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1.  恋する惑星
タランティーノの映画を観た時も思ったけど、「映画」を知っているつもりで観ているものにとっては何なんだあ~!?、っていうぐらい天才的なカーウァイ作品。この2人に、日本の岩井俊二監督を加えた3人が、今僕にとって一番映画を観ていると自覚させてくれる人たちです。
10点(2003-08-07 18:58:58)
2.  バウンス ko GALS
アメリカの青春映画では、よく楽しませた後にさわやかなラストシーンがあったりするけど、邦画でここまで感動をもらえるとは正直思わなかったです。「青春」というテーマは普遍的でありながら、ともすれば時代の切り取り方で説得力がなかったりするとしらけるので、非常にリスクが多いジャンルだと思いますが、そのリスクを避けようとあくまで空気的に捉えた「ラヴ&ポップ」に対し、「バウンス」は真っ向から勝負していて、それが見事に結実した傑作だと思います。でも「コギャル」という非常に難しい世代文化は見ていて理解不能という部分もあるし、クサイ演出もいくつか見受けられます。それを補った佐藤仁美、役所広司、村上淳の演技は秀逸です。邦画では貴重な、”逃げてない映画”なんじゃないでしょうか。
10点(2003-08-07 18:47:36)(良:2票)
3.  青春デンデケデケデケ
テンポも良く、さわやかな後味の傑作。一体どこが蛇足なの?それにしても、何で大林氏はこのテンポのよい手法(カット割り)をもっと多用しないのかと思っていたら、続く「女ざかり」では速度がつき過ぎてしまい、もはや狂っているとしか思えないカット割りが作品を文字通りずたずたにし(個人的には好きですけどね)、逆に「ふたり」の中のトホホマラソンシーンはあまりにぼやっとし過ぎ、ゆえに「デンデケ」は、彼にとって計るのが難しいスピード(テンポ)バランスがとれた奇跡の一作と言えますです!特にちっくんと白井清一の音楽室での出会いのシーンと、一徳さんの死ぬ気で踊った結婚式のシーンは、日本映画史に残る名シーン。間違いない!
9点(2003-08-02 23:10:34)
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