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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1801.  がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 《ネタバレ》 
面白かったんですけど、それはもうオリジナル版の面白さをトレースしただけ、という状態で、この映画独自の面白さとしてはちょっとした小ネタだけ(ユニフォームのスポンサーがオリジナル版と同じになると思わせつつ、もっと酷くなるとか)。しかも全てにおいて劣化してしまっているので、これを見るのだったらほぼ同じ物語、細かいエピソードまで殆ど同じなオリジナル版を見れば十分という状態になっています。チームの民族が更に多様になったとか、子供達の言葉が激しく下品になったとか、時代に合わせた表面的な違いがあるだけですからねぇ。変更箇所も下手にキャラクターの役割を分散させた事で盛り上がるべきところが盛り上がらなくなってしまったり(本来ルパスの役割だったところを車椅子のフーパーに分担させてしまってボヤけてしまいました)。でも、なんと言っても役者の個性が薄くなってしまっていて、愛すべきキャラクターに昇華されてゆかないのがツラいです。なんでアマンダがあんなムチムチなんだ?とか、なんでケリーがただの軽い兄ちゃんなんだ?みたいな見た目の違いもありますが、何より表情をちゃんと捉えてないのがガッカリです。バターメーカー、アマンダ、ケリーそれぞれの悲しみが、オリジナル版ではきちんと捉えられてたのに。まあ、古い映画オタクなおじさんがオリジナル版と比較してやいのやいの言うのはウザいだけかもしれませんね。これはこれで別物として楽しめ、みたいな。だけど、ベアーズが帰ってきた!って喜びが、この映画からはちっとも感じられないんだなぁ・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-23 01:01:53)
1802.  機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 《ネタバレ》 
映像の乱打状態でワケワカランだった前2作よりは微妙に流れのようなモノは存在していたかと思います。一応、キャラクターの心の中身が伝わって来ましたし。しかーし、元の物語がそもそもぐちゃぐちゃでややこしいために、ダイジェストな映画じゃあ余計にぐちゃぐちゃ。エウーゴ、ティターンズ、アクシズの3派が戦うややこしいハナシ、という認識でしたが、実は更に分裂してたりして滅茶苦茶ややこしい状態だったのですねぇ。本当、「Z」以降の「ガンダム」は物語を見せる能力が欠けて、入り組んだ設定をこねくりまわすばかりになってますわぁ。戦闘の中でいちいちMSから降りて語ったり追いかけっこしたりとか、MSの足や手がもげて退却したりって展開は、「ガンダム」お得意パターンではあるんですけど、あんまり繰り返されると、またですかい、って思ってしまいますねぇ。ニュータイプが主流になるとどんどんヘンな話になっていってしまいますし。「みんなの力をオラに分けてくれ!」な展開は、ファンタジーかいな、って。ドラマが盛り上がるシーンでもBGMが戦闘音楽のまんま、みたいな情感のなさ加減もどうかと。がちゃがちゃ展開した上で、ちゃんと終わってないじゃん!で終わる、そんな印象でした。ひたすらガチャガチャしてパタッと終了する状態じゃあ3作見終わっての感慨、みたいなのが湧きません。でも、退屈はしないで見られたので良しとしますか。それにしてもラストのセンスのない歌はどうなっちゃってんだろ?
