1. 汚れた血
滑稽サスペンス。各所に天然キャラ的なものがあります。ちょっと狙いすぎの場面が多く、片腹痛くなった。しかし、感情中心という視点で落ち着いた空間を描いているのは、欧風映画の良いところですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-04 22:30:00) |
2. 異人たちとの夏
おとうさん、おかあさん・・。山田太一原作、市川森一脚色。何と贅沢なコンビ。懐古もしくは郷愁映画というと、これを思い出しますね。最近は多いジャンルですけど、ほぼ20年前にこんな良い映画がありました。ノスタルジーもホラーもあり。浅草、ビール、ランニングシャツ、すき焼き、そして父と母。「和」が幸せの基本であることを感じます。生きていることの喜びからどんどん引き離されて、ある意味間違った方向に進化していく日々の生活を感じる方も多いのではないでしょうか。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-30 20:27:19) |
3. その男、凶暴につき
なにせキヨヒロの存在感がすごかった。普通な人っぽさを保ちつつも狂暴であって目の座り方が怖い。 それまでこのような殺し屋のキャラはいなかったと思う。北野監督は初監督にして自分のスタイルを作ってしまっている。黒澤明が詰まった感じを好むとしたら、北野武はスカな空間を好む人だと思う。 8点(2003-10-27 13:06:10) |
4. さよならゲーム
さよならゲームというので最後かっとばすのかなと思ったら、ゲームにさよならしてしまうのですね。まあそれも良し。昼下がりに期待せず力張らずに見させてもらいました。スーザンサランドンの色気には老体にむち打つ寂しさがある。 4点(2003-10-15 17:44:49) |
5. ラストエンペラー
中国史勉強のきっかけにもなり、一人の人間の生き様の勉強にもなる映画。庭師になったあの人を淋しく感じない。中国の歴史の重みと欧米の作り手の軽快さがうまく絡みあっていた。ストーリーと坂本龍一の音楽に同じうねりを感じた。 8点(2003-10-01 10:21:36) |
6. 危険な情事
一晩の戯れの大きな代償をこうむるマイケルダグラス演じる男性。。こんな事やっているから愛されないグレンクローズ演じる女性。愛が悪になる映画。女性の切なさも感じるが、これは病気。勧善懲悪しょうがありませんです。 [映画館(字幕)] 7点(2003-09-23 13:50:14) |
7. BU・SU
市川準のユーモアと落ち付いたたたずまいが出ています。唱歌「♪OOOの虹をこえて~(?)」がすごく印象的。市川作品なかでも富田靖子出演作品のなかでも一番好きです。 8点(2003-09-18 10:15:51) |
8. プラトーン
煽情的な音楽と共に兵隊の苦悩を見事に出している作品。分かりやすい悪役あり、勧善懲悪ありで娯楽映画の作りはしてるけども心に訴えてくる戦争の悲惨さが深い。このような作りは当時は斬新でした。 9点(2003-09-11 02:10:09) |
9. となりのトトロ
子供に数十回見せられた。さすがに情が湧くわな。最初見た頃より1~2点上げそうだけど踏ん張ってこれっす。 6点(2003-09-10 12:58:27) |
10. ミシシッピー・バーニング
テレビをつけると何回もやっていて、最後まで見るつもりはなくても結局見てしまう縁のある作品。ロードショウでも観ていたのですが。アランパーカー独特の色彩も効いていて重い。陰湿で残酷な差別にたいしての勇気と根気を持った捜査は大変。最後はこれで良しと思わせる荒療治でしたね。 7点(2003-09-10 12:48:39) |
11. ブルーベルベット
「ご想像にお任せしまス」的作りが脳をくすぐります。最近の作品はもっと進化してますが。人も物も素敵に気色悪い。個室を作らせたらデビッドリンチの右に出るものはいないのでは。さすが美術系出身。 7点(2003-07-09 10:15:36) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャー
作品です。親子、夫婦、男同士の愛と、自分として生きていく事に必要な勇気を、時間の流れをを操るというお遊びの中で楽しく深く描いてくれた傑作。学生の頃のリートンプソンはかわいいぞ。素敵な(Back to the first) 9点(2003-05-26 03:06:00) |
13. ストリート・オブ・ファイヤー
悪役は弱いし、主人公もさほどカッコ良くない(ダイアンレインはいい!)、ストーリーは単純。でもだ~い好きです.なぜかと考えると、あの素晴らしいライブシーンでサンドする事により感情移入が激しくなってしまったのだ。もう一度あのライブを大きい映画館のデカイ画面で見たい。この映画は音楽。ロードショーの時の気持ちを含め 9点(2003-04-09 12:48:50) |
14. ヒドゥン(1987)
見た当時は新しいエイリアン形・行動が面白かった。グニュッとして、ただただ下品の寄生エイリアン。風邪をひいてハナが止まらない時、あんなのが出てくる想像をします。 7点(2003-02-23 12:07:42) |
15. 麻雀放浪記
終戦直後の荒廃した中でこそ、博打で生きる男達のハチャメチャな力を感じる。無駄な音楽や効果音など使わず、人間の個性、時代の状況を丁寧に細かく描く事で出来た秀作。登場人物がすべて魅力的だった。麻雀のイカサマ技術も見ていて楽しい。すべてこれからだというあの時代の静寂が、すこし羨ましく感じます。 8点(2003-01-26 16:19:40) |
16. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
ギャングの栄枯盛衰を見るいい映画ですね。ぎどぎどしたエゲツナイ内容も多いのですが、心を動かす人間ドラマに仕上がっております。なんといってもエンニオ・モリコーネ大先生の作曲力がすごい。大貢献。仲間をチクったデ・ニーロの気持ちは、いろいろな説がありおもしろいどえす。改心の為か、自分の利益か。 10点(2003-01-06 19:02:47) |
17. E.T.
『アニバーサリー特別篇』を見たので旧?初代?『E・T』をあの頃の気持ちでReviewです。圧倒的に10点でした。大混雑映画館の前から2,3列目で大感動していました。♪チャ~ラ~ ラリラリラ~ラ~♪by john wiliams ; genius ! 10点(2002-12-16 11:05:09) |
18. の・ようなもの
中途半端な歳の青春映画。何気ない日々を、これだけ飽きさせず楽しく描ける・・・なかなかない映画です。サイコばかりではなく、またこのような肩のこらない落語精神旺盛の映画撮らないですかね。当時は、あんな海老天の多い天ぷら蕎麦食べたかった。今じゃ健康に気を使って・・・。 8点(2002-10-26 01:09:08) |
19. 家族ゲーム
久しぶりに見ましたけど、今でも個性のある映画ですね。この頃から森田芳光はチャレンジ精神旺盛です。おもしろい。学生達おとなしいですね。日直でブリブリの逢い引き・・・今もあるのかな。土屋君みたいな髪型たくさんいたなぁ。懐かしいなぁ。思い入れが強いのは、これと「の・ようなもの」です。 8点(2002-10-26 01:00:56) |
20. アンタッチャブル
勧善懲悪というものを考える時、いつもこの映画が頭に浮かびます。ドアをブチ破って密造工場に押し入るシーン。あの何分の一でもいいから勇気が欲しくなる。モリコーネの音楽は反復する。派手やかではないですけどいつまでも心に染みている映画です。「講義終了!」かっこい~! 8点(2002-07-04 11:37:46) |