1881. スタンド・バイ・ミー
特筆するほどのドラマがあるわけじゃないのに感動を覚える。環境も時代背景もまったく違うのに何故か懐かしい。そういえば、僕も子供の頃に友達と自転車で山奥のダムまで行ったなぁ~なんて思い出しながら、事件や事故での同い年の死亡者の名前にふと目が行ってしまう。知らない名前だとほっと安心するんだけど、今は疎遠になってしまった昔の友人のことを思い出して、無性にこの作品をまた見たくなる。僕が出演してるわけじゃないのにね。主題歌も最高。 9点(2004-06-04 14:09:32) |
1882. 茄子 アンダルシアの夏
まあ、皆さんのレビュー通り、とにかく短い。もっと観たいと思った。 その日は負けたけど、翌日のレースで巻き返すとか、 2時間くらいの作品にできなかったんだろうか。 自転車レースの醍醐味も上手く表現されてると思うし、 そこに関わる登場人物の人間模様も興味深かった。 それから、アサディジョ漬けがとても美味しそうに描かれていて、 アンダルシア地方に行くことがあったら是非食べてみたいと思った。 というわけで、気軽に楽しむ短編としては、結構面白いのでオススメです。 因みにもっと観たいという興味を抑えられず、原作を手に取ってみたら、 とんでもない事実が発覚して驚愕した。 そっちが主役なのか?! [DVD(邦画)] 7点(2004-06-04 10:28:53) |
1883. MISTY(1997)
役者はそれぞれに与えられた役割をこなしているように思えた。描こうしているテーマに不備もないと思える。でも、どうにも駄目。面白くないし、作品としての存在価値も無いように思える。この作品の駄目さを役者の演技の下手さに求めようとするのは、やはり無理がある。上手い役者だったなら、面白くなっていたなんてとても思えないし、どう考えても監督の能力不足。 3点(2004-06-01 10:01:23) |
1884. 銀河鉄道999
TVシリーズは話数が多く、ちょっとクオリティも低かったけど、劇場版はキャラデザも一新されて気合が入ってる。 2時間ちょっとで綺麗に纏まっていて、感動的な青春物語に仕上がっていますね。 ラストシーンは切なくて泣きそうになるけど、悲しいという感じではなく、希望に満ち溢れた清々しさがある。 ゴダイゴのテーマソングも素晴らしいね。 [地上波(邦画)] 8点(2004-06-01 09:22:26) |
1885. ファイブスター物語
原作の雰囲気を壊すことなく、上手く映像化してるという点は評価できる。原作ファンなら、動くMHを見られるというのは素直に感動だし、原作を知らない人にとっては、この壮大な物語の入門作品として良く出来ている。とは言うものの、やはり第2章のコーラス編も映像化してもらいたい。号泣間違いなしの名作になると思うのだが、そういった企画は無いのだろうか???宝くじで数億円当たったら、全額投資してもいいと思うくらい見てみたい。 7点(2004-06-01 08:44:06) |
1886. カムイの剣
江戸時代、片田舎の村で始まる物語が、キャプテン・キッドの財宝、マーク・トウェインとの出会い、西郷隆盛との対面を経て、維新の夜明けを迎えるという壮大な展開にやや欲張り過ぎという印象を受ける。 とは言うものの、軽快な挿入歌に乗せた斬新な忍者アクションは見応えがあり、最近の作品と比べても見劣るものではない。 寧ろ技術が進歩しても、こういったアクションのかっこ良さというものは、演出のセンスに委ねられるものであるということを痛感する。 ただ派手なだけのアクション映画に食傷気味の向きにはお薦めしたい作品である。 あと、主題歌も◎と付け加えておきたい。 [ビデオ(邦画)] 8点(2004-06-01 06:45:50) |
1887. 火の鳥 鳳凰編
短い時間の中で良く纏められていると思う。絶賛するほどのことはないにしても、火の鳥の世界観を壊すことなくテーマを伝えられている点は評価に値する。主題歌の良さは、この当時の角川映画の流れの1つだろうか。 6点(2004-06-01 06:28:22) |
1888. 幻魔大戦
スケール感を煽った作風でありながら、個々の登場人物の描き込みが浅く、作品全体としての薄っぺらさが目立つ。 主題歌の良さとプロジェクトA子の1シーンでパロディの元ネタとして使われているので、知っているとお得感が増すといったくらいの価値しか見出せない。 [ビデオ(邦画)] 4点(2004-06-01 06:17:55) |
1889. ドラえもん のび太の宇宙小戦争
この時期のドラえもん映画はリアルタイムにすべて見ていたが、どれも良質の作品ばかりで、一定の評価を与えられると思うが、この作品に関しては主題歌を特筆しておきたい。作品の内容自体は他のドラえもん映画に一歩譲るとは思うが、大人になった今でも、僕はこの歌を口ずさむことがある。いや、もしかしたら、僕はまだ大人に成り切れていないのかも知れないけど…。 7点(2004-05-31 12:31:11)(良:1票) |
1890. ドラえもん のび太と鉄人兵団
《ネタバレ》 これまでのシリーズは異世界で冒険するパターンだったけど、本作はいつもの町が舞台なのでリアリティがある。 序盤は楽しい雰囲気だったけど、しずかちゃんがビルを破壊した途端に事態の深刻さが増して一気に面白くなった。 無理矢理な展開でしずかちゃんの家の風呂を入り口にしたので、テレビシリーズのような入浴シーンがあるのかと思ったけど、あっさり気付いちゃったのは劇場版故の倫理規定なのだろうか??? その割にリルルは全裸にされたけど、ロボットだからOKなのかな。 リルルには優しくしても、鉄人兵団は容赦なく破壊するというのがこの作品のメッセージ性の奥深さだと感じる。 最終的にはリルルとしずかちゃんの友情が地球を救ってくれたけど、陰の功労者はママだったように思います。 [地上波(邦画)] 8点(2004-05-31 12:23:36) |