[DVD(邦画)] 5点(2006-09-22 00:07:29)
1803.  THE 有頂天ホテル 《ネタバレ》 
笑えないなぁ。つーか長過ぎ。コメディに2時間16分って、どうなんでしょ? まずダメだったのが、楽しめないイライラ系エピソード(延々ウソついてる役所広司とか、政治家佐藤浩市の収賄事件だとか、白塗りのままウロウロし続ける支配人伊東四朗だとか)を引っ張り続ける事。イライラ引っ張られるとね、見てるのツラいのですわ。それから登場人物の職業意識の低さ。ホテル従業員が身勝手な行動から騒動に巻き込まれたりするのを見せられたところで、おかしさを感じたりや感情移入したりするよりも、これまたイライラするだけ。この映画のキャラクターの行動は、バカ映画のソレであって、でもバカに徹してはいない、コメディとギャグの境界線が曖昧な感じがします。更にグランドホテル形式の映画を作りましょう、っていうのがモロに判る題材なのに、わざわざ「グランドホテル」を出してしまう無粋さ。しかも画像だけでも無粋なのに、ご丁寧に台詞に出してまで言っちゃう。そのクセ、それぞれのキャラクターのエピソードが1つの大きなうねりに集約されてゆかないのだから、ナニヤッテンノ?と。多少のリンクはすれど、結局はバラバラなまんまラストシーンを迎えて、散漫な印象で終わるって感じで。宣伝なんかではタイムリミットが存在しているような売り方で、それが映画の芯になっているのかと思いましたが、実際には全然リミットに向かっていくような描写はなくて、あくまでバラけていますし。役所広司のドラマはスッパリ切って、彼だけはひたすら事態の収拾に奔走する存在にした方が芯が通ったと思うのですが。三谷作品は、時間と空間とが限定されてこそ生きるんだと思ってましたけれど、これを見てしまうと、それも怪しいカンジかなぁ。オダギリジョーと唐沢寿明というイイ男にああいう髪型をさせてしまう悪意の、その裏にある監督のコンプレックスを邪推する、みたいな楽しみ方はできますけれど。
[DVD(邦画)] 5点(2006-09-17 01:01:24)
1804.  マダガスカル 《ネタバレ》 
題材的に動物モノという安全パイのように見えながら、実際は作品的にたっぷりと難しい問題を抱え込んでしまっている映画でした。まずニューヨーカーな動物が野生で生きていくということをどう捉えるのかという問題、それから本来草食動物と肉食動物が仲良くしている不自然さをどう考えるのかという問題。その両方の問題を描きながらもちゃんとしたケリを付けずに放り出しちゃったような印象。それぞれの結論は「仲間がいれば大丈夫」と「魚食べりゃいいじゃん」。なんてぇ激甘娯楽映画逃げなんだぁ。アイディアは面白かっただけに、着地点がそんなトコでいいんかい?って感じでした。なんだかハイテンションでウザいキャラばかりだし、ハッとするような美しいCGはあるけれど、リアリズムとデフォルメの調和が取れてない気がするし。どうもドリームワークスブランドのアニメは毎回ピンと来ません。それに、アメリカ産アニメに総じて言えるのですが、今回も世界が狭すぎな感じ。ニューヨークを飛び出して海に出てマダガスカルに辿り着く、という巨大スケールなのに、実際に展開する舞台の範囲はちょぼちょぼ。マダガスカルじゃ、原住生物はおサルとハイエナみたいなヤツだけの社会で、他の動物はちょこっと出てくるだけの、全く蚊帳の外状態ですからねぇ。カワイイキャラがちょこちょこと出てくるたびにガボーっと喰われてしまう、っていうブラックな展開の部分、あそここそが本来のこの映画の本質であるべきなんじゃないかな、とは思うんですが、そりゃ子供向けアニメじゃキツ過ぎですか・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-11 00:46:18)(良:2票)
1805.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 
