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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1781.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 
あの時代をモロに生きた身としては、笑えないんですよねぇ。バブルの恩恵にはさして与れなかったけれど崩壊にはキッチリ苦しめられた訳でございまして、当時バブルの波の中で生きてたホイチョイの、バブルの夢よもう一度的な面があるんでないの?という意地悪な視点を持ってしまったり。無神経なWEB広告作って思いっきりユーザーから怒られちゃったりする時代の読めなさ加減も手伝って、ホイチョイが最早過去のものであるというのを図らずも表現してしまった映画と言えない事もないかも。さて、タイムトラベルものとしては、もっといっぱい伏線張って、いっぱい回収して欲しかったかな。脚本がかなり雑で、つっかえまくりな進行にはイライラさせられますし(100円玉や雑誌よりも携帯の方がよっぽど説得力ありそうなモンですがねぇ?)、クライマックス2回のアクションシーンのヘボさ加減は、もう少しなんとかならなかったの?って感じ。馬鹿げたラストシーンは(CGがガタガタ言ってますよ・・・)随分と無責任だなぁ、って感じ。ヒロスエは可愛かったけどね。
[映画館(邦画)] 5点(2007-03-03 22:15:55)
1782.  春の日のクマは好きですか? 《ネタバレ》 
撮影が綺麗です。うっとりほれぼれするようなカメラと色彩設計。本当に韓国映画はテクニカルな面が丁寧。でも脚本は雑なのが多くてね、これもまたね。ミステリアスな設定を置いておく点は韓国映画でおなじみのパターンなのですが、ちょっと待っておくれ、そのオチはアリなのか?と。どこかで伏線張ってあったっけ?とDVDを早送りで二度再生し直してみましたが、見つけられやしません。そして事の真相は果てしなくキモい。アレは自分にはとてもでないけれどロマンティックには感じられません。もう一人のキーになる男の方もこれまた韓国映画毎度の事ながらウジウジと情けなく、せっかく前半のペ・ドゥナが綺麗に映えてる楽しいコメディが、後半でメタメタ。第一、真相の方にヘンにウェイトかけてしまっていて、肝心のドゥナ側のドラマが半端な印象になってしまっている感じがして物語ブレまくり。せっかくの素材と技術が勿体ない映画という印象でした。それにしても韓国映画見てるとどうしても「職業意識が薄い」「携帯マナーがやたら悪い」「男がウジウジしてる」って印象ばかり受けてしまうのですが、実際どうなんでしょ?
[DVD(字幕)] 5点(2007-02-03 01:07:24)(良:1票)
1783.  どろろ 《ネタバレ》 
品揃えだけはたっぷりの、大して美味しくない和・洋・中・デザートごっちゃなバイキング料理みたいな映画でした。一応時代劇なハズですが、ベリーダンス出てきたり(髪形がモロに現代風)、香港映画風だったり、西部劇風だったり、CGバトル炸裂だったり、とにかくいろいろやりたくて、でもやったはいいけどまとまってない、って。まあ『タオの月』とか『さくや妖怪伝』とか『SHINOBI』とかいったインチキ時代劇と同じようなカラーの世界ではあります。半端にギャグ入れてみたり、唐突にそこだけ変形ワイプ入れたり、その場で思いついたような、映画の流れを無視するようなゴチャゴチャさ加減にはちょいと辟易。失速して後半ダレますしね。CGなんかモノによっては未だにモーションブラー入れてなくてパタパタ動いてたりしますし、途中のダイジェスト展開な妖怪退治シーンは下手すると『ウルトラファイト』並の映像を見せられたりもしますし。第一、あのダイジェストシーンでドラマが切れてしまうので、テンション下がっちゃうんですよね。それでもなんとなく楽しめてしまったのはどろろの存在かなぁ。柴咲コウ自身は役に合ってるとは思えない気がしてならなかったんですが、それでもどろろのドラマ部分に関しては楽しめたって感じ。加工し過ぎな画調やら、バラバラ好き勝手に見える脚本や演出やらを、コウちゃんが合わないなりに頑張って補ってました、みたいな、ちょっと同情点入れたいような映画でした。
