1. EM EMBALMING/エンバーミング
《ネタバレ》 独特な世界観、エンバーミングという題材など興味深く嫌いではないけれど、 まぁそれでも流石にその犯行目的が凡人には理解不能でついていけず。 父親なのかと匂わせる同じエンバーマーのおじさんも、結局何だったのか。 もっと腑に落ちる、咀嚼できる内容なら良かったんだけど。 全体的にまとまっていない印象を受けた。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-02-21 14:24:56) |
2. バタアシ金魚
《ネタバレ》 いま見ると錚々たる顔ぶれなんですけど、みんな若かったからなのか、 それともこういう演出なのか、みんな素人っぽい演技ですよね。 一目惚れしてカナヅチなのに水泳部に入部して何度もアタックするという青春ど真ん中な内容で、 この素人くさいみんなの演技が逆にこの青春映画にリアルさをもたらしてる感じがして面白いです。 東幹久が真面目な顔で「俺たちはステディな関係なんだ」って言ったときは笑ってしまいました。 あと子供時代の浅野忠信が出てきたのには驚きました。こんな可愛らしい時があったのねぇと。 ほのぼのした作品ですが、いってみれば付きまといスレスレと言いますか、嫌われるためにわざと太るとか そこまでさせちゃってるのは罪だと思うんですけど、まぁおおらかな時代だったということでしょうか。 そのこも最初からずっとツンデレな感じだし、カオルも実は興味なかったんだとかお互いに距離を置こうとかいっちゃうし、 若さ初々しさ未熟さピュアさを荒削りながらも印象的に撮りあげた直球な青春ムービー。 モノレールのシーン、カットを割ってやけに凝ってる飛び込みのシーン、浅いプールで気持ちをぶつけ合う終盤のシーン などが印象に残った。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-12-31 12:01:21) |
3. 地球防衛少女イコちゃん 大江戸大作戦<OV>
《ネタバレ》 緩いギャグを軽快なテンポで紡ぐおばか映画といったところですか。 のっけから竹中直人やジャガーさんが出てきてびっくり。UFO特番でお馴染み矢追純一もカメオ出演しています。 豪華な面々とは裏腹に、画質は昔のVHSそのもので懐かしさが画面全体から溢れ出ております。 あまりに自由度が高すぎて、ストーリーがあるのかないのか。地球を防衛してる女の子が何故か江戸にタイムスリップして 唄を歌ったりゲームしたりヌンチャクを振り回したりテニスボールで巨大ロボを倒したりして、赤いオーロラが女の子を現代に戻して終わりです。 ビデオシリーズにしては特撮が凝ってるといった方がいいのかも。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-12-15 15:05:18) |
4. 地獄の警備員
《ネタバレ》 一言で言えば、唯一無二な作品ですね。 絵画取引の仕事に就くためにやってきた新入社員の女性、そして警備員として雇われた元力士の男、 何じゃそりゃって感じですけど、「我が子を食らうサトゥルヌス」が飾られていて度々出てくるもんだから、 それがやりたくて絵画取引の仕事という設定を持ち出してるのかな。 ジャンル的にはホラーだけど、大杉漣さん演じる上司の突然露わにする変態性に思わず笑ってしまった。 これがデビュー作という松重豊の怪演が素晴らしかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-12-05 10:28:42) |
5. クロウ/飛翔伝説
《ネタバレ》 ブランドン・リーの遺作ということで、不幸にも本作の撮影中に亡くなったそうですが この作品は主人公が殺されて1年後に冥界から蘇るという内容。 この作品によって彼の存在もある意味永遠のものとなっているようにも感じられ実に興味深いです。 全体的に雰囲気のある作品でして、のちに作られた映画たちの中には本作の影響を受けたんだろうなというのも見受けられます。 個人的には敵のアジトに乗り込んで銃撃戦を繰り広げ、その後ヘリから走って逃れるまでのシーンがすごくカッコよくて好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-06 10:46:39) |
6. 花嫁のパパ(1991)
《ネタバレ》 この時代の雰囲気がよく出ている作品でしたね。 笑えるというより、微笑ましいという感じ。 こういう、微笑ましいコメディというのは最近はあんまり観ないなぁなんて思いまながら鑑賞しました。 やたらと大きいお家に大げさな式でしたが、父親の気持ちがなんとなく理解出来る、追体験ができる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-07 17:01:38) |
7. トキワ荘の青春
《ネタバレ》 とても淡々としていて、ドキュメンタリーのような雰囲気で綴られているのが印象的でした。 売れる人売れない人、それぞれ違いは出てくるけれども、みんな支え合う仲間でしたね。 切なさが尾を引くも、同時に温かい作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-12-06 18:10:58) |
8. さらば、わが愛/覇王別姫
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 京劇という中国の古典演劇が、目まぐるしく変わる時代の移り変わりに常に翻弄される。 日本統治時代、国民党時代、文化大革命時代と時が移っていくのですが、意外にも文革の時が最も文化否定が酷く、 吊し上げされてしまうくだりが見ていて辛かったです。終盤はほんと救いようがないですね。 だからこそ、伝統演劇は大切にしなきゃという教訓が生きてきます。 全編にわたってモヤがかかったようなバックとスポットライトの多用は、 映像全体が記憶の再現をしているような感覚に陥り実に印象的でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-24 18:40:04) |
9. ジョイ・ラック・クラブ
《ネタバレ》 一つ一つのエピソードが面白かったです。 男運のない人たちだなぁと思いつつも、文化的な違いとかがあって、 それで自分が合わせなきゃ、尽くさなきゃって努めるもんだからそれがかえって仇になるのね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-17 17:19:03) |
10. フィラデルフィア
