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コメント数 119
性別 女性
自己紹介 好きな映画は愛のある映画。走る映画。たとえ1ヶ所でも好きなシーンがあれば、つい許してしまう大甘のレビュアー。

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1.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
「今度こそ!」と試作ロケットを見上げる4人の表情。エレベーターの金網越しに星空を見つめるホーマーの瞳。たまたま一緒に見た息子2人。「いい映画だね」と長男。「原作読んでみようかな」と次男。それを聞けただけで母は満足(感涙)。上を見上げることをいつまでも忘れないでいて欲しいな。人と繋がっていてこそ自分があるのだということもね。(でもDVDの字幕はかなりいただけないよお。よって1点マイナス)
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-25 01:21:11)
2.  雲の中で散歩
名優ぞろいの男性陣はもちろん、おばあちゃん、おかあさんのふくよかな美しさが印象的でした(貝を吹いている時のおばあちゃん綺麗!)。ラテン系の女性ってあったかくて良いな。お人好しなだけの男に見えるポールだけれど、ヴィクトリアの大らかなあたたかさに、最初から惹かれていたのかもね。人一倍愛情を欲していた男と、古臭い愛情から抜け出そうとした女が、出会うべくして出会った、大人のためのお伽話というところでしょう。歌う場面で本気で照れているキアヌ・リ-ブスがめちゃくちゃ可愛い。ワイン色に染まったラブシーンも素敵! ファンの間では人気ナンバーワンのラブシーンらしいので、ここは私もちゃっかり便乗して一票。 あんな風に造られたワインは、とてつもなく豊饒な味わいなのでしょうね、きっと。ああ、飲みたいッ!(確かに足洗わないのは気になるけどね)
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-29 20:49:21)
3.  ヒマラヤ杉に降る雪
人種問題を淡々とした提示した監督の乾いたセンスと、美しい風景と、イーサン・ホークの切ない瞳と、鈴木杏の無垢な美しさと、そして何よりもどアップでの英語の長台詞を見事クリアした工藤夕貴の根性にこの点数を。「英語でしゃべらナイト」での工藤夕貴の言葉は、尊敬に値するものでした。「SAYURI」でどれほどの役を与えられているのかは知りませんが、スクリーンの中、中国や日本の大女優たちを圧倒しているであろう彼女を確信します。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-17 15:34:27)
4.  恋におぼれて
設定、脚本ともにかなり無理があるのは誰もが感じるところでしょうが、それでも、ラブコメの良さって、見ている人が夢見心地になったり、疑似恋愛ができたりするところでしょ? なら、私にとってこの作品は文句なく◎。M・ブロデリック好きには、彼の恋するくりくりの瞳は何にも勝る別世界への案内状なのです。おばあちゃんの要望に応えてキスする2人の表情の初々しいことといったら! あんな目で見つめられた~い!(暴走?) 意外とぽっちゃり気味だったメグのへそだしルックも魅力的でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-12 12:03:07)
5.  ギルバート・グレイプ
8年ほど前に見た時は、まったく感動しなかったし、デップのエラもすごく気になった。多分、その頃の私は子育てに忙殺されていて、別世界に連れていってくれない映画なぞ見る価値はないと思っていたんだろうな。「主演の人、顔が濃くて嫌!」とか文句言いながら.....。ところがびっくり。今回見たら、もうどっぷり。自分が家族を築いてきたことで、少しは判ってきたこともあるってことなのかな。それに、J・デップが本当にいい。もう、抱きしめてあげたいくらい。年とるって、いいこともあるのね。守備範囲も広くなるし。
8点(2004-04-16 22:49:52)(笑:1票)
6.  愛する(1997)
