1. 影狩り
《ネタバレ》 当時「子連れ狼」「御用牙」シリーズなど流行ってた劇画原作の時代劇作品。内容のほうも子連れ狼にちょっと似てる。財政が火の車の幕府は隠密を使って諸藩の取り潰しに掛かった。大名達はそれに対抗するため隠密を狩る影狩りを雇った。雇われた3人の影狩りもまた過去に影によって藩を潰された者達であった・・・。3人の影狩りは裕次郎に内田良平・成田三樹夫。他の2人はキャラもきっちりしててかっこいいが、裕次郎がなぁ・・・。かっこよく見せるためか長い刀を使ってるけど動きがとろいしあの汚ったないメイクはどうなのか・・・。ストーリーはそれなりに面白いのに主役が・・・、勝新や若富ならあのメイクでもかっこいいんだろうけど・・・。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-06-15 23:47:05) |
2. 影狩り ほえろ大砲
《ネタバレ》 影狩りシリーズ第2作。この作品によって影狩りが意外にも石原裕次郎の映画での唯一の主演シリーズになったらしい。しかも現代劇じゃなく時代劇でのシリーズなのね・・・。で今回は大砲輸送の護衛を引き受けた影狩り3人組。「御用牙」でも大砲関連のあったけどどうもマンガちっくな印象。突飛な展開過ぎて個人的には前作のほうがよかったかと。終わり方にしてもどうなのかと思うし。一番印象残ったのはカルーセル麻紀かな。この人の若い頃初めて見たけど声姿からして完璧女優だったので驚いた。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-15 23:47:02) |
3. 復讐するは我にあり
《ネタバレ》 ご想像にお任せします的な感じの映画だったけど良かった。初めから結構興味ひかれる内容。動機はなんだったのか...、榎津厳とはどういう人物なのか...。こういうのは大抵謎あかしていく展開になるけどこの映画はそのまま終わっちゃう。タイトルからてっきり動機は復讐かと思ってた・・・。妙にリアルだと思ってちょっと調べてみるとこの映画実話をモデルにしてたのね・・・。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-06-15 23:46:55) |
4. 暴力街(1974)
《ネタバレ》 五社英雄っていうと時代劇監督のイメージあるけど当時の東映でこんなヤクザ映画も撮ってたのね。豪華キャスト作品だしストーリーもつまらないくはないけど特にってのはない。安藤昇主演作見たのは初めてだけど、この人いつも無表情で菅原文太とかと比べるとあまり好きじゃない。ちょこっと出てくるぶんにはホンモノ感じて好きなんだけどね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-11 00:08:26) |
5. 北陸代理戦争
《ネタバレ》 北陸版「仁義なき戦い」。雪積もる北陸が舞台ということで閉鎖的な感じはうまく出てます。ただ実録路線も末期のころの作品だからかそれほど勢いは感じない。それに豪華キャスト作だけど、西村晃が金子信雄だったらもっとニヤニヤみれたかなと思う。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-06-03 23:50:47) |
6. 博徒外人部隊
《ネタバレ》 10年ぶりに出所した鶴田浩二が六人の仲間を連れて沖縄で一旗あげようとするお話。返還直前での沖縄ロケが注目か。返還前のせいか演出なのかまるで外国のような雰囲気でした。終始サングラスしてる鶴田浩二は渋いっちゃ渋いんだけど、今見るとエージェント・スミスに似てるなとか思ったりw もちろん最後は例によって特攻します。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-03 23:50:22) |
7. 人斬り与太 狂犬三兄弟
《ネタバレ》 「現代やくざ 人斬り与太」の姉妹的な作品で今回もラストは菅原文太が蜂の巣になって死ぬ。ちなみに狂犬三兄弟は菅原文太・田中邦衛・三谷昇。今まで見てきた深作欣二の中でもコメディ色が強い作品で前作のように「仁義の墓場」的要素もある。深作欣二は基本的に男を描く人だと思うけど二作共に体張りまくる渚まゆみがいい。特に今回は前作のようなけばけばしさがなく、見てきた中では一番かわいいと思う。それでいてあの大胆さは凄いっす。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-06-03 23:50:18) |
8. 現代やくざ 人斬り与太
《ネタバレ》 「一度負け癖の付いた犬はそれっきり噛み付くことさえ忘れちまうんだ」というお話。なんか「仁義の墓場」風なところがあって個人的にはあまり好きじゃない。調べてみるとまだ「仁義なき戦い」前の作品なのね…。みんな走りまくってた印象が強い作品。地井武男・小林稔侍は今から見ると確かに若いけど「まだガキじゃねぇか」って言われるほど若くはないのが気になった。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-03 23:50:15) |
9. 軍旗はためく下に
《ネタバレ》 深作欣二がこんな作品撮ってたとは意外。第二次大戦中のある軍曹の死についての謎を解いていくドキュメンタリー風の作品で、メグ・ライアンが出てた「戦火の勇気」にちょっと似てる。決して後味の良い作品じゃないけど、まだまだ戦後をひきずっている人たちがいた時代を感じることが出来る作品。 [ビデオ(邦画)] 9点(2006-06-03 23:50:11) |
10. 待ち伏せ
《ネタバレ》 夢の四大スター共演作。想像していた時代劇と違って軽い感じの作りになってて意外と楽しめた。なにこの脚本・・・とかは思ったりしたけどw やっぱりこの四大スターに浅丘ルリ子が共演ってだけでドキドキもので、これに市川雷蔵でもいたらもっと最強だったろうなぁとか思ったり。四人の中では中村錦之助が一番印象的。ああいう役は弟の中村賀津雄の得意分野で流石兄弟と...。三船敏郎はなんか「三十郎」もどきキャラな気がした。 [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-27 23:30:46)(良:1票) |