んー。作品そのものの閉じ加減はスケールなくても別に全然構わないんですけど、内輪受け的な、判る人には判る「踊る」&本広ネタ、なんてのをこれ見よがしに仕込んであると、ああ、またか、って感じになってしまいますねぇ。リンクしてて面白いでしょ?みたいなのは、正直ウザいです。で、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を筆頭とするタイムトラベルものから生まれる疑問点を盛り込みつつ、結局はこれも『細かいコトは気にするな』というところに落ち着いてしまっているので、パラドックスはほっぽり放し。タイムトラベルものでよく生じてしまう『起源の喪失』(タイムマシンの存在を見てそれを参考にタイムマシンを作る)は、突き詰めるとタイムマシンって理論的に絶対ムリ、という結論に達しちゃうんですよね。そんなコトごちゃごちゃ考える映画じゃないですけどね。バカバカしくてハイテンションなノリは楽しいのですが、登場人物がみんな印象に残らないですね。姿カタチはともかく、愛すべき人間、ってレベルまでは描かれてないので、見終わって映画に対する愛着は湧かず。2人のヒロインが結局傍観する立場だったのが残念かな。男達がハイテンション過ぎました。もう少し突飛な伏線を激しく放り出して、それを怒涛の如く収めてくれてたら良かったかな。
[DVD(邦画)] 5点(2006-09-05 00:20:25)(良:1票)
1806.  ラヴァーズ・キス 《ネタバレ》 
最初は何も伝わってこない中身なさそうな会話とエピソードに「あー最悪だ、こりゃツマラん」と思いましたが、2つめのエピソード以降、フツーではない展開が繰り広げられてからは面白くなってきました。何しろひたすらに同性の片想い状態ですからねぇ。もっとも、市川実日子嬢という個人的な拠りどころがなければ見てるのツラかったかな。物語はいいのですが、それを映画のカタチにしてゆく部分であまりにひっかかりが多かったですし。類型的で汚らしい描き方しかできてない「コソコソ話の女子高生」なんか、冷めますって。それにどうも役者の顔よりもカメラワークと画面の色調の方が大切だと思ってるような感じで、技術面がウザいったらありゃしないです。何故そこでカメラが動くのか、その具体的理由を明らかにせよ!みたいな無意味な移動ショットが多いですし、せっかくのロケーションを、ベタベタと人工の色に染めて、その色調が役者の顔をオバケ状態にしちゃってちゃ世話ないです。アップにし過ぎなショットも悪趣味ですし。でも吉田秋生のイメージを排除して見れば、まあまあ退屈はしなかったかなと。どうせ今の邦画にマンガのイメージを上手に再現できる能力などないですからね・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2006-08-23 00:49:43)
1807.  山の音 《ネタバレ》 
えええ?それで終わり?みたいな。しょーもない男をしょーもないままに放置して終わってしまう物語に、カタルシスなーし!ってそういう映画じゃないのは判ってはいるんですけど・・・。どうも物語全体がネチネチしていてトゲトゲしていて、見ていてイライラしてしまいます。エゴ剥き出しの世界の中で、じっと原節子だけが耐えている図、っていうのが昼メロを見ているような感じ。そう感じたのが実のところ術中にハマっているのかもしれませんが、こういう映画は苦手です。とーちゃんが息子をキチンと戒めるシーンさえあればなぁ・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2006-08-10 01:09:20)
1808.  ナビィの恋 《ネタバレ》 
演技の素人さん達がぎこちなく画面の中で動いて喋ってるのを見てるのが苦痛で、プロの人だけの画面になると安心して、って、そんなところで上手く映画の中に入ってゆけませんでした。しょっぱなから下手クソな「ひょっこりひょうたん島」を聴かされてダメージ喰らい、そこから延々と上手かったり下手だったりする音楽を聴かされ続けるのも、いいって言い切れない感じで。それに、沖縄という独特な社会の中にある閉鎖性に対して批判的にも思えるし、一方で送り手のやたら古臭い考え方も感じるし(結局は閉じている状態を良しとするような、特にラストで婿取って子供いっぱい作って、みたいなところで)、おじぃがひたすら可哀想にしか思えなかったりで、素直に受け入れる事はできませんでした。ごめんなさい。沖縄の風景や西田尚美はとっても良かったんですけど。それにしても、みんなあんなに肌を露出してて大丈夫?って思いました。私が沖縄に行った時、日焼け止めを「これでもか!」と塗りまくって、それでもたった一日で赤く日焼けして、日焼け止めがちゃんと塗れてなかった足の甲なんかヒリヒリで、マトモに歩けない状態になったモンです。西田尚美の白さに、映画見てる間ずっとハラハラ。