[映画館(邦画)] 5点(2007-01-27 17:49:07)
1784.  NANA2 《ネタバレ》 
前作は主役二人と原作の物語のお陰で楽しめた、という感じだったのですが、今回は映画としてのクオリティそのものは大差ないものの、かなり劣る印象になってしまいました。もともと前作からして雑な映画ではあったのですが、原作に救われている感がありました。ところが今回は雑さは相変わらずな上、物語もハッキリしません。まだ原作が完結していないだけに、きちっとしたケリを付けられないのでしょうが、2時間以上に渡ってゴタゴタを見せられ続けた上で、なんにも解決してないじゃん!みたいなモヤモヤした状態で終わってしまうのはどうなんでしょう? しかも宣伝で完結編とか言ってるし。これで完結でスッキリできる訳ありません。それに、やっぱり主役交代が痛かったですね。市川由衣には悪いんですけど、宮崎あおいが降りてしまった時点で続編そのものの製作を止めてしまった方が良かったのではないかと。どうも安っぽい続編映画って感が漂ってしまっていて、全体的にグダグダな印象。新宿のライブシーンなんか、そこだけ浮いている感じでキチッとキャラクターの気持ちがシンクロしてゆく感じがしません。イギリスロケ部分だけが綺麗な映像も、なんだかなぁ(前作もそうでしたが、もう少し丁寧に本編撮ろうよ・・・)。それでも二人のナナの物語そのものは嫌いではないので、最低限のところでは楽しめてしまうという。ハチがなんとか輪の中に入っていたくて逆にどんどんと世界を壊してしまう、その弱さが痛いなぁ、と。だからこそ、そのままで終わるのは困るんですけど。作っちゃったのなら作っちゃったで、今回で完結とか言わずに最後まで責任取ろうヨ。
[映画館(邦画)] 5点(2006-12-29 21:41:31)
1785.  森のリトル・ギャング 《ネタバレ》 
可もあり不可もあり、というところでしょうか。バタくさいドタバタがウザく感じられる事もあるものの、タイトにまとまっていて退屈はせずに見られました。人間の飽食状態を描いているのですが、そこにシニカルな視点はあっても批判にはなってないですし、自然保護や動物との共存ってところにも行ってない、害獣扱いされる動物たちと偏執的な人間とのドタバタは、ごく単純に仲間っていいね、というオチに繋がるだけで、真面目クサったメッセージをあまり打ち出してこないところは却って良かったです。ただ、キャラクターにあんまり魅力がないんですよね。主役のアライグマと保守的なカメの色分けがあまりに当たり前過ぎな感じで。人間を悪として色分けしているのも単純すぎてしまって、ひっかかってしまいますし(あのオバサンはあそこまで罰を受けねばならないほどに酷い存在だったのかなぁ?)。あと、核実験を思わせるシーンは無神経でしたねぇ。ポップコーンができるほどの熱もしくはマイクロ波が生じちゃってますが、みんな大丈夫だったのかいな?と。細かいところではドリームワークスのCGアニメはいつも人間が魅力的な動きになってないのが気になります。いつも人形劇風。アニメ的デフォルメをもう少し伝統のカートゥーンで学んで頂きたいな、と思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-15 01:03:19)
1786.  マドレーヌ(2002) 《ネタバレ》 