1891. ドラえもん のび太の宇宙開拓史
小学生の頃に見て、素直に感動した作品。思い入れの強さが影響してるのかも知れないけど、数多く見てきたドラえもん映画の中で最高峰に位置する作品と思っている。テレビシリーズと違って、のび太がかっこ良く活躍するのがいい。あと、基本的にはドラえもんの道具の万能性によってなんでもありの設定ではあるけど、この作品のラストに待ち受けているどうにもならない寂しさに感涙した。 9点(2004-05-31 12:01:01) |
1892. ビバリーヒルズ・コップ
刑事ものコメディの金字塔を打ち立てた作品。 続編を含めてこの路線は定番中の定番でもあり、良質の類似作品は多いけれど、エディ・マーフィを越える俳優が現れていない現状では、この作品が最高峰に位置するのは間違いないのではないだろうか。 素直に楽しめる。 [地上波(吹替)] 8点(2004-05-31 11:39:53) |
1893. 天使にラブ・ソングを・・・
ウーピー・ゴールドバーグのパワーだけで強引に引っ張っていく作品だけど、ここまでパワフルだと脱帽ですね。名作の域に達していると思う。素直に楽しめる。 [地上波(吹替)] 8点(2004-05-31 11:24:57) |
1894. ゴースト/ニューヨークの幻
とりあえずデミ・ムーアの目が好きです。 まあ、物語としてはよく出来たラブファンタジーということで、 主題歌の良さも手伝って普通に感動できますね。 でも、それとは別にウーピー・ゴールドバーグの存在感が凄い。 作品をぶち壊すというほどではないのだけど、 ゴーストと言えばウーピー・ゴールドバーグってなくらいに印象に残ってる。 やや切ない話をあまり深刻にし過ぎないように コメディ要素を盛り込んで調整しようということなのかも知れないけど、 ウーピー・ゴールドバーグが勝っちゃってる気がしないでもない。 8点(2004-05-31 11:18:33) |
1895. ペリカン文書
ジュリア・ロバーツに毒されていた頃の僕が劇場までわざわざ足を運んで、皮肉にも主演が彼女じゃなければと冷静になれた作品。 悪くないサスペンス作品ではあるが、やはり主演がどうにも駄目。 演技が下手とか、そんなふうには思わないけど、明らかに彼女に向いてない作風で、新境地を開拓しようとしたが、失敗したという感じは否めない。 寧ろたったそれだけのことで、何故か絶賛したくなくなるという彼女の影響力の大きさを思い知る。 [映画館(吹替)] 5点(2004-05-31 10:55:51) |
1896. 走らなあかん 夜明けまで
話は二転三転、それなりに緊張感を持って最後まで引っ張っている辺りは上手いと思う。 大阪やくざの理不尽さを少しコミカルに描いてるのは有り勝ちな流れとも言えるが、かたぎの関東人を通して描くことでコテコテの謗りを免れようとしている感じだろうか。 作品全体の雰囲気としてはB級なのだが、それなりの役者を揃えているので、ちょっと期待してしまう。 でも、やっぱりB級なのに違いはないので、あんまり期待しないで暇潰し程度に見るといいかもです。 [地上波(邦画)] 5点(2004-05-30 13:14:38) |
1897. ココニイルコト
大阪に生まれ育った僕にとっては、 ありえないイントネーションの連発で突っ込みどころ満載ではあるのだけど、 見慣れた景色の中で繰り広げられる少し優しい物語はやはり心に沁みる。 こういった作品に出会った僕は必ずと言っていいほど、心の中である賭けをする。 少し天邪鬼な僕は、こう呟く。 最後まで泣かなかったら僕の勝ち。 エンディングテロップが流れ出し、僕は勝ち誇ったように姿勢を正す。 名作ってほどじゃなかったけど、まあ、ええんとちゃいますか。 真中瞳が誇らしげに勝ちを宣言した後に僕が少し泣いたのは内緒の方向で。 [地上波(邦画)] 8点(2004-05-30 04:08:07) |
1898. エンジェル 僕の歌は君の歌
オカルトラブロマンスということで、なんでもありの展開なのだが、 ラストはちょっと感動させられた。 和久井映見は幸薄い役どころがよく似合う。 そういう星の下に生まれたんだろうな。 ちょい役だが、大竹まことには笑わせてもらった。 耳慣れたこの主題歌も好き。 7点(2004-05-28 05:42:34) |
1899. まあだだよ
雰囲気としては嫌いではないのだが、やはり全体的に退屈ではある。猫に絡んだ人情話の部分は素直に見入ってしまったが、その後の盛り上がりに欠ける印象。ストーリーにもう一工夫必要なんだと思える。 4点(2004-05-25 06:11:54) |
1900. 乱
単なる悲劇というわけではなく、人の醜さ、怖さ、そして、哀愁といった情景が見事に伝わってくる大作である。やや長さを感じるテンポの悪さがあるので、再編集したバージョンなどがあれば、名作と成り得たかも知れない。ストーリーはよく練られた秀逸なものであり、それぞれの登場人物も魅力的、美しささえ感じさせる合戦シーンも見所。主人公の境遇がその後の黒沢作品のとち狂った方向性を暗示しているとか言ったら、誉め過ぎか??? 8点(2004-05-25 05:56:49) |