[DVD(邦画)] 5点(2006-08-04 00:27:09)
1809.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
ラストに至って「あああ!そう来たか!ちょっと感動しちゃったぞ!」って感じだった(ファンタジーだと思わせておいて、SFでした!)んですが、冷静に考えると終わり良ければ全て良しなのかぁ?って。だって全体の90パーセントは、私、だれだれ~んと見てましたもんね。なんていうか、ラストの大きなオチのために、あまりに強引で無理矢理な展開をさせるじゃないですか。死人が甦ったのにそれを当然の如く受け入れてしまったり、記憶喪失だってのに医者に行くでもなく、外界から一切遮断された状態で過ごして、って。それはラストで理由が明かされはするんですけど、ラストまではひたすらヘンなモノを見せられ続けてる感じとしか言い様がありませんでした。もし実は記憶喪失の別人だったらホラーにだって転じちゃいますよね。記憶がないのをいい事に若い女性を自宅に軟禁状態にする親子。キャー! そういう不信感がずーっとつきまとって、ラストでなるほど!ポン!と膝を叩いて、って、じゃあこれはラスト数分間のためにある映画なのかい、と思うと、いい映画だったのかどうか、ちょいと頭をヒネらざるを得ないのですわぁ。怒涛のラストで感動しました~!って裏で、実はパラドックスが生じちゃってたりしてますし。どうして時間いじり系映画はみーんな「細かいコトは気にするな」になっているのでしょう? むー。心で見ずにアタマで見たのが敗因かな・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2006-08-02 01:44:51)
1810.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
最近とんと映画に疎くなってる私はこの映画をタイトルから「カオス理論のバタフライ効果について実験的症例の如く物事を対比させて描く、ちょっと硬派な科学的映画」なんてイメージを勝手に抱いてました。そしたらぜーんぜん違うの。もうびっくり。「記憶が飛ぶって『タイムリープ』かぁ、いや違う、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(特にPART2)の『タイムマシン』の『オーロラの彼方へ』で結局『時をかける少女』だあ!」と。これがバタフライ・エフェクトって言われたら、んー、そうかなぁ?どちらかっていうとパラドックス&平行宇宙でないの?と。現実にはどう考えたって理論的にあり得ない、ファンタジーな物語でございました、って点でもう私の見当違いも甚だしい状態。そういう映画ならそういう映画だ、って最初から割り切って見てれば面白かったのにねぇ。まあ、設定に「えええ?」って箇所もあり(基本が変化構造なのに一部に円環構造が混在していて、一本の映画内に『ターミネーター』と『T2』の矛盾が放置されている状態)、そういうのはどうしたってツッコミ入れざるを得ない訳ですけども。だけど時間操り系の映画はドクが言ってたように「細かい事は気にするな」って見方がいちばんいいんです。牛丼食べようと思って間違えて茶道教室に入っちゃったよーな私が悪いんです。ええ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-07-27 00:57:45)
1811.  ゴジラ対メカゴジラ 《ネタバレ》 
このあたりのゴジラは映画としてマトモに見るのはかなりツラくなってますね。人間が出てる部分はドラマなどなくて、ただ物語を追いかけるばかり、だけどそれがとってもマヌケ(敵を出し抜くとか言いながら出し抜けてない・・・だったら最初から飛行機で行ってよ!博士達がピンチだよ!)で真剣に見ようとする行為がとっても大変。なので楽しみ方を探しての観賞、ってカタチになりました。宇宙人のボスが8:2分けでブランデーグラス片手の成金親父状態でイヤですぅ。おいおい、宇宙人の基地にたった2人で乗り込むなよ、つーか宇宙人は易々と侵入許すなよ。なんで宇宙人の正体、猿やねん!「猿の軍団」1974年、この映画も74年・・・そっか。キングシーサーを目覚めさせる歌がムード歌謡って、どんな伝統芸能なん? 岩陰にこそこそ隠れるキングシーサーがキュート。メカゴジラの曲が今となっては時代ひと回りしてオシャレ。子供向け映画でスプラッタ描写するな~!グロ~。メカゴジラの猛攻、カット割り細かくてすげー。ゴジラとキングシーサーのピンチ描写、結構エキサイティング!・・・と思ったらゴジラのハンドパワー(何故か磁力)で萎えるぅ。爺さん、さんざん悪態吐いてたクセにめでたしめでたしでいいのかよ!って、なんの余韻もなく終わっちゃったぁ!・・・・・・まあ、そこそこ楽しめたんで良しとしますか。