チャンネルを回していたら渡部篤朗と酒井美紀が出ていたので「おっ!拾い物かも」と意気込んで見たのだが......。設定が曖昧すぎるし、ハンセン病のことも中途半端。脚本の欠点について、これほどの豪華メンバーなら何とか言えたでしょうに。それが不思議。ただ、ミツが死んだ後、療養所の皆が「私が代わってあげたかった」という顔で送っいたのには、さすがにグッときた。自分の死を静かに待つしかない人生ほど苦しいものはないだろうに。ところで、この時、渡部篤朗はブレイク後? すごく若く見える。痛々しい表情がこれほど似合う役者も珍しい。
5点(2004-04-16 22:18:25)
7.  恋する惑星
アジア映画にはまるきっかけになった記念すべき作品。よくよく見ると、何気なくフェイ・ウォンとブリジット・リンが並んでいるシーンがあったりして、それもまた良し。金城武はシリアスな日本作品より、こんなふわふわした役の方がお似合い。登場人物がすごく変人のようにも思えるけれど、恋するって結局そういうことなのかもね。ラストの「どこへ行く?」「君とならどこでも」の台詞には、年がいもなくノックアウトされたっけ。あと、サングラスをはずしたブリジット・リンは滅茶苦茶美人! あの役を引き受けるなんてすごい勇気。その女優魂と、その気にさせたウォン・カーウァイに拍手(もちろんドイルのカメラにも)。
9点(2004-03-11 16:08:44)
8.  ラヴソング
以前、中国語の翻訳をしている友人に原題(「甜蜜蜜」だったはず)の意味を聞いたら「心地よく甘い様子」と言っていたように思います。誰かが仰っているようにテレサ・テンの曲名なのですね。大陸から香港にやってくる人間の心情や時代の描写など、ピーター・チャンの映画は、その視線がとても優しいところだ好き。ウォン・カーウァイとは対極の意味で、香港を代表する監督だと思っているのですが。自転車の後部座席で少しずつ足でリズムをとったり、頬を膨らませて食べつづけるマギーがとってもキュート。レオン・ライの頼りな気な優しさも、ここでは見事にはまっています。誰にでも出会うべき相手はいる、と思わせてくれる1本。
8点(2004-02-20 16:08:38)(良:1票)
9.  リアリティ・バイツ
イーサン・ホークファンの間では、この映画はダントツの人気を誇っておるのですが、私はどうも......。ヴィノナが弱気になっている時にばっかり口説こうとするし、これってかなり卑怯だよねぇ。皮肉言っている時や歌っている時がかっこいいのは認めるけれど、内容もあまりにも甘ちゃんすぎてトホホ。現実の厳しさをもうちょっと知ってからこの台詞は言ってね、という感じ。とにもかくにも「ユマと別れたらただの二流俳優」なんて世論にに落込むことなく彼には頑張ってほしい。演技は文句なく上手なんだから。
6点(2004-01-30 18:30:36)
10.  マディソン郡の橋
自分を綺麗に見せることに執着することなく演じられる役者魂溢れる2人に、惜しみない賛辞を贈ります。うら若き美男美女の恋愛映画じゃ、決してこの感情の揺さぶりは味わえまい。生き方次第で人間はこうも変われるものかと教えてくれるメリル・ストリ-プの女っぷりにも脱帽。
7点(2004-01-06 00:48:36)
11.  デスペラード
う~ん....。かのジョニー・デップがこの映画のパート2に出て「こんなにやめたくないと思った撮影は初めてだ。云々」などと某雑誌で言っていたので、こりゃ見にゃなるまいと借りてきたのはよかったのですが、意外に笑うに笑えぬ代物でした。アントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックは文句無しに良いですけどね。タランティーノがこれに出ているのもなんだかとても納得できる感じでした(自己満足つながり?)。決してラテンものは嫌いじゃないんだけどなあ。「エバースマイルニュージャージー」なんて最高に好きだし........。(やっぱりちょっとウェット好みかな)
6点(2003-12-28 01:19:37)
12.  ノッティングヒルの恋人
ジュリア・ロバーツは、ちょっとした表情はいいけれど、演技はあまり上手くないのではないかな? ヒューの家がマスコミにばれてキレている時も、撮影の合間に「あの人は過去の人よ」と嘘をついている時も、可愛げのかけらも無かったもんなぁ.......。あ、でもこれって、裏を返せば嘘(芝居)が上手ってこと? ン~わからなくなってきた。ノッティングヒルの本屋が、なぜあれほど彼女を恋い焦がれたのか、私には解せない。結局問題は、実生活では頭がきれて毒舌家のヒュー・グラントが、あんな女性に本気で肩入れしないだろう、とつい思ってしまうところなのかも。同じ人の良い役なら「いつか晴れた日に」の方がハマリ役。それと、やっぱりスパイクはGOOD。良識ある大人の友人たちの中で、ひとりだけふわふわしているあのアンバランスさが最高!
