1. 地獄(1960)
《ネタバレ》 確かに、子供の頃に観たら怖く感じるかもしれないですね。 前半は厳正、後半は地獄という構成ですけど、なんか二人とも元から顔色が悪いと言いますか、 死神に最初から取り憑かれてるような肌の色合いでね、現世パートも照明を駆使して割と不気味な感じがします。 踊る女性をものすごくローアングルで撮ったりとか、全体的にとんがってます。 次々死んでく展開が良く言えばシュールで悪く言えば雑な感じもします。 地獄の光景って地獄絵図を思い浮かべるんでもっと赤々としてるイメージだったんですけど、 本作は赤というより青っぽい地獄で寒々しい雰囲気のところでしたね。 だいぶ古い映画なんで頑張ってるぞと讃えるべきでしょうか。 メイク顔の閻魔大王がデーンと出てきたのには少し笑っちゃいました。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-05 17:00:29)《新規》 |
2. 悪い子バビー
《ネタバレ》 もうね、最初5分くらいまでの絵面が色んな意味で汚すぎて(笑)。 多分、ほとんどの人がこの時点で脱落するんじゃないでしょうか。というか、本作によって試されてる感じがします。 「これでギブアップするなら遠慮なく帰ってくれ。耐えられた奴だけ入ってよし」と言われてるような。 そんなわけで、おそらく少数の変人だけが関門を潜って観続けるわけですが、まぁ私も変人なので観続けてみたわけですが、 その後の数珠繋ぎ的な人との出会いの数々は非現実的に見え、いったいこりゃなんだと呆れ返ったわけです。 でも段々と、実は深い映画なのかな?という気もしてきて、というのも主人公は世の中のことを全く知らない、 あらゆる概念が欠落していて、喋る内容もオウム返ししてるだけなので、言ってみれば35歳の赤ん坊ですね。 まっさらな白紙の状態で見る人間社会というのはどういうものなのだろうとか、彼に罪は問えないな、 んじゃあ罪とはなんぞやみたいな、なんか観ていていろんなことを考えたくなってくるわけです。 何回か見るともっと理解できると思うけど、汚い絵面の門を何度も括りたいとは思わないのでこれぐらいでいいです(笑)。 ハッピーエンドで終わるのも、大人の赤ちゃんを社会に放り投げたら幸せな結末で締めくくれた、 この世はまだまだ捨てたもんじゃない、ていうメッセージと捉えられ、その点では好感が持てました。 ただ猫好きの方には全くお勧めできません。一連の猫のシーンは彼の状態を提示するのに必要であるのはわかるのだけど、 ショッキング極まりないので鑑賞しない方が賢明です。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-06-04 10:30:59)《新規》 |
3. あじさいの歌
《ネタバレ》 何よりもまず、けい子さんの魅力ですよね。 この屋敷に初めて若い男の人がやってきたって喜んで、バレリーナみたいにクルクル回ってタラララーンってピアノ弾いて。 明るくて純粋無垢なキャラ。のり子さんも笑顔が素敵で、でも情熱的な面も持ち合わせていて。 お父さんのキャラは、喜怒哀楽が激しいというか瞬間湯沸かし器みたいなかんしゃく持ちで。でも一方で豪快に笑って。 主人公の河田くんは、他人の家に上がり込んで色々聞いてはまた再訪してっていう厚かましさと、 眩暈がした他人を自分の部屋にあげて休ませてコーヒー出してっていうやたらと人の良さを持ち合わせていて。 本作は登場人物のキャラクターが個人的には印象深くて、昔の人がこうだったのか、それとも昔の映画のキャラがこうだったのかは 私には分かりませんが、あのお母さんや連れの男性、そしてお父さんも含めて、 みんなキャラが立ちながらも丸く収まるこの全体的なおおらかな雰囲気がとても好きでした。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-01 17:59:25)(良:1票) 《新規》 |
4. 焼肉ドラゴン
