1. ムーンライト
《ネタバレ》 ネグレクトの母親に育てられ学校ではいじめられている黒人少年が主人公。 ありきたりの設定だし、親しい友人と呼べる人もいない話しかけてくるのは物好きな少年だけ。 あるとき、その少年と成り行きでキスをしてしまう。 少年 をゲイとして描く必要があったのかなと思いながら見ていましたが、その後、少年が大人になったときにその重さが伝わってきた。 ヤクの売人になって子供時代とは別人のようになった彼がラストにポツリと言う言葉。 それまでの少年の人生が見えたようで感動しました。 [地上波(字幕)] 8点(2020-03-16 21:44:37) |
2. 四月は君の嘘
アニメは全部見ました。ラストの宮園かおりの手紙でそれまでの話を壊してる気がしたので特に思い込みがあったわけではないけど印象的なシーンや感動させられるシーンがちりばめられていました。 主要登場人物の武士、絵見のシーンは面白く話にエスプリを聞かせていたけど、その二人が出てこないので映画は単なる主人公が死んでしまうお涙頂戴系の恋愛映画になってしまいました。 出演陣を好きな人にはいい映画かもしれない。 [地上波(邦画)] 3点(2020-03-16 21:33:53) |
3. メン・イン・ブラック3
1作目、2作目とワクワクさせて楽しませてくれたので少し期待していました。面白くは見れたけど、それだけという感じです。 最初のうちは面白かったけど、後半に行くつれてはちゃめちゃ感が減ったような気がします。 [DVD(字幕)] 5点(2019-11-23 23:08:05) |
4. ローマ環状線、めぐりゆく人生たち
ヴェネチア国際映画祭で初めてドキュメンタリーとしてベルナルド・ベルトルッチ監督や坂本龍一ら審査員から満場一致で金獅子賞受賞とWikipediaにあったけど個人的には退屈な映画でした。 色々な人が入り乱れ勝手に自分の人生を生きてるような群像劇は大好きなのですが、この映画は興味を持たせてくれる人がいないのか、それぞれの人を浅く描いているせいなのかはわからないけど、ただただ周りの人の生活をだらだら見せられても面白くないというのが本音です。 面白いかどうかにドキュメンタリーかどうかは関係ないと思いました。 [DVD(字幕)] 3点(2019-11-23 23:05:25) |
5. この世界の片隅に(2016)
こうの史代さんの絵柄はどちらかというと苦手な方なのですが映画は多少マイルドになっていたので違和感なく映画の世界に入れました。 戦争を描く映画も漫画も多いけれど、市井の人々の生活を主として描いているのが良かったです。 日本にかつて戦争があった。歴史の教科書には描かれていないことが知りたいです。 いま戦争体験者は高齢になり、そのうち日本で戦争経験のある人はいなくなります。 その時に戦争があったということを思い出させてくれる作品は大切です。この作品もそうだと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-05 08:38:29)(良:1票) |
6. テッド
リロ&スティッチ同様に、小生意気でかわいげのない子供が、神さまに「友だちが欲しい」ってこっそりお願いするシーンだけで、ほろりときてしまい、そんな理由でこの映画大好きです。 たとえ、その友達がクマのぬいぐるみでも宇宙人でも関係ないです。 スーパーで液体のシャンプーを自分の顔にかけてあんあん言って遊んでるテッド。ここまでバカで下品だと嫌いになれるわけがないです。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-04 03:33:28) |
7. マザー(2014)
楽しかったです。楳図かずお先生、怖がらせようとして作ったのでしょうか? 「スクリーム」とか「バタリアン」とか見て怖がる人もいれば、気持ち悪がる人もいて、笑えてしまう人もいます。 独特のチープさに笑えてしまいました。楽しめました。 楳図かずおが好きな人にはおすすめです。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-08-02 08:24:59) |
8. 地球、最後の男 (2011)
評価が低いのが納得してしまう映画です。 眠くなる映画には大きく分けて2種類あります。 ビクトル・エリセやアンゲロプロスのように、心地よくてうとうとしてしまうけど続きが見たくなり見返してしまうものもあれば、そうじゃないものもあります。 この映画は後者、早く終わらないかなと思いながらコックリコックリ、決してうとうとではありません。 物語がひとりよがりで結末も同様。 よい雰囲気はもっているけど残念な映画でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-08-01 17:12:35) |
9. 美しい絵の崩壊
《ネタバレ》 周りを顧みず自分の本能だけで恋愛に突っ走ってる登場人物がでてくると、あっぱれと思うかムカつくかどちらかの場合は多いけどこれはどちらにも属さないめずらしいパターンでした。 ひところで言うと、子供の頃から親友だったふたりの女性が、それぞれ結婚してお互いに息子を持ち、その息子たちのアプローチで関係を持ってしまうという話。 片方の母親は夫を事故で亡くし、もう片方の母親は後に離婚します。 片方は若い男におぼれて、片方は冷静に関係を続ける。年齢差のある恋愛の2つの行きつく先が見えるのも、わかりきった話です。 この映画で印象的なのに二人の母親が、どんな状態でもお互いを責めることなく続いていくところで、プラトニックなレズビアン感覚が見られます。 客観的に楽しめる映画でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-07-04 12:10:22) |
10. スプリング・ブレイカーズ
「KIDS」が音楽以外は特になんとも思わない映画だったので、期待せずに見ていましたが面白かったです。 ボニーとクライドに憧れてしまう若者は少なからずいるし、いつの時代にも若さと退屈と仲良くなれないものです。 さりげなくキャストが豪華です。 この映画でハーモニー・コリンに注目するようになりました。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-02 13:08:09) |
11. 君の名は。(2016)
