1. オペラの怪人(1925)
あと数年で三十路になろうかという年齢でオペラ座の怪人というものを恥ずかしながら初めて見ました(笑)原作に関する知識はほぼ0ですがどことなく美女と野獣チックな感じが。同じような感じでいえばいわずと知れた「キング・コング」がありますけどサイレント映画なんで言葉での恐怖ではなく雰囲気で怖さをうまく表現できでるかと思います。怪人がまさかのすいとんの術をつかったり前半と後半の尺があってないような感じがしましたけどモノクロ映画ならではの影と光の使い方のお手本のような映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2013-03-11 16:43:25) |
2. 下宿人(1926)
切り裂きジャックを題材にしたサスペンス映画でヒッチコックらしさっていうのは感じるのに・・なのに!!BGMが合ってねぇ~~。明るすぎて緊張感が・・・。内容はよかったんだけどバックがすべて壊してくれたような感じで残念。サイレントなのでしゃあないんだけどももうちょっと考えてほしかったです。なので今回はストーリーだけの点数をつけさせていただきました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-27 15:47:03) |
3. ロスト・ワールド(1925)
ウィリス・H・オブライエンがこの映画をステップに「キング・コング」を作ったのは有名な話だがちょっと雑な感じが・・。。セリフがやや多いのでサイレント映画で見るのはもったいないと言うかトーキーで見たかったなぁ~という感じです。恐竜同士を戦う迫力というのは凄いんですが、どことなく盛り上がらない雰囲気っていうのがどうしようもないんですよね、やっぱ。話の展開は「キング・コング」に似てるのだが前半が長すぎたせいか恐竜が襲撃するロンドンのシーンの短さがちょっともったいないように思えました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-07 09:40:03) |
4. じゃじゃ馬馴らし(1929)
初めて見たメアリー・ピッグフォードとダグラス・フェアバンクス。runtimeが短いせいかシェイクスピアの劇の映画化にしては中身が薄いような感じがしたし前半と後半の長さの割合があってないようにも感じた。他の作品に比べても「じゃじゃ馬ならし」はそれほど映画化もされてないのでよくはわからないけどもちょっとあっさりしすぎちゃうんかなぁ。キャサリンの役を上手く演じてたメアリーはモノクロで見ても綺麗すぎです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-18 15:36:10) |
5. キートンの大列車追跡
ちょっと久しぶりのキートンさん。キートン映画史上最大のスケールで描く(独断)この映画ですが何といってもスゴイのは陸橋崩壊機関車転落シーン。あんなシーンいまじゃCGでしか作れないし橋の真ん中にきたら凄まじく綺麗な絵で崩落していく、、、普通に4回ぐらい巻き戻してみちゃいました(笑)セリフがやや少ないのがちょっと残念だったけど機関車でのキートンの動きはありえないです。恋人との掛け合いでクスリ笑いさせてキートンを見て驚きとどめはラストの崩落だ、ビデオ買ってよかったぁ~。 [地上波(字幕)] 9点(2008-02-07 09:50:59) |
6. キートンの恋愛三代記
後半のインパクトはすごい。アメフトのシーンは「キートンの大学生」のラストを彷彿とさせるようなシーンで普通にビビったし屋上から消防車に乗るまでの展開は2回ぐらい巻き戻して見たくなるほどの衝撃度。相変わらず物をうまく使う知恵っていうのは頭が下がります。3つの時代を通して恋愛というものを面白く(?)描いているんですが、何があろうと邪魔が入ろうと愛は勝っちゃうんだよね。。みんなも彼を見習おう!!(笑)終わり方もニヤニヤしっぱなし。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-03 11:14:23) |
7. キートンの結婚狂
キートン映画最後のサイレント映画。いつものようなアクロバティックな動きがあまり見られず、1シーン1シーンを大事にした、ってな。妙にキートンより相手方のドロシー・セバスチャンの方が目立っちゃってるような感じ。後半もキートン映画らしくない殴り合いで血まで見せて、なんかガッカリ。どことなくキートンらしさが見られないように思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-22 01:00:26) |
8. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
怖い。ノスフェラトゥの動きが怖い。モノクロ映画だからこそ作れようなこの映画。ムルナウの作り方は巧すぎるというほかにいいようがありません。不気味な爪におぞましい顔つき。ただ夜でも昼でも同じような感じがしたんだけど、夢の中の出来事だと思えばソレはソレで納得。ノスフェラトゥ登場→ブレーメン進出→ペスト大流行の展開が見事でした。やはりこの頃のドイツ映画っていうのが世界最高峰だということを改めて感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-20 11:48:59)(良:1票) |
9. 荒武者キートン
キートンさん、どうしてあなたはこんなにもスゴイ映画を撮ることが出来るのですか?今じゃ誰も出来ないし誰もしようとは思わない所まで全て自分で演じて自分で監督するところ、本当に頭が下がります。細かい所まで行き届いた笑いに繊細に計算されたラストの滝つぼのシーン。ロミオとジュリエットばりのストーリーに面白すぎるキャンフィールド家vsウィリアム・マッケイ・マッケイ。残念ながら邦題の「荒武者」の意味が全く分かりませんが、ラストの滝つぼシーンは本気で驚いたわ。 [DVD(字幕)] 8点(2007-05-17 21:01:59) |
10. キートンの蒸気船
