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コメント数 2394
性別 男性
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1.  ハッピー フィート
「皇帝ペンギン」の公開より随分前から製作に入ってたんでしょうけど、コウテイペンギンのみならず、アデリーペンギンやトウゾクカモメ等の生態が、動物ドキュメンタリー並に再現されてるのが凄い。本当に深く研究されてる。そしてキャラクター・デザインも変にデフォルメしてないのに、喋ったり歌ったり踊ったりを極自然に見せてくれます。80'sを中心とした楽曲やニコール・キッドマンの歌声等もあり、前半は「ムーラン・ルージュ」を髣髴させる楽しさ。しかし、後半へ進むに従いミュージカル・シーンが激減する上、環境保護テーマが前面に出てくるので、個人的には白けてしまいました(何故か全体的に「A.I.」を連想させる仕上がり)。ドキュメンタリーである「皇帝ペンギン」が彼らの生態を「愛の物語」として捉え、余計なメッセージを発することなく自然賛歌を体現していたのに比べると、こちらはスマートさに欠ける。出来ればもっと楽しい冒険物語が観たかったです、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2007-05-22 23:03:35)
2.  皇帝ペンギン
胡散臭い環境保護系メッセージなんか入れず、純粋に皇帝ペンギン達の種の保存に焦点を絞ったのが良い。彼らが20日間かけて100kmもの道のりを行進するのも、父親が3ヶ月以上絶食するのも、-40℃の極寒にひたすら耐え続けるのも、全て子孫を残す為。子供をもうけ、一人前に育て上げるというのは命がけの仕事だということを改めて考えさせられました。「不健全」の代表みたいな私が書くのもなんですが、やはり子供を持つということは生物として非常に「健全」だと思いましたね。また、擬人化したナレーションという「演出」が施されてますけど、「WATARIDORI」みたいな嘘臭さは感じず、「子孫を残す」という本能をそっくりそのまま「ヒトの恋愛」に当てはめられるのが楽しい(出来ればフランス語&字幕で観て欲しい。英語や吹替えより、ずっとロマンティックな印象になる筈)。そして全編をメルヘンチックに彩るエミリー・シモンの楽曲がまた最高でした、8点献上。
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-22 23:02:44)
3.  ゴーストライダー
またぞろやってきたアメコミ・ダーク・ヒーロー映画。そもそもこれって、ニコラス・ケイジ・クラスのスターがやる役か? 聞く所によると本人が熱望して役を射止めたらしいですけど、単なる暴走族の骸骨じゃん(当然、変身後は誰が演じても判らん)。「ワハハハ!」と笑いながら街を疾走する姿は完全に「黄金バット」。悪魔の手先でありながら悪魔に反旗を翻す展開や、自分で変身を制御できず、悪人が近くにいると勝手に変身してしまうってのは「デビルマン」的。バイクに乗るヒーローはもちろん「仮面ライダー」だし、そこかしこに日本マンガの影響が感じられました。それでも前半は結構面白い。水上やビルの壁面を走るヴィジュアルは馬鹿馬鹿しくて楽しい。敵が決定的に弱かったのが、映画にとっても弱点でしたね、5点献上。
[映画館(字幕)] 5点(2007-05-22 22:53:24)
4.  ロッキー・ザ・ファイナル
