161. ニノチカ
伝説的女優グレタ・ガルボを観るために鑑賞。 この映画でガルボが笑ったと話題になったそうだが、ガルボはやはりクールビューティだなと実感。 お話しは、当時のソ連を茶化す内容のコメディであるが、さほど面白いとも思わなかった。 余談ですが、この映画でアカデミー女優賞の候補になったのだが、受賞したのは、「風と共に去りぬ」ヴィヴィアン・リーだそうです。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-05-26 22:07:35) |
162. アラジン(2019)
《ネタバレ》 誰が観ても楽しめる極上のエンターテイメントに仕上がっている。 ディズニーお得意のCGを駆使して美しい画像、リアルな動物の動きは流石である。 特に見所の絨毯で夜空を飛ぶシーンはうっとりさせられる。 ウィルスミスの存在感が映画に厚みを加えている。 地上波なので吹替で観たが、歌はオリジナルで聞きたかった。 [地上波(吹替)] 7点(2021-05-23 07:47:21) |
163. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 最初の主人公によるナレーションが効果的で、一気にストーリーに入り込みます。 何十年か前に2回ぐらい観たことがありますが、一番覚えているのが、レベッカの部屋で女中頭が主人公に窓から飛び降りを迫るシーンで、今回見返しても強烈なインパクトがある。それゆえに、そのあとのシーンがほとんど記憶にありませんでした。 レベッカの人物像が終盤あきらかになるが、サイコの女中頭があれほどレベッカに入れ込む理由がわからなくなる。 全体的に甘いメロドラマ調で、随所に心理サスペンスを入れてくる、バランス感が絶妙です。 [インターネット(吹替)] 8点(2021-05-04 19:34:18) |
164. 見知らぬ乗客
《ネタバレ》 サイコ野郎につきまとわれる主人公、結果的に彼の殺人によって不倫相手とハッピーエンド! 少し違和感のある設定ながら、映画的には面白い。 何十年前かに観たとき、ヒッチコックの最高傑作かと思ったけど、今観るとそれ程でもないか? 当時はストーカーが珍しかったけど、今や普通にあるもんね。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-05-04 10:03:16) |
165. 海賊とよばれた男
このサイトでの評価が低かったので、期待しないで観たが、意外と退屈しなかった。 ただし、時間に尺があるので、どうしても早足で描かれており、その分中身の薄い感じは否めない。 イランへ向かう航路で、乗組員が事前に行先を知らされていないのは、人権的に問題あると思うが、美談で描かれているのは引っかかる。 岡田君の老け役は意外とはまっていた。綾瀬はるかの使い方はもったいない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-29 20:22:45) |
166. スパイの妻《劇場版》
《ネタバレ》 前半の夫の正体がわからない中でのサスペンス、中盤以降、真相を知り正義に目覚めた妻の積極的な行動 バランス良く描かれて、面白いエンタメとして仕上がっている。 ただし、終盤肝心な部分がぼかされている。妻の亡命を告発し、テープをすり替えたのは夫か? 追伸 TV版でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-04-17 19:27:39) |
167. オルカ
《ネタバレ》 撮影は当時にしては非常に良く出来ており、JAWSのハリボテよりずっとリアルである。 しかし、内容は復讐される話で、終始重苦しく、観ていて辛くなる。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-04-12 22:20:52) |
168. 日本のいちばん長い日(1967)
《ネタバレ》 終戦直前の緊迫した一日をドキュメンタリー調に描く秀作。3時間を中弛みなく一気に観せる。 ただし、陸軍の黒沢年男に代表される狂信的な終戦反対派の行動を観ていると怒りでイライラする。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-04-11 19:42:47) |
169. 地下鉄(メトロ)に乗って
《ネタバレ》 原作未読ですが、忠実に映画化しているとしたら、お粗末な内容ですね。 終盤、みちこの行動の意味がわからない。何故過去の母親を巻き込みのか?現在に戻って自死すればよいのでは無いのか? 主人公も親父をあれだけ嫌っていたのに、過去に戻って交流すると、何故か(満州の一件があったとは言え)何も無かった様に許せてしまう。 頻繁に過去にタイムスリップするが、バラバラで一貫性が無いなど、全体に合点がいかないことが多い。 同じ様なテーマでも、バックツゥザフューチャーとだいぶ違うなぁ〜。 ラストに流れるテーマソングは好きです。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-28 20:59:39) |
170. 安城家の舞踏会
没落華族の最後の舞踏会を通した人生模様。舞台を安城家から動かさず重厚に描かれている。 まず、戦前まで、働かなくて裕福に暮らしていたこんな人達がいた事が興味深い。 そして、なんと言っても原節子の美しさに尽きる。ハリウッド女優を思わせるスタイルの良さ、大柄な顔の作り。 この時代にこんなにノースリーブのワンピースが似合う日本女性が他にいただろうか? 滝沢修、森雅之の、脆弱だが品があり退廃的な佇まいも素晴らしかった。 出戻り姉さんの元運転手に対する気持ちの変化は、いまいちよくわからなかった。 30年以上前に観た時に比べて、今回何故か少し退屈に感じた。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-24 22:41:20) |