前半のラブストーリーは微笑ましくっていい感じでした。雨の中、黄色いレインコートを着て自転車で遊ぶシーンなんか、ほんわかしていいなぁ、って。でも後半になって妊娠話が大きくなってくると、物語が迷走しちゃったかな、と。ルームメイトがいちいち見当外れな行動を取ってしまう事で、物事がどんどんややこしくなって、なんか余計なコトすんなよ、と。元カレは悪いヤツだ、ってハッキリしているのに、そしてヒロインは元カレに会いたくもない、って立場をハッキリさせてるのに、なんでわざわざ二度も責任取らせに引っ張り出させちゃうかなぁ。流産してしまうのも元カレ再登場が原因な訳ですし。物語は若さから大人の成長を温かく見守っていますが、出だしが男側の視点で始まるのに、途中で男側を離れてしまったりする構成がちょっとひっかかりました。二人両方の視点を描くならば、最初から客観的に描かないとね。それにしても韓国映画はどうしてラストに「そうだったのか」ってなる仕掛けを用意したがりますかねぇ。ファーストキスの相手が実は、って。 蛇足ですが、映画本編はアナモフィックレンズ(シネマスコープ)で撮影されているのにDVDはビスタサイズで収録されているのが気になりました。主役2人を分割画面で捉えるカットでヒロインの顔が切れてしまっていて、ちょっとそれはないでしょう、って。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-09 16:48:16)
1787.  バンジージャンプする 《ネタバレ》 
リ・インカーネーションの話として見るとどうも納得しきれない心地悪さを感じますね。そこにはファンタジーとしての視点がまるっきりありませんから。むしろ生まれ変わりはエッセンスと言うか言い訳のようなもので、同性愛の映画として捉えた方が自然なのかも。生まれ変わりの上での繋がりならば最後の二人の選択はないんでないの?って気がしてしまいますし。同性愛であればこそのラストという感じで。テヒがこの世の人ではない事を最後の方までハッキリと描かずにわざと隠してある構成になっていますが、そうする事によって(ラストにあくまでテヒの存在を大きくする事によって)同性愛映画としての色を薄めるような、言い訳がましさを感じてしまったり。まー、いずれにしろ私には感動できるようなモノではありませんでした。いっその事、コメディにでもしてくれた方がよっぽど楽しめたなぁ。結局のところ、どん詰まりの物語ですもんね。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-07 01:24:13)
1788.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
これまでもテコ入れのためのリニューアルっていうのは何度もしてきた007ですが、今回はちょっとリニューアルし過ぎと違います? 世界征服を企む悪の組織も秘密基地もない、とにかく荒唐無稽な設定をなるべく排除した映画になっていますけれど、秘密道具もキザなボンドもラストのラブラブ引きの画も、いろいろと排除し過ぎで今までの007を見慣れた身には違和感たっぷり。映画を見ている間、ずーっともどかしさを感じ続けて、ラスト5秒~エンドクレジットに至ってやっとですよ、ああ、きた!ってのは。映画自体の作りが、わざとそういう風になってるのがまたイヤラシイ。んー、でも私が「ダイ・アナザー・デイ」のところで書いた事と激しく矛盾しちゃうなぁ。私が求めていたのは結局お馴染みボンド映画の世界だったのか?って事になってしまうし。これまでやってきた映画をMを除いてほぼ全部まるっと無にしてニュー・ボンドです、って形にしたのは、やっぱりどうなのかねぇ、と。ミニチュアセットやCGが出てきてバーン!ってやるのはナシで、アクション主体で見せるって点は良かったんですが、ポーカーのシーンなどは駆け引きの面白さそのものはちっとも描かれていないまま、ただたっぷり時間を取ってるばかりで、後にもうひと山見せ場がある分、間延びさせる原因になってしまっている感じがあります。拷問シーン以降のすっきりしなさ加減は、もはやこれまでのボンド全否定?みたいな状態ですし。でも私にとっての最大の問題点はダニエル・クレイグを若き日のショーン・コネリーに置き換えて見てた、って事ですかねぇ。もしこれがコネリーだったら、って。ダニエルはどうしても器小さめ、どうも映画全体が亜流B級スパイ映画風味に思えてしまって仕方ありませんでした。悪役がころころ変わって安定してない、っていうのもB級風ですしね。それにしても、あのお馴染みテーマ曲がエンドクレジットでやっと流れてほっと安心、ってファンサービス程度の扱いなのはどうなのよ?