[DVD(邦画)] 5点(2006-07-19 01:33:31)(笑:1票)
1812.  M:i:III 《ネタバレ》 
悪いヤツがどんだけ悪いのか、どんだけ凄い存在なのか、ちぃとも判らなくて、ハント側だけが大騒ぎしているような印象。それで、多分、映画がほぼ完成した時点で「悪役の存在弱すぎ」って事に気付いたのでしょう。だからクライマックスシーンをメインタイトル前に持ってきて、なんとか悪のイメージを引っ張ろうとした、と。これで実際にはそんなに悪いとかナンとかっていうレベルまで描けてなかった悪役を、とても悪いヤツに思わせて引っ張る事に成功・・・したかに思えたものの、橋のところの対ヘリコプターのサスペンスが、オープニングの存在によって全くサスペンスとして成立しないというチョンボを生み出してしまったのでした(悪役が逃走する事が最初に予告されている以上、ハントがヘリを落とせない事は約束されちゃってる)。脚本の弱さを見せ場と編集でフォローしているようですが、フォローしきれていない気がします。物語を転がしてこそのアクションシーンだと思うんですけどねぇ。それにしても、あんなにすぐ泣いたりキレたりするハント君は、エージェントとして正しい資質を持ってるんでしょうかねぇ?
[映画館(字幕)] 5点(2006-06-24 20:08:38)(良:1票)
1813.  サンダーバード(2004)
やだいやだい!アランは関根勤じゃなきゃやだい! ってな事はともかくとして、サンダーバードの燃えポイントってのは、やっぱりあのメロディと共にカッコイイメカが活躍するシーンにあったりするワケで、基地セットなんぞ与えられた日にゃ、今でもメロディを口ずさみながらキューン、ドドーン、ってな調子で一日中遊べる自信があったりするワケで(それは自信とは言わない)、そこをあんまり大切にしてくれてない点では大チョンボな映画ではあると思うんですよ。あのメロディ自体も鳴ってくれて嬉しい!と思ったけど、なんか微妙に音痴だし。でも、メインタイトルを始めとしてモダンアート風なトーンで飾られた世界はオシャレで、ガチガチのVFXでハードなSFにしちゃうよりは、ちょっと遊びのあるデザインの方が相応しい感じがするので、その点では意外にイイかも。内部メカやコントロールルームあたりは現代的過ぎでハンパなので、もっと全体をモダンアートで統一してくれたら最高だったんですけどね。物語は基地が奪われて取り返す展開がモタモタし過ぎていてじれったく、そんなコトは後半にでもまとめてもらって、前半は発進シーンと国際救助隊の活躍を延々と見せてくれればそれで良かったんですけどねぇ。せめて1号のレール上の横移動見せてくれて、2号のコンテナをばーん!って海に浮かべてくれたら、それだけでも1点上がったんだけどなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-06-23 00:46:31)
1814.  オーメン(2006) 《ネタバレ》 
前作は面白いとは思いませんでしたが、一流のスタッフとキャストの仕事ぶりもあって大作の風格を漂わせていました。大したアレンジもされずにリメイクされた今作は、前作のシネスコからビスタへと狭まったのに合わせたように演出も雰囲気も演技も音楽も萎んでB級の空気が漂い、なんだか軽くなったモンだなぁ、と。しかし、これで本来の「オーメン」って映画に相応しいレベルになったと思ってしまったりもして。元々結構ヘンな設定じゃないですか。ワンワンの子供だったり、世界を支配しようとしてるワリに悪魔一派の行動がセコくて一貫性がなかったり。その点、大マジメにベテランが仕事するだけの題材かなぁ?みたいな疑問は、今回抱かなくて済みましたからね(一部のベテラン俳優も元から仕事選ばない人だったりしますし)。この監督さんの作品にある、疑問ありなカメラワークは今回も健在でしたし、安直スプラッタに走ったりもしてますけど、B級ホラーとして割り切って見る分にはアリでしょう。前作に比べてクライマックスがあまりにあっけなかったり、かと思うと前作の表現をそのまま頂いてたり、っていうのはちょっと不満でしたが。それと、現実の出来事とヨハネの黙示録を結びつけて、それを悪魔の仕業にしてしまうのはよろしくないかな。ヨハネの黙示録をよーく読めば、悪魔のせいにしちゃえば済む預言じゃない事は判るハズですからね・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2006-06-11 23:37:32)