171. 嘘を愛する女
《ネタバレ》 サスペンス仕立ての人間ドラマだが、なんせストーリーが退屈。 長澤まさみと吉田剛太郎の絡みで何とか保たせている感じ。 長澤の女優としての意気込みは感じられる。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-23 13:32:00) |
172. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 親子の絆がテーマになっており、「砂の器」を思わせる様なシーンが何回か出てくるが、日本映画史上の大傑作と比べると、内容が薄いかな。 泣かせる場面も、今一つ自分にはぐっとくるものがなかった。 映画全体の雰囲気は嫌いではない。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-21 18:04:29) |
173. 西鶴一代女
《ネタバレ》 男尊女卑の時代に、自分の意思を貫いたが為に転落していく一人の女性をこれでもかというぐらい描ききる。ある意味観ていて辛い映画。 只、冒頭、三船の下男に惚れていく過程がわからないのは残念。 田中絹代が迫真の演技を見せるが、若い時代は、年齢的にちょっと辛い。 三船のちょい役がもったいない。これは、溝口監督が大映でなく、東宝で撮ったから実現したのだろうか。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-03-10 19:41:36) |
174. 永い言い訳
《ネタバレ》 主人公は、妻がバス事故で亡くなった時に浮気をしており、妻との関係を放棄してきた罪滅ぼしとして? 一緒に亡くなった妻の友人の家族と親睦を深める。最初から終わりまで、引き込まめる人間ドラマに仕上がっている。 竹原ピストルがピッタリの役どころで好演、二人の子役もいい、もちろんモッくんも。 西原美和は、原作、脚本、監督といい仕事をしている。是枝監督とこの人はいつも新作が気になる監督さんです。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 23:29:49)(良:1票) |
175. 百円の恋
これは意外と拾い物の映画です。 冒頭、主人公の生き方観てると、コレ大丈夫か、と嫌悪感を抱くが ボクサーと出会うあたりから趣が急に変わる 中盤から終盤に至るまでは、思わず主人公を応援している自分があった。 安藤サクラは熱演、元ボクサー役男優も、あんな事件が無ければいい役者なのに、残念ですね。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 18:54:34)(良:1票) |
176. ウエストワールド
《ネタバレ》 絶対安全だからこそ、命懸けのスリルが楽しめる。そこが否定されると壮絶な恐怖に変わる。 実に上手な発想ですね。 原作、監督は「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンですね。 50年近く前の映画ですが、そんなに古さを感じさせません。 ユル・ブリンナーのアンドロイドが本当に怖い、正に彼ありきの映画と言える。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-04 10:05:41) |
177. 幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形
《ネタバレ》 日本では珍しいゴシック調ホラー? 結末はめちゃくちゃなんですが、雰囲気は楽しめる。 松尾嘉代の美脚に2点! [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-02 13:24:14) |
178. 祇園囃子
小暮実千代が情感たっぷりに生真面目な芸妓を演じ、今が旬の「おちょやん」こと浪花千栄子がドスの効いた貫禄ある茶屋の女将を演じている。 若き若尾文子のまだ青臭いウブな演技、と女優の競演が見所です。 華やかな芸妓の世界も裏に回れば過酷で非情な女の世界である事がよくわかる映画である。 昔の日本映画は、祇園を舞台にした良作が多かった。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-01 23:02:18) |
179. ガス人間第一号
アマゾンプライムで発見! 八千草薫の美しさに尽きる、こんなB級カルト映画に出ていたとは意外でした。 只、役柄上でずっと沈んだ顔だったのが残念。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-28 00:21:42) |
180. 女王蜂(1978)
《ネタバレ》 まずもって、主役女優に華がない。なので、周囲の男どもが皆惚れる設定だがイマイチ説得力に欠ける。 又、彼女のボーイフレンドが2人も殺される動機が弱い。ので、観終わってもスッキリしない。 とは言っても終盤までは、特に退屈することも無く、金田一シリーズ独特の世界観に浸れる。 傍を固める女優さんが豪華なのでプラス1点。内容は、可もなく不可もなくという出来栄え。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-24 00:03:29) |