1. 愛のむきだし
単純に面白かったです。 女囚さそりのコスプレなど、いくつかの映像にも思わずニヤッとしてしまいました。 みなさんおっしゃるように満島ひかりの体当たりな演技は一見の価値あり。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-10-20 04:59:48) |
2. 誰も知らない(2004)
退屈な映画でした。映画は言葉のないシーンに魅せられるかどうかで相性が変わるけど、この映画は退屈なだけ。 実査にあった事件をもとにしているけど映画として作られたストーリーもどうでもいいような話。 youはいつものしゃべり方で演技していますが不快です。 [インターネット(邦画)] 2点(2019-10-20 04:55:12) |
3. きっと、うまくいく
インド映画は本当にダンスが好きです。 この映画も途中途中でミュージカルのようなシーンがはさまり、気が付くと身体が動いてしまいます。 ストーリーは熱い学生たちがしきたりに反旗を翻したりして王道の学生映画ですが、そうじゃなくてもインド人の顔がみんな濃すぎてそれだけでも十分熱気が伝わってきます。 途中でインドの問題をいくつも提示しています。 インドが自殺率が高いというので、こんなに暑い国なのにと、あとでネットで調べてしまいました。 すると、この映画ででてきた落ちこぼれての自殺する人や、好きな人と結ばれないことの理由に自殺する人の多いというのを読んで、さらに映画に深みが増しました。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-04 03:26:50) |
4. ナポレオン・ダイナマイト
笑いのツボが滑りやすいオフビートの映画です。 最初のうちBGMのほのぼの感とキャラのミスマッチが面白くて期待していたのですが、話はありがちなものでした。 主役の二人の会話がビーバス&バットヘッドみたいだなと思って、お下品系でクールなのがあるのかと思っていたけど、なんとも上品なおばかさ。 違和感を感じて調べたら監督も主要キャストもモルモン教だからカースワードを使わないのだそうです。 ここがビーバス&バットヘッドとは大きな違いです。 自分とは合わない映画でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-08-04 03:17:18) |
5. ソラリス
レムの原作も読んでいるし、タルコフスキー版の「ソラリス」も見ているので比べるつもりで見ていましたが、知っていてもこのテーマにはやはり揺さぶられてしまいます。 「偉人たちの夏」など同じような作品も多いけれど、このテーマを描いている作品はほとんど大好きです。 死んでしまった大切な人が生き返って、たとえそれが得体のしれないものでも、姿も同じで自分の知ってる過去を覚えていらた拒否できるわけがありません。 もしかして、すべてが自分が見ている長い夢だとしたたら、一生目覚めずに人生が終わったとしても本望です。そんなことを思ってしまいます。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-08-01 05:51:09) |
6. アバター(2009)
大きい画面で見たら映像酔いしてしまいそうな気がして、ずっと見ていませんでした。 評判通りにCG映像は厚みのあって重厚。森の中の精霊が漂うシーンなど、ナウシカはどこにいるのって思ってしまったくらい良かったです。 ストーリーは白人はなんでインディアンを虐殺したのか、ブッシュは核兵器を隠しているとこじ付けてイラクを責めてフセインを殺したのか、あげくはイランコントラまで思い出して、史実にファンタジーを加味しましたという感じ。 見終わって思ったのはストーリーがありきたりなので、どんなに映像が良くても感動はしないなあということ。 ミッシェル・ロドリゲス良かったです。いい役柄に恵まれました。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-07-21 08:28:01) |
7. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 面白く見ることはできたけど、好きにはなれない映画でした。 鳥を使うマジックで以前はカゴの鳥を殺していたんだと知って驚きました。 どこまでいっても復讐の連鎖みたいで見ていて嫌な気持ちになってしまいます。 チャン・リン・スー、テスラ・コイル、エジソンの話など、調べてみたくなることが多くて、そこは楽しめました。 世紀末のロンドンの雰囲気も良かったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-07-04 08:50:13) |
