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プロフィール
コメント数 497
性別 女性
ホームページ http://kuroneco.livedoor.biz/
年齢 60歳

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1.  歌行燈(1943)
昨日は歌舞伎を観にいったんだけど、今月の演目はまだ2日目だったからか全体的にどうにもバラバラでアラばかりが目についてしまった。複数の人間によって作り出されるアートと言うのはあらゆる要素がシンクロする瞬間に醍醐味があるワケで、それは人間という孤独で不完全な生き物が、束の間誰かと何かを共有する(と錯覚する)瞬間にこそ至福の喜びを見いだすからではないだろうか。この作品ではそんな瞬間が実に見事に表現されていると思う。音楽映画では「指の動きを完コピしていた」とかって事が評価される事があるけど、そんな事やろうと思えば誰だってできる。音楽とは呼吸なのだと私は思う。【STING大好き】様ご指摘の宋山との対決シーンにおける緊張感!あの瞬間から身を乗り出して画面に見入る私。「人を死に追いやるような芸を許すわけにはいかない」。芸事とはそれ程までに覚悟を要するのだ。流しに身を落としても隠しきれない恩地喜多八の三味線と歌声のセクシーなこと!落ちぶれても決して哀れっぽくない太い音には説得力がある。そしてクライマックスでは全てが鮮やかにシンクロし、我々は至福の時を味わうのだ。このラストシーンには涙が止まらなかった。何て美しくて強い映画だろう!超名作!  
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-11-03 21:22:20)(良:1票)
2.  秀子の車掌さん
高峰秀子の笑顔が愛らしい!こんなに可憐で汚れない少女が後々あんな目に会うなんて・・。いや違う、それは別の作品!いい加減にしろ>自分(笑)でも話し方にはこの頃から特徴あるんです。語尾の感じがね。なんとなく彼女の物まねを修得しつつある予感。あまり一般ウケしなさそうですが。小説家先生を踏み切りで見送るシーンなんか凄くステキです。ささやかで人間らしい人々の生活に憧憬を覚えるんですけど、それだけにラストシーンは何とも言えない哀愁があって心に残ります。初夏のそよ風みたいな作品。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-19 12:28:08)(良:1票)
3.  三十四丁目の奇蹟(1947)
誰かを信じるって事は、その人物の外見や主義に左右されるものではないのだと言う事をウィットとユーモアを交えて高らかに唱える、優しい作品です。これがアメリカ人の美徳じゃないのか?今の彼らに是非この作品のような精神を思い出してもらいたいものです。ところで私は生まれてこの方サンタの存在を信じた事はありません。プレゼントを貰えるってのは親の労働の対価であって、感謝すべきは見ず知らずの異国のオッサンではなく、親の労働と愛情であると子どもの頃から認識しておりました。なので、どうもサンタの存在意義ってわかりまへん。超能力は信じてて、秘かに訓練してたんですけどね。
7点(2004-12-20 16:22:43)(笑:1票)
4.  マルタの鷹(1941)
サム・スペイドと言えばハードボイルドの代名詞。小説は好きなんだけど、映画はイマイチ楽しめなかったです。セリフが多すぎるんだと思う。ボギーに例の調子でひっきりなしに状況を説明されると疲れます。あと、男をたぶらかすにしては、女の人がおばさんぽくて、あまりアタマよさそうじゃないのもツラかったス。ただ、最後は格好良かったね。「縛り首になったら思い出してやってもいい。」とかなんとか言うセリフ。あれはキマった。
5点(2004-12-07 14:08:56)
5.  赤い河 《ネタバレ》 
いや~、カッコイイすよ、カウボーイ。動きにムダがないところがクールです。あのような環境でぐずぐずしてたらアッと言う間に死んじゃうんでしょうね。皆さんご指摘の通り牛の迫力には恐れ入ります。大暴走シーンは勿論のこと、河を渡るシーンや終着点の町に溢れる牛。それを馬で当たり前にかき分ける様子にも感銘を受けます。やっぱ昨今のコピペに頼るCGとは大違いですよ。強い父親との対決を経て一人前の男になるってのがアメリカ人らしいっすよね、イイ意味で。あの唯一の女性も素敵だ。私ももっと早くに生まれたかったなぁ。個人的に西部劇の音楽と風景はたまらなく郷愁をそそるのです。母がジョン・ウエィンが好きで子供の頃良く白黒TVで見ていた記憶が甦るのでしょうね。