[映画館(字幕)] 5点(2006-12-03 20:32:40)(良:3票)
1789.  人形霊 《ネタバレ》 
うーん、納得いきません。なんで主人公はあそこまでミナを突き放しまくって最後まで否定し続けますかね? ミナが全く救われない上に、映画そのものもミナの存在を半端な状態でしか捉えてなくて、存在意義がひどく曖昧。主人公を庇いながら、ただ庇った、って表現だけがあって、結局物語の中で重要な役割を果たすまで行ってないですもんね。人形の霊を題材にしていながら、人形の霊そのものをきちんと定義しないままに脚本書いちゃった、って感じがしました。映画は館に訪れる系スタイルのホラーで、「弟切草」とか「ホーンティング」とかを連想しちゃってイヤな予感がする、って感じでしたが、あれらよりは楽しめました。しかし、前半のゆったりとしたテンポから一転して中盤で怒涛の如く集まった人々を処分しまくってしまって、なんでいきなり駆け足やねん!とツッコミ。主人公の頑なな態度のせいで誰にも感情移入できず、気が付いたら人形霊に同情してました、と。ミナの立場から見ちゃうと、主人公の態度、ありゃないよねぇ。それにしても、あんなに大きい目の人が現実に存在しているのだなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-02 01:03:27)
1790.  ホワイト・バレンタイン 《ネタバレ》 
んー・・・まず、登場人物めっちゃ少ないのに、男2人がキャラ被りしてて(小鳥屋男とストーカーアレルギー男)、最初同一人物だと思いました。長髪直毛でメガネかけてて。ちゃんとキャラを描き分けてくれないと。それから、小鳥屋男の行動が延々とへにゃへにゃぐでぐでしていてイライラするったらありゃしない。なモンでせっかく丁寧で味わいのある映像も台無し。フィックスの長回し主体でフェイドインとフェイドアウトによって繋がれてゆく映像は、60年代始めの頃の日本映画みたいな画調の世界ですけれど、これはこれで綺麗で味わいがあります。引きの画が多すぎて、役者の表情がちゃんと捉えられていない感じは物足りませんでしたが。映像には味わいがあったけれど、映画として胸に迫ってくるものがなかったのは、やっぱり脚本の弱さでしょうか。小鳥屋男の過去の話は類型的ですし、文通の話は全然膨らませないままに放り出してしまっているので、ドラマとして盛り上がってこないんですよね。ラスト、数年後の物語の部分で、チョン・ジヒョンの顔のアップが1カットもないのは、意図的に表情を見せないためだったのか、それともスタイル優先し過ぎてしまったのか、この出来では判断しかねてしまいます。脚本がもっともっと練られていればねぇ・・・。小犬のチビがめっちゃ可愛かったです。特にチョン・ジヒョンの足にじゃれつく~鳩が飛び込んできて怯えて逃げる~の展開の見事な演技ったら。この映画の最大の見所はチビですな。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-27 01:07:19)
1791.  B型の彼氏 《ネタバレ》 
血液型による性格の分類に根拠ナシ!って説もあるけれど、私としてはワリと信じていたり。何故かB型の友人が多いのですが、みんな一様に勝手で私はいつも振り回されております。そんな私はO型?と訊かれる場合とA型?と訊かれる場合があって、実のところO型なのですが、父のO型の血と母のA型の血が程よくブレンドされている、ってところでしょうか。と、そんな事はともかく映画のハナシ。自分勝手なB型彼氏に何か正当な、そうなってしまう理由、過去のドラマかなんかあるのかな?と思ったらなーんにもないのね。ホントにただのダメなヤツ。いいトコなしな男じゃん・・・。んで、A型ヒロインはひたすら振り回されて、何度もアイソ尽かしながらもヨリを戻す懲りなさ加減。カッテニシロって感じの軽い物語でした。短い映画で登場人物も少ないのですが、男の父親とかヒロインの友達とか、登場する意味があんまりなかったり、ダンス教室や友達の合コンのエピソードなど、存在する意味がなかったりと、小さくまとまった映画なのにあんまり整理されてません。一方でハッキリしない男の職業、ヒロインの大学生活・・・。ヘンなキャラが面白かった従姉も、最後まで救われてないですしねぇ。でもまあ、ミョーにジミなヒロインがリアリティを醸していて、バカなエピソードもそこそこ笑えたので、なーんにも考えずに楽しめはしました。私のB型の友人達も、大体あんなよーなモン。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-24 00:40:40)
1792.  オー!マイDJ
あ、そうか、自殺してしまったのは彼女だったのね・・・。イ・ウンジュさん。「永遠の片想い」やこの映画でのクールだけど親しみやすい笑顔を思い返すと、切ないな、悲しいな・・・。さて映画の方はタイトルから受けるイメージと実際の中身とのギャップが凄いです。DJ話と言っていいのかどうかも甚だ疑問。冴えないバス運転手と盲目の女性の物語。半端に田舎な世界に生きる人達が楽しいです。柔道着男とかフラフープ女とか、ヘンな人達が作り出す街が楽しく、そんな中に仲間入りしてゆく感じがいいな、って。でもそこをあんまり大事にしてない事、そして物語が後半に入るとグダグダになってしまう事が惜しいです。運転手の苦悩が全然伝わってこなくて、何をそんなにウジウジしてんの?としか映らなくて。お互いの気持ちが見ている側を置いて勝手に暴走しちゃってるみたいで、なんか醒めちゃいました。UFOの存在も半端だしね。放り出したままで回収してないエピソードも色々ありましたし。ウンジュさんがいいだけに、運転手の役者にあまりに華がなさ過ぎで、見ていてつらいばかりなのが最大の欠点だったかな。それにしても何故韓国映画は雨がよく降るんでしょう? この映画も含めて、雨がモチーフになっている映画が沢山。あと、「アメノナカノ青空」のタイトルの元ネタにもなった内側が青空な傘がこの映画にも出てきましたが、あれって韓国で流行ったのかな?