うらぶれた嘗てのチャンプの様に寂れたフィラデルフィアで堅実に暮らしながら、過去に囚われ孤独を深めていくロッキー。しかし過去の情熱は今現在も心の地下室で燃え続けている。闘士は闘うから闘士。そして彼は、再びリングへ上がることを決意する…。一作目のストーリーを忠実に踏襲して物語を進めながら、これまでと決定的に違うのは「練習を始めるまで」が凄く感動的なこと。ロッキーの30年が自身の30年と重なり、否が応にも胸が熱くなる。一々台詞も泣かせる(「人生は最も重いパンチだ!」は林完治の名訳!)。その代わり練習シーン以降が少し物足りなかった。現役を退いてから長い老ボクサーならではの苦労を、もっと強調しても良かった。対戦相手はこれまでのモンスターみたいなハードパンチャーではなく、現代風のアウトボクサー。ちゃんと相手の方に「調整不足」と「故障」というハンデを与えてあるのも現実的でした。という訳で、少し甘めに7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2007-05-22 22:51:31)
5.  パッチギ! LOVE&PEACE
(ちょい長め) 前作の説明的で不自然な脚本に比べると本作は大分こなれた印象で(多分「ゴッドファーザーPARTⅡ」を参考にしてる)、クライマックスに多少の無理は感じられるものの、直ぐさま始まる乱闘の勢いで最後まで通してしまう(お約束の乱闘シーンは最初と最後にしか出てこないので、ヴァイオレンスの苦手な人も今回は安心?)。時代の雰囲気も良く再現されてるし、特に回想の戦場シーンは、それだけで一本の映画が出来てしまいそうな程クォリティが高い(評判は悪い様ですが…)。「俺は俺、私は私」的な結論に逃げなかったのにも好感が持てます。従って、私としては概してこっちの方が楽しめました。ところで、「この時期の在日を描くなら、朝鮮総連の暗躍や拉致の実情、帰国事業の犠牲なった人達の問題等も取り上げるべきだ」等と言うのは、「ALWAYS/三丁目の夕日」に対して「当時を一面的にしか描いていない綺麗事だ」と言うのと同様に恐ろしく野暮なことなので、私は言わない。劇中映画で昨今の日本製戦争映画(含む「硫黄島からの手紙」)に対する井筒和幸なりの明確な返答を表明してることも、最近の「作家」と呼ばれる方達のぬるま湯的表現活動からすれば、中々大したものだとも思う。しかし、その認識が精々「太平洋のサムライ」程度の浅さであるならば、この映画自体もその程度の浅さにしか見えてこない。今回はこの点と、作劇で「難病」を取り入れた安直さが少し残念に思いました、5点献上。
[試写会(邦画)] 5点(2007-05-22 22:19:18)(良:1票)
6.  監督・ばんざい!
多分2007年度の私的ワースト作品はこれになると思う。基本は北野武版「アダプテーション」。北野監督が次回作の構想に右往左往し、その都度、それらの構想がオムニバス形式で提示されるという構成。とにかく、各エピソードがパロディとして全く面白くない(日本アカデミー賞授賞式での山ちゃん位スベってる)。近年の邦画のヒット作と自作、そして小津作品を槍玉に挙げてはいますが、そこに辛辣さや深い洞察は見当たらず、自虐ネタも含めて精々若手芸人のコントレベルの浅さ。それでも各話が短い前半は何とか堪えられますが、後半は岸本加世子と鈴木杏母娘の話がダラダラと無駄に長く続き(これが「みんな~やってるか!」に輪をかけてつまらない!)、遂には何もかも放棄して映画は終わる。タイトル・バックのタケシ人形のCTスキャン画面に表示される名前に何らかのリスペクトを込めたのかもしれませんけど、映画がこれでは全く話になりません、2点献上。
[試写会(邦画)] 2点(2007-04-01 00:06:16)
7.  キトキト!
