161. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 親子の絆がテーマになっており、「砂の器」を思わせる様なシーンが何回か出てくるが、日本映画史上の大傑作と比べると、内容が薄いかな。 泣かせる場面も、今一つ自分にはぐっとくるものがなかった。 映画全体の雰囲気は嫌いではない。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-21 18:04:29) |
162. 西鶴一代女
《ネタバレ》 男尊女卑の時代に、自分の意思を貫いたが為に転落していく一人の女性をこれでもかというぐらい描ききる。ある意味観ていて辛い映画。 只、冒頭、三船の下男に惚れていく過程がわからないのは残念。 田中絹代が迫真の演技を見せるが、若い時代は、年齢的にちょっと辛い。 三船のちょい役がもったいない。これは、溝口監督が大映でなく、東宝で撮ったから実現したのだろうか。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-03-10 19:41:36) |
163. 永い言い訳
《ネタバレ》 主人公は、妻がバス事故で亡くなった時に浮気をしており、妻との関係を放棄してきた罪滅ぼしとして? 一緒に亡くなった妻の友人の家族と親睦を深める。最初から終わりまで、引き込まめる人間ドラマに仕上がっている。 竹原ピストルがピッタリの役どころで好演、二人の子役もいい、もちろんモッくんも。 西原美和は、原作、脚本、監督といい仕事をしている。是枝監督とこの人はいつも新作が気になる監督さんです。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 23:29:49)(良:1票) |
164. 百円の恋
これは意外と拾い物の映画です。 冒頭、主人公の生き方観てると、コレ大丈夫か、と嫌悪感を抱くが ボクサーと出会うあたりから趣が急に変わる 中盤から終盤に至るまでは、思わず主人公を応援している自分があった。 安藤サクラは熱演、元ボクサー役男優も、あんな事件が無ければいい役者なのに、残念ですね。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 18:54:34)(良:1票) |
165. ウエストワールド
《ネタバレ》 絶対安全だからこそ、命懸けのスリルが楽しめる。そこが否定されると壮絶な恐怖に変わる。 実に上手な発想ですね。 原作、監督は「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンですね。 50年近く前の映画ですが、そんなに古さを感じさせません。 ユル・ブリンナーのアンドロイドが本当に怖い、正に彼ありきの映画と言える。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-04 10:05:41) |
166. 幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形
《ネタバレ》 日本では珍しいゴシック調ホラー? 結末はめちゃくちゃなんですが、雰囲気は楽しめる。 松尾嘉代の美脚に2点! [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-02 13:24:14) |
167. 祇園囃子
小暮実千代が情感たっぷりに生真面目な芸妓を演じ、今が旬の「おちょやん」こと浪花千栄子がドスの効いた貫禄ある茶屋の女将を演じている。 若き若尾文子のまだ青臭いウブな演技、と女優の競演が見所です。 華やかな芸妓の世界も裏に回れば過酷で非情な女の世界である事がよくわかる映画である。 昔の日本映画は、祇園を舞台にした良作が多かった。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-01 23:02:18) |
168. ガス人間第一号
アマゾンプライムで発見! 八千草薫の美しさに尽きる、こんなB級カルト映画に出ていたとは意外でした。 只、役柄上でずっと沈んだ顔だったのが残念。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-28 00:21:42) |
169. 女王蜂(1978)
《ネタバレ》 まずもって、主役女優に華がない。なので、周囲の男どもが皆惚れる設定だがイマイチ説得力に欠ける。 又、彼女のボーイフレンドが2人も殺される動機が弱い。ので、観終わってもスッキリしない。 とは言っても終盤までは、特に退屈することも無く、金田一シリーズ独特の世界観に浸れる。 傍を固める女優さんが豪華なのでプラス1点。内容は、可もなく不可もなくという出来栄え。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-24 00:03:29) |
170. イエスタデイ(2019)
《ネタバレ》 評判が良かったので、ネット配信で観てみました。 感想は、まず主役のインド系男子の容貌がむさ苦しい。映画の中でも、ルックス何とかせねばというシーンがありますが、正にその通りです。 そして内容も薄っぺらい感じがして、共感出来る部分が少なかった。 元マネージャーの女の子は中々チャーミングですが、主役男子はホテルで二人っきりでいいムードになっても奥手で手も出せない。 って今時、こんな男いるか?あげくにいったん振られて 最後にネタバレするのだが、都合よく元マネの女の子と仲直りして結婚、ハッピーエンドでチャンチャン! 彼はこの後も、平然とビートルズを歌い続けていくのだろうか? [インターネット(字幕)] 5点(2021-02-15 22:31:17) |
