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1.  クローズZERO
山田孝之の一人勝ち。山田孝之はラッキーな役者だ。芹沢多摩雄という役に出逢え、それを見事に乗りこなした瞬間から、同年代の俳優からは頭ひとつ抜けた勝ち組の存在になった。映画全体を見渡すと、粗さも無駄も気恥ずかしさもあるが、芹沢という圧倒的に魅力的なキャラクターを生み出した、それだけで10点に値すると思う。
[DVD(邦画)] 10点(2009-04-27 21:59:27)
2.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 
原作をタイトに纏めつつ、面白さはそのままに分かりやすく、かつ間口の広い映画作品に仕上がった。ドラマのいち企画物として位置付けるのはあまりに短慮。「容疑者X」を質の高い作品に導いたのは、役者堤真一の力量と、松雪泰子の説得力のある美しさに他ならない。こんなにも瞳というものは雄弁に心の内を語るのか。散りばめられた僅かな幸福を噛み締める、石神の伏し目がちな瞳が悲しすぎる。特にラストの号泣シーン、役者の演技で久々に震えた。勿論、石神との対比としてはこれ以上無いほど、颯爽とコートの裾を翻して歩く湯川福山の魅力も素晴らしかった。
[映画館(吹替)] 9点(2008-11-02 00:19:49)
3.  クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 
原作未見。ドラマ版も未見。 男たちの臨場感ある戦いにテンションは昂揚、純粋にわくわくした。 堤真一・堺雅人・エンケンの熱演に脱帽。 残念なのは冒頭、高嶋の長男の声が割れてまったく聞き取れなかったことかな。 
[試写会(吹替)] 9点(2008-07-03 23:10:24)
4.  嫌われ松子の一生
素晴らしい映画でした。あまりに純粋で不器用で、極彩色の地獄の底でも決して汚れることの無い、松子という人に出会えて良かった。
[映画館(字幕)] 9点(2006-06-01 22:07:00)(良:1票)
5.  誰にでも秘密がある
予め言っておくと、私は「韓流スター」というものに全く興味がありません。冬のソナタも第一話だけトライして脱力してしまったクチですし、必要以上にコリアンスターを有難がる今の風潮もなんだかなあ~と傍観してしまっているタイプの人種です。そんな私が何故この作品を観ることになったかといいますと、それはもう、100%冷やかし以外の何者でもありませんでした。ほんとすいません!そして、いやあ~びっくりしました!!面白いですよこれ。取っ掛かりがそんな感じだったので余計にプラスに映ったのかもしれませんが、多岐に渡ってものすごく細やかな作りであることに感心しました。登場人物(3姉妹)のキャラ立ちも素晴らしいですし(特に役柄に合った服装にまでリアルに作りこんであったのが面白かった)、時間のズレを丁寧に重ねて描写していくのは非常に興味深かったです。手に取るように分かる展開(侮蔑の意味でなく)と、その期待以上のイ・ビョンホンのジゴロぶりに、大いに楽しませていただいた2時間でした。最後の無理矢理なまとめは肩透かしもいいとこでしたが、ここで重要なのは、そういうことでは無いのでしょうね。観て良かったです。
7点(2004-12-04 00:55:28)(良:1票)
6.  2046
トニーレオンかっこよすぎ。こんなにも女にパンストを贈る様が似合う男は見たことがありません。ストーリーにも他のキャストに関しても触れたいことは山ほどありますが、とりあえずこれは「トニーがパンストを贈ったりフッたりフラれたりする話」でいいんじゃないでしょうか。それだけで成り立つもの。
7点(2004-11-26 15:18:55)(笑:1票)
7.  恋の門
要するに「純愛」とは心の病のことを指すものなのだなあ~なんて改めてしみじみ。クリエイターってのは自分自身も気持ちいいと思えるもの(勿論中身がマスターベーションに留まっていたら話にならないけど)を作り出さなければならないんだということを、門が、恋乃が、監督松尾スズキが身を裂いて教えてくれたおもしろ映画。妙に変なとこで感動してしまった。
7点(2004-11-26 15:12:06)
8.  ブリジット・ジョーンズの日記
見た後なんにも残らない。本を7倍に希釈したかんじ(まあ往々にして原作つきの映画はそんなもんでしょうが)。ヒューグラントがあまりにはまり役だったので、そこは楽しめましたが。。。
5点(2004-11-26 14:46:21)
9.  ソウ
すっげーーー面白かった!今年見た中でも上位入賞のインテリゴージャスムービーでした。ココまでずっぱり後味が悪いと、爽快感すら覚えてしまいます。刑事さんの「相棒敵討ち」は意図としてなんか弱い(つーか固執の仕方が逆に異常??な)気がしましたが。観ないと損な映画に数えられる、結構な良作だと思います。