「佐賀のがばいばあちゃん」と「ウォーターズ」を合わせた様な映画か?(両方とも観てないので正しいかどうか判りませんが…) 大竹しのぶ演ずる母親はもっと破天荒な性格だと思ってたので、その「キトキト」振りが期待をかなり下回り、映画全体が中途半端になってる印象。そしてストーリー自体も、水商売を扱ってる部分を除けば、どこかで見聞きしたことのある様な極普通の話(若い監督のオリジナル脚本としては相当に陳腐だと思うゾ)。それでも中盤まではそれなりに観れましたが、お涙頂戴モードに突入する終盤になると、唯でさえ陳腐な映画が益々陳腐になり、私自身は逆にどんどんと冷めてってしまいました。本作で良いと思ったのは、水商売や風俗営業をことさら卑下しない視点。そこを評価して、何とか5点献上。
[試写会(邦画)] 5点(2007-04-01 00:05:48)
8.  バッテリー
大病を患う弟への思い、母親との確執、野球への情熱、チームメイトとの友情、ライバルへの闘争心、etc.…と、テーマを盛り込み過ぎて恐ろしく中途半端になってしまった少年野球映画。もちろん主人公の周囲で色々なドラマが発生しても構いませんが、何か一つ全体を通すテーマが欲しかった。てっきり兄弟の関係がメイン・テーマなのかと思ってたら、笑顔の可愛らしい弟もキャッチャー以外のチームメイト同様、ほんの脇役扱い。児童文学の映画化らしいですけど、私の周りに座った「児童」達も退屈してる様でした。それに、中学に入学したての12歳の登場人物達を、15~6歳の少年少女が演じてる時点でもうダメ。ライバル・チームの選手も含めて、誰がどう見ても中学生には見えんぞ。そういうことで、少し厳しめに3点献上。
[映画館(邦画)] 3点(2007-04-01 00:05:20)
9.  スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~
モキュメンタリーという手法と馬鹿映画の取り合わせが根本的に失敗だったと思う。フェイク・ドキュメンタリーを目指すなら、徹底してリアルっぽさを求めて欲しかったし、馬鹿映画を目指すなら、もっともっと笑わせて欲しかった。ジャンプの技もOV版からの流用だし、CGもOV版からほんの少し向上しただけで安っぽいまま。どうせなら各国チームの技開発を追ったドキュメンタリーにすれば、馬鹿馬鹿しくも面白いモキュメンタリーになった筈だし、従来からのペアジャンプ・ファンも楽しめたんじゃないでしょうか。とにかく、私は「チューチューアイスが分裂した」時点で脱力…、3点献上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-04-01 00:04:40)
10.  コアラ課長
「いかレスラー」よりは全然笑えました。サラリーマン映画、サイコ・ホラー、刑事もの、刑務所もの、カンフー映画、恋愛映画、韓流映画、etc.と、様々な映画のパロディを徹底してるのが良い。また、徹頭徹尾不条理を貫いた展開も良い(コアラは最初からコアラというアンデルセン的世界)。不覚にもウサギ社長が唐突に登場したシーンと、刑務所での「あしたのジョー」のパロディは爆笑してしまいました。「いかレスラー」等と違って、ヒロインがちゃんと美人だったのも良かったです。ま、それでも、どーしょーもない映画に違いはありませんが、3点では少し忍びないので、ギリで4点献上。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-04-01 00:04:17)
11.  輪廻(2005)
確かに「呪怨」よりは面白い。クライマックスの構成もミスリードも巧みでした。しかし肝心の物語的説得力は皆無。日本でも凄惨な殺人事件は結構発生してるのに、前世の「カルマ」が現世に及ぼす影響を受けるのが、何故この11人だけなのかが解らない。全く同じ出来事を再現しなければならない物理的(これが何かの「実験」だったとして)、若しくは霊的必然性も見当たらない。ラストを観る限りでは、結局は全部優香の頭の中だけで起こった出来事なのか? 他の人達はどうなっちゃったの? この辺が凄く気になって、私的にはどうにも消化不良でした。そんな訳で、5点献上。
[地上波(邦画)] 5点(2007-04-01 00:03:53)(良:1票)
12.  あずみ2 Death or Love
