1. トリュフォーの思春期
「うちの子にかぎって」の元ネタはこの作品だと確信しています。先生の奥さんが妊娠してるってのも一緒だし。違いますか>伴一彦さん 7点(2003-09-09 19:36:35) |
2. 櫻の園(1990)
リレー形式で主人公が次々とバトンタッチしていくという原作の構成を、ムリヤリ群像劇に改編してしまったのが敗因。今年公開された、同じ吉田秋生原作の「ラヴァーズ・キス」の成功をみて、あらためてそう確信した次第。「桜の園」の発表会当日のてんやわんや(死語)をリアルタイムで追うという形式に脚色してみせた脚本家の努力は認めるものの、原作にはない、付け加えられた台詞がどうにも子供っぽく、鑑賞に堪えない。劇伴も難あり。どうしてあの曲を選ぶかね? あれを聴いた日本人の99.9%は太田胃酸を連想すると思うぞ。まぁ桜をとらえた映像は美しかったし、カメラワークは流麗だったし、可愛い子が出てるしでこの点数。 6点(2003-09-09 19:33:24) |
3. オーソン・ウェルズのフェイク
その昔H.G.ウェルズの「火星人襲来」をニュース仕立てでラジオ放送しアメリカ中をパニックに陥れたオーソン・ウェルズがふたたび仕掛けたフェイク・ドキュメンタリー。といっても、すべてのエピソードが嘘八百というわけではなく、部分部分のエピソードは事実だったりするからタチが悪い。さらにメインの登場人物ふたりが揃ってクセモノときたもんで、かたや贋作専門のジジイの絵描き、こなたその人物を「贋作」なる著作で取り上げたという、もう見るからにウサン臭い作家。そんなやつらの喋ることすべてがマジとも思えないので、観ているこっちは疑心暗鬼になってきて、ついにはボンッ!と頭がショートしてしまう・・・ので、決してすべての人にお勧めできる作品ではありません。が、今まで観たことないような変った映画が観たいという人なら必見。但し、劇中登場する大富豪ハワード・ヒューズについての最低限の予備知識がないと愉しさが半減してしまいますので、晩年の十数年間、重度の神経症(全裸に近い状態でベッドに横たわり、風呂にも入らず髪は伸び放題という状態でありながら、黴菌をおそれて電話の受話器にさえ触れることができず、側近が身の回りのすべての世話をしていたという)を患い、ラスベガスの自分のホテルの最上階でひきこもり生活を送っていた人物であるということだけお報せしておきます。 10点(2003-09-08 20:07:54) |
4. トッツィー
抱腹絶倒のコメディでありながら、しっかり社会派映画にもなっている。脚本がとにかく良く出来てます。テリー・ガー他の狂言回しの配置の仕方もやたら上手い。登場人物の出し入れの手際の良さなんて、ウェルメイドな舞台劇を観ているよう。間違いなく80年代を代表するアメリカ映画の一本でしょう。 10点(2003-08-30 01:17:37) |
5. ハウス/HOUSE(1977)
映像面での実験性は買いますが、肝心の中身が生理的にどうも・・・だって役名が“オシャレ”だの“ファンタ”だの“スウィート”だの“メロディー”だのって・・・でもまぁ、子供向けとはいえこういう映画がつくれた時代ってのはいい時代だったんでしょうね、きっと。 4点(2003-08-30 00:47:02) |
6. スワロウテイル
究極のオナニー映画。プロデューサーは誰? 出資したのはどこの企業よ? 0点(2003-08-29 23:46:37) |
7. スモーク(1995)
自分もラストのトム・ウェイツの歌でボロ泣きしたクチなんだけど、どうも長篇映画の体をなしていないような気がして・・・。一見散漫な印象の姉妹篇「ブルー・イン・ザ・フェイス」のほうが作品としてしっかり纏まっていると思う。 6点(2003-08-29 23:38:06) |
8. 女王陛下の007
おお、高評価! 嬉しい♪ 8点(2003-08-29 23:23:59) |
9. アントニア
男は子供が産めないから戦争とかやって人を殺すんだって。不毛だよな。世界はやっぱり女のものだよ。 9点(2003-08-29 23:15:51) |
10. あなただけ今晩は
全篇笑えるシーンのつるべ打ちなんだけど、自分はジャック・レモンがイギリス紳士になりすますためにアクセントの練習をする場面が好きかな。「歯を見せろ!」ってところ。ところであの時のレモンの仕種って「ライムライト」ですよね? 9点(2003-08-29 22:48:54) |
11. ショー・ミー・ラヴ
脇役の障害者の女の子の容赦ない描写に心底驚いた。思春期の障害者には思春期の障害者ならではの屈託ってもんがあるわけで、そこをきっちり描いてみせた作り手の勇気に拍手。 9点(2003-08-29 20:21:02)(良:1票) |
12. 17歳のカルテ
女の子が階段を上っていく姿をとらえたショットは秀逸。 6点(2003-08-29 20:09:19) |
13. シー・デビル(1989)
このメリル・ストリープの怪演はちょっとしたもんだと思うけどなー。って「永遠に美しく」があったか・・・。 6点(2003-08-29 19:59:04) |
14. サンライズ
とにかく「うわー。金かかってんなー」という印象。セットもモノホンの建築物としか思えない。とにかく豪華絢爛・贅沢三昧。だから「あんなド田舎にチンチン電車が走ってくるか!」などというつまらないツッコミは入れないように。 8点(2003-08-29 19:54:57) |
15. ザ・中学教師
いわゆる学園モノの嘘臭さにウンザリしてたので、この映画の教室の描写には驚いた。あまりにリアルで。それがいいかどうかは知らないけれども。 6点(2003-08-29 19:35:58) |
16. サイコ(1960)
主役だった筈のスターが劇中突然殺されるという展開に当時の観客は度肝を抜かれたわけですが、残念なことに現代の観客はジャネット・リーがバスルームで殺されることをあらかじめ知ってしまっているので、当時の観客が受けたようなショックは感じないわけです。で、「スクリーム」のドリュー・バリモアの惨殺シーンごときでビックリしているわけです。ヒッチ先生ごめんなさい m(__)m ・・・余談ですが、大学受験の時、解答用紙がまだ四分の一も余ってる状態で「あと10分です」の声がかかり、焦りに焦りまくっていたら突然脳内ステレオでこの映画のオープニングテーマが流れ出したということがありました。とうとう解答用紙は埋まらず、浪人生活に突入しましたけどね(泣) 8点(2003-08-29 19:25:26)(笑:1票) |
17. コレクター(1965)
やっぱり風呂場のシーンですね。あのサスペンスは凄い。じっさい心臓バクバクしたもん。 9点(2003-08-29 18:51:12) |
18. 家族ゲーム
はじめて観た時(松田優作の追悼放映だったと思う)は面白がってたような記憶があるけど、最近観直したらあざとさがハナについて仕方なかった。ヒソヒソ声の会話だのクッチャクッチャ咀嚼する音だの例の目玉焼きチューチューだの気色悪いのなんのって。神経に障る。 4点(2003-08-29 18:31:51) |
19. 顔のない天使
とても丁寧につくられていて好感がもてます。作り手の作品への愛着というのかな、そういうものがじわーっと伝わってくる。 9点(2003-08-29 18:20:38) |
20. 帰らざる河
断言しますが、駄作です。それでもロバート・ミッチャムとモンローが出ているからワタシ的にはOKなのです。 6点(2003-08-29 17:52:20) |