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-22 01:04:07)
1793.  おばあちゃんの家 《ネタバレ》 
うーん、韓国映画はどうしてマジメな映画を撮ると教育映画風、なんでしょうねぇ。これまた学校の体育館で見せられる系シネマ。それにしても凄まじいクソガキさ加減。段々と素直な良い子になってゆくと思うじゃないですか。ところが、ちょっと良い子になった?と思うそばからクソガキリターンズ。そんな状態が1時間半弱の映画で延々と1時間10分ほど。見てる間あばあちゃんが可哀想でクソガキにイライラして、そして気が付けば終わってしまうという、私にとっては癒しも涙もない、イライラ映画になってしまったのでした。靴におしっこかけちゃうとか、靴隠しちゃうとか、新しい靴をダサイって言って履かないとか、多くのエピソードを投げ出しただけで回収していない状態なのも気になれば、シーンとシーンの間が飛んで、今はどういう状態?って考えさせられるのも不親切だなぁ、と。そういう、散文調な方がリアルなのかもしれませんが、やっぱり映画としてのドラマティックな展開は欲しかったな、と思いました。ちなみに私のおばあちゃんは二人とも既にこの世の人ではありませんが、二人ともごく近所に住んでいました。父方のおばあちゃんは孫多すぎで(11人かな?)、兄弟の中では放任気味、愛情薄めだった父の子だったのであんまり相手にされず(孫に対しても贔屓ってあるのね)、母方のおばあちゃんは更に孫多すぎで(こちらは孫12人かな?)、毒舌パワフルおばあちゃんで叱られてばっかりと、おばあちゃんってステキ、って世界にゃ生きてませんでしたなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-13 01:31:28)
1794.  間宮兄弟
ほとんど全編を「どこが面白いのか判らない」って意識で見てました。見れない、つまらない、って訳ではないけれど、兄弟にイライラするばかりでなーんの愛着も湧いてこなくて「しょーがねぇなー、あんたらイタイよ、イタ過ぎるよ」って感じでしか見てない状態。まあ、それは多分、個人的に笑うに笑えない、シャレになってない、近親憎悪ってヤツなんでしょうけれどね。さて、森田監督のセンスは、過去のものになりつつある感じがします。昔はそりゃそれぞれの作品のデキはともかく、おしゃれな画を撮る人でしたけど、今はもう邦画界にそういう画ばっかり溢れちゃってて、それが当たり前になってきちゃうと「もっとイイ映画撮る人いるよね」みたいな感じがしちゃって。色々な題材を選んで挑戦的だったりするのはいいんですけど、どうも打率低いカンジがねぇ。それに創作病というか、色々盛り込まないとならないって強迫観念でもあるのか、毎度作品世界が過剰にゴタゴタするのもねぇ(あのゴタゴタ感は『ご町内アルマゲドン』とでも形容したらいいかな)。今回は『メイン・テーマ』的ブチ壊しお遊び映画になってしまう危うさを見せつつも、なんとか抑制されてちょっとヘンな映画ってところに収まりましたが、良くも悪くも『模倣犯』までぶっ飛んだ監督が、こういうフツーな印象の映画を出してくると、それはそれでなんだかしっくり来ない心地の悪さを感じたりして。最後に間宮兄弟の同族として言わせて頂くと、個人的には常盤貴子よりも沢尻エリカよりも北川セーラーマーズ景子のなーんにも考えてなさそう加減が良かったかな。
[DVD(邦画)] 5点(2006-11-10 01:23:26)
1795.  同い年の家庭教師 《ネタバレ》 