1815.  シャレード'79
映画としてはどうでもいいですよー、な内容なんですよね。「シャレード」の名を冠しちゃいかんでしょ、オードリーとファラを同列に扱うなんてどういう神経してんの?と文句のひとつも言いたくなりますが、まあ、日本で勝手に付けたタイトルみたいだし。正直、ヌルめのラブサスペンス。ただ、映画好きとしてはどうしても許せない、許しちゃいけないネタがひとつあるんですよ。ファラがジェフからプレゼントされるイモムシのぬいぐるみ。これ、節ごとに鈴が付いてて、足にはクルマが付いてて紐で引っ張るとゆー、相当凄いセンスのモノなのですが、映画館に入ったファラとジェフ、うるさくて周りの観客に注意され、逆ギレちゅーか腹いせとばかりにこのぬいぐるみを、映画館の段差をがこがこ、鈴の音ジャラジャラと高らかに引っ張って楽しそうに出てゆくんですね。こんな二人は「最終絶叫計画」の映画館に送り込んでしまうべきでしょう。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-23 22:43:54)(笑:1票)
1816.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
不勉強な私はタイトルだけは知ってても、どんな内容かは全く知りませんでしたし、今回の映画化にしてもトム・ハンクス以外に誰が出てるのすら知らずに見に行きました。タイトルからして、ダ・ヴィンチの絵画に隠された秘密から人類の大きな謎が明かされる壮大なミステリー、もしくは社会派サスペンスかと思っていたのですが、なーんだ、ミラー大尉とアメリとガンダルフとレオンが「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」ごっこする映画じゃん、というのが結論。いやいや、それなりに問題作なのは判るんですよ、キリスト教の世界においては。でも、そんだけの危険を冒してまで描かれているのがな~んかユルい娯楽アドベンチャーですからねぇ・・・。『展開に付いてゆけない人続出』とか言われてたんで真剣に見てたんですが、実際はどんどんと先が読めまくってしまうので、さっさと展開せんか~、のろい、のろいぞ!って状態。各人、各組織、各国家に対する宗教を巡る諍いへの警鐘の意味が込められている事は感じるんですが、ほどほどの信仰しか持ってない人間にとっちゃ(いや、キリストさんって人間だったんでしょ?と普通に思ってしまったり)、見せ場少なめ、ダルめの娯楽映画でしかないのでした。クライマックス?って思えるところからがゆるりゆるりとクド過ぎね。私にとって『そこそこ大名』なロン・ハワードはやっぱり今回もそこそこなのでした。マンネリサウンド、ジェームズ・ホーナーが鳴らなかっただけマシですか・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-21 17:53:40)(良:1票)
1817.  チキン・リトル 《ネタバレ》 
うっわ、微妙な映画だなぁ・・・。テーマはとっても判り易いんですよ、親子の対話を大切にしましょうね、子供の可能性を潰しちゃいけませんよ、って。だけど、その肝心の親子に親しみを抱けるだけの魅力がないんですよね。特に主人公のリトルは、自我の可能性を盲信するばかりで実力は全く伴わないという、現実に存在したらひたすら迷惑なだけのタイプ。その迷惑タイプの行動全てを最終的に肯定してしまう、っていうのはどうなんでしょ?と。まだ子供である彼に対してそんな事に拘るのはおかしいのかもしれませんけれど、どうも独善的に思えて仕方ありません。明らかにギャグがスベってる箇所も多く、タイミングや演出におかしな部分が散見されたのもマイナスですし、「宇宙戦争」とめちゃネタかぶりの『うひゃあ、ディズニー映画でそこまでやっちゃうか?』と思ったのも束の間、やっぱり結局激しく甘く脱力系なオチもマイナス。中盤にタナボタ的成功を与えてしまう脚本にも激しく疑問を抱きました。だけど、カートゥーンとしてのCGはモデリングや動きでそれなりに上手く表現できてましたし、リトルのガールフレンドがヘンにミョーに魅力的なキャラクターだったのでまだ救われております。でも、ディズニー本体の力がこの程度、ってのはマズいでしょ・・・。