新海監督の映画はどの映画もですが映像が本当にきれいです。 どの映画もですが男女同じセリフを重ねるのが宗教団体みたいで気持ち悪いです。 同じ言葉同じ時、思わず口にするよなというスピッツの歌を冒涜してるのかと思えるくらい薄っぺらい。 よくある、つまらない話に「生まれてくれてありがとう」という言葉を出してきて感動させようという感じが見えたときに、何言ってんだよと言いたくなるようなもの。 ストーリーも、有名な話を何本かつなげたように見えて、それもリスペクトではない。 4点はぜんぶきれいな映像に対してです。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-03-24 07:15:23)(良:1票) |
12. セッション
《ネタバレ》 ドラマ「クローザ―」でブレンダにタジタジになっていたJ・K・シモンズが生徒を鬱にされて自殺させてしまうような恐ろしい指揮官を演じて、他の役柄を忘れさせてしまうくらい面白かったです。 役者ってうまく演じてるなあと思ってしまう人もいれば、そんなことさえ考えることなく見せてくれる人もいます。 この場合はもちろん後者です。 数多の音楽映画とストーリーは相違ないのに、どんどん引き込まれてしまいました。演出の力大きいです。 ドラムをたたいているだけのシーンに目が離さなくなってしまいました。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-03-04 04:52:33) |
13. ソーシャル・ネットワーク
facebookにもマネーゲームにもカレッジライフにも興味ない自分のような人間を、どれだけ楽しませてくれるだろうと思ってみていました。 登場人物のキャラに興味を持てる人がいなかったので、ふ~んという感じで見ていました。 なのでふ~んと思った分5点。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-03-03 11:08:05) |
14. 言の葉の庭
雨の緑の映像がきれい。映像だけなら良かったかなと思った後に。アニメじゃなければ感じられないようなきれいさではなかった。 ストーリーはまるでだめ。ラノベ好きな人ならいいのかもしれないけどラノベの回りくどさが苦手ない人は受け付けないと思う。 この監督の映画は自分には合わない。 [インターネット(邦画)] 2点(2017-03-02 20:21:41) |
15. アナと雪の女王
何で世界中でこんなに大ヒットしたのは不思議でした。 「レリゴー」もあまり流れ過ぎていたので、聴きたくないしメロディもありきたりなのにと思っていたけど、映画で流れるシーンで不覚にも感動してしまった自分にびっくりしました。 映画が終わって鼻水が流れてる自分にまたびっくり。 ベロニカ・マーズのクリスティン・ベル、はまり役です。 遅ればせながらでも見て良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-09 15:08:52) |
16. ル・アーヴルの靴みがき
《ネタバレ》 現実の厳しさの中にあるおとぎ話を見ているような映画でした。 小津安二郎が好きなんだなあとリスペクトを感じる映像も多くてほろりとしてにやりとします。 おとぎ話ですから最後は、しあわせにくらしましたで終わるのを確信していましたが、そうなって良かったです。 めでたし、めでたし。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-01-08 16:27:30) |
17. ジゴロ・イン・ニューヨーク
ジョン・タートゥーロがウディ・アレンが監督した映画のように遊んでいます。 ミック・ジャガーをちゃかした会話など、ウディ・アレン的です。 お金を持ってることだけが取り柄でコンプレックスの塊のようなウディ・アレンがお金がないさえない男を演じてる妙。魅力的です。 ウディ・アレンは最初はとても苦手だったけど、いつの間にか出てくるだけで微笑んでしまいまい、年をとるのも悪くないって思ってしまいます。 ジョン・タートゥーロがウディ・アレンの映画同様に、なんでこんなに女性にもてるっていうのも、音楽もNYの映像もリスペクトしてる感じで好きです。 ヴァネッサ・パラディが出てくるとフランス映画の雰囲気まで加味されてきて、それが良い味を出しています。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-01-01 17:34:21) |
18. トム・アット・ザ・ファーム
《ネタバレ》 ドラン監督の映画は真面目に見てても笑える部分が多いです。 この映画も、殴られて言いなりになってなんで逃げないんだよと思いながら見ていたらダンスを踊るシーンで なんだ好きなのかと苦笑。 下ネタで狂ったように爆笑する母親、ラストのジャケット、ホラーのようでいてコメディ要素もあちらこちらにちりばめられています。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-16 09:36:22) |
19. わたしはロランス
《ネタバレ》 ウディ・アレン同様にドラン監督本人が演じてる映画の方が好きです。 性同一障害を描いていますが、ストーリー自体は目新しいものはなかったです。 自分の男性の恋人が、実は心は女なので男として生きるのが苦しいと告白された女性の葛藤を描いている部分はリアリティがあります。 ドラン監督は自分の恋人がいきなり女装したらという目線で撮ったのかなと思える部分もあり興味深かったです。 独特の映像感覚も楽しめました。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-15 04:48:59) |
20. 胸騒ぎの恋人
《ネタバレ》 ドラン監督の才能あるイケメンぶりばかりクローズアップされていますが、たしかにと思ってしまいました。 映画の内容はゲイの男性と女友達が同じ男を好きになってプレトニックに惚れながらも、お互いをさりげなくけん制しつつも、それぞれ他の人とはセックスしてるという、心と体は別なのよって、ありがちなレディースコミックみたいです。 ふられてもまた他の人に惚れてしまうおバカっぷりもアニメチックでとても笑えました。 男と女のこういう友達関係いいなあと思ってしまいました。 映像がすごくきれいで、一昔前のフランス映画を見ているようでした。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-15 04:41:25) |