《ネタバレ》 エイズを題材にしてますが、法廷では同性愛に対する話題が多く、ああ実際はそういうものなのかなあと。 特に昔ほどそういう風潮だったのかもしれませんね。 不満もないわけではないですが、いずれにせよウイズを題材にした初めての映画だということで、 そういった意味では意義は大きいと思います。 難しい役柄でしょうがトム・ハンクスは見事演じ切りました。 90年代の彼は、まさに演技派俳優としてぐんぐんと駆け上がっていった頃でしたね。 オペラで感極まりながら解説するシーンは色々と記憶に残りました。 アンドリューは理知的で控えめなキャラなので、映画としてはああいうところで魅せていく必要があったのかもしれませんね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-26 18:21:50) |
11. ハード・ウェイ(1991)
《ネタバレ》 自身のパロディ化という感じでしょうかね。 シュワちゃんもラストアクションヒーローなんて映画をやってましたが、 マイケル・J・フォックスもこういう作品をやっていたとは。 BTFが終わってまもない、本当にアイドルらしいキラキラさがあって、 とても懐かしさを覚えました。ジェームズ・ウッズも意外と良かった。 終盤のシーンは日本企業の広告がたくさんだったなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-15 20:02:36) |
12. 息子(1991)
《ネタバレ》 リアルタイム社会派のテーマを扱っていて、親子の話としても感動的なんですが、 周りの人たちの愚痴が多くてそれが直接的なのが好きじゃないです。 もうちょっと隠喩的に表現してほしいなと思います。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-12-30 20:23:30) |
13. 木と市長と文化会館/または七つの偶然
《ネタバレ》 まさにフランス映画という感じですね。 そうだなぁ、先生の娘さんと市長のやりとりが一番印象深かったかな。 10歳であんなにディスカッションできる。議論好きのフランス人らしさが出てました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-29 19:49:21)(良:1票) |
14. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
《ネタバレ》 なんかホームビデオみたいな画質の悪さが、ドキュメンタリーらしさを強調していて良いですね。 おじいちゃんたちがクリア映像で映されるより味わいがある。 最初は、「キューバって野良犬が多いんだなぁ」とかどうでも良いことばかり気になりましたが(笑)、 一人一人のインタビューでバックグラウンドが語られるとやはり引き込まれました。 コンサートでの彼らを見ていると、年齢を感じさせません。音楽はやはりアンチエイジングとして有用なんだろうなと思ったり。 ニューヨーク観光をしてるシーンが一番面白かったかなぁ。そのあとに、キューバの町並みや人々を見せて締めくくる。 キューバの歴史も重ね合わせての音楽。そういうものに想いを馳せる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-07 18:41:19) |
15. ニンゲン合格
《ネタバレ》 ものすごく淡々とした演出。思えば90年代前後の邦画は、なぜかこういう淡々演出が多かったような気もする。 その淡々さ故にラストの展開は尾を引きます。 自分は本当に存在してるのか?なんて問うて、確実に存在した、と答えるなんて変な台詞ですけど、 ひょっとして長い長い夢だったのかな?なんて思ったり。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-05 21:46:17) |
16. ポリス・ストーリー3
《ネタバレ》 今回もまた安定した面白さで楽しめせてくれました。 2の時はアパアパ言うてた人が印象深かったけど、本作は相棒の美女ヤンでしょうか。 ミシェール・ヨーのキレのいい動き、そして自らアクションシーンをこなす、その心意気が素晴らしい。 ジャッキーの今回は見せ場は、やっぱりヘリのスタントシーンでしょうか。 ラストの列車のシーンも良い。さすがはジャッキー。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-08-22 22:45:19) |
17. ナイト・アンド・ザ・シティ
《ネタバレ》 デ・ニーロがダメ人間を演じているわけですが、他の彼の作品と違い本作のデ・ニーロは実に弱っちいです。 殴られ役ですね。そんであっちこっちにいい顔しようとして嘯いて自滅していっちゃう。 終盤の、転がるように悪化していく状況は本当ブラックコメディです。目も当てられない。 ロクでもない人なんだけど、何かしらうまくいってくれよ〜って願っちゃう。 しかし、2発撃たれたのにめっちゃ喋るデ・ニーロには笑った。 あの女神も一緒になってくれて、結果オーライかな? [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-23 20:41:13) |
18. マイ・ガール
《ネタバレ》 幼少の頃のマコーレー君は本当に可愛らしかったですねぇ。懐かしいわぁ。 主役の女の子も細やかに演技しててよかったですね。 ジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽が、ファンタジックな響きでほんと素晴らしい。 ああいう結末になっていくとは予想していなかったけど、重たくなりそうな展開を音楽で軽くしてました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-16 21:12:30) |
19. バッド・ガールズ(1994)
《ネタバレ》 主役の女優が綺麗どころだったのは救いだが、なんというか全体的にB級感丸出しなんだよね。 いや、B級映画というよりは、アクションのクオリティ含めドラマレベルだと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-18 17:50:34) |
20. ボビー・フィッシャーを探して
《ネタバレ》 実話だとのことで、とても面白く拝見いたしました。 チェスはやったこともないしルールも知らないけど、どんなことでもその道を極めた人にしか 見ることのできない地平があるんだろうなぁと感じました。 そして天才児への期待と葛藤を持つ父親の心境もまた強く共感いたしました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-03 17:36:41) |