《ネタバレ》 離れ離れになる物理的な遠心力が働くほど、家族の心の繋がりがむしろ増してるような気が致します。 お父ちゃんの、働いた働いたという一人語り、そしてご返盃のシーンが印象的でした。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-01 17:12:18)《新規》 |
5. コッホ先生と僕らの革命
《ネタバレ》 ドイツといえばサッカーの強豪国ですけど、どんなものにも始まりがあるんだという当たり前のことを思い起こさせてくれる内容でした。 ドイツサッカーの父といわれた実在の人物を元にしてるとのことで、舞台は19世紀後半、 サッカーはイギリス発祥のスポーツで、当時のドイツの人たちにとってはサッカーってなんだ?というような状況。 敵対する国のスポーツを取り入れようとするコッホ先生すごいですけど、狙いはチープスポーツをやらせることで フェアの精神や仲間を思いやる気持ちみたいなものを育むことにあって、後半の展開はその通りにみんながなっていくのがみてて微笑ましいです。 あと、ボール一個あれば、木の棒で作ったゴールにみんなして蹴ってプレーができるというサッカーの敷居の低さと言いますか、 普遍の面白さみたいなものがやっぱり元々あるなって、サッカーの良さを再認識した次第です。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-30 16:20:04) |
6. 青春のお通り
《ネタバレ》 特筆するようなストーリーでは全然ないんですけど、全編ほぼ関西弁で、 吉永小百合主演の映画では珍しいんじゃないでしょうか。 こういう昔の邦画って自分はいつもヴィジュアルに目が行きがちでして、 今は無き日本の風景が目新しく感じちゃいます。 当時の街並みであるとか、動物園、スーパー、初代新幹線、タバコも普通に吸ってる時代だったなぁとか、 女優さんのファッション、すごい帽子かぶってるなぁとか、 あとは豪華なお屋敷とスポーツカーですね。見入っちゃいました。 最先端生活であっただろう、真新しい団地とかね。お手伝いさんの目を押してみる 当時のいいとこの空気感みたいなものが感じられて興味深かったです。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-30 11:35:36) |
7. 裸の町(1948)
《ネタバレ》 いま見るといたってオーソドックスなミステリー映画と言いますか、ストーリー自体は特段凄さがあるわけではないと思うまですが、 ニューヨークでのオールロケ、というのが当時は画期的だったのだそうで、今でこそ外でロケなんて当たり前ですけど、 どんなことにも始まりがあるのだなぁと当然のことを再認識させられますね。 大都市でのロケ撮影、その当時の聴衆の野次馬の人たちとかも、そのまんま利用して撮影してるのかな、なんて思ったり。 本作の見せ場はやはりなんといっても終盤のウィリアムズバーグ橋でのシーンですね。 アクション映画のラストは、巨大建造物の高いところに行きがち、みたいな映画あるあるありますけど、 それの走りがこの作品なんだな、て思いました。後世への影響を鑑みて6点を献上。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-27 20:04:42) |
8. 発情アニマル2 アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ・デジャヴ
《ネタバレ》 発情アニマルと同じ監督さんですから、正当な続編ということになるのだとは思いますけど、 まぁぶっちゃけ駄作ですね。もうねとんでもなく長く感じるんですよ。 2時間半ぐらいの尺ですけど、絶対半分ぐらいでいいですよこれ。 40年前の話を引き継いでるからか出てる人たちも年齢層が高いし、 そういう方面でも見所はないです。 [インターネット(字幕)] 3点(2025-05-26 18:56:19) |
9. ディープ・インフェルノ
