1. ロボコップ(1987)
去年この作品をはじめヴァーホーヴェン作品をまとめて観たのだけれど、何と言うか、クセのある監督さんだなあ、という印象。ある種露悪的だったり、あるいはアメリカ的・ハリウッド的なものに対してシニカルでありつつ、その「アメリカ的・ハリウッド的」な文法で作品を作り上げる、という、なんかもぉ、二重にも三重にもヒネくれてんなぁ、という感じ。この作品でも、後半でヘルメット(?)が剥がれ落ち、あまりカッコ良くない姿で戦うロボコップは、滑稽でもあり、グロテスクでもあるのだけれど、反面愛おしさを感じなさせなくもない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-09 18:12:54) |
2. ヤング・マスター/師弟出馬
久々に観たジャッキー映画。十以上年の離れた姉が大ファンで、多分僕がはじめて名前を覚えた映画スターもジャッキー・チェンだったと思う。運動オンチでヘタレだった子供の頃(今もだけど)、彼は僕にとってヒーローで、彼の姿(テレビで、石丸博也氏の吹き替えだったけれど)を観る度に笑って、泣いて、「明日を生きる勇気」を貰った。久々に観たら、やっぱし勇気がわいたし、ラストの長い長い戦いのシーンを観てるうちに涙が出てきた。彼はアクション・スターとかいう前に何よりもまず一流のエンターテイナー、人を楽しませることが、喜ばせることが大好きな人。だから彼のアクションは、例えばチャップリンのあのヒョコヒョコ歩きと同じくらい、楽しくて可笑しくて、そして切ないのだ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-11 19:54:17) |
3. 遊星からの物体X
<トラウマ克服企画第三弾(※注・第一弾は「エイリアン」、第二弾は「シャイニング」っす。)>コレはよーく覚えてますよ。小学生の頃「E・T」を観るため、初めて映画館に行った時、予告編でやってたのがコレ。もぉ、怖くて怖くて、ホラー嫌いを決定づけられました。つうか、宇宙人と少年の交流を描いた感動作を観に来た純真な小学生に、何ちゅうモン見せんねん、ドアホ!・・・が、20余年の時を経て久々に再会。やっぱ怖い、つうかキモい。南極という閉鎖的空間が舞台って事で息苦しさ全開だし、特殊効果はやったらレベル高いし、エンニオ・モリコーネの「デンデン、、、、、デンデン、、、、、」って音楽も怖い(あんまり怖くて、途中から手元に置いてあったギターを持って、陽気なメロディを奏でながら観てました)。これってただのホラーではなく、「人間不信」のメタファーが込められてるんですよね。誰が味方で誰が敵(The Thing)なのか分からず、皆が疑心暗鬼になっている、っていう。ある意味スターリン時代のソ連とか、こんな感じだったのかも、なんて事を思いましたです。それとあさりよしとおのマンガ「宇宙家族カールビンソン」に出てくる「犬のジョン」って、コレが元ネタだったんだ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-03 18:36:38)(笑:2票) |
4. へザース べロニカの熱い日
《ネタバレ》 この作品、カルト的支持を集めているという話を聞いたのだけれど、そーんな大層なものかいな?退屈で偽善的な学園に突如転校生が現れ、生徒をガンガン殺していく。教師も生徒もメディアもいたずらに騒ぐだけ、そして・・・という、社会や個人の中の「偽善」をアイロニカルに風刺したブラック・コメディって事なんだろうと思うんだが、、何つったらいいのかな、その「風刺」の仕方が、悪い意味で青臭い。最後、主人公ベロニカ(ウィノナ・ライダー)が、いじめられてたおデブの女の子に話しかけるシーンがあるのだけれど、そっちの方がよっぽど偽善的じゃん!と個人的には思えました。ただ、若い人が感じてる抑圧というのはアメリカも日本もそれほど大差はないのだな、というのは改めて思った。それと、この時代の女の子のファッション、肩パット入り過ぎ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-08-25 19:55:03) |
5. リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)
んー、オリジナル版と比較すると、良くも悪くもポップに加工してしまった感アリ。「サタデー・ナイト・ライヴ」メンバーが多数参加してるし、歌もなかなか楽しいし、“オードリー2”の滑らかな動きは、さすがヨーダのおっちゃんだなあって感じでしたが、個人的にはオードリーのもりっとしたおちちに終始釘付けでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-27 18:17:46) |