11. やくざの墓場 くちなしの花
《ネタバレ》 「県警対組織暴力」「仁義の墓場」に続いて鑑賞。なんか二作を足して割ったような印象で、三作の中では一番昭和って感じがした作品。しかし揃いも揃ってあんたらが警察官かよ!と…。渡・川谷・室田・成田・金子…、どうみてもヤクザ一家ですw [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-21 00:01:47) |
12. 仁義の墓場
《ネタバレ》 そんなに好きな感じじゃなかったけど圧倒はされる。こんなに破滅的で狂気の世界が実話を基に...てのにも驚かされる。ただちょっと思うのはハナ肇が金子信雄だったらもうちょっと渡哲也の行動にも納得できたかなぁと。まぁそれにしても自己中すぎるな…。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-21 00:01:41) |
13. 県警対組織暴力
《ネタバレ》 この辺の深作欣二作品は本当に面白い。いつものオールスターの熱い演技、スピード感、緊張感、流石です。ぼこられる拓ボン、相変わらず憎々しい金子信雄もたまらない。梅宮辰夫はちょっと意外な役だった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-21 00:01:30) |
14. 御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判
《ネタバレ》 御用牙シリーズ第3作。シリーズ三作見てきて思うのは今回が一番印象薄いかなぁと。西村晃や草野大悟・蟹江敬三との絡みはシリーズものとしての面白さはあるし、ストーリーもつまらなくはない。ただ全体的にリアル感がなくて漫画チック。名和宏の大砲直撃であのメイクはコントでしょw 緑魔子・成田三樹夫も特に印象には残らなかった。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-05-20 23:55:07) |
15. 御用牙 かみそり半蔵地獄責め
《ネタバレ》 御用牙シリーズ第2作。今回の監督はなんと増村保造。ということでどんな世界になってるのかと期待したら意外とまともな時代劇。前作同様かみそり半蔵の拷問も健在だけど、捕り物として見ても面白い。こんな男臭いヒーロー演じられるのは勝新と若富ぐらいだろうなぁ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-20 23:55:02) |
16. 御用牙
《ネタバレ》 小池一雄原作に監督が三隅研次ということで「子連れ狼」テイストな時代劇。ただこの作品は…子連れ狼以上のクレイジー度。勝新扮するかみそり半蔵が活躍する同心ものなんだけどその拷問の仕方が凄まじいw 朝丘雪路がこんな役もしてたのも意外。70年代って凄い時代だなと感じる作品。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-05-20 23:54:12) |
17. 藍より青く
《ネタバレ》 「藍より青く」は第十二回NHK朝の連続テレビ小説で前年放送されていたものを映画化したものらしい。...そのせいかなのか映像がなんか褪せてる感じのいかにも昔のテレビドラマみたいな感じがする。クレジットが最後に流れるのもこの当時では結構珍しいと思う。出演者見ると今でも健在な名優達が沢山出てくるので見ごたえあります。松坂慶子も若くて綺麗だし、三国連太郎も流石の迫力。テレビドラマでも同役を演じたらしい大和田伸也もはまり役。ストーリーも昼ドラみたいな劇的な展開で飽きることなく楽しめた。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-19 00:06:10) |
18. 赤穂城断絶
《ネタバレ》 深作欣二の忠臣蔵...ということで討ち入りシーンは一見の価値あります。他は…忠臣蔵ものでは初めて見た討ち入り後の大石内蔵助ら赤穂浪士の切腹シーンが見所か。つっこみ所の方が多かったかなぁ…。金子信雄が吉良上野介というと想像しただけで「仁義~」のような憎々しさではまり役だろうと思ったけど印象薄かったし、萬屋錦之介は片岡千恵蔵のような歌舞伎調でちょっと浮いてる。他の出演者にしても三船敏郎・岡田茉莉子・千葉真一....オールスターなんだろうけど、映画黄金期の忠臣蔵見てるから物足りなさを感じる。華やかさもあまり感じないし、当時の東映らしい男っぽい忠臣蔵でした。 [ビデオ(邦画)] 5点(2006-05-19 00:06:03) |
19. 子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎
《ネタバレ》 第6作。黒田義之が監督した若富の子連れ狼シリーズ最終作。とはいっても柳生烈堂との決着は着いてないし、この後いくらでも続編作れそうな終わり方。そして今回触れずに置けないのが雪山での決戦。柳生の刺客が雪山をスキーで滑って襲い来る! これは柳生でも何でもないし時代劇でもないと思う。土蜘蛛三人も雪の中潜って「だめだ凍える…」って...まぬけすぎる。ただこのバカっぽさが若富子連れ狼の魅力だと思うし楽しかった。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-18 21:31:44) |
20. 子連れ狼 冥府魔道
《ネタバレ》 第5作。今回は第一作から第三作まで監督を務めた三隅研次が監督。前作がちょっとあれだったので本来の子連れ狼を期待したけど、今までよりもはちゃめちゃさがないというかいまいちだった。裏の事情のそのまた裏とか内容もちょっとわかりずらいし、女スリと大五郎のエピソードも必要性が…。冒頭の五人の刺客のパズルゲームのようなやり方も疑問が多い。今までで一番漫画っぽい子連れ狼か。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-17 23:02:46) |