[映画館(吹替)] 5点(2006-01-07 20:42:20)(良:3票)
1818.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
29年前、渋谷のガラガラな劇場の最終回でラウレンティス版の「キングコング」を見たその場所(劇場は新しく建て替えられましたが)で、同じくガラガラな劇場の最終回を見てきましたが、見終わった後の印象まで同じよーなカンジで昔を思い出させてくれてありがとーPJ(もちろん皮肉)。なんだ、ラウレンティス版のリメイクじゃん、可哀想なコングちゃんですかそーですか。長々ダレダレ~っと見せられるワリに登場人物あちこち追いすぎてドラマが迫ってこないし、何かを凝視している登場人物のアップをスローで描いて、それが感情表現でござい、ってのを多用し過ぎててシロート臭くなってるし、コングはただの偏執狂みたいだし、なんつってもよーく知ってる物語以外に見せられるモノはゲームのデモ画面みたいなモンだし。つーか、アニメCG描き割りCG大乱舞、やたら細かいカット割りな状態は、もーアニメ。劇場のCMタイムに見せられた「ファイナルファンタジー12」の映像と同じ感覚で見ている私がいる、と。PJが描きたかったモノって、結局のところ、焼き直しやスピルバーグ作品の模倣だったの? もっともっと違ったオリジナルなセンスを見せてくれるんだろうと期待してたのに、所詮この程度だったのかなぁ。「マトリックス」の2本の続編同様、オタクに大金持たせるとロクな事にならない、って実例を更に重ねただけ、という印象でございました。ちゅー事で点数はラウレンティス版と一緒。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-21 23:55:11)(良:2票)
1819.  激走!5000キロ
蒲田の名画座で「オーメン」「カサンドラ・クロス」との3本立て。友達2人と見に行ったのですが、他の2本は既に見ていたので、純粋に楽しめたのはこの一本でした。後の「キャノンボール」がそうであるように、これもまたストーリーらしいストーリーなんて殆どない、ひたすらゴール目指し、商品のガムボールマシンの獲得を目指し走る人々を描いた映画。キャストがヒジョーにジミなので華々しさはありませんが、バカバカしさって点では「キャノンボール」に負けてません。みんながみんな道楽でやってます、という設定なので緊張感はまるでなし、お遊びで作られたようなゆる~い映画なので、名画座でゆる~く見る分にはちょうどイイ、でもここに何かを求めてしまうとかなりツラい映画であるのも事実。求めていいのはせいぜいクルマ、カッコイイ!くらいかなぁ。70年代には沢山ありましたねぇ、カースタントマン主導で作られた映画。みーんな揃いも揃ってゆる~い映画ではありましたが。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-07 23:04:48)
1820.  キューティ・ブロンド/ハッピーMAX
前作はエル・ウッズの天然な才能が結果的に普遍的なフェミニズムへと昇華されてゆきました。ところが今回のエルは司法から政治の場へとスケールアップを果たしながら、映画そのものはアメリカの正義という、内側を向いた世界へと矮小化されてしまってます。正しい政治を謳うのであるならば、あくまでエルの天然の才能でそこへ向って欲しかったのですが、描かれるのは保守に対するリベラルの主張。それもリンカーンを思想の絶対的な礎としている時点でこの映画の限界が見えてしまうのです。エル・ウッズはエルのエルによるエルのための存在としてリンカーンすらも突き抜けた存在であって欲しかったのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-03 14:56:46)(良:1票)
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