6. お葬式
伊丹十三監督作品を観るのはこれが初めてだったんですけど、何つうか、「ねちょっ」とした作風ですね(笑)。この作品が公開当時大ヒットしたってのも、今からすると良く分からないんだけど、独特の日本人の捉え方(大滝秀治演ずる、嫌~な親戚の叔父さんとか、空気の読めない通夜の客の描き方など)が新しかったのかな。ひょっとして、伊丹監督がそういう視点を持ち得たのって、若い頃ハリウッドで俳優やってて、「外から日本を見る目」があったのかなーと、ちょっと思いました。それと高瀬春奈のお尻の件ですが、僕はも少しピンと張ってる方が好みです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-16 20:28:28) |
7. 最前線物語
《ネタバレ》 「開戦」と「停戦」という線に挟まれた中で行われる、戦争という狂気の物語。そこでは平時に違法となる行為が目的となり合法となる。その狂気性は、例えば「精神異常者を殺すのはまずいが、正常な人間を殺すのは構わない」という皮肉な言葉で語られる。かつて「汝の隣人を愛せよ」と説いた男の像が、彼の教えに従っている(筈の)者たちが殺しあう様を、虚ろな目で見下ろす。■そんな物語を切り裂くかのように走る、幾筋かの亀裂。例えば少女が花で飾った鉄兜。あるいは戦車内で行われる、ユーモラスな出産シーン。敵だけでなく部下にすら冷酷な鬼軍曹が、収容所から助け出された少年に見せる、父親のような優しさ。■亀裂と言っても良い、奇跡と言っても良い、観客に束の間の「自由」の感触を感じさせてくれる瞬間。自分はそれを観たいがために、映画に触れるのだろう、と思う。観た後、腹に重いモノがズンと残る、そんな体験を久々にした。 [DVD(字幕)] 9点(2006-06-13 18:40:54) |
8. 刑事物語2 りんごの詩
《ネタバレ》 武田鉄也って、正直あんま好きになれない。何つうのかな、自分がブサイクであることを上手~く利用して「いい人」の立ち位置にいる感じに「計算高さ」を感じてしまう(ひょっとすると、女性がさとう珠緒を嫌う感覚に近いのかも)。で、この映画も確かにラストシーンは感動的だと思うけど、何かベタさが鼻につくし、あとやたら女性を陵辱(未遂も含めて)するシーンが多いのもイヤだ。・・・でも、なんだかんだ言って、この映画で素直に感動する人の事が、ちょっぴりうらやましくもあり・・・て感じっす。あ、そうそう、ストーリーの整合性にあまりこだわるのはどうかと思うけど、あの「りんごの種」は全然事件を解く鍵になってな~い!単にヒロインが「青い花が咲くといいな」ってゆってただけじゃん。別にいいけど。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-02 17:47:36) |
9. 釣りバカ日誌2
う~ん、このシリーズ「のほほん、ゆるゆる」な所も持ち味の一つだから、細かいことをあーだこーだ言うのも野暮かなって気もするけど、もぉ少し脚本何とかならなかったのか?原田美枝子がやや謎めいたマドンナを演じているけれど、もっとキャラを深く掘り下げて描くとか、、最初の方の「課長(谷啓)の呼び出し」のくだりも全然オチがついてないしさぁ、、言い出せばキリがないんだけど、「手軽に楽しめる作品」と「手抜きの作品」てのはじぇんじぇん違うと思うぞ。唯一良かったのは、スーさんに「出世したいとか、思ったことないの?」と訊かれたハマちゃんが「うん、、それはない」と答えた時の無邪気で可愛い表情、かな。あと久石譲の音楽、キラキラし過ぎ。 [DVD(邦画)] 5点(2006-05-21 19:44:17) |
10. 釣りバカ日誌
このシリーズ、若い頃は嫌悪感があったんすよね。何と言うか、そのヌルさとか、オヤジ慰撫慰撫な感じがダメだったんだけど、自分がオヤジになってきてるからかなあ、改めて観てみたら結構楽しめてしまった。西田・三國コンビが画面に出てるだけで安心して観られるし、石田えりのみち子さんもキュートだし(願わくば、「合体」シーンの暗転は、もう少し後に伸ばして欲しいけど、でもそれやっちゃったら松竹じゃなくて“にっかつ”になっちゃうしね笑)。戸川純とヤバセバビじゃなかった山瀬まみの二人も、ちょっとすっとぼけててオフビートな感じが良かった。ところでこれが製作されたのって、ちょうどバブル真っ盛りの時期なんですね~。日本中がアワアワとバブってる時期に、こういうスローライフ的なものを出したのっていうのは、案外先見の明があったのかも。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-12 17:36:24) |
11. 赤ちゃんに乾杯!