「アクション演出」だけを比べれば、北村龍平という人には抜きん出たセンスがあったということが本作を観ると良く解る。スカスカの脚本、主演クラスの拙い演技等は前作と同じなので、アクション(の見せ方)が劣ってる分だけ、こちらの方の出来が悪く感じる。しかし「美少女」若しくは「色気」を撮らせれば、金子修介に一日の長がある。だから上戸彩の身体が毒で麻痺しているシーン等こそ、この映画の見所中の見所。また、その上を行く活躍を見せてくれたのが高島礼子。妖艶な濡れ場(しかも、ちゃんと腰を動かしてる!)、極妻の面目躍如の啖呵の迫力、堂々とした立ち回り、そして四十路にして上戸彩に真正面から対抗するコスプレ!(二の腕と太腿がセクシー) そういうことで、礼子姐さんの頑張りに+1点して4点献上。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-04-01 00:03:20)
13.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
皆さんがお書きの通り、日本風の地味なクエンティン・タランティーノかガイ・リッチーって感じ。「運命じゃない人」というタイトルの上、卑屈な女(NOVAのCMの人?)の視点で始まるオープニングに「これは失敗かも…」と一瞬不安になりましたが、探偵の視点へ移行してからは、新鮮味は無いものの俄然面白くなります。主人公の朴訥青年への探偵の献身的な友情に、何か捻りを加えた「原因」を設定したいのと、甘めのラストが少し不満。出来れば、この卑屈な女もニセ金を掴まされたまま、風俗に身を落とす位のブラックな味付けが欲しかった所です、6点献上。
[地上波(邦画)] 6点(2007-04-01 00:02:53)
14.  恋人はスナイパー 劇場版 《ネタバレ》 
もちろんTVドラマは未見。ジャッキー・チェンをこよなく愛するウッチャンと、アクション女優を志向してる(?)水野美紀の顔合わせもあり、全体的には香港映画風の印象ながら、君塚良一脚本なので雰囲気はやっぱり「踊る大捜査線」の匂いが強い。しかし、これがフジテレビとテレビ朝日の違いか、はたまた東宝と東映の違いなのか、作品のクォリティには随分と差がある。そもそも脚本がてんでダメ。たぶん企画会議で出たバラバラのシーンが先にあり、それらを繋ぐストーリーや設定を後から考えて作ったんでしょうけど、それがいい加減すぎる。しかも、意味も無く竹中直人を生かしながらウッチャンを簡単に殺してしまうなんて、どう考えてもおかしい。ラストシーンだって、早朝の宮益坂下交差点を通行止めして撮ったことだけに満足してしまって、呑気に横断歩道を渡る一般人を消去する位の気も遣ってない。これはちょっと手の抜き過ぎです、3点献上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-04-01 00:02:18)
15.  ナースのお仕事 ザ・ムービー
例によってTVドラマは未見。で、鑑賞中ずっと考えてたのが、「果たして、これはドラマのファンが観れば楽しいのだろうか?」ということ。皆さんのレヴューを読む限りでは、やっぱドラマを見てた人が観てもつまらない様ですね。当然、ドラマを知らない私に面白い筈もなく、出演者の大げさなコメディ芝居に終始、凄く寒い思いをしました。まるで登場人物達の頭の中の様に、どこまでも恐ろしく明るいチープなセット。コントレベルのふざけたストーリー。コメディなんだし、ふざけた話でも構わないとは思いますが、本作からは製作側の「本気度」が全く伝わってきませんでした、1点献上。
[地上波(邦画)] 1点(2007-04-01 00:01:38)
16.  大帝の剣
「ZIPANG」「ヤマトタケル」「タオの月」等々、累々と屍の山を築いてきたこのジャンルに、また新たな屍が加わろうとしている。それが本作。東映作品であるこの映画もまた、このジャンルの例に漏れず、いつもの如く東映戦隊ヒーローもののノリ。原作は知りませんが、ストーリーの方も「オリハルコン」やら「三種の神器」やら「寄生するゲル状エイリアン」やら、使い古された陳腐なネタのオン・パレード。そこに堤幸彦の寒い笑いも加わり、全くターゲットの定まらないSF時代劇に仕上がってました。製作サイドが楽しんで作ってるのは良く解るんですけど、それが、例えば「キャプテン・スーパーマーケット」みたいにこちらへ伝わってくることはありません。そういうことで、恐らく撮影を一番楽しんでいたであろう竹内力兄ィに、3点献上。
