1. 宇宙戦争(1953)
《ネタバレ》 宇宙人のテレビカメラを持ってかえってなんか発見するのかと思いきや人間にそのチャンスを奪われてしまうという流れはなかなか皮肉がきいてていいなあ。バクテリアでだめだったっていうのは当時新鮮なんじゃなかったんだろうか。「どんな最新兵器より太古の昔から生きていたバクテリアが・・」なんていう下りも逆に新鮮に感じた。やはり、一番のみどころは農家に逃げ込んでからじゃないでしょうか。宇宙人の全体像も見られるしね。白旗上げてやられたり、牧師さんが「話し合いが必要なんだ」って殺されたり、守備を任された軍人が緑の光線でやられ一瞬、骨だけになったり、そんなところは「マーズアタック」にしっかりと引き継がれています。あの宇宙船の音この映画が最初だったんでしょうか。あの音考えた人すごいね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-26 04:44:46) |
2. 十二人の怒れる男(1957)
「~評決のとき」を見て、再度、オリジナルを見ました。映画の師匠である母に、中学生ぐらいの時、勧められるままNHK(たぶん)で見たのが最初だったと。私の映画人生を左右する一本だった。是非、多感な少年少女に見ることを進めるべきだと思う。大人を信じられず反抗期の彼らにとって大人とはこういう汚い面もあるけれども、・・・というものを深く知り、妙に感動してしまったことを今でも思い出す。自分が知らないところで、自分のことを考えてくれる大人がいるかもしれないということがとても嬉しかった。今、思うと映画ってこんな捉え方もあるんだなあということに驚く。見る年齢や性別、人種などなどによって、映画の捉え方は千差万別だということを私が実感できた映画。 9点(2004-07-04 08:45:05)(良:1票) |
3. 雨月物語
最初にみたのは高校生のころ。夢や希望も多くあったから,立身出世を夢見る主人公たちの気持ちとリンクしながらワクワクしながら見て阿浜や高貴な屋敷の亡霊話にゾッとした,と言う感じで見ていた。時がたち,それなりに家庭を持つようになると,男の理不尽さ,妻や子を放っておいた事,妻だった女性に対しての気持ちなど感じ入るところが多数ある。また40代過ぎてみると違った感じをもつのだろうか。 8点(2003-11-17 21:41:45)(良:1票) |
4. ライムライト
japanese tree.松。だったかな。最後。号泣。是非見るべし。 9点(2003-06-25 22:01:04) |
5. 私は貝になりたい(1959)
「私はむしろ貝になりたい」フランキー堺のあの語りがいつまでも心に残る名作。当時,せっかく気を利かせて米兵に牛蒡を食べさせたのに,木の根っこを食わされたと言われ訴えられちゃあ・・(この映画のエピソードではないとおもう)上官の命令で引き金を引いて戦犯と言われたら・・・「霊感・ヤマ感・第6感」(TVクイズ番組)の司会としてしかイメージのなかったフランキー堺はこんな役者さんだったんだ。。って分からせてくれた作品でもありました。 9点(2002-12-15 13:18:03)(良:1票) |