僕も「スリーメン~」よりこっちの方が良かったと思います。あっちは確か麻薬ディーラーとのゴタゴタを膨らましていたけれど、こっちはある種フェミニズム的視点が入ってて、しかも上品で軽やかなコメディーとして作られてる気がしました。赤ちゃんの世話に疲れ切った男たちの表情とあどけない赤ちゃんの顔を交互に映すところなんか良かったなー。そういえば最近は男性でも育児休暇が取れるようになってきたけれど(普及はしてないけど)、この映画の功績も小さくはないのかもね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-27 15:50:39) |
12. ペイルライダー
《ネタバレ》 えーっと、これが「荒野のストレンジャー」のリメイクだというのは定説(な、懐かしい…)なんですか?僕は両方観たけど、「荒野~」は「他者(ストレンジャー)を排除する共同体への復讐」の要素が強い気がしたんですけど…あ、だから「リメイク(作り直し)」したって事か…「荒野~」はイーストウッド演じる主人公が保安官(の亡霊?)だったのに対して本作が牧師だったのは、イーストウッドが「人の弱さ」に対する「赦し」を与えてるのかなーとか、チラッと思ったんですけど…むー、アッシにゃあ、あんまし難しい事は分かりまシェーンが(ニガ笑)、最初の方でイーストウッドが「火遊びは止せ」ってゆって出てきて悪人たちをバッタバッタと打ちのめす所でなんだか涙が出ました。あー、それに保安官と六人の助手も良い味出してたし、あとイーストウッドに股間蹴られて直後に優しくされてた用心棒の大男がイーストウッドを助けるところは、なんか良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-06 18:37:54) |
13. 幻の湖
実は登録した時点では未見だったのですが(ゴメンナサイ)、今年のクリスマス・イブの夜、オールナイト上映で観ました。確かこの作品の上映は十時時半位からだったのですが、その時点でかなり眠くなっていて、その状態で無意味にねちっこくてかったるい描写を延々と見せられるのははっきり言って苦痛、いや拷問で、何度も気を失いそうになりました。しかし、主人公が東京で愛犬の仇・日夏と対決(?)するシーンですぱーんと目が覚め、場内もそれまでテンションが低かったのがここで一気にヒートアップ。場内は爆笑・歓声・拍手の渦、果ては走りつかれ、息も絶え絶えのヒロインに「頑張れぇ!」の掛け声まで。しかしそこから再びトーンダウン、やはりだらだらと続く戦国時代のシーンで再び襲い掛かる睡魔。しかしヒロインと日夏がトルコで再会し、白熱のリベンジマッチの幕が切って下ろされる所から再び盛り上がる場内。二人が良く分からない独白をつぶやきながら延々と続く不毛な追いかけっこ、いやクライマックス、そしていよいよ日夏を追い詰めた!背中の包丁を両の手に握り締め、日夏に詰め寄るヒロイン、そしてブスッ!ドーーーーン!・・・・・・「そ、そうか、、あの拷問のような時間は、この瞬間のためのものだったんだ・・・」という、カタルシス、いやエクスタシー!ワタクシはこの時、冗談ではなく「映画的瞬間」を味わったのでありました。・・・まあこの作品の駄目な所を挙げればキリがないのは充分承知しているし、駄作を殊更褒め上げてスノッブを気取るつもりも毛頭ないのだけれど、映画を「客観的に鑑賞」して語るのではなく「個人的な体験」として語る事こそ正しいレビューのあり方だろう(あくまで、自分個人の話ですが)と思うし、あんな場内の観客の一体感を味わったのも初めての体験だったので(もし家で一人で観ていたら、全然印象が違うと思うのだけれど)、この点数です。・・・しかし、今年最後のレビューが、こんなんで良いのだろうか? [映画館(字幕)] 9点(2005-12-27 16:20:59)(笑:2票) (良:2票) |
14. バンパイア・キッス
《ネタバレ》 最初の方は、割とありがちな80年代の安っぽーいB級映画(ちょいエロ含む)のような雰囲気だったのが、中盤辺りからヘンな方向へ行く。この作品を「ホラー」と捉えた観客は、主人公が一夜を共にした女性はバンパイアである、というのを当然の前提として(だってホラーだから)観るのだけれど、主人公が鏡を見ておののくシーンを観て「おや?」と思わされる。もし彼がバンパイアに噛まれ自らも吸血鬼と化したのなら(ホラーのお約束として)鏡に映らなくなる筈なのに、鏡にはその姿がしっかりと映っている。それなのに彼が恐れおののいている、という事は、つまり彼の精神が「おかしく」なっているのだ、とやっと気づかされ、セラピストに通っているという設定も実は伏線だったのだという事が分かる。そこから主人公の暴走・妄想が一気に加速。ニコラス・ケイジの秘書に対する態度がエスカレートしていく所はまるでサイコ・サスペンスなのだが、その一方で生きた○○○○を食らったりしてるのは異様に滑稽だったりする。つまりこれは見る角度によってホラーにも見えるしサイコ・サスペンスに見えるし、ブラックコメディにも見えるという、まるで騙し絵のような作品。作品の質が凄く良く出来てる、という訳ではないけれど、その映画の構造がなかなか面白かった。・・・それにしてもニコラス・ケイジ、大した役者さんだわ。多分そんなにギャラが高いわけでもなかっただろうに、アレを口にするとは・・・。役者が役作りの為に増量・減量したとかいって褒められたりするけど、この作品のニコラス・ケイジには適いませんわ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-03 18:59:08) |
15. ちゃんばらグラフィティー 斬る!