8. ぼくのエリ 200歳の少女
萩尾望都の「ポーの一族」でエドガーがアランに「きみもおいでよ。ひとりだとさみしすぎる」というシーンがあったのを思い出しました。 日本の映画タイトルがミスリードを誘い、そのせいで見る気のなかった映画でした。 残酷なシーンもたくさんあります。見ていて嫌になるようないじめのシーンも。 リメイクされた「モールス」も見ましたが、オスカーとエリの、その後の関係が、 幾つかのシーンから途中で死んでしまったエリの父親とエリの関係と オスカーとエリとの関係が違うように感じられて 見終わったあとに、どこかホッとするような後味の残る映画でした。 モールス信号が生きています。 北欧の映画らしい独特の空気感も気に入りました。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-07-02 12:47:44) |
9. ミスター・ロンリー
映画紹介のそっくりさんというところで場末の演芸場のようなイメージを感じて敬遠していましたが予想以上にはまってしまいました。 最初の方は温かい優しい人が多くてほんわかした雰囲気で入っていきますが、途中から毒がのぞき始めて、尼さんが飛行機から落ちるあたりで、この映画はどちらに向かって行こうとしてるんだろうと思いはじめ、そうしたら目が離せなくなりました。 いくつもの印象的な死が出てきます。人生なんて思う通りになんかいかない、それでも生きて行こうと思う。それも力強くではなく、なるように流されてみよう、そんな風に思える映画でした。 [インターネット(吹替)] 9点(2017-07-02 12:38:17) |
10. パンチドランク・ラブ
とっても長く感じたのは退屈だったから。 アダム・サンドラーらしからぬ役柄でしたが、少しも魅力も感じず、かといってどこか面白そうで惹かれるような部分もないというのは致命的でした。 同じように航空会社のマイレージで文句をいう映画「ディエット」のポール・ジアマッティには、共感はできないけれど切れるキャラに興味を持ったので、近寄りたくないけど、遠くから見ていたいような楽しさがありました。 こちらのアダム・サンドラーの切れ方は近寄りたくないし見ていたくないという感じでした。 見終わって怒るほどでもないので3点。 大きなスーパーに並んでいた大量のクッキーモンスターのパッケージのお菓子は印象的でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-03-03 08:10:37) |
11. ソウル・キッチン
とても楽しめる映画でした。どんどん悪い方に行ってしまう主人公で表情もどんどん怒り顔になるのに、お話し自体はなぜか明るい。登場人物がみな生き生きしています。 しばらくしたら、どんな映画だったかなと思ってしまいそうな印象には残りにくい映画なので多少辛めの採点。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-03-02 20:51:58) |
12. ほしのこえ
「君の名は」の大ヒットは監督の名前を一躍有名にしたけど、過去の作品を見ていて、なんで?と思う人も多かったのではないでしょうか? 何本か見て思うのは、この監督の映画は自分とは合わないということ。この監督の映画を何本か見ましたが、好きでもない人の自慰行為を見ているような気持ち悪い感があります。 [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:28:20) |
13. 秒速5センチメートル(2007)
登場人物に気持ちが入れないし、魅力的でもない。それは致命傷。 どんなに映像に凝っていても薄っぺらさが否めない。 監督の自己満足としか思えないような映画。途中で寝てしまって再度見たけど見なくても良かったレベルの映画。 3本見て、この監督の映画は自分には合わないと思った。 [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:17:30) |
14. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 弟より現実的だけど少しひいた感じの姉はじめ、ニュースキャスター役の同僚、元宇宙飛行士イェーツなど脇役が生きてます。 真実を教えてしまう彼女役のララが全体のムードを和らげています。 最後まで嘘をつきとおすのが良いかはわからないし、嘘だと知って騙され続けるのが良いのかもわからない、でも嘘だと教えてしまったから母親が嘘だと知っていて騙されてるということを隠し通すララの気持ち、とても好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-01-08 02:39:39) |