9点(2004-11-26 14:42:48)
10.  キャンディ(1968)
可愛くてオシャレ★★なのは分かりますが、映画としての面白さが全く理解不能でした。プラスアルファ何かが欲しかったなあ。出演陣が豪華とかいうのでは無くて。
3点(2004-09-15 13:06:44)
11.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 
ラストのアレは「パラレルワールドに不時着したということ」というバートンのインタビューを聞いて、一気にテンションが落ちてしまった。いや、インタビューだけが原因でもないんだけど。
4点(2004-09-15 12:58:49)
12.  新・猿の惑星
実は結構嫌いじゃないです。ある意味シリーズ中で一番後味の悪い作品だと言えるのでは。コーネリアスの格好良さに痺れます。
7点(2004-09-15 12:53:41)
13.  続・猿の惑星
最後のどっかーん!は、ある意味素敵です。名作を受けて作られた続編が、開き直って全てを投げ出してしまった瞬間。続編っちゅうもんは往々にして破綻をきたしてしまうものですが、ここまで分かりやすいともうロッケンロールです。(でもやはり点数は高くつけられませんが!)次作を見る為にはどうしても通らねばならない道なので、ここはぐっと我慢して、進め!人類よ。
3点(2004-09-15 12:51:43)
14.  猿の惑星
とても好きな作品です。今更口に出すのが恥ずかしいほどに、あのオチがすべて。もう素晴らしいです。猿の惑星シリーズ(と言っても3作目までと2001年版しか見ていないのですが)は後味の悪さが癖になってしまうタイプの作品ですが、その中でも群を抜いて燦然と輝くのは、やはりこの1作目。因みに私の中での評価は、本作>新>ティムバートン≠続の順です。
9点(2004-09-15 12:45:17)
15.  LOVERS
映画冒頭に一応、設定らしきものがト書きのような簡略さで説明されるのだが、「唐の時代だから服装や髪型はこういう感じですよ、建物もデコラティブなんでヨロシクね☆」という、要はこれからこの映画の美しさを楽しむ上で必要な予備知識の補足説明に過ぎない。HERO-英雄-を見た時のあまりの肩透かし感が尾を引いていたので、今回はハナからストーリーに期待せず、純粋に『過度な美』を求めて劇場に足を運んだ。それがかえって良かったのかも。HEROよりも私は面白いと思った(相も変わらず話はペラッペラだけど!)。7点は全て金城武のかっこよさに献上します。この人ってここまで素敵だったっけ?
7点(2004-09-15 00:01:32)
16.  ディープ・ブルー(2003)
観ている最中は結構楽しめたのですが(「うわーどうやって撮影してるんやろ」「こんな魚始めて見た」の連続)いざ上映が終わって映画館を出てみると、そんなに印象に残る作品でもないことに気づかされました。恐らくこれらの素晴らしい映像は、NHKの「いきもの地球紀行」などで今や日常的に私たちが目に出来る状況にあり、それを凌ぐほどの斬新なものは描かれていなかったからかもしれません。ただ、海の画はやはりTVサイズで観るよりも巨大スクリーンで堪能する方が良いなあと思いました。
6点(2004-09-05 21:24:06)
17.  ローズマリーの赤ちゃん
結構初めの方でオチが分かってしまった(→そのラストも、どうせならもっと後味悪く終わっても良かったんじゃないかなあ)。まぁしかし作品全体の感想としては、非常に面白かったです。格調の高いホラーってかんじ。スティーブンキングの小説にも通じるような、心理的に掘り下げた怖さがありました。本当にこれは、ミア・ファローの為の映画ですね。
7点(2004-09-05 16:16:49)
18.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
博士も情けない軍人たちも面白かったし、ラストの選曲は皆さんが仰られている通り最高でした。だけど展開が単調というか、会話中心の進行だったので途中はだれてしまった。邦題は大好きです。
6点(2004-09-05 16:06:19)
19.  スウィート・ノベンバー
びっくりするほど面白くなかったよ!人物表現がペラペラで、誰にも一個も一分たりとも共感できなかった。ルックスも完全に「駄目なキアヌ」シリーズだし。エンヤだけが妙に盛り上がっちゃってて、むしろこの選曲は失敗だと思います。『冷静と情熱のあいだ』の方がなんぼか合ってた。なんぼか、ですけど。
4点(2004-08-30 16:58:23)
20.  69 sixty nine
良くも悪くもないかんじの青春映画でした。まあこんなもんでしょう。
6点(2004-08-28 22:37:38)
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