見る前に後半の凄まじいスタントがどんなのか知ってしまったために・・驚きさとちょっと面白さが半減してしまった。くそー!!どうやって撮影したんだ?なんでそんなことが思いつくんだ?の連続。ちょっとBGMの音量が高かったけど、カメラを鏡のように見せるとか普通考えないっすよ。窓のすり抜けや傘を持ったまま飛ばされたりとか今ではベタな(?)笑いの基礎っていうのはこの時代に作られたんだ~と考えると改めてキートンの存在価値が凄いことがよく分かります。くそー!!知るんじゃなかった!! [DVD(字幕)] 7点(2007-05-03 09:10:38)(良:1票) |
11. キートンの探偵学入門
キートンが夢に陥るシーンで幽体離脱な感じになるのはメリエスの「一人オーケストラ」と同じ撮影方法をしたんじゃないかなぁ。後半のストーリーはキートンにしかできない神業の連発で計算しつくされた小技大技が連発です。何で日本でキートンよりチャップリンの方が有名なんだっ !と本気で考えたくなるようなこの頃のキートンの凄さはチャップリンを遥に越えているだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-04-17 11:38:41) |
12. キートンのセブン・チャンス
こんな映画、キートンにしか作れないよ。スピルバーグに「アラビアのロレンス」のリメイクを作れ!っていうぐらいに無理だよほんと。ラスト30分は映画界に残る衝撃の30分。なんちゅう動きをしてるんだぁ!!と何度も叫んでしまった(笑)凄まじいジャンプ力と脚力で逃げまくる、崖の落ち方なんかチャップリンもマネはできないだろうな。「メトロポリス」顔負けの花嫁女性の増殖するスピード、すげぇ!!「7」にこだわった設定が巧く組み合わさっているんですがラスト、崖を駆け下りてきた花嫁女性軍団がどうなったか気になったぁ~。 [DVD(字幕)] 10点(2007-03-16 12:47:33) |
13. キートンの大学生
ニヤニヤするシーンばかりで、下手糞がスポーツしたらこんなもんだぁ!というのを思う存分キートンが見せてくれます。競技場での練習がラスト5分に全てまとめた手法はスゴイ。あんなシーンを撮るの、キートンにしかできないよほんと。ただ、スゴイというのがそこしかなかったのはなんか物足りなかった。ニヤニヤ連発ですが、最後の最後のお墓にはもっとニヤニヤしてしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-01 23:52:40) |
14. キートンのラスト・ラウンド
いつものドタバタぶりがほとんどないのでキートン映画ではちょっと物足りないかもしれません。チャップリンのボクシング物からもろ影響を受けているようですが、なんかイマイチ。軟弱な割りに筋肉むっちりな体をしてるのはなんでや(笑) [DVD(字幕)] 5点(2007-03-01 11:58:55) |
15. キートンのカメラマン
すんげぇ。キートンがいつの間にかMGMに入社してたこともびびったけど。超人的なキートンのダッシュやバスの乗り移りなどほんといつ見てもスゴイ。プールの飛び込みもちょっと期待したけどまじめに飛ばないところもコメディだもんね。後半出てくる小猿がすんごぉぉぉぉい可愛くてなんでそんな動きできんの!?ってぐらい見事な演技してます。ラストも悲しくなっちゃうんだけど、最後の急展開。こういう映画大好きっす(笑) [DVD(字幕)] 10点(2007-02-02 22:01:40) |
16. 海底王キートン
キートンの細かい笑いはホントスゴイ。小道具も手抜きなしなのでよくここまで考えたなぁ~の一言ッス。いつもみたいなアクロバティックなシーンは多くはないけど、出てきたものをそのまま終わらせずにちゃんと後で役立てるってところもなんか好き。あんまり海底王っぽくないけど、なかなかな代物でした。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-01 23:16:57) |
17. 馬鹿息子
この映画はキートンの映画ではなく、コメディ映画でもなく、ドラマに重点を置いた映画である。なのでいつものキートンとは見ないで見るほうがいいかと思う。なかなか、撮影方法も巧みな感じもする。キートンもこんな演技派だったっけ!?と思わせるような絶望的な人間をうまく演じてました。ちょっと長いので中だるみするところもあるけど、ラストはハッピーエンド×2でよかったよかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-22 14:22:44) |
18. キートンの捨小舟
ジョー・ロバーツって人はチャップリンン映画で言うとエリック・キャンベルのような人。背がでかくて怪力の持ち主なので背のちっちゃな大人ならひょいと投げちゃう。ん~、スバラシイ。今回は墨で塗ったようなひげをしたキートンが出てきたり、ジョー・ロバーツが怪力を発揮したりといつもなキートン映画の調子なんですが、夢オチのあとにキートン映画らしいオチがさらにまってたところはほんとにニヤニヤしてしまった(笑) [DVD(字幕)] 5点(2006-12-04 22:45:19) |
19. キートンの空中結婚
ノーテンキで目の前のことしか考えない相変わらずなキートンなんですが、ふとした興味から当時珍しかった気球に乗ってしまい、ふとしたことから墜落したことから起こる、ロマンス映画な一本なんですが、ニヤリとさせられる場面が多数。見てて「邦題の意味は~なんじゃぁ!!」ってなるかもしんないけど、最後の最後にその意味が分かったときは「そうきたかぁ~!!」と不意をつかれニヤリとさせられましたねー、はい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-04 18:39:04) |
20. キートンの白日夢(成功成功)
キートンが街で巻き起こす一騒動なんですが、アクロバティックな演技をなかなか見せてくれます。路面電車に飛び乗ったり「キートンの警官騒動」をもっかい作ったような中盤やら小道具を使った笑いもなかなかです。終わり方がちょっとよくわからなかったけど、ズタズタに汚れたキートンの姿がなんか面白かったです。「成功成功」っていう邦題もなんかよくわからぬ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-03 22:45:37) |