15. 永遠のこどもたち
楳図かずおのマンガ「漂流教室」を思い出しました。 空想壁のある子供は見えない友だちと遊んでいます。あるとき友だちの部屋に行くと言って失踪してしまいます。 母親が、いなくなってしまった子供を探して見えないものを見て信じられないことを信じようと、まわりからは狂気とさえ思えるようになっていきます。 一歩間違えばうそっぽい気の狂った母親にあきれてしまうようなストーリーになってしまうのを、ぎりぎりの線で現実とのバランスをたもっているところリアリティがあります。 ラスト泣けました。 [インターネット(字幕)] 9点(2016-12-19 18:07:20) |
16. マイ・マザー
《ネタバレ》 楽しい映画でした。 母親と息子のけんかコメディです。 親と子の関係なんて本人たちがどんなに真剣にぶつかっても傍からみればおかしく見えるものです。 ドラン監督の映画はロランスの時もですが、息子がゲイだと知った時の反応がすてきすぎです。 大げんかして最後に母と息子が寄り添って手を握るシーンは日本ではありそうもないシチュエーションだと思った後に 息子がゲイだったらあるかもしれないと思ってしまいました。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-16 09:29:45) |
17. スコルピオンの恋まじない
《ネタバレ》 ストーリーもオチも予想通りだったけど、会話が面白いので飽きさせることなくひっぱってくれます。 魔法の呪文「マダガスカル」を聴くたびに術にかかるウディ・アレン。 手垢のついたネタだとしても楽しいです。 彼は女優を魅力的に撮るのが上手です。今回はシャーリーズ・セロンが良かった。 主役の賢い女性ヘレン・ハントとは対照的に、頭はそれほど良くないけど、そこがかわいいという、男性がモンローに求めていたキャラそのものです。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-16 09:24:00) |
18. ぼくを葬る(おくる)
《ネタバレ》 死期が近づいて砂浜にいくロマンがアイスクリームを食べるシーンで味がわからないという顔をします。他にも苦しい表情がいつくつでてくるけど、あえて苦痛を感じている部分を削除して映像にしたような感じがしました。 人はいつか必ず死を迎えます。 どんな死に方がいいのかフワンソワ・オゾン監督は半ば冗談交じり、半ば美化しながらの痛みを和らげるやり方、死を迎える方法を模索してるように思えます。 私もラストは「ベニスに死す」のオマージュだと思いました。 [地上波(字幕)] 7点(2016-12-13 04:05:01) |
19. デュエット(2000)
《ネタバレ》 ポール・ジアマッティの体当たりの壊れた演技、どの映画でも印象的です。 今回もマイレージが使えないと怒りまくっていますが、ヨーロッパに往復できるくらい貯めたマイレージが航空会社の合併で無効になったことがあるので気持ちはよくわかります。 本業が歌手のヒューイルイスよりも上手な人がたくさんいるのにびっくり。メインキャストも個性的ですがモブキャラが生きています。 だるまのような体系でコパカバーナを歌うお兄さん、「生活は楽よ。かっぱらいでくらしてるから」と元教え子に自慢するおばあさん。 ポール・ジアマッティをキュートと言って薬を飲ませるお姉さん、みんな良い味を出しています。 エンドロールに歌った人の名前がみんなはいっているのが、なんともいい感じです。 ほんのちょっとだけ歌を歌うシーンで、やけにいい声だと思った人がいたんでチェックしたらデビューする3年以上も前のマイケル・ブーブレでした。 群像劇「ナッシュビル」も最後は銃でしたが、この映画は死はいらなかった気がします。 [地上波(吹替)] 8点(2016-02-03 02:09:23)(良:1票) |
20. デッドコースター
シリーズ中、なんでこれだけ日本語タイトルにファイナルがついていないんだろう。 ストーリーも、おのおのの殺され方も、おびえ方も、この映画ならではで楽しめます。 命が助かってホッとした後に来るかなと思うのもお約束。 ストーリーはすぐに忘れてしまうだろうけど、つまらない話を押し付けられる映画より好き。 お茶菓子をつまみながら洗濯ものをたたみながらテレビをみるのにちょうどいいです。 [地上波(吹替)] 5点(2015-10-08 16:13:39) |