《ネタバレ》 前半は若者達の馴れ初め、後半からようやくジャングルで謎の怪物に襲われる展開へとなっていくのですが、 洞窟を棲家にしてるっぽいチュパカブラのメイクなり見てくれは悪くない出来だなと思いました。 夜中に繰り広げられるので襲われるシーンもはっきり見えずなんだかよくわからない代物ですけど、 本作の一番残念な展開はやはり軍が救助に向かってチュパカブラをサクッと銃で仕留めて救出成功、の流れでしょうか。 全体として予算の制約上、このチュパカブラを全身しっかり見せて対峙させるシーンを撮るのはなかなか難しいのでしょう。 だからこういう他力本願な終わり方にしてるんだと思いますけどやはり物足りなさは感じてしまいますねぇ。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-05-24 15:24:28) |
10. 雪の花 -ともに在りて-
《ネタバレ》 江戸末期、天然痘が猛威を振るっていた時代。漢方が主流で蘭学はまだ馴染みがないその当時、 町医者であった主人公は「種痘」という予防法があることを知り、私財を投げ打って種痘の苗を福井へと持ち込もうとする。 奉行所に嘆願するも聞き入れてもらえず、なんとか人の伝手を頼りに、という展開。 この種痘、牛の膿を人に植え付けるという手法のため、こんなことをする医者は頭がおかしいとか、 親御さん達からはツノが生えるだの牛になるだの言われ、子供達の命を救う一心でやってるのにその子供達から石を投げられる始末。 それでもめげずに人を救いたいという一心での努力が最終的には実るわけですが、このお話のテーマは 慣例を変えることへの抵抗や反発、無理解からくる偏見等、いつの時代であっても繰り返されるであろうテーマであり 映画にすることの意義は確かにあると感じます。ただ映画としてどれほど面白かったかと言われると、正直地味だなぁと。 前半は前述した奉行所への嘆願で占められ、後半は本作唯一の山場であろう雪山を越えて苗を届けるというシーン、 見所はここだけだったかなと。途中、輩の集団に襲われて全員成敗するシーンが出てくるのですが、 全体としてあまりに地味すぎるので時代劇らしいシーンをせめて入れて盛り上げようとした感が強かったです。 日本には偉人の実話映画が少ないようにいつも感じているので本作のような映画は増えて欲しいなと思っているのですが、 実話映画として面白く見てもらうための工夫のような映画文化もまた乏しいように感じます。 本作でいえば、想像でもいいので主人公の葛藤やドラマを掘り下げる要素がいつくかあってももいいのではと思いました。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-23 16:09:40) |
11. パルコフィクション
《ネタバレ》 なんだかよくわからないけど面白かったお話と、ストーリーも面白さもよくわからなかったお話とありました。 だいぶシュールなので人は選びそうですが、矢口監督らは本当がこういうのやりたいんだろうなって。 どのお話よりエンディングの方が個人的には好きで、ああいうのをずっと見ていたい。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-21 15:10:30) |
12. ひみつの花園
《ネタバレ》 谷口監督といえばウォーターボーイズが出世作のように思いますが、それ以前の作品は なんというかシュールで飄々とした作風のコメディだったんですね。 なのでウォーターボーイズ以降は音楽とバッチリ合わせて万人受けするコメディならば、 それ以前は人を選ぶかもしれないけど、ハマる人にはハマるだろうなっていう。 すっごく自由なんですよね。ひたすら思いついたアイデアをそのまんま数珠繋ぎにして映画にしてみたみたいな。 そしてこんなにも自由奔放な作品に、出てる人たちの実に豪華なこと。 個人的にツボだったのは4WDの後ろにカエルみたいにしがみついて移動するシーンですかね。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-20 15:03:09) |
13. MEG ザ・モンスターズ2