くはー、気が付けば『彼女を信じないでください』とこの映画でキム・ハヌル嬢にすっかりコロリっと惚れてしまいましたよ。この映画でクォン・サンウが「田舎娘」ってバカにしてますが、なんつーか野暮ったさがええのよね。もちろん、最大の魅力はなんつっても毎回表情崩れまくり、かわいい顔して変幻自在の顔面演技にありますが。中でも困り顔が最も似合う女優です。それはさておき、でも映画はいまいちでした。前半はサンウの態度が悪いばかりでスッキリしない展開にイライラ、中盤、家庭教師話が展開しだすと面白くなってきますが、後半の恋愛話はなんでそんなにダラけた展開になるの?って感じになって、そしてクライマックスはハチャメチャ。一体なんであんなドタバタ&アクションが必要だったんだか意味不明だったりします。かと思うと唐突に終わっちゃうし。番長だのヤクザだの女子高生だののエピソード、もう少し整理しちゃって主役二人に絞った方が良かったんじゃないかと思いました。アクションシーンを脱力系で締めくくるハヌル嬢の一撃は最高でしたけど。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-08 00:54:11)(良:1票)
1796.  いちばんきれいな水 《ネタバレ》 
とっても面白くてキレイで感動的なハナシになりそうな題材なのに、こうも平凡な映画になってしまったとは。ションボリ。『11年間眠ったままだった女の子。ある日突然目を覚ました彼女は、妹よりも幼い心を持ったお姉さんとして妹を悩ます事になるのでした。』こうストーリーを書くと、色々とステキな映画の世界を空想できるんですけれど、実際は盛り上がらない脚本と、平凡な演出と、ありきたりなカメラと、画面に合っていない音楽とで、結果はそこら辺にごろごろ転がっていそうな毎度のひとりよがり風のジミな邦画。もっと楽しく弾んでいいハズなのに、もっと幻想的でいいハズなのに。ご都合主義いっぱいの物語でも構わない、って思わせるだけのファンタジーになってないんですよね。最後は『こういう展開だったらイヤだなぁ。でも予定調和の道を進むのならば、そういう終わりになるんだろうなぁ』って通りに落ち着いてしまってガッカリ。そういうお決まりの物語なんか、望んでなかったんですけどねぇ。加藤ローサ、菅野莉央の二人はいい素材なのに、それをあんまり生かしてなかったなぁ。勿体ない。映画館では豊洲でしか見られない(ネット配信されていますが)、豊洲を舞台にした後日談のビデオ撮り短編「夏美のなつ」の方がずっと弾んで楽しくて美しい映画だったり。何より本編よりよっぽど菅野莉央が魅力的に映ってます。ちょうど映画が夕方に終わって、映画の豊洲の景色を追体験できたのが良かったです。「夏美のなつ」込みならば6点かな。
[映画館(邦画)] 5点(2006-10-16 00:07:41)(良:2票)
1797.  悪魔の棲む家(2005) 《ネタバレ》 
ワリと最近引っ越したので、ちょいとこの感覚って恐かったり。でも住んで無事に28日は越えました。さて、オリジナル版は遠い昔にテレビで見た記憶があって、でも断片的にしか思い出せず、アレはそんなに恐いと思う映画ではなかったなぁ、なんだかホラー映画入門編みたいなヌルい映画だったなぁ、なんて思い出しながら見ていたのですが、今回の映画化はどっきりびっくりこわっ!みたいな。ただのおばけ屋敷風こけおどし以外のナニモノでもありませんけど。「ホーンティング」とか「シャイニング」とか「チェンジリング」「ポルターガイスト」「ヘルハウス」と、連想される映画はいろいろありますが、結局物語に全然ケリが付いてないままに放り出して終了、って展開にはフラストレーション溜まりました。虐殺された原住民と悪の教祖と殺しちゃった長男と殺されちゃった家族の、一体誰の霊がどういう意思を持って現われてきてるのか、ワケワカラン。思わせぶりな背景を設定しただけで、なーんにも考えてないのかいな?って状態。これはホラーの形を借りながら、実は家族というシステムの崩壊の危機を象徴した映画なのだよ、みたいなコトを考えられなくもなさそうですが(テリー・ガー主演の「家族の絆」って映画にも似てます、あれは一応ホラーじゃないですけど)、偏頭痛に悩む私にゃ、深く考えるだけの気力もありゃしないのでした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-10-14 00:02:18)