171. 孤狼の血
久しぶりに骨太の男臭い映画を観た。 何と言っても役所広司の演技力が素晴らしい。今や日本映画界にとって無くてはならない存在でしょう。 最後のエピソードはやり過ぎの感あり、それはダメでしょ(笑) 松坂桃李も評価が高い「新聞記者」より存在感があった。 「仁義なき戦い」のオマージュ的な意味もあって、懐かしい感覚を思い出した。 放送禁止用語がバンバン出てきたし(笑) このエグい内容で原作者は女性なんですね、驚きです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-24 17:59:12)(良:1票) |
172. 白い恐怖(1945)
安っぽいメロドラマに単調な精神分析 大物プロデューサーのセルズニック主導で作られたのかな ヒッチコックにしては、ぱっとしない出来栄え [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-18 22:34:42) |
173. ある殺し屋
《ネタバレ》 この作品の雷蔵はニヒルでストイック、冷静沈着でとにかくカッコイイ。 針一本での殺しは、仕掛け人梅安をヒントにしているのでしょうか? 市川雷蔵の現代劇に興味があり、陸軍中野学校も好きな映画です。 もっと長生きしていれば、色々な役柄がみれただろにと残念に思います。 若い頃の地味な小林幸子はレアですね。おきゃんな野川由美子の役柄は昔TVで観た「必殺仕置人」を思い出しました。 成田三樹夫もやっぱり良いですね〜。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-11-23 17:38:13) |
174. Red(2020)
登場人物誰一人として感情移入できないので今一ストーリーに入っていけない。 特に妻夫木の役は全く意味不明のキモ男。 何度か出てくる夏帆と妻夫木のディープキスだけが見せ場になっている。 [DVD(邦画)] 6点(2020-11-07 23:31:17) |
175. エイリアン2
ずいぶん前の映画だけど、今見ても映像の古さを全然感じさせない。 これでもかと繰り返されるスリルとサスペンス! 多くを語らずとも、これぞ最高のエンターテインメント映画です。 最近、こんなわくわくする映画が無いのが残念。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-02 13:51:45)(良:1票) |
176. アルキメデスの大戦
《ネタバレ》 だいぶご都合主義のところも見られるが、海軍上層部に対抗する主人公の天才ぶりが小気味良い。 「日本人は負け方を知らない」という田中泯の一言は重い。 CGの見どころは最初と最後で、ストーリーに広がりがなく、意外と地味な内容。 ラストに歌詞入りの音楽を被せないところは良かった。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-09-14 13:49:22) |
177. 蜜蜂と遠雷
主役4名がそれぞれをリスペクトしており、「アマデウス」の様なねたみや足の引っ張り合いなどは無い。 その分、ドラマとしての盛り上がりに欠け、内面の葛藤が見どころになるはずだが、そこも今一つ中途半端。 一言で言って面白くない。 月明かりの下、ドビュッシーの「月の光」を2人で演奏したり印象的なシーンもあるので勿体ない。 原作未読なのでよくわからないのですが、「蜜蜂と遠雷」のタイトルの意味が最後までわからなかった。 鹿賀丈史がいい味出してたし、斉藤由貴も悪くない。 [DVD(邦画)] 5点(2020-09-09 21:27:31) |
178. 天気の子
ひなが消えるあたりから後半退屈になる。いまいちストーリーに入っていけない。 新海ワールド、「君の名は」より完成度はだいぶ劣るかな。 夏美は中々のいい女だった。 [DVD(邦画)] 6点(2020-09-06 23:22:10) |
179. 寝ても覚めても
《ネタバレ》 東野が別人で二人も出てきて、しかも大半主役二人の絡みになると、現実に間違いが起こっても不思議じゃないなと思ってしまう。 しかも唐田は当時未成年だし・・。 本論から外れてしまうが、どうも例のことと切り離してみるのは難しい。 物語は後半残り30分ぐらいからホラーじみてきます。とにかく、唐田が何を考えているのかわからない役柄で、ずっとふらふらしている。関西弁のセリフも棒読みでへたくそ、ただし不思議な雰囲気はある。 ALSの男友達を前にしても、何の感情もなく、自己の世界に浸っている姿や、一度捨てた男に平然と会いに行く行動は怖すぎるものがある。 女性友達二人など脇役の好演のおかげで退屈感はなかった。 だが結局、何がいいたいのか最後までよくわからない映画だった。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-22 14:32:06) |
180. ハドソン川の奇跡
乗客155名を救ったパイロットの英雄談かと思ったら、事後にこの様なドラマがあったのですね。 文句なしに清々しい良いお話しです。 最後、公聴会のシーンで感動させた後、副操縦士のジョークが最高でした。 イーストウッド監督、あいかわらずいい仕事してますね。 トム・ハンクスも重厚感があってこういう役柄がぴったり合います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-14 15:07:50) |