《ネタバレ》 巨大なモンスターが出現する映画だけあって、まさに大味な作品でした。 個人的には深海底のやたらと豊かな景色がファンタジックで好きでしたが、 あの深海とそこれから島で襲ってくる謎のモンスター、無敵すぎでしょ。 ジェイソン・ステイサムより所長の方がアクションは大活躍していたような印象。 超巨大なのに動きが俊敏すぎるメグちゃんの暴れっぷりは目に楽しいですけど、 巨大オクトパスとの戦いがもっとたっぷり見られたらさらに良かったですね。 [インターネット(吹替)] 5点(2025-05-18 14:14:19) |
14. 東海道四谷怪談
《ネタバレ》 最も有名な怪談の一つであろう四谷怪談。改めてこう見てみますと、 ホラーとしての素晴らしいコンテンツが日本には昔からあるんだなと気付かされます。 西洋だとゴーストの怒り爆発、みたいな話になるのかなと思うけど、うらめしや、というこのひたすら物悲しい感じ、 そして様々なシーンで蛇が出てくるんですけど、霊と生き物の関連付けみたいなのも含めてすごく日本らしさが滲み出てる気がします。 直助ってやつはピュアな悪人ですけど、伊右衛門ももちろん悪いやつだけど追い込まれてこうなった、みたいなところもあって そこが話に深みを持たせてますね。毒の話を持ちかけられるシーンでカエルの鳴き声が喧しくなったり、 毒を盛ったり殺めたりするシーンで花火の音がやかましくなったりするんですけど、 つまりは外的な音で本人の「心のざわめき」みたいなもんを表現してるわけです。 昔の映画はこういう手法が取られることがあって巧いなと思います。 CGのない時代、怪の風景を照明やカット割や道具や特殊メイクで苦心して作ってるのが見てとれ、 こういうのもまた昔の映画の良さだと感じます。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-16 15:52:47) |
15. 怪獣ヤロウ!
《ネタバレ》 市長役の清水ミチコがなかなか良かったですね。 ストーリー自体はよくあるパターンと言いますか特段何か特別なものはないんだけど、 岐阜県関市が自分の市をアピールするための映画としてのセルフパロディ的内容になってるのは面白いです。 主人公は怪獣好きの設定でしたが色々あって本人が怪獣自身になるという展開に。 パンツ姿で暴れる巨人の出立ちは大日本人を思い起こさせました。 その巨人への攻撃物で市の企業をアピールしてるのが本作で一番良かったところです。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-15 19:28:15) |
16. 聖処女
《ネタバレ》 遺体が腐敗しない聖女ベルナデッタの話は以前から知ってはいたのですが、彼女の人生を描く作品が1943年に作られていることを最近になって知り鑑賞しました。 戦前の作品なのに今観ても普通に劇映画として楽しめる仕上がりになっていて、2時間半飽きることなく鑑賞することができました。 冒頭の「神を信じる者には説明は不要であり、信じない者には説明も意味をなさない」という文言は実に力強いですね。 私は不可知論者なのでここで言われている奇跡が本当なのかどうかよりも現象としてどう広まっていったのかが気になって見ておりました。 ベルナデッタ・スビルーは、とても素朴な方だったんだろうなと思いました。ただ純粋で素朴な一人の女性と、彼女を取り巻く周辺とのギャップみたいなものをずっと感じました。 洞窟で最初にそれを見た時、妹と友人から聞かれて「誰にも口外しないように」と言ったのにそれをは喋ってしまい町中に話が広まるわけです。 それに聖母マリアと言ってなくて、ずっと「綺麗な貴婦人」と言ってる。お告げの通りに穴を掘ったらそこから泉が湧いてきた、そして人々を治癒した、 「無原罪の御宿り」と話していたとの回答で、無学の彼女がその言い回しを知ってるはずがないとして聖母マリアの出現だということで奇跡認定になるわけですが、 彼女をことを嘘つきや幻覚者だと言っていた大人たちも、特別な人としての使命を与えられ名前も変えられ家族と離れ離れになることも含めて、 ただ素朴な彼女との温度差みたいなものがずっと描かれてるように思いました。 印象深いのは、シスターのおばちゃんが「神に選ばれてきたのは苦しみを得た人々のはずです。私は眠らず休まず、喉は日々の祈りで渇き手は荒仕事で節くれ立っている。 身体中で悲鳴をあげている。でもこれが神へ通じる道なのです。