6点(2003-11-26 13:50:33)
13.  いつか晴れた日に
学生時代、とある名言集にあった「貞淑とは情熱の怠惰である」という言葉に、どちらかといううと分別臭いタイプだった自分は、胸を捕まれるような衝撃をうけたものでした。でも、この映画を見て、それがすべてではないと安堵。愛する人の本当の気持ちを知って、エマ・トンプソンが抑えきれずに泣きじゃくるシーンは、もうこれだけでも見る価値あり! というくらい素晴らしい。人の心を揺さぶるような演技ができる人ってすごい。こういうのを見ると、役者が芸術家だということを思い出します。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-25 10:36:19)(良:2票)
14.  恋のためらい/フランキー&ジョニー
なにもかも経験して、わかりすぎるほどわかっていて、でもやっぱり愛する人にこういう風にできる人は素敵だ。そんなジョニーのキャラクターに、パシーノは見事にはまっていたと思う。ためらうミシェル・ファイファーを下からすくいあげるようにキスするシーンは本当に素敵!(泳いでいるような手が好きなだあ)花屋さんたらいいところでシャッター開けるのね。この映画がいいと感じるなんて、私も大人になったってことなのかな。
8点(2003-11-08 20:03:59)(良:1票)
15.  エド・ウッド
いわゆる「下手の横好き」みたいな映画を製作する監督は、本当はあまり好きではないのです。見ているうちに辛くなってきて「才能ある人にまかせて、こんなことするのやめたら?」とついつい思ってしまうから......。でも、この監督の映画なら、見てみたいと本気で思いました。何が違うのか考えてみたら、そう、多分、エド・ウッドには美学というか、信念があるのですね。詐欺まがいとも言えるはったりをかましてまで貫き通してしまう意志。もちろん、ティム・バートンとジョニー・デップにも。だから、琴線にビンビン触れました。拍手×3。
8点(2003-09-25 10:16:33)
16.  ボクサー(1997)
何百年にも及ぶアイルランド闘争の苦しみは、日本人である私には到底解り得るものではないけれど、絶望の中でも諦め切れない何かを抱きしめ続ける主人公の気持ちだけは、少し解るような気がした。愛する女性を抱きしめたいのに抱きしめられず、そっと彼女のおでこに手を充てることで気持ちをおし殺すシーンでは、主人公の切ないほどの感情が指の隙間からこぼれ落ちるのが見えるようで、不覚にもおいおいと泣いてしまった。「ギャング オブ ニューヨーク」までの数年間、映画に出演しなかった(できなかった?)ダニエル・ディ・ルイス、まさに渾身の演技だったのでしょう。う~んお見事。
9点(2003-09-16 21:38:38)
17.  八月のクリスマス(1998)
おばあさんが綺麗にお化粧しなおして写真を撮りなおしに来るシーンに、もうボロボロ。死と隣り合わせに生きる人間が、強さと愛おしさに溢れていた。相合傘のシーンも大好き。いつもは生意気なシムウナが、肩を抱かれてこちこちになっている姿に、遥か彼方においてきた気持ちを思い出させてもらった。
8点(2003-05-16 21:32:50)
18.  デトロイト・ロック・シティ
突っ込みどころは多々あるものの、それを補って余あるくらい痛快な青春映画の傑作。普通4人組だと、誰かの影が薄くなるものだけれど、個性が出揃っているのがいい。まったく家庭環境が違っているのに(市民運動家?と産婦人科医とジャンキーの息子同士が仲良いなんて、なんて素敵!)KISSで繋がっている友情。彼等のバンド「ミステリー」の演奏がメチャ下手くそなのも、いかにもで良かった。ロック少年はディスコネエちゃんと相容れないというのも納得。ジーンシモンズの口の中からのアングルも笑った。ラスト、コンサートでのっている時の4人は、本当にいい顏してたなあ。
9点(2003-05-16 08:44:17)
19.  乙女の祈り
親に愛されない美少女と、精神年齢が高すぎて周囲と相容れない田舎娘。自分の居場所を見つけられなかった2人が、やっと見つけた分かりあえる相手だったからこそ、皆が反対すればああなるんでしょうね....。まさに悲劇。しかし、あまりにも彼女達への眼差しが暖かいので、もしかして、監督のピータージャクソンの自伝的映画なのでは?と勘ぐってしまった。ご本人は、見事に才能を開花させて「ロード オブ ザ リング(お見事!)」に行きついたから良かったけれど......。徐々に心が壊れていく緻密な描写と、それを見事にこなした2人の少女達に拍手です。
8点(2003-04-05 19:41:13)
20.  欲望の翼
「下着姿で1人部屋で踊る主人公が滅茶苦茶かっこいい。あんな雰囲気を出せる俳優は日本にはいない」と山田詠美がとある雑誌で絶賛していたことがこの映画を見るきっかけ。確かにランニング姿のレスリ-チャンは信じられないくらいにセクシーで、しかもあのシーンのカメラワークも最高に格好良かった(クリストファードイルだから当然ですが)。これで香港映画にはまった人がどれだけいたか。傲慢で繊細。狡猾で純粋。そんな人物を演じさせたら、この人の右に出る人はいないだろう。本当に惜しい。スクリーンの中でそんな彼をもう1度見たかった。心からご冥福をお祈りします。
8点(2003-04-04 22:06:19)
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