[映画館(邦画)] 3点(2007-02-09 00:04:48)
17.  それでもボクはやってない
「松川事件」「帝銀事件/死刑囚」「証人の椅子」等、40年以上前の冤罪告発映画の題材と比べれば、執行猶予付き懲役3ヶ月程度の「微罪」ではありますが、描かれてる内容はそれらの映画とほとんど違わない。日本の司法制度、と言うより司法レベルは、数々の冤罪を反省しながら全く進歩していないことに背筋が寒くなる。当然、「日本の黒い夏/冤罪」みたいな映画を生む土壌があった訳です。予断と自白強要だけで進められる警察の捜査、証拠を吟味することなく犯人を作り上げていく検察、そして国家権力におもねり、疑わしきは平気で罰していく裁判官…。近年に無い社会派の秀作で(この映画でもフジテレビが出資してることに文句を言う人がいるんだろうか?)、前述した作品群以上にセンスを感じさせる出来栄えでしたが、長さは感じなかったものの、余りにも淡々とした演出が個人的にはマイナス。もう少し「装飾」してくれても良かったと思います、7点献上。
[映画館(邦画)] 7点(2007-02-09 00:04:24)
18.  深紅
もちろん私には犯罪被害者遺族の気持ちを本当に理解することは出来ないでしょうけど、「憎しみ」の感情だけに囚われて生活するのも不幸なことです。本作の主人公はたまたま自分を相対化できる相手に恵まれる訳ですが、現実にはほとんどあり得ない設定。「手紙」もそうでしたけど、加害者にも親族はいて、「憎む相手」がいない分、もしかしたら被害者遺族以上に苦しんでるのかもしれません。東映作品にしては中々面白かったです。でも、やっぱり内山理名の顔は嫌い(被害者の娘でありながら、その所為で心の歪んでる女子大生って役どころには合ってたと思いますが…)。シャンプーのCMの印象しかない水川あさみは全くイメージ通りの役(この人のキツめの顔立ちも、かなり演じる役柄を狭めそう)。それにしても、堀北真希に中学生ならともかく、小学生役をやらせなくてもいいでしょう。最初のシーンは、とても小学校の修学旅行だとは思えなかったぞ、6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-09 00:03:54)
19.  忍 SHINOBI
日本初の「個人向け映画ファンド」で一部資金を調達し、結局、ファンドが元本割れになったという、映画史だけでなく経済史に於いても「失敗作」として名を残すこととなった忍者ムービー。ファンドの最大の失敗は、「忍者」という非常にマニアックな題材を選定したことに尽きる。CG満載のアクション大作にすれば何でも客が呼べると思ったら大間違い。これでは大人の(しかも女性客の)気が引けない。一応、旬の人気スターを主人公に立ててはいるものの、テレビを点ければいつでも見られる人達に、往年の市川雷蔵や吉永小百合の様なことを期待しても無理。その上、負の実績しかない監督に撮らせるなんて一般投資家を馬鹿にし過ぎ。もしかして「プロデューサーズ」みたいな悪巧みを考えてたんじゃないの? 4点献上。
[地上波(邦画)] 4点(2007-02-09 00:03:30)(笑:1票)
20.  タッチ(2005)
あだち充のマンガは絵柄が好みじゃないこともあって、真剣に読んだことはありません。当然、このアニメも見ないまま育ってきました。そんな人間からすると普通のスポーツ青春映画として、まあまあまとまってた様に見えます。そしてそんな私でも、主題歌に合わせて長澤まさみが駆け出すシーンにはグッと来るものがありました。唯、浅倉南にも長澤まさみにも思い入れは無いので、ヒロイン的にはこんなもんかな。単なる素人だと思ってた斉藤兄弟は、想像してたよりも随分頑張ってた印象。しかし、犬童一心とコンビでやってきた蔦井孝洋のメジャー慣れしてない映像は大きなマイナス点。もしかしたらスタジオ・セット及びデジタル撮影の経験がほとんど無いんじゃないかな。かなり薄っぺらい映像に見えました、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-02-09 00:03:04)
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