苦しんでる私が聖母マリアに会えず、なぜ苦しまないあなたが会えるのです?」と聞いて 証拠を見せろと迫るシーン。のちにベルナデッタの状態を知り神に懺悔するのですがこの辺のくだりは生々しい嫉妬心が感じられて面白いです。 単なる宗教映画として奇跡を見せつけるというよりも、前述した嫉妬するシスターや自分すら愛せない役人の末路など 全体として教育的に俯瞰したような作りで私にとっては見やすくかつ受け入れやすかったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-11 17:24:29) |
17. 心の旅
《ネタバレ》 退院後のハリソンフォードの演技良かったですね。 本作のメッセージは、「以前の自分に戻る必要はない。新しい自分をスタートさせれば良い」ということかと思いました。 失った記憶は戻らないかもしれないし、もう裕福にはなり得ないかもしれない。 でも以前の自分は不誠実な仕事をし、家族を蔑ろにしてきた。人格の変わった彼は、第二の人生をスタートさせることができた。 仮に事件に遭わずにいたら、あの家族はバラバラになっていたでしょうね。悲劇なことが起きたから、結果として家族は再生することができた、というふうに思えます。 全体として穏やかなタッチで描く作品なので物足りなく感じる人もいるかもしれません。 ただまあ、本作の主人公のように事故でなくとも何かしらの病で以前のようなことができなくなるのは、長い人生誰しもあることかと思います。 そんな時、以前に戻れないことを嘆くより、新しいスタートを切るきっかけだと考えることもできます。 何かを失って、新しいことを知れるというのは人の素晴らしさだなと思います。本作を見ていてそんな思いを起こしました。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-11 16:59:42) |
18. マードレス 闇に潜む声
《ネタバレ》 20世紀初頭のアメリカで行われていた優生学運動を題材にした作品。 本当に怖いのは幽霊ではなく人間だという言葉を地で行く内容ですが、途中までは、 自分はスペイン語を話せず孤立していて妊娠中ということもあり不安な状態が作り出す幻覚なのかなとか、あるいは農薬のせいなのかとか、 そういうのを匂わせてはいるんですが、まぁ感のいい人なら妊娠しているメキシコ移民という段階でオチがわかっちゃうような気もします。 題材が題材なだけに重たい話で、ラストなんてその背景が字幕と映像で流れるメッセージ性の強いものとなってますが、 それ故にホラー映画の皮をかぶってることのアンバランスさも感じずにはいられないですね。まぁ見て知ってもらうためにというのもわかりますが。 [インターネット(吹替)] 5点(2025-05-11 10:23:45) |
19. マニアック・コップ
《ネタバレ》 内容的に、本作の前年にヒットしたロボコップを意識して作られてるなと思いました。 巨体にゾンビ風メイクを施した警官の出立ちはそれなりにインパクトはありますが、80年代はそれこそ ありとあらゆる殺人鬼キャラが生まれた時代ですからその中に埋もれてしまった感はあります。 本作はまさにその80年代らしいBGMと派手な効果音に彩られてますね。 一番の見せ場はやはり終盤のカーチェイスで、フルスタントでしっかり魅せる一連のシーンは 古き良き時代のアクション映画を思い起こさせるものでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-06 10:36:48) |
20. 波浮の港(1963)
《ネタバレ》 家の事情と恋愛が不一致による物語。それも親子二代にわたって。 なかなか時代を感じさせる内容ですが、まぁ60年代の作品ですからねぇ。 昔の恋模様は何かと大変だったんだなぁと思ったり、演技もお世辞にも上手いとは言えないものもありますが、 港町や旅館の風景とか、昔の邦画はヴィジュアル的に興味深いものがありますね。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-04 13:07:47) |