1798.  あらしのよるに 《ネタバレ》 
声優はもっと上手な人達にして欲しかったですねぇ。メイン二人はともかく、脇がひどいや。CGはきちんとマッチさせてなくて動きが不自然な箇所があったり、手描きと合ってなかったり。まあ、でも退屈かなぁ?と思ってましたけど、そうでもなかったです。弱肉強食の世界で異端となってしまったメイとガブが、何よりも友情を大切にする物語。ツッコミどころはあれこれあれど(設定のためのご都合主義的展開のオンパレード)、友情物語に絞られているので二匹のやりとりだけで楽しませて貰えました。自然のルール上、世界そのものを覆す訳にはいきませんから、逃避オチしか選択の余地はないのでしょうけれど(それ以外は悲劇オチですね)。でも、新たな土地でも彼等はあくまで異端であって、お互い以外に受け入れられる事はないのでしょうねぇ。子供向け映画で、そこまでシビアに語る必要はないかな。ガブのキャラクターデザインは類型的でどうなんだろ?って感じましたが、メイは可愛くてイイや。ショタのメイは受に見えて総攻、とか考えるような大人になっちゃダメ。
[DVD(邦画)] 5点(2006-10-07 00:50:28)
1799.  ディック&ジェーン 復讐は最高! 《ネタバレ》 
どうもジム・キャリーの「物語の進行には関係のない芸の見せ場」はジーン・ケリーの「ボクの踊りを見て見て!」に似て、ちょいとジャマくさかったり。デキるサラリーマン役にしちゃあ、リアクションがウザいですよ、って感じ。さて、私がこの映画でいちばん気になったのは、強盗行為に対してのエピソードの回収をしてない部分。いかがわしい店とかコーヒーショップとかはマジで強盗しちゃってるワケで、モロに犯罪者夫婦になってるんですよね。それに対して物語として罰を与えるとまでは行かなくても、ちゃんと後腐れのないオチを与えておいて欲しかったです。クライマックスのややこしい作戦は、あんまりスッキリとせず、もう少し痛快なオチを用意して欲しかったな、と思いました。ジム・キャリーのマンネリな感じよりも、ティア・レオーニの多彩ぶりが楽しめる映画でした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-10-03 00:32:02)
1800.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
原作の文庫本を20数年前に読んでいて、ああ、アレの映画化なのね、と思っていたのですが、なんだか頭の中にある物語と異なっていて、れれれ?となってしまいました。一体、ナンの小説と記憶違いしてるんだろう? っていうか、なんでこの物語自体は記憶から抜け落ちているんだろう? さて、そんな記憶のパズルと格闘しながら見たこの映画は、あまり楽しめませんでした。特にコレ!といったキーになる楽しみポイントが見つけられず、最初から最後までずっと退屈なキャラクターなままの主人公アーサーに共感できず。シニカルな笑いのお話ではあるんですけど、その姿勢が心を弾ませる事は最後までありませんでした。潜在的な記憶が、この映画のネタをとうの昔に消化しきっちゃってたのかなぁ? ところでその文庫本は、この間、引越しをした時に本棚に積み重ねた文庫の山の中から出てきて、妹に「レアもんだからネットオークションに出せはいい値段付くかもよ」とあげてしまいましたが、せめてもう一度読み直してからあげれば良かったかなぁ・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-27 01:06:47)
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