8点(2004-11-15 11:45:39)(良:1票)
6.  私を野球につれてって
MLBでは7thイニングストレッチで必ず流れる「Take Me Out to the Ball Game」。私は解説やっていた時の山下大輔みたく必ず一緒に歌うんですけど、この歌ってまさにMLBのイメージを表現してて大好きです。日本で言ったら夏の高校野球の行進曲「栄冠は君に輝く」みたいなものかと。この映画もそんな古き良きアメリカのイメージそのままに(野球のプレイそのものとはあまり関係ない内容ですが)楽しい作品です。ところで私が見たDVDでは歌詞に和訳がついてなくて「ミュージカルなのに、意味無いじゃん」って思ってたんですが【Pewter All】さん、そんな歌詞だったんですね!(それくらいわかれ?)私もメジャーで一番わくわくするのは6-4-3のダブルプレーっすよ!後楽園なら二岡ー仁志ー清原。んー、なんかワクワクしない・・。
7点(2004-05-14 11:51:40)(笑:1票)
7.  荒野の決闘
西部劇から連想する派手なガンアクションや男臭さは控えめな作品。原題は「愛しのクレメンタイン」だもんね。アープとクレメンタインがダンスするシーン、好きだな~。アープのちょっと照れたワクワク感が伝わってきてニヤニヤしてしまう。クレメンタインの「女のプライドをご存じ無いのね」って言葉にも「うんうん」なんて頷いて、今度使たろと密かにメモったりして。でも私ならきっとドクに惚れると思う。彼の為に死ぬほどのキャラじゃないし、ましてや一番の女ってガラでも無いから軽く弄ばれて、後々バーのカウンターかどっかのBBSで「実はドクと一時ワケありでさぁ」なんて自慢するくらいが関の山だろうけどね。
7点(2004-04-12 14:48:38)(笑:2票) (良:1票)
8.  赤い靴(1948)
初めて見たのはうんと子供の頃だったけど、有名な新聞紙と踊るシーンと衝撃のラストシーンは強烈に印象に残った。「子供だまし」って言葉があるけど、子供だってホンモノは分かるのだ!今見ても古くさくない、素晴らしい映画だ。アンデルセンの「赤い靴」では主人公の少女は両足を切断することによってやっと踊りから解放される。モイラ・シアラー演じる主人公は足を切断するより踊り続けて死ぬことを選んだのだろう。
10点(2004-01-09 16:58:35)(良:1票)
9.  晩春
杉村春子サイコー!ありゃ財布届けてないな。賭けてもいい。
8点(2003-12-10 15:47:50)(笑:2票)
10.  市民ケーン
人生における成功ってなんだろう。孤独を抱えて生きる運命の人間は、どんなに努力して様々なものを手に入れても結局は満たされず、老いることによってその空洞は更に深まっていくのだろうか。オーソン・ウエルズの冷え々とした映像も相まってすっかり気が滅入ってしまう映画でした。ところで『ザ・ディレクター・市民ケーンの真実』では「薔薇の蕾」とはハーストの大事なところでは?それくらい小・・(以下略)
7点(2003-07-01 11:52:48)(笑:1票)
11.  紳士協定
反ユダヤ主義に関する連載を掲載するにあたり、ジャーナリストである主人公のグレゴリー・ペックがユダヤ人になりすまし、その苦悩を自ら経験することによって差別がどこに存在するのかと言うことを暴いて行く非常にストレートなコチコチの社会派ドラマ。この映画の肝はグレゴリー・ペックではなく、その婚約者の女性にある。つまり、積極的に差別をしていない自分には罪がない、自分はリベラルだと思っている私のような人間である。「沈黙していると言うことは現状を認めていることだ」と言うことをこの映画で教えられた。これは何も差別問題に限ったことではない。例えば選挙。或いは戦争。「自分ひとりが言ったところで・・」と沈黙したなら後から文句言う資格なんて無い。自分も同罪なのだ。
7点(2003-03-06 11:22:54)(良:2票)
12.  わが谷は緑なりき
私の好きな映画ベスト3に入る作品。ウェールズの炭坑町に生きる人々を描いたジョン・フォードの傑作。この映画を見ていると「生きる」ことの素晴らしさを素直に感じる。古いモノクロ作品であるにも関わらず、全編叙情的な美しさにあふれていて映像的にも素晴らしい!
10点(2002-03-26 17:39:58)(良:1票)
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