せる作品」というのが個人的な総括。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-27 10:59:28) |
175. コンスタンティン
キアヌ・リーブスのスタイリッシュさを楽しむ作品。 「マトリックス」が好きなら、そこそこ満足できるのではないでしょうか。 話の筋は、概ねのところは理解できたと思うが、 細かいところで「?」となったのは自身のオカルト知識不足によるものか。 当初に想像していたラストに収束するのかと思いきや、 ひと捻りあったのは良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-03-20 22:32:35)(良:1票) |
176. ゲット・アウト
よくできてるなあ、というのが鑑賞後の率直な感想。 黒人差別をテーマに据えた作品は数多くあれど、 このようなタイプの映画は初めて見ました。 「ホラー」と分類されている通り、終始強い「違和感」を伴う不気味な雰囲気が漂い、ドキドキ感がありますが、 伏線回収も含め、クライマックスにかけての展開の仕方はお見事。 パッケージの印象から身構えていましたが、 ホラーが苦手な人でも、ギリギリ見れます。 タイトルについても、意味が分かるとなるほどなあ、と。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-20 10:34:25) |
177. ボヘミアン・ラプソディ
《ネタバレ》 すごく話題になっていたので、今更鑑賞。 個人的に「クイーン」というバンドは好きなので、 ライブのシーン(特に終盤)などでは耳馴染みの曲が出てきたりして、 退屈はしなかった。 が、「映画」としてはイマイチ、という印象。 フレディーマーキュリーの半生を描く「伝記」としては、 リアリティー面において精巧な出来なのかもしれませんが、 その分展開が平坦過ぎたのかなあ。 期待しすぎたかもしれません。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-12-30 16:24:50) |
178. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 お金持ちの家にパラサイトを進めていく過程は、テンポが良くて、コメディー・シリアスのバランスもちょうど良かった。 前半は良かったんです、すごく! ただ、後半に入っていくと・・・う~ん。 いろんなジャンル(コメディー、社会風刺、シリアス、ホラー)をごちゃごちゃ詰め込み過ぎて、 少しいい意味で、だいぶ悪い意味で予想外な展開が多かった。 あと、要所要所のあからさまな問題提起は、 鑑賞に夢中になっていた自分を冷ますような感じで、逆効果。 こういうお説教臭い映画がアカデミー賞の選考委員はお好みなのでしょうか? [映画館(字幕)] 5点(2020-02-16 22:31:20) |
179. アラジン(2019)
序盤はテンポよく進んだが、中盤でジーニーが出たあたりで、ちょっと中だるみ。 ウィル・スミスのアクが強くて、少し胸焼けしたかも。 でもまあ、全体的にはきれいにまとまった良作という印象。 ジャスミン役は美人でハマっていたと思うし、満足です。 [映画館(吹替)] 7点(2019-06-22 20:29:14) |
180. ミッドナイト・イン・パリ
雰囲気は良かった。 ただ面白くはなかった。 登場人物にも魅力はあまり感じなかった。 教養が深いと違うのかもしれませんが。 [インターネット(字幕)] 3点(2019-06-14 22:06:31) |