うむむ。この作品、基本的には「既存の時代劇作品の編集+ナレーション+俳優へのインタビュー」という形なのだけれど、工夫次第でもうちょっと面白く出来たんじゃないかな?という気もする。東映の時代劇は、例えばリアリズム重視の大映時代劇と比べると娯楽性・明快さを重視していて、色んな意味でぶっ飛んだ作品が多いように思う(勿論東映作品でも、リアリズム路線の作品もあるけどね)。んでその中には「今観ても凄い!面白い!」というのもあれば「今観ると笑っちゃうよね」というのもあるのだけれど、ここに収められている作品群も、そういう玉石混交な感じ。後半で「関の彌太ッぺ」と「沓掛時次郎・遊侠一匹」のハイライトシーンを持ってくるのはちょっとズルいなー。でも宇崎竜童の音楽は結構ダサカッコ良くて映像に合ってたし、女優さんも沢山見せてくれるし、楽しかったです。あ、あとこれに出てくる「ひばり・チエミの弥次喜多道中」は面白そうだったなー。今度レンタルしよ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-01 17:03:33) |
16. ハメット
噂によると、この作品でヴェンダースとコッポラの間でひと悶着あったとか。そういう先入観があるからかもしれないけれど、どっちかというとコッポラ色が強いような気がしました。じゃあわざわざヴェンダースをドイツから呼び寄せたりしないで、自分で撮れば良かったんじゃないの?と、ついつい余計なことを考えてしまいます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-23 20:32:46) |
17. 赤ちゃん泥棒
《ネタバレ》 んー、これがコーエン兄弟のスタイル、なのか。マンガ的に面白い感じはしたけど(別にマンガというジャンルを馬鹿にしてるわけではないです、念のため)、あんまり盛り上がれなかったなあ。ラストはちょっと良い感じだけど・・・何つーか、「悪人はどんな悲惨な死に方してもオッケー」みたいな、いかにもアメリカっぽい感じが、あんまし好きになれないです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 19:41:30) |
18. ヴァレー・ガール
これまたニコラス・ケイジ好きの姉に借りて観た作品。んー、観ながら何とか良い所を探そうと思ったのだけれど、「あー80年代前半ってこういうアイドル青春モノって一杯あったよねー」という感慨にふけったのと、あとはまだ毛・維持してた頃のニコちゃん(BY姉)が観られるって事以外には、ないなあ・・・あ、ヒロインの両親がヒッピー世代で健康料理の店を出してるという設定は、ちょびっとだけ興味深かったけど。山の手のお嬢様と下町の不良少年が恋に落ちる・・・という「障害のある恋」モノなのだけれど、その障害にじぇんじぇん説得力がないし、演出もモタモタしてるし、大体言っちゃ悪いがヒロインが、あんまし、可愛く・・・ない。かといってこんな作品に怒りをぶつけるのも大人気ないよなあ、と思うような、何とも中途半端な作品。でもたま~にこういう作品を観ると、名作・傑作の良さが改めて実感できるので、そういう意味では観て良かった、かな。 [DVD(字幕)] 3点(2005-09-23 19:28:12) |
19. 生きてはみたけれど 小津安二郎伝
小津安二郎が生前に関わった映画関係者や親族らの証言などを元に構成されたドキュメンタリー映画。監督業や私生活での人となりなども語られていて、小津ファンならずとも実に興味深い作品。個人的には、笠智衆のあの乾いた演技が「お能の面」でやってくれ、と小津に言われたというエピソードや、あるいはカメラマン(“キャメラマン”て書くとそれらしいのかもしれないけど、ちょっと恥ずかしいです)厚田雄春が語る「ローアングル」の秘密、あるいはドナルド・リチーの語った「“日本的”ということを深く突き詰めると“国際的”になる」という言葉が印象に残った。相変わらずのへっぽこ映画ファンである僕にとって「小津安二郎」という存在は大きな「謎」のような感じがしているのだけれど、やっぱり時々は、小津作品を観返してみよう、と思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-13 19:33:45)(良:1票) |
20. シティヒート(1984)
んー、ダンディでオシャレな作品を目指したんだと思うんだけど…最初の10分は面白いんだけど…やっぱ致命的なのはC・イーストウッドの出番が少なくて、しかもキャラクターにあまり魅力が感じられないってことでしょうか。ところどころ面白い所はあるんですけどね。特に「赤頭巾ちゃんとオオカミ」には笑った(まさか禁酒法時代のアメリカに“イメクラプレイ”があったとは笑)。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 18:05:00) |